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第3章 領地の防御
95ー回復薬を作ってみよう!
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「おれ……」
シュンが俺の顔とシゲ爺の顔を交互にチラチラと見る。
「どうしたの? 思う事を言って良いのよ?」
「そうだ。ココ様だけじゃなく、この邸の人達はお前達を悪いようにはしねーぞ」
シゲ爺の言う通りだ。遠慮しなくていいぞ。
「俺、とーちゃんとかーちゃんの墓も作れなかったんだ。アキと毎日食べ物を探すだけで精一杯だった。アキはまだ小さいから仕事なんてできねーし、食べらんない日もあった」
「にーちゃん」
「ココさま、俺に仕事をくれねーか? 俺、一所懸命働くからここに置いてもらえねーか?」
よく言ったぞ。兄ちゃん、立派だ。
「アキちゃんもそれでいい?」
「にーちゃんといる!」
もちろんだ。2人を引き離すなんてしないさ。
「分かった! シュン、頑張ってきたのね。偉いわ。もう大丈夫だからね」
「泣けるじゃねーかぁ~!」
シゲ爺、小汚くてどっちかというと厳ついじーちゃんなのに涙もろい。
その日の夜、俺は意味の分からない夢を見た。
『お前達のせいで……僕は……』
と、ふわふわしたプラチナブロンドの髪にミッドナイトブルーの瞳の青年が、後ろ手に縛られ膝をつき剣を突き付けられながら俺を睨んでいた。
この髪に瞳の色は……まさか……
そして、処刑台に並ばされている家族。
なんだ? 一体何どうなっているんだ?
「……さまぁ。お嬢さまぁ」
「あ、ああ。サキ」
「どうしましたぁ? 怖い夢でも見ましたかぁ?」
「ん……ちょっと変な夢をみた……」
「汗びっしょりですよぅ」
「大丈夫だ」
「着替えて朝食ですぅ」
「おう……」
「お嬢さまぁ」
「ん?」
「若が出てますぅ。何か変ですよぅ」
「ああ、ごめん。大丈夫よ」
「はいぃ」
超目覚めが悪いぜ。あの夢は一体何だったのだろう?
「サキ、今日は何するんだっけ?」
「クリスティー先生の魔法のお勉強ですぅ」
「そうだった」
「お嬢さまぁ、本当に大丈夫ですかぁ?」
「うん、大丈夫よ。目覚めの悪い夢だったんだ」
本当、なんか引っ掛かる。だけど、夢だし。でも……あの髪と瞳……あれはきっと王子だよな? と、うだうだと考えていたら咲に発破を掛けられた。
「お嬢さまぁ、いつまでもノロノロしていないで、行きますよぅ!」
「ああ、分かった」
いかん、切り替えよう。考えても仕方ない。
俺は、着替えをして朝食に……の前にだ。今日から新しい俺の日課ができたんだ。
「アンアン!!」
「ノワ! おはよう!」
ノワのお散歩だ。俺がテイムしたんだから、責任持ってお散歩位しなきゃな。
と言うことで、邸の中を走っている。いや、爆走している。一応、リードらしきものは付けているんだ。
「ノワ! 早いって!」
「アンアンアン!!」
尻尾をブンブン振りながら、嬉しそうに走るんだよ。でも、俺を引っ張って走るのはダメだ。
「リュウ!」
「ういッス!」
隆がノワの前に出る。
「ノワ! ストップ!」
「アウ?」
「ノワ、分かるか? お嬢を引っ張って走ったらダメだ」
「アウ……?」
「ノワ、あたしの横を同じ速さで走るの。分かる?」
「アン!」
「よし! いくわよ!」
俺が走り出すと、ちゃんと言った通りノワは俺の横をついてくる。賢いじゃん。
フサフサな尻尾を振りながら、小さな身体全体を使ってしなやかに走る。カッコ可愛いなぁ。
『おれ、えらい!?』
「ええ、偉いわ! ノワ、お利口さんねッ!」
ああ、朝から良い汗かいたぜ。
「お嬢さまぁ、爺やじゃないんですからぁ」
「ブハハハ」
悪かったね。でも、ノワって昨夜一緒に寝たはずなんだけど?
「朝早くに起きて、シゲ爺と一緒に裏庭を走ってましたよ」
なんだってッ!? じゃあ、俺わざわざお散歩する必要ないじゃん!
『ダメ! ココはココ! シゲ爺はシゲ爺』
「ノワ、意味が分からないわ」
「お嬢さまぁ、なんて言ってるんですかぁ?」
「シゲ爺はシゲ爺で、あたしはあたしなんだって」
「お嬢とも散歩したいって事ッスね」
「そう?」
「アン!」
ブンブンと尻尾を振っている。まあ、可愛いからいいか。
その日の午後は、またまたクリスティー先生の魔法講座だ。
「はい、今日はマッシュから回復薬をつくりまっす」
「はいッ! クリスティー先生!」
俺は元気よく片手を挙げた。学校に通っていた頃でもこんな風に手を挙げたことなんてないぜ。
「はい、ココ様」
「どうやって作るのですか?」
「はい、これからお手本をお見せしましょうね」
そう言って、クリスティー先生は用意してあった小さな壺の様な形をした鍋の前に移動する。
「見やすい場所に移動してくださいね」
王子と2人でクリスティー先生の近くに寄る。
今日は母も参加している。と、いっても後ろで参観日の父兄の様に見ているだけだけど。しかも、優雅に座ってだ。
クリスティー先生は、まず水属性魔法で水を出した。
「この鍋に水を張りまっす。普通の水より魔力で出した水の方が品質が良くなりまっす」
ほうほう、なるほど。
次にクリスティー先生はいきなり風属性魔法でマッシュを粉々に切り裂いた。
「この時も金属のナイフを使わないほうが良いのでっす」
「クリスティー先生、どうしてですか?」
「どうしてなのかは分かっていません。でも、金属のナイフを使って切るより魔法で切った方が品質の良い物ができるのでっす」
ほうほう、不思議なもんだ。金属が駄目なのか、切り口なのか? マッシュの細胞を潰したら駄目とかさ。
そして、鍋にぽちゃん。
「普通回復薬を作る時は複数の薬草が必要なのですが、このマッシュはこれのみで高品質な回復薬ができるのでっす。お手軽で高品質なので良いですね」
ほうほう、そうなのか。
また魔法で火をつけて、鍋の中をゆっくりと掻き混ぜ出した。
シュンが俺の顔とシゲ爺の顔を交互にチラチラと見る。
「どうしたの? 思う事を言って良いのよ?」
「そうだ。ココ様だけじゃなく、この邸の人達はお前達を悪いようにはしねーぞ」
シゲ爺の言う通りだ。遠慮しなくていいぞ。
「俺、とーちゃんとかーちゃんの墓も作れなかったんだ。アキと毎日食べ物を探すだけで精一杯だった。アキはまだ小さいから仕事なんてできねーし、食べらんない日もあった」
「にーちゃん」
「ココさま、俺に仕事をくれねーか? 俺、一所懸命働くからここに置いてもらえねーか?」
よく言ったぞ。兄ちゃん、立派だ。
「アキちゃんもそれでいい?」
「にーちゃんといる!」
もちろんだ。2人を引き離すなんてしないさ。
「分かった! シュン、頑張ってきたのね。偉いわ。もう大丈夫だからね」
「泣けるじゃねーかぁ~!」
シゲ爺、小汚くてどっちかというと厳ついじーちゃんなのに涙もろい。
その日の夜、俺は意味の分からない夢を見た。
『お前達のせいで……僕は……』
と、ふわふわしたプラチナブロンドの髪にミッドナイトブルーの瞳の青年が、後ろ手に縛られ膝をつき剣を突き付けられながら俺を睨んでいた。
この髪に瞳の色は……まさか……
そして、処刑台に並ばされている家族。
なんだ? 一体何どうなっているんだ?
「……さまぁ。お嬢さまぁ」
「あ、ああ。サキ」
「どうしましたぁ? 怖い夢でも見ましたかぁ?」
「ん……ちょっと変な夢をみた……」
「汗びっしょりですよぅ」
「大丈夫だ」
「着替えて朝食ですぅ」
「おう……」
「お嬢さまぁ」
「ん?」
「若が出てますぅ。何か変ですよぅ」
「ああ、ごめん。大丈夫よ」
「はいぃ」
超目覚めが悪いぜ。あの夢は一体何だったのだろう?
「サキ、今日は何するんだっけ?」
「クリスティー先生の魔法のお勉強ですぅ」
「そうだった」
「お嬢さまぁ、本当に大丈夫ですかぁ?」
「うん、大丈夫よ。目覚めの悪い夢だったんだ」
本当、なんか引っ掛かる。だけど、夢だし。でも……あの髪と瞳……あれはきっと王子だよな? と、うだうだと考えていたら咲に発破を掛けられた。
「お嬢さまぁ、いつまでもノロノロしていないで、行きますよぅ!」
「ああ、分かった」
いかん、切り替えよう。考えても仕方ない。
俺は、着替えをして朝食に……の前にだ。今日から新しい俺の日課ができたんだ。
「アンアン!!」
「ノワ! おはよう!」
ノワのお散歩だ。俺がテイムしたんだから、責任持ってお散歩位しなきゃな。
と言うことで、邸の中を走っている。いや、爆走している。一応、リードらしきものは付けているんだ。
「ノワ! 早いって!」
「アンアンアン!!」
尻尾をブンブン振りながら、嬉しそうに走るんだよ。でも、俺を引っ張って走るのはダメだ。
「リュウ!」
「ういッス!」
隆がノワの前に出る。
「ノワ! ストップ!」
「アウ?」
「ノワ、分かるか? お嬢を引っ張って走ったらダメだ」
「アウ……?」
「ノワ、あたしの横を同じ速さで走るの。分かる?」
「アン!」
「よし! いくわよ!」
俺が走り出すと、ちゃんと言った通りノワは俺の横をついてくる。賢いじゃん。
フサフサな尻尾を振りながら、小さな身体全体を使ってしなやかに走る。カッコ可愛いなぁ。
『おれ、えらい!?』
「ええ、偉いわ! ノワ、お利口さんねッ!」
ああ、朝から良い汗かいたぜ。
「お嬢さまぁ、爺やじゃないんですからぁ」
「ブハハハ」
悪かったね。でも、ノワって昨夜一緒に寝たはずなんだけど?
「朝早くに起きて、シゲ爺と一緒に裏庭を走ってましたよ」
なんだってッ!? じゃあ、俺わざわざお散歩する必要ないじゃん!
『ダメ! ココはココ! シゲ爺はシゲ爺』
「ノワ、意味が分からないわ」
「お嬢さまぁ、なんて言ってるんですかぁ?」
「シゲ爺はシゲ爺で、あたしはあたしなんだって」
「お嬢とも散歩したいって事ッスね」
「そう?」
「アン!」
ブンブンと尻尾を振っている。まあ、可愛いからいいか。
その日の午後は、またまたクリスティー先生の魔法講座だ。
「はい、今日はマッシュから回復薬をつくりまっす」
「はいッ! クリスティー先生!」
俺は元気よく片手を挙げた。学校に通っていた頃でもこんな風に手を挙げたことなんてないぜ。
「はい、ココ様」
「どうやって作るのですか?」
「はい、これからお手本をお見せしましょうね」
そう言って、クリスティー先生は用意してあった小さな壺の様な形をした鍋の前に移動する。
「見やすい場所に移動してくださいね」
王子と2人でクリスティー先生の近くに寄る。
今日は母も参加している。と、いっても後ろで参観日の父兄の様に見ているだけだけど。しかも、優雅に座ってだ。
クリスティー先生は、まず水属性魔法で水を出した。
「この鍋に水を張りまっす。普通の水より魔力で出した水の方が品質が良くなりまっす」
ほうほう、なるほど。
次にクリスティー先生はいきなり風属性魔法でマッシュを粉々に切り裂いた。
「この時も金属のナイフを使わないほうが良いのでっす」
「クリスティー先生、どうしてですか?」
「どうしてなのかは分かっていません。でも、金属のナイフを使って切るより魔法で切った方が品質の良い物ができるのでっす」
ほうほう、不思議なもんだ。金属が駄目なのか、切り口なのか? マッシュの細胞を潰したら駄目とかさ。
そして、鍋にぽちゃん。
「普通回復薬を作る時は複数の薬草が必要なのですが、このマッシュはこれのみで高品質な回復薬ができるのでっす。お手軽で高品質なので良いですね」
ほうほう、そうなのか。
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