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第一章
16ー相関図が欲しい
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蟹パーティーも盛況のうちに終わり、レオン様は翌日からお兄様達と討伐に勤しんで、着実にレベルアップしてます。
「ルル嬢が一緒に討伐へ行ったら、いつまでもレベルの差が縮まらないじゃないか!」
と、レオン様に言われ、私はお留守番よ。仕方ないか。うん、平和はいいね。
ね、モモちゃん。モモは私の側で絶賛お昼寝中です。
「ルル様、奥様がお話があると、お呼びです」
「分かったわ」
「サロンでお待ちです」
「サロン……て事は、お母様だけじゃないのね」
「はい、皆様いらっしゃいます」
家族会議みたいね。何かしら?
「お兄様達と殿下は戻ってらっしゃったの?」
「はい、少し前に戻られていますよ」
「そう。モモ、行くわよ」
「ふわーふ」
モモさん、ググッと伸びをしてます。
「お母様、お呼びですか?」
サロンに入ると、お父様お母様ラウ兄様ジュード兄様、レオン様もいます。全員集合じゃない。
「ルル、座りなさい」
「はい」
何かしら? ちょっと空気が重いわ。
「実はね、王都のお父様の知り合いからお手紙が届いて、どうやら第2王子は近々本当に婚約破棄なさるそうよ」
なんですって! 暫く平和でのんびりしてたから、頭の隅っこに追いやってしまっていたわ。決して忘れていた訳ではないのよ。本当よ。
「母上、それは確実な情報なのですか?」
ラウ兄様、そうよね。情報の出所が確かじゃないとね。
「ええ、詳しく話そうと思って、集まって貰ったのよ」
お父様お母様、何か掴んでるのね。
「殿下。殿下はまだ婿入り前なので帝国の人です。どうなさいますか?」
「夫人、婿入りはしてなくても、私は皆さんと一緒にルル嬢を守って行くと決めました。勿論、私もお話を伺いますよ」
やだ、イケメン。もしかしたらレオン様は、婚約破棄の流れを一番詳しく知っているかも知れないわよね。乙ゲーを知ってるだけにね。
「整理しながらお話しますわ。まず、この情報源は確かな方です。ルル、エレイン嬢を覚えているかしら? エレイン・ガウェイン侯爵令嬢」
「勿論ですわ。ラウ兄様の婚約者で私の一つ下の学年にいらっしゃっいましたわ。学園でもお話した事があります」
そう、ラウ兄様にも婚約者がいるのです。私の一つ下だから、まだ学園に在学中です。普通の可愛らしい御令嬢よね。
「そのエレイン嬢のお父上であるガウェイン侯爵が、現王の側近をなさっているのよ。その方からの情報です。うちに助けを求めてらっしゃいます」
どうゆう事? 何故うちになの?
「お母様、何故うちなのですか?」
「あー、ルル。俺が婚約者と言う事もあるのだが、そのガウェイン侯爵は父上を崇拝しているところがあってだな。それで歳も離れているのに婚約も決まったんだ」
……お父様を!? 何故お父様なの!?
「ルル、今お父様に失礼な事考えてたわね」
お母様、鋭いです。
「そんな事ありませんわ」
どうしてまたお父様を? なんて思ってないわ。オホホ。
「そう? 男の方からみれば、前王弟殿下の次男という立場なのにあっさり王都を出たでしょう? その上、辺境領の公爵として、武力で魔物を抑えて領地を守ってらっしゃるのが英雄にでも見えるのでしょう。ただ、中央の政治に向かないだけなのだけれど」
お母様、厳しいです。お父様が、ドヤったりシュンとしたり忙しいわ。
「ガウェイン侯爵は例の男爵令嬢の事が噂に上がる様になってから、調べてらっしゃったの」
お母様のお話では……
第1王子派と第2王子派がある。
第1王子派の筆頭はお父様を崇拝なさってる、ボールイン・ガウェイン侯爵で、現王の側近をなさっている。侯爵の嫡男で、エレイン・ガウェイン嬢のお兄様のトリスイン・ガウェイン様は第1王子の側近をなさっている。
そのお二人が心配して、第2王子と男爵令嬢とのお噂を探ってらっしゃったところ、男爵令嬢のバックにいる第2王子派筆頭の侯爵の存在に気がついたのだと。
第2王子派筆頭、サクソン・モルドレッド侯爵。一連の黒幕。
第2王子を王太子に祭り上げ、実権を握ろうとしている。このサクソン・モルドレッド侯爵、学園在学時代にお父様と一悶着あって、それから敵対心を持っている。
お父様を崇拝している、ボールイン・ガウェイン侯爵にも同じ様に敵対心を持っている。
例の男爵令嬢、名前をシャーロット・プロセル嬢。
どうも普段から手に負えないらしく、辛うじて表沙汰にはなっていないが不貞な行動が多い問題児。
下位の男爵令嬢とはいえ貴族令嬢としてのマナーや勉学も出来ていないらしい。
なんでも第2王子の側近候補の3人の子息も取り込んでいるらしい。
男爵令嬢の父である、ペイドン・プロセル男爵はサクソン・モルドレッド侯爵の口車に乗せられている事もあるが、賭け事や女性関係に乱れているらしく借金も多い。娘が第2王子妃になれば金が手に入ると甘い考えをしているらしい。
実際、娘は第2王子妃にして、第2王子を王太子にするんだ。と、言いふらして息巻いている。
そんな事もあり、ボールイン・ガウェイン侯爵が調べ出すと、ボロボロと出るわ出るわ。不正の証拠がたんまり出てきたらしい。そして今回の計画も。
そこまで掴んでいるのなら、さっさと此方から第2王子に婚約破棄を突きつけてやればいいのに! て、思ってしまうけど、そこは王家を頂点とした貴族社会の序列があり、貴族の序列の中でも上から2番目の侯爵家でも王家には逆らえない。
ラウ兄様の婚約者であるエレイン・ガウェイン侯爵令嬢と、第2王子の婚約者のジュノー・クロノス侯爵令嬢の母親同士が姉妹なので従姉妹にあたり二人の令嬢は幼い頃から仲が良かった。ジュノー嬢が幼い頃にお母上が病で亡くなってから余計に、エレイン嬢のお母上は気にかけているらしい。
クロノス侯爵家からガウェイン侯爵家へ娘を助けて欲しいとヘルプ要請があり、ガウェイン侯爵家からうちにジュノー侯爵令嬢と第1王子を助けて欲しいとヘルプ要請がきたと言う訳らしい。
あー、なんて面倒な。ややこしいわ!
誰か相関図書いて!
「ルル嬢が一緒に討伐へ行ったら、いつまでもレベルの差が縮まらないじゃないか!」
と、レオン様に言われ、私はお留守番よ。仕方ないか。うん、平和はいいね。
ね、モモちゃん。モモは私の側で絶賛お昼寝中です。
「ルル様、奥様がお話があると、お呼びです」
「分かったわ」
「サロンでお待ちです」
「サロン……て事は、お母様だけじゃないのね」
「はい、皆様いらっしゃいます」
家族会議みたいね。何かしら?
「お兄様達と殿下は戻ってらっしゃったの?」
「はい、少し前に戻られていますよ」
「そう。モモ、行くわよ」
「ふわーふ」
モモさん、ググッと伸びをしてます。
「お母様、お呼びですか?」
サロンに入ると、お父様お母様ラウ兄様ジュード兄様、レオン様もいます。全員集合じゃない。
「ルル、座りなさい」
「はい」
何かしら? ちょっと空気が重いわ。
「実はね、王都のお父様の知り合いからお手紙が届いて、どうやら第2王子は近々本当に婚約破棄なさるそうよ」
なんですって! 暫く平和でのんびりしてたから、頭の隅っこに追いやってしまっていたわ。決して忘れていた訳ではないのよ。本当よ。
「母上、それは確実な情報なのですか?」
ラウ兄様、そうよね。情報の出所が確かじゃないとね。
「ええ、詳しく話そうと思って、集まって貰ったのよ」
お父様お母様、何か掴んでるのね。
「殿下。殿下はまだ婿入り前なので帝国の人です。どうなさいますか?」
「夫人、婿入りはしてなくても、私は皆さんと一緒にルル嬢を守って行くと決めました。勿論、私もお話を伺いますよ」
やだ、イケメン。もしかしたらレオン様は、婚約破棄の流れを一番詳しく知っているかも知れないわよね。乙ゲーを知ってるだけにね。
「整理しながらお話しますわ。まず、この情報源は確かな方です。ルル、エレイン嬢を覚えているかしら? エレイン・ガウェイン侯爵令嬢」
「勿論ですわ。ラウ兄様の婚約者で私の一つ下の学年にいらっしゃっいましたわ。学園でもお話した事があります」
そう、ラウ兄様にも婚約者がいるのです。私の一つ下だから、まだ学園に在学中です。普通の可愛らしい御令嬢よね。
「そのエレイン嬢のお父上であるガウェイン侯爵が、現王の側近をなさっているのよ。その方からの情報です。うちに助けを求めてらっしゃいます」
どうゆう事? 何故うちになの?
「お母様、何故うちなのですか?」
「あー、ルル。俺が婚約者と言う事もあるのだが、そのガウェイン侯爵は父上を崇拝しているところがあってだな。それで歳も離れているのに婚約も決まったんだ」
……お父様を!? 何故お父様なの!?
「ルル、今お父様に失礼な事考えてたわね」
お母様、鋭いです。
「そんな事ありませんわ」
どうしてまたお父様を? なんて思ってないわ。オホホ。
「そう? 男の方からみれば、前王弟殿下の次男という立場なのにあっさり王都を出たでしょう? その上、辺境領の公爵として、武力で魔物を抑えて領地を守ってらっしゃるのが英雄にでも見えるのでしょう。ただ、中央の政治に向かないだけなのだけれど」
お母様、厳しいです。お父様が、ドヤったりシュンとしたり忙しいわ。
「ガウェイン侯爵は例の男爵令嬢の事が噂に上がる様になってから、調べてらっしゃったの」
お母様のお話では……
第1王子派と第2王子派がある。
第1王子派の筆頭はお父様を崇拝なさってる、ボールイン・ガウェイン侯爵で、現王の側近をなさっている。侯爵の嫡男で、エレイン・ガウェイン嬢のお兄様のトリスイン・ガウェイン様は第1王子の側近をなさっている。
そのお二人が心配して、第2王子と男爵令嬢とのお噂を探ってらっしゃったところ、男爵令嬢のバックにいる第2王子派筆頭の侯爵の存在に気がついたのだと。
第2王子派筆頭、サクソン・モルドレッド侯爵。一連の黒幕。
第2王子を王太子に祭り上げ、実権を握ろうとしている。このサクソン・モルドレッド侯爵、学園在学時代にお父様と一悶着あって、それから敵対心を持っている。
お父様を崇拝している、ボールイン・ガウェイン侯爵にも同じ様に敵対心を持っている。
例の男爵令嬢、名前をシャーロット・プロセル嬢。
どうも普段から手に負えないらしく、辛うじて表沙汰にはなっていないが不貞な行動が多い問題児。
下位の男爵令嬢とはいえ貴族令嬢としてのマナーや勉学も出来ていないらしい。
なんでも第2王子の側近候補の3人の子息も取り込んでいるらしい。
男爵令嬢の父である、ペイドン・プロセル男爵はサクソン・モルドレッド侯爵の口車に乗せられている事もあるが、賭け事や女性関係に乱れているらしく借金も多い。娘が第2王子妃になれば金が手に入ると甘い考えをしているらしい。
実際、娘は第2王子妃にして、第2王子を王太子にするんだ。と、言いふらして息巻いている。
そんな事もあり、ボールイン・ガウェイン侯爵が調べ出すと、ボロボロと出るわ出るわ。不正の証拠がたんまり出てきたらしい。そして今回の計画も。
そこまで掴んでいるのなら、さっさと此方から第2王子に婚約破棄を突きつけてやればいいのに! て、思ってしまうけど、そこは王家を頂点とした貴族社会の序列があり、貴族の序列の中でも上から2番目の侯爵家でも王家には逆らえない。
ラウ兄様の婚約者であるエレイン・ガウェイン侯爵令嬢と、第2王子の婚約者のジュノー・クロノス侯爵令嬢の母親同士が姉妹なので従姉妹にあたり二人の令嬢は幼い頃から仲が良かった。ジュノー嬢が幼い頃にお母上が病で亡くなってから余計に、エレイン嬢のお母上は気にかけているらしい。
クロノス侯爵家からガウェイン侯爵家へ娘を助けて欲しいとヘルプ要請があり、ガウェイン侯爵家からうちにジュノー侯爵令嬢と第1王子を助けて欲しいとヘルプ要請がきたと言う訳らしい。
あー、なんて面倒な。ややこしいわ!
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