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第七部 続 異世界転生 24日目
第499話 時代劇?
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「ナイア、クリスさん、あとココ、久しぶり」
続いて俺は、ナイアとクリスさんとココがいる一角へとお邪魔した。
スッとスペースを開けてくれたナイアとクリスさんの間に腰を下ろす。
ナイアは色々際どいミニタイトスカートに、身体にぴったりフィットしたノースリーブのサマーニット。
クリスさんはいつものようにトラヴィス家のミニスカメイド服という服装だった。
内々の宴会だから私服でいいって言ったんだけど「メイド服はメイドの命でございます」と固辞されてしまったのだ。
でも改めて思うんだけど、二人とも絵になるほどに綺麗だなぁ……。
そんな綺麗なお姉さんたちのことを、俺はここに来るまでにもちょこちょこ見ていたんだけど、実を言うと俺が一番気になっていたのは、ナイアの隣にいる獣人族ネコ耳科のやり手商人のココだった。
容姿や仕草が狙ったようにあざとくて可愛いから?
それもないと言えば嘘になるけど、一番の理由は別にあった。
と言うのも彼女ときたら、決して自分から率先してしゃべっているわけでもないのに、絶妙の相づちや話を膨らませる巧みな受け答えでもって、場を大いに盛り上げていたからだ。
「これが日々の商いで鍛えられたコミュ力ってやつか……」
なんかもう江戸時代の将軍の側用人か出入りの御用商人って感じで、偉い人たちに完全に取り入ってる感がありました。
ここにはなぜか俺にだけやたらめったら冷たくそっけない態度をとる、敏腕メイドさんのクリスさんもいる。
逆にナイアは俺にこれでもかって程に甘いけど、実は若くして皇帝直属の特務近衛騎士団をまとめる文句なしのやり手なんだよな。
ナイア、クリスさん、ココと3人が3人とも超有能すぎて、チートが無ければへっぽこ凡人な俺としては、ちょっとだけ気後れしてしまう組み合わせだったりするんだよね……。
しかも俺が座ると同時に、ナイアはすぐに俺の方に向き直ったかと思うと、
「マナシロ・セーヤ大公閣下におかれましてはこの度、無事に快癒なされましたこと、この《聖処女騎士団》団長ナイア・ドラクロワ、まことにもって恐悦至極にございますれば――」
いきなり、うんたらかんたら言い始めたのだ。
「……なに言ってんのナイア? 時代劇?」
日本語が難解すぎて素で聞き返してしまったよ?
しかも片膝をついた状態でスッと背筋を伸ばし、右手を心臓に当てながら顎を引いて頭を下げるという、いかにも騎士ですって感じのめっちゃカッコイイ忠義のポーズをとるんだ。
突然のことだったので、完全に気圧されていた俺だった。
そしてタイトミニスカートで片膝をついたもんだから、ナイアのお股を包む魅惑の三角形が、紺色の際どいデルタゾーンが俺の視界を奪いに来るのだ……!
チラッ。
チララッ。
チララララッッ!
「ははっ、やっぱりセーヤはこういうのは苦手なんだね」
「……え? あ、うん。そ、そうだね?」
おっと、思わず最後は食い入るようにガン見しちゃってたよ……気づかれてないかな? 気づかれてないよね――って、クリスさんが真冬の日本海の荒波のような冷たく荒々しい目で俺を見ている……っ!?
オッケー、落ち着いてまずは話に戻るんだ。
思いっきり見てしまったものは仕方ない、過去は過去として、ここから未来志向で紳士・麻奈志漏誠也くんの評判を立て直そう!
「お、俺としては普通に話してくれた方が嬉しいかな」
そうそう、そうだよね。
せっかくナイアみたいな素敵なお姉さんと話すっていうのに、こんな変てこな言葉で堅苦しく話されたら、全然ちっとも楽しくないよね。
「じゃあそうさせてもらうよ」
ニコッと笑ってウインクしたナイアは、宝塚の男役かよって思うくらいに惚れ惚れするほどに格好良かった。
そんなナイアに俺は、はふぅ……と思わず見とれてしまう。
ナイアは本当に素敵なお姉さんだなぁ……俺に優しいし……。
こんなお姉さんに、大人の階段の登り方を優しく手ほどきされたいなぁ……。
続いて俺は、ナイアとクリスさんとココがいる一角へとお邪魔した。
スッとスペースを開けてくれたナイアとクリスさんの間に腰を下ろす。
ナイアは色々際どいミニタイトスカートに、身体にぴったりフィットしたノースリーブのサマーニット。
クリスさんはいつものようにトラヴィス家のミニスカメイド服という服装だった。
内々の宴会だから私服でいいって言ったんだけど「メイド服はメイドの命でございます」と固辞されてしまったのだ。
でも改めて思うんだけど、二人とも絵になるほどに綺麗だなぁ……。
そんな綺麗なお姉さんたちのことを、俺はここに来るまでにもちょこちょこ見ていたんだけど、実を言うと俺が一番気になっていたのは、ナイアの隣にいる獣人族ネコ耳科のやり手商人のココだった。
容姿や仕草が狙ったようにあざとくて可愛いから?
それもないと言えば嘘になるけど、一番の理由は別にあった。
と言うのも彼女ときたら、決して自分から率先してしゃべっているわけでもないのに、絶妙の相づちや話を膨らませる巧みな受け答えでもって、場を大いに盛り上げていたからだ。
「これが日々の商いで鍛えられたコミュ力ってやつか……」
なんかもう江戸時代の将軍の側用人か出入りの御用商人って感じで、偉い人たちに完全に取り入ってる感がありました。
ここにはなぜか俺にだけやたらめったら冷たくそっけない態度をとる、敏腕メイドさんのクリスさんもいる。
逆にナイアは俺にこれでもかって程に甘いけど、実は若くして皇帝直属の特務近衛騎士団をまとめる文句なしのやり手なんだよな。
ナイア、クリスさん、ココと3人が3人とも超有能すぎて、チートが無ければへっぽこ凡人な俺としては、ちょっとだけ気後れしてしまう組み合わせだったりするんだよね……。
しかも俺が座ると同時に、ナイアはすぐに俺の方に向き直ったかと思うと、
「マナシロ・セーヤ大公閣下におかれましてはこの度、無事に快癒なされましたこと、この《聖処女騎士団》団長ナイア・ドラクロワ、まことにもって恐悦至極にございますれば――」
いきなり、うんたらかんたら言い始めたのだ。
「……なに言ってんのナイア? 時代劇?」
日本語が難解すぎて素で聞き返してしまったよ?
しかも片膝をついた状態でスッと背筋を伸ばし、右手を心臓に当てながら顎を引いて頭を下げるという、いかにも騎士ですって感じのめっちゃカッコイイ忠義のポーズをとるんだ。
突然のことだったので、完全に気圧されていた俺だった。
そしてタイトミニスカートで片膝をついたもんだから、ナイアのお股を包む魅惑の三角形が、紺色の際どいデルタゾーンが俺の視界を奪いに来るのだ……!
チラッ。
チララッ。
チララララッッ!
「ははっ、やっぱりセーヤはこういうのは苦手なんだね」
「……え? あ、うん。そ、そうだね?」
おっと、思わず最後は食い入るようにガン見しちゃってたよ……気づかれてないかな? 気づかれてないよね――って、クリスさんが真冬の日本海の荒波のような冷たく荒々しい目で俺を見ている……っ!?
オッケー、落ち着いてまずは話に戻るんだ。
思いっきり見てしまったものは仕方ない、過去は過去として、ここから未来志向で紳士・麻奈志漏誠也くんの評判を立て直そう!
「お、俺としては普通に話してくれた方が嬉しいかな」
そうそう、そうだよね。
せっかくナイアみたいな素敵なお姉さんと話すっていうのに、こんな変てこな言葉で堅苦しく話されたら、全然ちっとも楽しくないよね。
「じゃあそうさせてもらうよ」
ニコッと笑ってウインクしたナイアは、宝塚の男役かよって思うくらいに惚れ惚れするほどに格好良かった。
そんなナイアに俺は、はふぅ……と思わず見とれてしまう。
ナイアは本当に素敵なお姉さんだなぁ……俺に優しいし……。
こんなお姉さんに、大人の階段の登り方を優しく手ほどきされたいなぁ……。
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