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第六部「チート学園」 異世界転生 ??日目
第446話 社会的に抹殺
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「――でもそっか。そっかそっか。本物の『剣聖』ってば、擬人化していないと思ったらそんなとこにいたんだ。どうりでいくら探してもいないわけだよね」
やれやれとケンセーが肩をすくめる。
童顔なケンセーがやると、素敵な外国映画に触れてちょっと仕草を真似してみたくなったおませな中学2年生女子って感じで、とっても可愛かった。
「ま、俺もさっきエアーソフト剣を握って初めて気づいたんだけどな。何度も一緒に死線を潜り抜けたおかげか、『剣聖』が常に側にいる感覚が当たり前になりすぎててさ。剣を握るまでその存在に気付けなかったんだ」
「ふーん、気付かないくらいに共にいるのが当たり前かぁ……その様子だと『剣聖』はもうほとんどセーヤくんと一体化――融合に近いかな?――しちゃっているみたいだね? ずるいなぁ」
嫉妬を隠そうともせず、拗ねたようにケンセーが口をとがらせた。
「『剣聖』と一体化してるって実感は俺的には全くないんだけどな。どうもそうらしい」
ぶっちゃけ特に俺の何が変わったってのは全く感じていない。
あまりに感じなさすぎて、『剣聖』がずっと俺の中にあったこともエアーソフト剣を握るまで分からなかったわけで。
「ふーん、相当なじんでるみたいだね。やっぱり《神滅覇王》を使うからなのかな? だって《神滅覇王》は『剣聖』をベースに顕現させてるんだもんね。そりゃあ『剣聖』はセーヤくんの特別にもなるし、現実世界にいるときからセーヤくんと一つにもなっちゃうよね」
「《神滅覇王》と『剣聖』の関係についても詳しいんだな?」
その辺の感覚的なものは、使ってる俺にしか分からないもんだとばかり思ってたけど。
「そりゃあそうだよ。だって私はずっと一人でセーヤくんのことを見続けてきたんだから。『剣聖』が一つになってたことだけは気付けなかったけど……でもでも私はそれ以外のセーヤくんのこと、なんでも知ってるんだよ? なんでもね、なーんでも。ふふっ……」
「その言い方に、そこはかとないヤンデレオーラを感じるんだが……」
にっこりと素敵すぎる笑顔を見せながらってのが、なんともうすら寒いぞ……。
「そうだよ、私はセーヤくんのこと何だって知ってるの。かっこつけて男らしいとこ見せて、でもすぐに激しく後悔した時も。初対面の女の子の好意に付け込んでえっちしようとした時も」
「…………」
「えっちしようって言い出せなくて心の中で泣いちゃった時も。幼女と混浴して、巨乳好きだけど幼女も意外とありかなって思った時も。小銭を落とした振りをしてミニスカートの中のパンツを覗こうかと考えた時も、全部ぜんぶ――」
「わかった! 分かったから! ケンセーが俺のことをそれはもうよく見てたってことは心底分かったから! だからそういうアレでナニなとこだけを敢えてピンポイントで抽出するのはやめてくれないかな!?」
世間の荒波に放り出された麻奈志漏誠也くんが、社会的に抹殺されてしまいますよ!?
やれやれとケンセーが肩をすくめる。
童顔なケンセーがやると、素敵な外国映画に触れてちょっと仕草を真似してみたくなったおませな中学2年生女子って感じで、とっても可愛かった。
「ま、俺もさっきエアーソフト剣を握って初めて気づいたんだけどな。何度も一緒に死線を潜り抜けたおかげか、『剣聖』が常に側にいる感覚が当たり前になりすぎててさ。剣を握るまでその存在に気付けなかったんだ」
「ふーん、気付かないくらいに共にいるのが当たり前かぁ……その様子だと『剣聖』はもうほとんどセーヤくんと一体化――融合に近いかな?――しちゃっているみたいだね? ずるいなぁ」
嫉妬を隠そうともせず、拗ねたようにケンセーが口をとがらせた。
「『剣聖』と一体化してるって実感は俺的には全くないんだけどな。どうもそうらしい」
ぶっちゃけ特に俺の何が変わったってのは全く感じていない。
あまりに感じなさすぎて、『剣聖』がずっと俺の中にあったこともエアーソフト剣を握るまで分からなかったわけで。
「ふーん、相当なじんでるみたいだね。やっぱり《神滅覇王》を使うからなのかな? だって《神滅覇王》は『剣聖』をベースに顕現させてるんだもんね。そりゃあ『剣聖』はセーヤくんの特別にもなるし、現実世界にいるときからセーヤくんと一つにもなっちゃうよね」
「《神滅覇王》と『剣聖』の関係についても詳しいんだな?」
その辺の感覚的なものは、使ってる俺にしか分からないもんだとばかり思ってたけど。
「そりゃあそうだよ。だって私はずっと一人でセーヤくんのことを見続けてきたんだから。『剣聖』が一つになってたことだけは気付けなかったけど……でもでも私はそれ以外のセーヤくんのこと、なんでも知ってるんだよ? なんでもね、なーんでも。ふふっ……」
「その言い方に、そこはかとないヤンデレオーラを感じるんだが……」
にっこりと素敵すぎる笑顔を見せながらってのが、なんともうすら寒いぞ……。
「そうだよ、私はセーヤくんのこと何だって知ってるの。かっこつけて男らしいとこ見せて、でもすぐに激しく後悔した時も。初対面の女の子の好意に付け込んでえっちしようとした時も」
「…………」
「えっちしようって言い出せなくて心の中で泣いちゃった時も。幼女と混浴して、巨乳好きだけど幼女も意外とありかなって思った時も。小銭を落とした振りをしてミニスカートの中のパンツを覗こうかと考えた時も、全部ぜんぶ――」
「わかった! 分かったから! ケンセーが俺のことをそれはもうよく見てたってことは心底分かったから! だからそういうアレでナニなとこだけを敢えてピンポイントで抽出するのはやめてくれないかな!?」
世間の荒波に放り出された麻奈志漏誠也くんが、社会的に抹殺されてしまいますよ!?
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