朝5時に、ピンポン鳴ったら、妻できた。 (えっちバージョン)

マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫

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第1章 朝5時にピンポン連打する異世界押しかけ妻

第12話「トールのここ、すごく固くなってます♡ それにとっても熱いです♡」

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「あー、冷たぬるいシャワーが気持いい……夏はやっぱこれだよなぁ」

 シャワーノズルからザーっと勢いよく流れ出る水温25℃ほどの生ぬるい水流が、茹だった頭や俺の煩悩を洗い流していく。

「でもエリカのおっぱいすごかったな……鷲摑みにしても指の間から零れ落ちそうだったもん。服の上からでも分かる圧倒的なボリュームと柔らかさ……あれが女の子のおっぱいというものなのか……初めて知った」

 ごめん、訂正。
 煩悩はちっとも流れていなかったです。
 そりゃそうでしょ?

 俺は精神的な高みにひたすらに挑み続ける高野山の高僧じゃないんだよ。
 ただの30代無職童貞なんだよ!
 巨乳の女の子とか美人声優とか大好きなんだよ!

「じゃあ今度は生でおっぱい触ってみます?」

「そりゃもちろん触ってみたいけど、さすがにそれはヤバいだろ――って、はいぃぃぃぃぃ???? なんでエリカがここに!!??」

「せっかくなのでトールと一緒に夫婦めおとシャワーでも浴びようかなと思いまして。汗も流したかったですしね」

 言いながらエリカは俺の背中にぴとっと身体をくっ付けてくる。
 するとなんということだろうか!?
 エリカの柔らかおっぱいが俺の背中にぎゅむっと押し当てられて、潰れるようにその形を変えたのだ!

 しかもちょっとかたいポッチが2つある気がするし!
 こ、これはもしかして――!?

「こ、これはさすがにダメだろ、俺もう出るからさ!」
 でないとまたカクヨム運営に怒られてしまう!(天の声)

 しかし出て行こうにも、エリカは俺を後ろからぎゅっと抱きしめたままで離れようとはしないのだ。

「トール……♡」
 しかも切なげなささやき声で俺の名前を呼んでくるのだ。

「えっと、エリカ? 俺たちまだ会ったばかりで……このままだと取り返しのつかない間違いが起こっちゃうっていうか……」

「間違っても……いいですよ?」
「はふえぇ?」
 俺は思わず奇妙な声を上げてしまった。

「トール、えっちしましょう♡」
「いや、えっと、だって……カクヨム運営が……怒りんまっくすで……」

 なんかもう完全にテンパってしまった俺は、しどろもどろになりながら意味不明な言葉を口走ってしまう。

「トールはわたしのことを嫌いですか? ちっともこれっぽっちも好きではありませんか?」
 背後から俺を抱きしめてささやくように言ったエリカの手が、俺の胸元をさわさわと触れるか触れないかの優しいタッチでさすりはじめる。

「そんなことはないけど……あ、ちょ、エリカ、だめ……はん、はふん……」
 背中にふよふよやわやわの双丘を強く感じながら、ソフティタッチで前をさわさわされて、俺の背筋をいけないビクビクが走り抜けた。

「トール、わたしはトールが好きです。トールとえっちしたいです♡」

「ふぁ、ふぅ……ひぁん……エリカ、お、俺は……」

「トールはわたしとえっちしたくないですか? 生のおっぱいをいっぱい触って、もっと先のこともしたくないですか?」

 俺の胸や腹をさすっていたエリカの手が、ついに俺の下半身へと至った。

「にゃふんっ……」

 太ももをさわさわと優しくうごめくエリカの手で、俺の下半身はもうどうしようもなく猛り狂ってしまって――。

「トールのここ、すごく固くなってます♡ それにとっても熱いです♡ わたし、トールが欲しいです……♡」

「エリカ、俺もう我慢できない――!」

「どうぞトール、いつでも来てください♡」

 そのまま俺とエリカはバスルームでエッチをした。
 それはもう激しくエッチをした。

 途中からは部屋に戻ってまた激しくエッチをした。
 通算6回戦くらいやったと思う。

 俺と同じで初めてだったエリカが、たどたどしく手や口を使ってご奉仕してくれたりして。
 それがあまりにも煽情的で、俺はもう完全に本能に生きる野生の狼になってしまっていた。

 こうして30代無職童貞は、晴れて童貞を失って30代無職にジョブチェンジした。
 無職ノージョブなのは変わらないのにジョブチェンジとかマジウケる――とかそう言うツッコミは今はいらないですよ?
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