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第3章 1年生タッグトーナメント
第56話 先制攻撃
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「フレイム・アロー!」
アリエッタの放った炎の矢が50本、束になってキララを迎撃する。
しかしキララはそれを意にも介さず、
「へーんだ! そんなの効かないよーだ!」
「うそっ!? 被弾しながらまっすぐ突っ込んでくるなんて!?」
文字通り真っ直ぐ一直線に、アリエッタに向かって突っ込んでくる!
ちっ、狙いはアリエッタか!
「まずはアリエッタから! もーらい!」
「くう――っ!」
まさか大量のフレイム・アローを全弾被弾しながら直進してくるとは思わなかったのか――それもスピードが全く落ちていない――完全に回避行動が遅れてしまったアリエッタ。
「必殺! キラキラーパーンチ!」
勢いそのままにアリエッタに肉薄したキララの、風を切って唸りを上げる右ストレートがアリエッタを襲う!
キララ+キラーという間抜けな技名だが、恐ろしいほどの威力が秘められているのが、ビシバシと伝わってくる。
これが当たればアリエッタは一撃でKOされる──!
即座に俺はアリエッタを守るように2人の間に割り込むと、近接魔法を展開しつつ、神龍剣レクイエムでキララの右パンチを受け止めた!
「ペンドラゴン・インパクト! ぐぅ――っ!?」
しかし受け止めきれずに1メートルほど押し込まれてしまう。
跳ね飛ばされそうになって、踏ん張ったところで、
「キラリンアッパー!」
すかさずキララの左アッパーが俺のボディを捉えた。
「ぐほうッ!?」
それだけでLV99神騎士の防御加護が、半分近く削り取られる!
魔力加護をごっそりと削られる初めての感覚。
ピリピリとした痛みのような痺れのような、なんともいえない不快感だ。
戦闘意欲が失われるような激しいものではないものの、いい気分じゃないのは間違いなかった。
「やったぁ! 当たった!」
それにしても、なんつー威力だ!?
神騎士LV99の俺がペンドラゴン・インパクト――Aランクの近接打撃魔法を打ち込んだってのに、ただのダッシュパンチにパワー負けするなんて。
しかもアッパー一発で俺の防御加護を半分削るとか、さすがは近接特化のデストロイヤー・怒りの精霊フラストレだな。
それでも、それだけの代償を払った甲斐あって、アリエッタがキララから大きく距離を取るだけの時間は稼ぐことはできた。
まずはそれで十分だ。
「ユータ!」
「大丈夫だ、問題ない」
キララの戦闘距離から逃げおおせたアリエッタが心配そうな声をかけてきたので、俺は軽く左手をあげて戦闘続行には支障がないことを伝える。
すると、それを見たキララが楽しそうに言った。
「あははー! ユリーナ様の言った通りだー! アリエッタを狙ったら必ずおにーさんが助けに入るって!」
「作戦通りってか。アリエッタを狙うと見せかけて、実は俺に大ダメージを与えにきたと」
「正解ー!」
「おかしいと思ったんだよな。ユリーナはアリエッタと戦いたいはず。だったら当然、キララと俺がマッチアップするような布陣を取るはずなのに、キララはアリエッタを狙った。俺がかばうと予測して、かばった俺に先制の大ダメージを与えるためだったわけか」
開幕早々、ユリーナの計略に見事にしてやられたが、勝負はまだまだここからだ!
キララとの近接戦闘に付き合いたくなかった俺は、キララの攻撃を神龍剣レクイエムで捌きながら、近接間合いから離脱するタイミングをうかがう。
しかしそこへ、
「フリーズ・アロー!」
俺のいるあたりめがけて大量の氷の矢が上から降り注ぎ、キララの間合いから逃れようとする俺の動きを阻害してくる。
「フリーズ・アロー!」
「フリーズ・アロー!」
再び、さらに三度と束になった大量の氷の矢が、俺とキララのいるあたりに次から次へと降り注ぐ。
安易には動けず、神龍剣レクイエムは目の前にいるキララに向けていないといけないため、俺はフリーズ・アローを次々と被弾してしまう。
既に半分ほどになってっしまっている防御加護が、さらにじわじわと削られる。
「ユリーナもよくやるな。俺だけじゃなく、キララにも当たってるじゃないか――いや、これは最初からキララごと撃っているのか」
俺はユリーナの意図に気が付いた。
怒りの精霊フラストレは超パワーの他に、自己回復能力をもっている。
だから少々のダメージを受けても即、その場で回復できる。
それを利用して、味方であるキララごと俺を撃っているんだ。
俺とキララが同じだけ被弾しても、キララだけは回復できる。
この状況が続くだけで、じわじわとダメージ差が広がっていくという寸法だ。
「前衛キララ、後衛ユリーナの布陣で、キララごとお構いなしに遠距離射撃を打ち込み、俺をキララの間合いから逃げられないようにしつつ、回復でダメージ差を広げていく。理にかなった作戦だな」
「なんかね。おにーさんはやっかいだから、まずはおにーさんを倒すんだって。よく分かんないけど、ユリーナ様が言ってたー」
「だよなぁ。100人いたら99人は、この布陣と作戦を採用しそうだよな。俺でも多分そうするよ」
「キララも最初からおにーさんと楽しく遊べるし、これはいい作戦だよね!」
「作戦への理解があまりに低すぎる……」
一応、水平射撃をされないように、俺とユリーナの間にキララを置いて、キララを盾にするように立ち回っているものの。
ユリーナは俺がそう対処することも計算通りなのだろう。
フリーズ・アローを斜め上に撃ち出して、放物線を描きながら上から降らせてくる。
精度もコントロールも見事としか言いようがない。
さすが1年生で5人しかいないAランクは伊達じゃないな。
やるなユリーナ。
敵ながらあっぱれだ。
「フリーズ・アロー!」
またもや俺とキララに襲い来る氷の矢の大群を、
「フレイム・アロー!」
しかし今度は勇ましい炎の矢がことごとく迎撃した。
キララの間合いから逃れて距離を取ったアリエッタが、俺と同じようにユリーナの意図を察して、援護射撃を開始したのだ。
アリエッタの放った炎の矢が50本、束になってキララを迎撃する。
しかしキララはそれを意にも介さず、
「へーんだ! そんなの効かないよーだ!」
「うそっ!? 被弾しながらまっすぐ突っ込んでくるなんて!?」
文字通り真っ直ぐ一直線に、アリエッタに向かって突っ込んでくる!
ちっ、狙いはアリエッタか!
「まずはアリエッタから! もーらい!」
「くう――っ!」
まさか大量のフレイム・アローを全弾被弾しながら直進してくるとは思わなかったのか――それもスピードが全く落ちていない――完全に回避行動が遅れてしまったアリエッタ。
「必殺! キラキラーパーンチ!」
勢いそのままにアリエッタに肉薄したキララの、風を切って唸りを上げる右ストレートがアリエッタを襲う!
キララ+キラーという間抜けな技名だが、恐ろしいほどの威力が秘められているのが、ビシバシと伝わってくる。
これが当たればアリエッタは一撃でKOされる──!
即座に俺はアリエッタを守るように2人の間に割り込むと、近接魔法を展開しつつ、神龍剣レクイエムでキララの右パンチを受け止めた!
「ペンドラゴン・インパクト! ぐぅ――っ!?」
しかし受け止めきれずに1メートルほど押し込まれてしまう。
跳ね飛ばされそうになって、踏ん張ったところで、
「キラリンアッパー!」
すかさずキララの左アッパーが俺のボディを捉えた。
「ぐほうッ!?」
それだけでLV99神騎士の防御加護が、半分近く削り取られる!
魔力加護をごっそりと削られる初めての感覚。
ピリピリとした痛みのような痺れのような、なんともいえない不快感だ。
戦闘意欲が失われるような激しいものではないものの、いい気分じゃないのは間違いなかった。
「やったぁ! 当たった!」
それにしても、なんつー威力だ!?
神騎士LV99の俺がペンドラゴン・インパクト――Aランクの近接打撃魔法を打ち込んだってのに、ただのダッシュパンチにパワー負けするなんて。
しかもアッパー一発で俺の防御加護を半分削るとか、さすがは近接特化のデストロイヤー・怒りの精霊フラストレだな。
それでも、それだけの代償を払った甲斐あって、アリエッタがキララから大きく距離を取るだけの時間は稼ぐことはできた。
まずはそれで十分だ。
「ユータ!」
「大丈夫だ、問題ない」
キララの戦闘距離から逃げおおせたアリエッタが心配そうな声をかけてきたので、俺は軽く左手をあげて戦闘続行には支障がないことを伝える。
すると、それを見たキララが楽しそうに言った。
「あははー! ユリーナ様の言った通りだー! アリエッタを狙ったら必ずおにーさんが助けに入るって!」
「作戦通りってか。アリエッタを狙うと見せかけて、実は俺に大ダメージを与えにきたと」
「正解ー!」
「おかしいと思ったんだよな。ユリーナはアリエッタと戦いたいはず。だったら当然、キララと俺がマッチアップするような布陣を取るはずなのに、キララはアリエッタを狙った。俺がかばうと予測して、かばった俺に先制の大ダメージを与えるためだったわけか」
開幕早々、ユリーナの計略に見事にしてやられたが、勝負はまだまだここからだ!
キララとの近接戦闘に付き合いたくなかった俺は、キララの攻撃を神龍剣レクイエムで捌きながら、近接間合いから離脱するタイミングをうかがう。
しかしそこへ、
「フリーズ・アロー!」
俺のいるあたりめがけて大量の氷の矢が上から降り注ぎ、キララの間合いから逃れようとする俺の動きを阻害してくる。
「フリーズ・アロー!」
「フリーズ・アロー!」
再び、さらに三度と束になった大量の氷の矢が、俺とキララのいるあたりに次から次へと降り注ぐ。
安易には動けず、神龍剣レクイエムは目の前にいるキララに向けていないといけないため、俺はフリーズ・アローを次々と被弾してしまう。
既に半分ほどになってっしまっている防御加護が、さらにじわじわと削られる。
「ユリーナもよくやるな。俺だけじゃなく、キララにも当たってるじゃないか――いや、これは最初からキララごと撃っているのか」
俺はユリーナの意図に気が付いた。
怒りの精霊フラストレは超パワーの他に、自己回復能力をもっている。
だから少々のダメージを受けても即、その場で回復できる。
それを利用して、味方であるキララごと俺を撃っているんだ。
俺とキララが同じだけ被弾しても、キララだけは回復できる。
この状況が続くだけで、じわじわとダメージ差が広がっていくという寸法だ。
「前衛キララ、後衛ユリーナの布陣で、キララごとお構いなしに遠距離射撃を打ち込み、俺をキララの間合いから逃げられないようにしつつ、回復でダメージ差を広げていく。理にかなった作戦だな」
「なんかね。おにーさんはやっかいだから、まずはおにーさんを倒すんだって。よく分かんないけど、ユリーナ様が言ってたー」
「だよなぁ。100人いたら99人は、この布陣と作戦を採用しそうだよな。俺でも多分そうするよ」
「キララも最初からおにーさんと楽しく遊べるし、これはいい作戦だよね!」
「作戦への理解があまりに低すぎる……」
一応、水平射撃をされないように、俺とユリーナの間にキララを置いて、キララを盾にするように立ち回っているものの。
ユリーナは俺がそう対処することも計算通りなのだろう。
フリーズ・アローを斜め上に撃ち出して、放物線を描きながら上から降らせてくる。
精度もコントロールも見事としか言いようがない。
さすが1年生で5人しかいないAランクは伊達じゃないな。
やるなユリーナ。
敵ながらあっぱれだ。
「フリーズ・アロー!」
またもや俺とキララに襲い来る氷の矢の大群を、
「フレイム・アロー!」
しかし今度は勇ましい炎の矢がことごとく迎撃した。
キララの間合いから逃れて距離を取ったアリエッタが、俺と同じようにユリーナの意図を察して、援護射撃を開始したのだ。
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