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第三章
第51話 別れのとき
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闇の精霊王を倒しセフィロト・ツリーの暴走を止めたあと。
セフィは戦後処理という戦争の後の大事なお仕事をしてから、お部屋に戻ってきた。
そして今、ボクとセフィはお部屋でお話をしていた。
「精霊総理大臣は少し寝ていれば治るそうですよ」
「よかったぁ」
ボクはそれを聞いてほっと一安心した。
「ですがこけたせいで、軽いギックリ腰になっちゃったそうです」
「わわっ、それは大変かも……」
「闇の精霊たちも心を入れ替えて、これからは清く正しく生きるそうです」
「じゃあこれで、すべて解決したってことだね!」
「はい!」
「やったね!」
「やりました!」
ボクとセフィはにっこりと笑い合う。
「セフィの頑張りおかげだね」
「ハルトくんが頑張ったおかげですよ」
「つまり、2人の頑張りのおかげってわけだね!」
「ですね!」
ボクとセフィは、最後の戦いでどっちもすごく頑張ったことを、お互いにほめ合ったんだ。
しばらく楽しくお話した後、
「それで、この後のことなんですけど」
セフィが口を開いた。
「この後?」
「ハルトくんはそろそろ、元の世界に帰らないといけないですから」
「そっか、そうなんだよね……」
いろいろありすぎてすっかり忘れてたけど。
ボクはいつかは元の世界に帰らないといけないんだった。
「元の世界に帰ったらもうセフィとは会えないのかな?」
「桃源郷は1度出ると、2度と来れないと言われています」
「そう……なんだ……じゃあセフィとはもうずっとお別れってこと?」
「そう、なりますね……」
ボクとセフィは鏡に映したみたいに、同じようにしょんぼりと肩を落とした。
「せっかく友だちができたのにな……」
ボクは元の世界で友だちがいなかった。
セフィはそんなボクに初めてできた、なんでも話せる友だちだった。
「セフィと離れるのは嫌だな……」
ボクは小さな声でつぶやいた。
それは弱音で、そして本音だった。
「ハルトくん、友だちなら元の世界でも絶対にできますよ。だってハルトくんは勇者ハルトくんなんですから。世界を救うことに比べたら友だちを作るなんて、すっごく簡単じゃないですか。ぽこぽこぽこぽこへっぽこぴーです!」
「でももしこのまま残ったら、セフィと一緒にいられるんだよね?」
「それだとハルトくんのお父さんとお母さんがすごく悲しみます。きっと何年も何十年も、泣きながらハルトくんを探し続けちゃいます」
「うん、それはダメだよね……」
「はい、それはダメダメです」
「そっか、じゃあ本当にセフィとはお別れなんだ……さみしいな」
「わたしもさみしいです」
「でもやっぱりボクは元の世界に帰らないと、だよね……」
「だからお別れ会をしましょう」
「え?」
「世界を救った勇者ハルトくんのお別れ会をするんです。いっぱい楽しんで、それでさみしい気持ちなんて全部吹っとばしちゃうんです!」
――その夜。
セフィは、ボクのためにものすごく派手なお別れ会をしてくれた。
ステーキにカラアゲにハンバーグに、そして大きなショートケーキもあった。
ボクの好きなものをいっぱいいっぱい用意した、すっごいお別れ会をしてくれたんだ。
ギックリ腰の精霊総理大臣も部下の精霊に支えてもらいながら、お酒を飲んで、セフィと一緒に歌をうたってくれた。
勇者ハルトがセフィロト姫と一緒に世界を救う歌だった。
そしてついに、セフィとの別れの時がきた――。
「ハルトくん、今までありがとうございました。この世界を救ってくれて本当に感謝しています」
「ボクも楽しかった。セフィと会えて友だちになれて、一緒に過ごして色んなことをして、ボク、ボク……」
もうこれでセフィと会えないんだと思うと、ボクの目には涙がすっごくすっごくあふれてきた。
そんなボクにセフィがある物を手渡した。
「ハルトくん、これ、もらってください」
「これって、セフィの髪かざり?」
それはセフィのお気に入りの髪かざりだった。
髪かざりについていた10個の小さな宝石は、貯めていたスーパー巫女パワーを全て使い果たしてしまって、今はもう灰色のただの石ころになってしまっている。
「桃源郷の――わたしの思い出としてこれを元の世界に持っていってください」
セフィはそう言うんだけど、
「でもこれってセフィがお母さんからもらった、巫女の力を貯める大事な物なんじゃ……」
「もう力が全く残ってませんので、いいんです。それにわたしはこの髪かざりを、この世界の想い出として、ハルトくんに持っていてもらいたいんです。これを見るたびにわたしのことを、この世界のことを思い出してもらえるように」
「セフィ……」
「もらってはくれませんか?」
「そういうことなら、うん、もらうね……一生、大事にするから」
セフィの髪かざりを、ボクは両手で大切に包み込んだ。
しばらく2人で見つめ合ってからセフィが言った。
「ではハルトくん、お別れです」
その言葉と共に、金色の魔法陣が浮かび上がった。
この世界に勇者召喚される時に図書室で見たのと同じものだ。
魔法陣はどんどんと大きくなっていって、キラキラと光り輝きだした文字や周りのフチがクルクルと回りはじめる。
「セフィ、ボクはセフィと会えてよかった」
「わたしもですハルトくん。桃源郷を救ってくれてありがとうございました」
ボクの体がふわっと浮いて、そのまま魔法陣に吸い込まれていく。
「セフィ、いつかまた会えたらいいな!」
「はい! もし会えたら、その時はまた一緒にお話をして、冒険だってしましょうね!」
「約束だよ!」
「はい、約束です!」
「セフィ! ばいばい――」
「さようなら、ハルトくん――」
光がどんどんまぶしくなっていって、ボクはもう目を開けていられなくなった――。
そうしてしばらくして気がついたとき。
「あ、学校の図書室だ……」
ボクはいつもの図書室にいた。
机の上には本が置いてある。
精霊使いのハルトの物語だ。
でもその本は、少しだけ前と違っていた。
表紙に描かれている主人公の姿がカミカゼ・ハルトじゃなくて、加瀬大翔――ボクの姿になっていたんだ。
こうして。
精霊の国桃源郷を救った勇者ハルトの物語は、誰にも知られることなく、静かに幕を閉じたのだった――。
セフィは戦後処理という戦争の後の大事なお仕事をしてから、お部屋に戻ってきた。
そして今、ボクとセフィはお部屋でお話をしていた。
「精霊総理大臣は少し寝ていれば治るそうですよ」
「よかったぁ」
ボクはそれを聞いてほっと一安心した。
「ですがこけたせいで、軽いギックリ腰になっちゃったそうです」
「わわっ、それは大変かも……」
「闇の精霊たちも心を入れ替えて、これからは清く正しく生きるそうです」
「じゃあこれで、すべて解決したってことだね!」
「はい!」
「やったね!」
「やりました!」
ボクとセフィはにっこりと笑い合う。
「セフィの頑張りおかげだね」
「ハルトくんが頑張ったおかげですよ」
「つまり、2人の頑張りのおかげってわけだね!」
「ですね!」
ボクとセフィは、最後の戦いでどっちもすごく頑張ったことを、お互いにほめ合ったんだ。
しばらく楽しくお話した後、
「それで、この後のことなんですけど」
セフィが口を開いた。
「この後?」
「ハルトくんはそろそろ、元の世界に帰らないといけないですから」
「そっか、そうなんだよね……」
いろいろありすぎてすっかり忘れてたけど。
ボクはいつかは元の世界に帰らないといけないんだった。
「元の世界に帰ったらもうセフィとは会えないのかな?」
「桃源郷は1度出ると、2度と来れないと言われています」
「そう……なんだ……じゃあセフィとはもうずっとお別れってこと?」
「そう、なりますね……」
ボクとセフィは鏡に映したみたいに、同じようにしょんぼりと肩を落とした。
「せっかく友だちができたのにな……」
ボクは元の世界で友だちがいなかった。
セフィはそんなボクに初めてできた、なんでも話せる友だちだった。
「セフィと離れるのは嫌だな……」
ボクは小さな声でつぶやいた。
それは弱音で、そして本音だった。
「ハルトくん、友だちなら元の世界でも絶対にできますよ。だってハルトくんは勇者ハルトくんなんですから。世界を救うことに比べたら友だちを作るなんて、すっごく簡単じゃないですか。ぽこぽこぽこぽこへっぽこぴーです!」
「でももしこのまま残ったら、セフィと一緒にいられるんだよね?」
「それだとハルトくんのお父さんとお母さんがすごく悲しみます。きっと何年も何十年も、泣きながらハルトくんを探し続けちゃいます」
「うん、それはダメだよね……」
「はい、それはダメダメです」
「そっか、じゃあ本当にセフィとはお別れなんだ……さみしいな」
「わたしもさみしいです」
「でもやっぱりボクは元の世界に帰らないと、だよね……」
「だからお別れ会をしましょう」
「え?」
「世界を救った勇者ハルトくんのお別れ会をするんです。いっぱい楽しんで、それでさみしい気持ちなんて全部吹っとばしちゃうんです!」
――その夜。
セフィは、ボクのためにものすごく派手なお別れ会をしてくれた。
ステーキにカラアゲにハンバーグに、そして大きなショートケーキもあった。
ボクの好きなものをいっぱいいっぱい用意した、すっごいお別れ会をしてくれたんだ。
ギックリ腰の精霊総理大臣も部下の精霊に支えてもらいながら、お酒を飲んで、セフィと一緒に歌をうたってくれた。
勇者ハルトがセフィロト姫と一緒に世界を救う歌だった。
そしてついに、セフィとの別れの時がきた――。
「ハルトくん、今までありがとうございました。この世界を救ってくれて本当に感謝しています」
「ボクも楽しかった。セフィと会えて友だちになれて、一緒に過ごして色んなことをして、ボク、ボク……」
もうこれでセフィと会えないんだと思うと、ボクの目には涙がすっごくすっごくあふれてきた。
そんなボクにセフィがある物を手渡した。
「ハルトくん、これ、もらってください」
「これって、セフィの髪かざり?」
それはセフィのお気に入りの髪かざりだった。
髪かざりについていた10個の小さな宝石は、貯めていたスーパー巫女パワーを全て使い果たしてしまって、今はもう灰色のただの石ころになってしまっている。
「桃源郷の――わたしの思い出としてこれを元の世界に持っていってください」
セフィはそう言うんだけど、
「でもこれってセフィがお母さんからもらった、巫女の力を貯める大事な物なんじゃ……」
「もう力が全く残ってませんので、いいんです。それにわたしはこの髪かざりを、この世界の想い出として、ハルトくんに持っていてもらいたいんです。これを見るたびにわたしのことを、この世界のことを思い出してもらえるように」
「セフィ……」
「もらってはくれませんか?」
「そういうことなら、うん、もらうね……一生、大事にするから」
セフィの髪かざりを、ボクは両手で大切に包み込んだ。
しばらく2人で見つめ合ってからセフィが言った。
「ではハルトくん、お別れです」
その言葉と共に、金色の魔法陣が浮かび上がった。
この世界に勇者召喚される時に図書室で見たのと同じものだ。
魔法陣はどんどんと大きくなっていって、キラキラと光り輝きだした文字や周りのフチがクルクルと回りはじめる。
「セフィ、ボクはセフィと会えてよかった」
「わたしもですハルトくん。桃源郷を救ってくれてありがとうございました」
ボクの体がふわっと浮いて、そのまま魔法陣に吸い込まれていく。
「セフィ、いつかまた会えたらいいな!」
「はい! もし会えたら、その時はまた一緒にお話をして、冒険だってしましょうね!」
「約束だよ!」
「はい、約束です!」
「セフィ! ばいばい――」
「さようなら、ハルトくん――」
光がどんどんまぶしくなっていって、ボクはもう目を開けていられなくなった――。
そうしてしばらくして気がついたとき。
「あ、学校の図書室だ……」
ボクはいつもの図書室にいた。
机の上には本が置いてある。
精霊使いのハルトの物語だ。
でもその本は、少しだけ前と違っていた。
表紙に描かれている主人公の姿がカミカゼ・ハルトじゃなくて、加瀬大翔――ボクの姿になっていたんだ。
こうして。
精霊の国桃源郷を救った勇者ハルトの物語は、誰にも知られることなく、静かに幕を閉じたのだった――。
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