一年付き合ってた彼女が医大生とラブホから出てきた(NTR……涙)帰り道、川で幼女が溺れていたので助けて家まで送ったら学園のアイドルの家だった
マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫
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第7章 優香のお泊まり大作戦
第115話 優香の初体験
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ストレッチを終えた後、俺は優香を自分の部屋へと案内した。
「ここが俺の部屋です。それではどうぞお入りください」
俺は緊張のせいで、謎に丁寧な言葉遣いになってしまいながら、優香を自室へと招き入れた。
「ふわっ……ここが蒼太くんのお部屋」
「一応、散らかってはないと思うんだけども」
元々あんまり物を買ったりもしないので、たいして散らかりようもないのが幸いしたかな。
健介の部屋に遊びに行くと漫画とかラノベとか物がいっぱいあって、掃除が大変そうだなとか思ったことを、ふと思い出した。
でもテスト勉強しに行った優香の部屋は本当に綺麗に整理整頓されていたから、あのレベルから見ると、俺の部屋も散らかっているように見えるかもしれない。
しまったな。
優香がお風呂に入っている間に、チョッパヤで部屋の掃除をしておけばよかった。
見栄ばかり張るのは良くないだろうが、これくらいの見栄ならむしろ張るべきだろう。
だっていうのに、なぜ俺はしなくてもいい筋トレを無駄に熱心にやっていたのか……。
部屋掃除のことすら思い至らないとか、いろいろとテンパりすぎだろ。
普段は筋トレなんてまったくしないのにさ。
「私、男の子のお部屋に入るのって初めてかも」
「そ、そうなんだな」
「うん。そういう機会がなくて。えへへ、初体験しちゃった」
「お、おう」
最後は小さな声で恥ずかしそうに呟いた優香に、俺は頷くことしかできなかった。
だって上目遣いで『初体験しちゃった』とか言われちゃったんだぞ!?
そんなもん思春期の男子高校生のお年頃な胸の中は千々に乱れて、何も言えなくなってしまっても仕方ないだろ!?
そして、そのままプツリと会話が途切れてしまう。
「……」
「……」
あーッと!
ここにきて俺氏、言葉が出てこない!
完全に緊張してしまっているぞー!
(なぜか実況風の心の声)
しかし黙っていればいるほど、緊張感は高まっていくばかりである。
「とりあえず、優香の布団を敷かないといけないよな」
俺はなんとか会話のとっかかりをひねくりだした。
「そ、そうだよね。一緒に寝るわけにはいかないもんね」
ブホッ!?
い、一緒に寝る――だと!?
『初体験』に続いて、あまりに危険すぎるワードだった。
優花の言葉はちゃんと否定語を伴っていたのだが、俺の思春期な男子高校生ハートは『一緒に寝る』という言葉から、ついつい広げなくてもいい想像の翼を広げてしまう。
『優香、俺もう限界だ、我慢できない……』
『蒼太くん、いいよ。来て……』
『優香、痛かったら言うんだぞ』
『うん、蒼太くん――』
「――蒼太くん? 急に黙り込んでどうしたの?」
「はっ!? いや、なんでもないんだ、うん」
「そう?」
「おうよ! さーてと、そうと決まったらさっさと布団を運んでこないとな!」
俺は心の中のセンシティブな妄想を振り払うべく、努めて元気な口調で言った。
「じゃあ私も手伝うね」
「サンキュー」
俺と優香は客間から来客用の布団一式を部屋に運び込むと、2人で協力してセッティングを始めた。
「もうちょっとこっちに引っ張っていいかな? あと2センチくらい」
「あと2センチな、了解」
2人向き合ってシーツの上下の端を持って敷布団との位置を合わせてから、シーツの端を敷布団の下に折り込んでいく。
最後に掛布団と枕を置いて、たいして時間をかけることなく、寝るための準備は整った。
「ここが俺の部屋です。それではどうぞお入りください」
俺は緊張のせいで、謎に丁寧な言葉遣いになってしまいながら、優香を自室へと招き入れた。
「ふわっ……ここが蒼太くんのお部屋」
「一応、散らかってはないと思うんだけども」
元々あんまり物を買ったりもしないので、たいして散らかりようもないのが幸いしたかな。
健介の部屋に遊びに行くと漫画とかラノベとか物がいっぱいあって、掃除が大変そうだなとか思ったことを、ふと思い出した。
でもテスト勉強しに行った優香の部屋は本当に綺麗に整理整頓されていたから、あのレベルから見ると、俺の部屋も散らかっているように見えるかもしれない。
しまったな。
優香がお風呂に入っている間に、チョッパヤで部屋の掃除をしておけばよかった。
見栄ばかり張るのは良くないだろうが、これくらいの見栄ならむしろ張るべきだろう。
だっていうのに、なぜ俺はしなくてもいい筋トレを無駄に熱心にやっていたのか……。
部屋掃除のことすら思い至らないとか、いろいろとテンパりすぎだろ。
普段は筋トレなんてまったくしないのにさ。
「私、男の子のお部屋に入るのって初めてかも」
「そ、そうなんだな」
「うん。そういう機会がなくて。えへへ、初体験しちゃった」
「お、おう」
最後は小さな声で恥ずかしそうに呟いた優香に、俺は頷くことしかできなかった。
だって上目遣いで『初体験しちゃった』とか言われちゃったんだぞ!?
そんなもん思春期の男子高校生のお年頃な胸の中は千々に乱れて、何も言えなくなってしまっても仕方ないだろ!?
そして、そのままプツリと会話が途切れてしまう。
「……」
「……」
あーッと!
ここにきて俺氏、言葉が出てこない!
完全に緊張してしまっているぞー!
(なぜか実況風の心の声)
しかし黙っていればいるほど、緊張感は高まっていくばかりである。
「とりあえず、優香の布団を敷かないといけないよな」
俺はなんとか会話のとっかかりをひねくりだした。
「そ、そうだよね。一緒に寝るわけにはいかないもんね」
ブホッ!?
い、一緒に寝る――だと!?
『初体験』に続いて、あまりに危険すぎるワードだった。
優花の言葉はちゃんと否定語を伴っていたのだが、俺の思春期な男子高校生ハートは『一緒に寝る』という言葉から、ついつい広げなくてもいい想像の翼を広げてしまう。
『優香、俺もう限界だ、我慢できない……』
『蒼太くん、いいよ。来て……』
『優香、痛かったら言うんだぞ』
『うん、蒼太くん――』
「――蒼太くん? 急に黙り込んでどうしたの?」
「はっ!? いや、なんでもないんだ、うん」
「そう?」
「おうよ! さーてと、そうと決まったらさっさと布団を運んでこないとな!」
俺は心の中のセンシティブな妄想を振り払うべく、努めて元気な口調で言った。
「じゃあ私も手伝うね」
「サンキュー」
俺と優香は客間から来客用の布団一式を部屋に運び込むと、2人で協力してセッティングを始めた。
「もうちょっとこっちに引っ張っていいかな? あと2センチくらい」
「あと2センチな、了解」
2人向き合ってシーツの上下の端を持って敷布団との位置を合わせてから、シーツの端を敷布団の下に折り込んでいく。
最後に掛布団と枕を置いて、たいして時間をかけることなく、寝るための準備は整った。
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