一年付き合ってた彼女が医大生とラブホから出てきた(NTR……涙)帰り道、川で幼女が溺れていたので助けて家まで送ったら学園のアイドルの家だった
マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫
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第6章 優香のお料理大作戦
第88話「帰りにどこか寄って遊んでいかないかな?」
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「どうしたんだ?」
「なんていうかその、ほら、せっかくだしね?」
「おう」
「ほら、解放感の延長線上っていうのもありかなって言うか?」
「まあ、そうかも?」
「だからその、更なる解放感を感じるのも、やぶさかではないんじゃないかなーって思うんだよね」
「なんだかえらく持って回った言い方をするんだな? つまりどういうことだ?」
優香が何を言いたいのかイマイチつかめなかった俺は、素直にその意図を尋ねることにした。
「だ、だから……か、帰りにどこか寄って遊んでいかないかなって思って」
優香が少し視線を俺と反対側に逸らしながら小さくつぶやいた。
照れたように頬を染めているのが、いつにも増して可愛らしい。
「――っ!?」
こ、これはまさか!?
いわゆる一つのデートのお誘いという奴では!?
放課後デート、いやテスト明けデートというスペシャルなイベントなのでは!?
――なんて冗談は、今さらなのでさっさとポイするに限る。
仲のいい高校生だったら、男女でも学校帰りに遊びに行くくらい割りと普通だしな。
クラスの陽キャグループのメンバーにもすごく仲良さげな2人がいるけど、てっきり付き合ってるのかなって思ってたら、それぞれ別に付き合ってる相手がいるらしいし。
それをいちいちデートなんてくくりで捉えるのは、俺が優香のことをあまりに意識し過ぎているからだろう。
俺が過剰に反応したら、優香もドン引きするかもしれない。
俺は優香と、あくまで友達感覚の延長線上でいないといけないんだからな。
「どうかな?」
普段なら断る理由はなかった。
むしろ渡りに船でその提案に飛び乗ったことだろう。
だがしかし。
今日に限って、俺はその提案を受け入れることができなかった。
というのもだ。
「ごめん、今日はちょっと疲れててさ。テストが終わった解放感で気が緩んだら、今度は急に疲れがどっと出てきたというか……おっとと」
言ったそばから、俺は立ちくらみで身体を小さくふらつかせてしまった。
「蒼太くん、大丈夫?」
「あはは、大丈夫大丈夫。ちょっと立ちくらみをしただけだから」
「立ち眩みは、全然ちょっとじゃないと思うけど。怖い病気の兆候だったりするし」
優香の声に心配の色が混じる。
でも本当にそういうんじゃないんだよ。
「ほんとほんと。テスト前期間から今日までずっと、根を詰めて勉強してきたからさ。その反動が今になって一気に出てきたみたいっていうか。ふわぁ……はふ……」
今度は俺の口から大きなあくびが出た。
それも立て続けに2連発で。
慌てて右手で口元を隠したけど、大口を開けている間抜けな顔を優香に見られてしまったかもしれない。
「本当に大丈夫? テレビで夏風邪が流行してるって言ってたよ? ちょっとごめんね?」
言うが早いか、優香が俺の頬を両手でそっと優しく挟み込んだ。
「ゆ、優香? 急に何を……」
両頬から伝わってくる優香の手の柔らかい感触に、思わずドキッとしてしまう。
「ちょっとだけ、じっとしてて?」
すごく優しい声でささやくように言われて、
「あ、ああ……」
俺は緊張でいっぱいになりながら、かすれるような声で頷いた。
「うんしょっと」
さらに優香はかかとを上げて背伸びをすると、目をつぶった。
「え――」
「ん……」
さらに目をつぶったまま、俺の顔に自分の顔を近づけてくる。
えっ、ええっ!?
ええええええええぇぇぇぇぇぇ!?
まさか――き、きききキス!?
優香が俺にキスしようとしているのか?
ごくり、と喉がなった。
「なんていうかその、ほら、せっかくだしね?」
「おう」
「ほら、解放感の延長線上っていうのもありかなって言うか?」
「まあ、そうかも?」
「だからその、更なる解放感を感じるのも、やぶさかではないんじゃないかなーって思うんだよね」
「なんだかえらく持って回った言い方をするんだな? つまりどういうことだ?」
優香が何を言いたいのかイマイチつかめなかった俺は、素直にその意図を尋ねることにした。
「だ、だから……か、帰りにどこか寄って遊んでいかないかなって思って」
優香が少し視線を俺と反対側に逸らしながら小さくつぶやいた。
照れたように頬を染めているのが、いつにも増して可愛らしい。
「――っ!?」
こ、これはまさか!?
いわゆる一つのデートのお誘いという奴では!?
放課後デート、いやテスト明けデートというスペシャルなイベントなのでは!?
――なんて冗談は、今さらなのでさっさとポイするに限る。
仲のいい高校生だったら、男女でも学校帰りに遊びに行くくらい割りと普通だしな。
クラスの陽キャグループのメンバーにもすごく仲良さげな2人がいるけど、てっきり付き合ってるのかなって思ってたら、それぞれ別に付き合ってる相手がいるらしいし。
それをいちいちデートなんてくくりで捉えるのは、俺が優香のことをあまりに意識し過ぎているからだろう。
俺が過剰に反応したら、優香もドン引きするかもしれない。
俺は優香と、あくまで友達感覚の延長線上でいないといけないんだからな。
「どうかな?」
普段なら断る理由はなかった。
むしろ渡りに船でその提案に飛び乗ったことだろう。
だがしかし。
今日に限って、俺はその提案を受け入れることができなかった。
というのもだ。
「ごめん、今日はちょっと疲れててさ。テストが終わった解放感で気が緩んだら、今度は急に疲れがどっと出てきたというか……おっとと」
言ったそばから、俺は立ちくらみで身体を小さくふらつかせてしまった。
「蒼太くん、大丈夫?」
「あはは、大丈夫大丈夫。ちょっと立ちくらみをしただけだから」
「立ち眩みは、全然ちょっとじゃないと思うけど。怖い病気の兆候だったりするし」
優香の声に心配の色が混じる。
でも本当にそういうんじゃないんだよ。
「ほんとほんと。テスト前期間から今日までずっと、根を詰めて勉強してきたからさ。その反動が今になって一気に出てきたみたいっていうか。ふわぁ……はふ……」
今度は俺の口から大きなあくびが出た。
それも立て続けに2連発で。
慌てて右手で口元を隠したけど、大口を開けている間抜けな顔を優香に見られてしまったかもしれない。
「本当に大丈夫? テレビで夏風邪が流行してるって言ってたよ? ちょっとごめんね?」
言うが早いか、優香が俺の頬を両手でそっと優しく挟み込んだ。
「ゆ、優香? 急に何を……」
両頬から伝わってくる優香の手の柔らかい感触に、思わずドキッとしてしまう。
「ちょっとだけ、じっとしてて?」
すごく優しい声でささやくように言われて、
「あ、ああ……」
俺は緊張でいっぱいになりながら、かすれるような声で頷いた。
「うんしょっと」
さらに優香はかかとを上げて背伸びをすると、目をつぶった。
「え――」
「ん……」
さらに目をつぶったまま、俺の顔に自分の顔を近づけてくる。
えっ、ええっ!?
ええええええええぇぇぇぇぇぇ!?
まさか――き、きききキス!?
優香が俺にキスしようとしているのか?
ごくり、と喉がなった。
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