一年付き合ってた彼女が医大生とラブホから出てきた(NTR……涙)帰り道、川で幼女が溺れていたので助けて家まで送ったら学園のアイドルの家だった
マナシロカナタ✨ラノベ作家✨子犬を助けた
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第6章 優香のお料理大作戦
第86話 1学期中間テスト
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こうして万全の準備をして、さらに優香にエールを貰って迎えた中間テスト。
その最初の科目であるコミュニケーション英語。
カカカカカッ!
カカカカカカカカッ!
シャキーン!!
俺のシャーペンがテスト用紙の上で舞い踊るたびに、次々と解答欄が埋まっていく。
分かる、分かるぞ!
ほとんどの問題がすらすら解ける!
こんなに分かる英語のテストは高校に入って初めてだ!
(ただし一部の『明らかに難しすぎる問題=点数差をつけるための問題』は除く)
カカカカカッ!
カカカカカカカカッ!
カカカカカカカカカカカカカカカ――ッ!
ずっと俺のターン!
シャキーン!!
苦手だった英語で解答欄を全て埋めることができたのは、俺的にはかなりすごいことだ。
もちろん今までも、適当に単語を書くだけ書いて空欄にはしないようにしていたんだけど。
今回はそういうのではなく、ワンチャン正解になりそう(な雰囲気がなくもない)答えを書き込むことができたのだ。
(ただし一部の『明らかに難しすぎる問題=点数差をつけるための問題』は除く)
早い段階から優香と美月ちゃんと勉強会をしていた効果があったことは、間違いなかった。
やれやれ、姫宮姉妹は俺にとっての勝利の女神姉妹だな。
――なんてアホなことをテスト中に考えられるくらい、俺は自信と余裕を持って試験に臨んでいた。
そしてそれはテスト最終日まで続き。
俺は全ての教科のテストで、過去一番の出来と言っていいくらいに、自信をもって解答を書き込むことができたのだった。
最後の科目だった保健体育も、俺は全ての解答欄をしっかりと埋めて提出し、1学期中間テストは無事に終了した。
◆
「やっと終わったな~」
全ての科目のテストが終わり、優香と並んで歩く帰りの通学路にて。
俺はテスト明けの解放感もあって、両手を上に上げて『うーん』と大きく伸びをした。
毎日かなりの時間、机に向かって勉強していたから凝り固まっていたんだろう。
パキッ、ピキパキッと背中や肩が小気味よく音を立てる。
「お疲れさま、蒼太くん」
そんな俺の姿を見て、優香が口元に軽く握った右手を当てながら小さく笑った。
「優香もお疲れさん」
優香の可憐な笑顔を見るだけで、長く溜まった疲れも一気に吹き飛んでしまいそうだよ。
女の子の笑顔は、男子にとって最高の清涼剤&エナジードリンクだよな。
「背中、いい音してたね。パキパキって小枝を踏んだみたいに」
「優香もやってみたらどうだ? 気持ちいいぞ?」
「私は恥ずかしいからいいかなぁ」
「それなら問題ないんじゃないか? もう俺しかいないし」
俺たちが向かっている高校最寄りのバス停は、ほとんど全ての生徒が利用するJRの駅とは学校を出て180度反対方向にある。
なので既に周囲には俺たち以外の生徒の姿は見当たらなかった。
「そ、蒼太くんに見られるのが一番恥ずかしいんだもん……」
すると優香が蚊の鳴くような小さな声で、何ごとかを呟いた。
「えっ、なんだって?」
しかしあまりに小声過ぎたこともあって、俺はそれを聞き取りそびれてしまう。
「だ、だから……」
「だから?」
なぜだか言い淀む優香に、俺は軽い気持ちで続きを促した。
その最初の科目であるコミュニケーション英語。
カカカカカッ!
カカカカカカカカッ!
シャキーン!!
俺のシャーペンがテスト用紙の上で舞い踊るたびに、次々と解答欄が埋まっていく。
分かる、分かるぞ!
ほとんどの問題がすらすら解ける!
こんなに分かる英語のテストは高校に入って初めてだ!
(ただし一部の『明らかに難しすぎる問題=点数差をつけるための問題』は除く)
カカカカカッ!
カカカカカカカカッ!
カカカカカカカカカカカカカカカ――ッ!
ずっと俺のターン!
シャキーン!!
苦手だった英語で解答欄を全て埋めることができたのは、俺的にはかなりすごいことだ。
もちろん今までも、適当に単語を書くだけ書いて空欄にはしないようにしていたんだけど。
今回はそういうのではなく、ワンチャン正解になりそう(な雰囲気がなくもない)答えを書き込むことができたのだ。
(ただし一部の『明らかに難しすぎる問題=点数差をつけるための問題』は除く)
早い段階から優香と美月ちゃんと勉強会をしていた効果があったことは、間違いなかった。
やれやれ、姫宮姉妹は俺にとっての勝利の女神姉妹だな。
――なんてアホなことをテスト中に考えられるくらい、俺は自信と余裕を持って試験に臨んでいた。
そしてそれはテスト最終日まで続き。
俺は全ての教科のテストで、過去一番の出来と言っていいくらいに、自信をもって解答を書き込むことができたのだった。
最後の科目だった保健体育も、俺は全ての解答欄をしっかりと埋めて提出し、1学期中間テストは無事に終了した。
◆
「やっと終わったな~」
全ての科目のテストが終わり、優香と並んで歩く帰りの通学路にて。
俺はテスト明けの解放感もあって、両手を上に上げて『うーん』と大きく伸びをした。
毎日かなりの時間、机に向かって勉強していたから凝り固まっていたんだろう。
パキッ、ピキパキッと背中や肩が小気味よく音を立てる。
「お疲れさま、蒼太くん」
そんな俺の姿を見て、優香が口元に軽く握った右手を当てながら小さく笑った。
「優香もお疲れさん」
優香の可憐な笑顔を見るだけで、長く溜まった疲れも一気に吹き飛んでしまいそうだよ。
女の子の笑顔は、男子にとって最高の清涼剤&エナジードリンクだよな。
「背中、いい音してたね。パキパキって小枝を踏んだみたいに」
「優香もやってみたらどうだ? 気持ちいいぞ?」
「私は恥ずかしいからいいかなぁ」
「それなら問題ないんじゃないか? もう俺しかいないし」
俺たちが向かっている高校最寄りのバス停は、ほとんど全ての生徒が利用するJRの駅とは学校を出て180度反対方向にある。
なので既に周囲には俺たち以外の生徒の姿は見当たらなかった。
「そ、蒼太くんに見られるのが一番恥ずかしいんだもん……」
すると優香が蚊の鳴くような小さな声で、何ごとかを呟いた。
「えっ、なんだって?」
しかしあまりに小声過ぎたこともあって、俺はそれを聞き取りそびれてしまう。
「だ、だから……」
「だから?」
なぜだか言い淀む優香に、俺は軽い気持ちで続きを促した。
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