一年付き合ってた彼女が医大生とラブホから出てきた(NTR……涙)帰り道、川で幼女が溺れていたので助けて家まで送ったら学園のアイドルの家だった
マナシロカナタ✨ラノベ作家✨子犬を助けた
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第4章 プールデート
第54話「に、似合ってないかな? 去年のだから実は少し小さくて」
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「に、似合ってないかな? 去年のだから実は少し小さくて」
息をするのも忘れてしまうくらいに見入ってしまい、全く言葉が継げないでいた俺を見て、優香の顔が不安で曇る。
優香を不安がらせるなんてことは間違ってもあってはいけない。
俺は頭の中のイケナイ妄想を慌てて振り払おうとした。
したのだが――。
はて?
小さいとは、一体なんのことを言っているのだろうか?
その一点が俺はどうにも気になってしょうがなかった。
1年生の頃は話したことがなかったものの、バスや学校で何度か優香の姿を見かけたことがある俺からしてみれば、優香の身長がそんなに伸びているようには見えない。
だとすれば、果たしてどこが小さいと優香は言っているのだろうか?
ご、ごくり……。
俺の視線は自然と、優香の主張してやまないとある一点に向けられた――って、だからそういうのは今はなしにしろっての!
「ごめん。優香が魅力的過ぎて完全に思考が飛んじゃってた。大人っぽくてすごく似合ってるよ。マジで女神が降臨したかと思った」
「そんな、女神なんて言い過ぎだよぉ。でも褒めてくれてありがとね、嬉しいな♪」
頬を真っ赤に染めてはにかむ優香が、それとなく水着の胸元を引っ張って調整する。
ゴファ――ッ!?
大人っぽいビキニ水着なのもあって、その仕草がマジほんとガチでヤバいくらいにエロ可愛いすぎるんだががががががっ!!??
しかも胸元を調整するってことは、やっぱり小さかったのはそこだったんだな!
だって水着が締め付けてる感あるもんな!
それがまたなんとも俺を情緒的に(敢えてこういう表現をしました。端的にいうとエッチな気持ちです、ごめんなさい)させるんだよぉ!
自分の心がいつになく動揺してしまっているのが自分でも分かる。
水着姿の優香を前に、今の俺は完全に浮足立ってしまっていた。
地に足がついていない、自分が自分じゃないみたいだ。
今、下手に口を開くと余計なことまで言ってしまいそうだった。
だからまずは落ちつけ、落ち着くんだ俺。
「その……水着、似合ってるな」
「ありがとう。でもそう何回も言われると照れちゃうよ」
「ご、ごめん」
「ううん、謝ることじゃ全然ないし。むしろ嬉しいし」
くっ、俺はなに同じことを2回も言ってんだ。
話しかけるたびに同じ言葉を返してくるロープレの村人かよ。
マジで落ち着こうな俺。
2,3,5,7、11、13、17……。
浮ついてどうしようもない心を、俺は素数を心の中で数えることで、なんとか落ち着けようとした。
「……」
「……」
しかしそのせいで俺は突然黙り込んでしまい。
優香は優香で俺の次の言葉を待っているのか、俺を静かに見つめたままでいる。
結果的に、俺と優香はこそばゆい雰囲気に包まれながら、お互いに目を見つめ合ったまま黙り込んでしまった。
「…………」
「…………」
なにか、なにか言わないと。
そう思うものの。
低めに見積もって、優香の魅力を100倍増しにしてしまうビキニ水着姿を見ていると、俺の口からはどうしても言葉が出てこなくなってしまうのだ。
それ程までに水着姿の優香はマジで半端なかった。
とまぁ、そんな状況だったものの。
「蒼太おにーちゃん、早くバタバタの練習をしましょう!」
美月ちゃんが元気よく右手をあげて言ってくれたおかげで、
「お、おう。そうだな。バタ足の練習するか」
「そ、そうね。今日は練習しに来たんだものね。まだ空いている間に練習しないとだよね」
俺たちはぎこちなくだけど会話を再開できたのだった。
ふぅ、やれやれ。
今日は美月ちゃんも一緒で良かったよ。
もし優香と2人きりだったりしたら、俺は胸の高鳴りをどうやっても抑えることができなかったはずだから。
息をするのも忘れてしまうくらいに見入ってしまい、全く言葉が継げないでいた俺を見て、優香の顔が不安で曇る。
優香を不安がらせるなんてことは間違ってもあってはいけない。
俺は頭の中のイケナイ妄想を慌てて振り払おうとした。
したのだが――。
はて?
小さいとは、一体なんのことを言っているのだろうか?
その一点が俺はどうにも気になってしょうがなかった。
1年生の頃は話したことがなかったものの、バスや学校で何度か優香の姿を見かけたことがある俺からしてみれば、優香の身長がそんなに伸びているようには見えない。
だとすれば、果たしてどこが小さいと優香は言っているのだろうか?
ご、ごくり……。
俺の視線は自然と、優香の主張してやまないとある一点に向けられた――って、だからそういうのは今はなしにしろっての!
「ごめん。優香が魅力的過ぎて完全に思考が飛んじゃってた。大人っぽくてすごく似合ってるよ。マジで女神が降臨したかと思った」
「そんな、女神なんて言い過ぎだよぉ。でも褒めてくれてありがとね、嬉しいな♪」
頬を真っ赤に染めてはにかむ優香が、それとなく水着の胸元を引っ張って調整する。
ゴファ――ッ!?
大人っぽいビキニ水着なのもあって、その仕草がマジほんとガチでヤバいくらいにエロ可愛いすぎるんだががががががっ!!??
しかも胸元を調整するってことは、やっぱり小さかったのはそこだったんだな!
だって水着が締め付けてる感あるもんな!
それがまたなんとも俺を情緒的に(敢えてこういう表現をしました。端的にいうとエッチな気持ちです、ごめんなさい)させるんだよぉ!
自分の心がいつになく動揺してしまっているのが自分でも分かる。
水着姿の優香を前に、今の俺は完全に浮足立ってしまっていた。
地に足がついていない、自分が自分じゃないみたいだ。
今、下手に口を開くと余計なことまで言ってしまいそうだった。
だからまずは落ちつけ、落ち着くんだ俺。
「その……水着、似合ってるな」
「ありがとう。でもそう何回も言われると照れちゃうよ」
「ご、ごめん」
「ううん、謝ることじゃ全然ないし。むしろ嬉しいし」
くっ、俺はなに同じことを2回も言ってんだ。
話しかけるたびに同じ言葉を返してくるロープレの村人かよ。
マジで落ち着こうな俺。
2,3,5,7、11、13、17……。
浮ついてどうしようもない心を、俺は素数を心の中で数えることで、なんとか落ち着けようとした。
「……」
「……」
しかしそのせいで俺は突然黙り込んでしまい。
優香は優香で俺の次の言葉を待っているのか、俺を静かに見つめたままでいる。
結果的に、俺と優香はこそばゆい雰囲気に包まれながら、お互いに目を見つめ合ったまま黙り込んでしまった。
「…………」
「…………」
なにか、なにか言わないと。
そう思うものの。
低めに見積もって、優香の魅力を100倍増しにしてしまうビキニ水着姿を見ていると、俺の口からはどうしても言葉が出てこなくなってしまうのだ。
それ程までに水着姿の優香はマジで半端なかった。
とまぁ、そんな状況だったものの。
「蒼太おにーちゃん、早くバタバタの練習をしましょう!」
美月ちゃんが元気よく右手をあげて言ってくれたおかげで、
「お、おう。そうだな。バタ足の練習するか」
「そ、そうね。今日は練習しに来たんだものね。まだ空いている間に練習しないとだよね」
俺たちはぎこちなくだけど会話を再開できたのだった。
ふぅ、やれやれ。
今日は美月ちゃんも一緒で良かったよ。
もし優香と2人きりだったりしたら、俺は胸の高鳴りをどうやっても抑えることができなかったはずだから。
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