一年付き合ってた彼女が医大生とラブホから出てきた(NTR……涙)帰り道、川で幼女が溺れていたので助けて家まで送ったら学園のアイドルの家だった
マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫
文字の大きさ
大中小
50 / 175
第4章 プールデート
第50話 美月ちゃんの向上心
しおりを挟む
とある平日の放課後。
学校帰りに優香の家にお邪魔していた俺は、優香と美月ちゃんと3人で、人気ゲーム機で鉄道系パーティゲームに興じていた。
「ここで温存していた刀狩りカード発動です! 対象は蒼太おにーちゃんです!」
「ぎいゃぁぁぁっ!? 次のターンで使う予定だった俺のシンデレラカードが奪われただと!?」
「計画通りです」
「ふふふ、蒼太くんってば美月が持っていたのすっかり忘れてたでしょ」
美月ちゃんと俺のやり取りを見て、優香がクスクスと笑う。
「ひどい、美月ちゃんの人でなしめ!」
「ごめんなさい蒼太おにーちゃん。でも木兆鉄は戦争ですから」
「くっ、言ったな!? だが今に見てろよ? すぐに高校生の怖さを教えてやるぜ……!」
そうだ、このままコテンパンにやられたままで終わってなるものか。
ゲームはもう終盤戦だが、まだまだ起死回生のチャンスはある。
簡単に逃げ切れると思うなよ!
「じゃあ私も蒼太くんに、さっきのターンでゲットした強奪飛び周遊カードを使おうっと♪」
「ちょ、優香!? 今ナチュラルに追い打ちかけるのはやめてくれない!?」
「だって今はトップの美月を狙うより、弱った蒼太くんを狙ったほうが効率良さそうだもーん♪」
「姉妹揃ってひどい!? だが待つんだ優香。冷静に考えて、倒すべき相手は俺じゃなくてトップの美月ちゃんだろ?」
「私のプランとしては、ここで蒼太くんから資産をしっかり頂戴しておいて、最終決戦で美月と勝負する作戦なんだよねー。ってことで、はい没収~♪」
「ぎぃやあぁぁっ! 俺の最高額資産・東京ネズコランドが強奪されてゆく……っ!」
「ごめんね蒼太くん。でも木兆鉄は戦争だから」
「くっ、これが高校生の怖さってやつか……。まざまざと見せつけられたぜ……。あと姉妹揃ってガチ勢過ぎる上に、容赦がなさ過ぎる……」
とまぁこんな感じで、3人で木兆鉄をワイワイ楽しんでいると。
「そう言えば、蒼太おにーちゃんって水泳は得意ですか?」
ゲームが一区切りついた後に、トップでクリアした美月ちゃんがそんなことを尋ねてきた。
「まぁボチボチってところかな? 元々運動神経がいいわけでもないし、クラスで一番ってほどじゃないけど、特に苦手ってわけでもないぞ。小学校の6年間ずっとやってたから基礎に関してはばっちりだと思う」
「じゃあ美月にバタ足を教えてくれませんか? 美月、まだ上手く泳げないんです」
俺を見る美月ちゃんは、ゲームをしていた時とは違ってとても真剣な顔をしている。
俺はすぐにその意図を察した。
多分だけど、あの時溺れたからちゃんと泳げるようになりたいって、思っているんじゃないかな。
いや、この真剣な表情を前に「じゃないかな」なんてのは付けるべきじゃないか。
もう溺れないように、しっかりと泳げるようになりたいって美月ちゃんなりに強く思っているんだ。
まったく。
まだ小さいのに向上心のある子だよなぁ。
偉いぞ、うん。
美月ちゃんの思いには、お兄ちゃんと慕われている俺としても全力で応えてあげたいところだな。
「教えるのはぜんぜん構わないんだけど、いかんせん水泳は練習する場所の確保が問題なんだよな。それにまだ春だから水の中に入るのは寒いしさ。とりあえず夏になったらってことでいいかな?」
美月ちゃんのやる気は買うものの、現実的な問題として春にプールはちょっと難しい。
夏は夏で、空いているプールを見つけるのが難しいってのはあるんだけども。
近場の行きやすいプールはどこも人でいっぱいになるだろうから、練習するスペースがとれるような、遠かったりして人がそう多くないプールを探さないといけないだろう。
そんなことをなんとなく考えていると、
「それなんだけどね」
優香が話に入ってきた。
学校帰りに優香の家にお邪魔していた俺は、優香と美月ちゃんと3人で、人気ゲーム機で鉄道系パーティゲームに興じていた。
「ここで温存していた刀狩りカード発動です! 対象は蒼太おにーちゃんです!」
「ぎいゃぁぁぁっ!? 次のターンで使う予定だった俺のシンデレラカードが奪われただと!?」
「計画通りです」
「ふふふ、蒼太くんってば美月が持っていたのすっかり忘れてたでしょ」
美月ちゃんと俺のやり取りを見て、優香がクスクスと笑う。
「ひどい、美月ちゃんの人でなしめ!」
「ごめんなさい蒼太おにーちゃん。でも木兆鉄は戦争ですから」
「くっ、言ったな!? だが今に見てろよ? すぐに高校生の怖さを教えてやるぜ……!」
そうだ、このままコテンパンにやられたままで終わってなるものか。
ゲームはもう終盤戦だが、まだまだ起死回生のチャンスはある。
簡単に逃げ切れると思うなよ!
「じゃあ私も蒼太くんに、さっきのターンでゲットした強奪飛び周遊カードを使おうっと♪」
「ちょ、優香!? 今ナチュラルに追い打ちかけるのはやめてくれない!?」
「だって今はトップの美月を狙うより、弱った蒼太くんを狙ったほうが効率良さそうだもーん♪」
「姉妹揃ってひどい!? だが待つんだ優香。冷静に考えて、倒すべき相手は俺じゃなくてトップの美月ちゃんだろ?」
「私のプランとしては、ここで蒼太くんから資産をしっかり頂戴しておいて、最終決戦で美月と勝負する作戦なんだよねー。ってことで、はい没収~♪」
「ぎぃやあぁぁっ! 俺の最高額資産・東京ネズコランドが強奪されてゆく……っ!」
「ごめんね蒼太くん。でも木兆鉄は戦争だから」
「くっ、これが高校生の怖さってやつか……。まざまざと見せつけられたぜ……。あと姉妹揃ってガチ勢過ぎる上に、容赦がなさ過ぎる……」
とまぁこんな感じで、3人で木兆鉄をワイワイ楽しんでいると。
「そう言えば、蒼太おにーちゃんって水泳は得意ですか?」
ゲームが一区切りついた後に、トップでクリアした美月ちゃんがそんなことを尋ねてきた。
「まぁボチボチってところかな? 元々運動神経がいいわけでもないし、クラスで一番ってほどじゃないけど、特に苦手ってわけでもないぞ。小学校の6年間ずっとやってたから基礎に関してはばっちりだと思う」
「じゃあ美月にバタ足を教えてくれませんか? 美月、まだ上手く泳げないんです」
俺を見る美月ちゃんは、ゲームをしていた時とは違ってとても真剣な顔をしている。
俺はすぐにその意図を察した。
多分だけど、あの時溺れたからちゃんと泳げるようになりたいって、思っているんじゃないかな。
いや、この真剣な表情を前に「じゃないかな」なんてのは付けるべきじゃないか。
もう溺れないように、しっかりと泳げるようになりたいって美月ちゃんなりに強く思っているんだ。
まったく。
まだ小さいのに向上心のある子だよなぁ。
偉いぞ、うん。
美月ちゃんの思いには、お兄ちゃんと慕われている俺としても全力で応えてあげたいところだな。
「教えるのはぜんぜん構わないんだけど、いかんせん水泳は練習する場所の確保が問題なんだよな。それにまだ春だから水の中に入るのは寒いしさ。とりあえず夏になったらってことでいいかな?」
美月ちゃんのやる気は買うものの、現実的な問題として春にプールはちょっと難しい。
夏は夏で、空いているプールを見つけるのが難しいってのはあるんだけども。
近場の行きやすいプールはどこも人でいっぱいになるだろうから、練習するスペースがとれるような、遠かったりして人がそう多くないプールを探さないといけないだろう。
そんなことをなんとなく考えていると、
「それなんだけどね」
優香が話に入ってきた。
10
あなたにおすすめの小説
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ3巻7/30発売
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる