S級【バッファー】(←不遇職)の俺、結婚を誓い合った【幼馴染】を【勇者】に寝取られパーティ追放されヒキコモリに→美少女エルフに養って貰います
マナシロカナタ✨ラノベ作家✨子犬を助けた
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第11章
第200話 照れ隠し? シャーリー
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「もうね、なんだか最近は、肌の張りも落ちてきた気がするのよねぇ」
シャーリーがいじけたように呟いた。
シャーリーは割と自己肯定感が高く、イケイケの自信家なので、こんな弱気な姿を見るのはかなり珍しい。
でもシャーリーも女の子なんだし、年齢とか結婚とかがどうしても気になっちゃうんだろうな。
「そんなことありませんってば。シャーリーさんの肌はすごく綺麗ですから。それにスタイルも抜群じゃないですか。ボン、キュッ、ボンですごく羨ましいんですよ? ね、ケースケ様だってそう思いますよね?」
「シャーリーはとても魅力的な女の子だよ。美人だしスタイルもいいし、はっきりした性格で何でも素直に言い合えるから、すごく自然体でいられる。ストレートに好意を伝えてくれるのも嬉しい。だから自信を持ってくれ」
俺はシャーリーを元気づけたい一心で、柄にもなく歯の浮くようなセリフを言った。
普段はあまり言わないでいるが、これが俺の、シャーリーに対する嘘偽りのない本心である。
「ですって、シャーリーさん。でもいいなぁ、ケースケ様にこんなにはっきり気持ちを伝えてもらって」
アイセルが嬉しそうに――だけどちょっとだけ羨ましそうに――言ったのだが、
「……」
シャーリーは急に下を向いて沈黙してしまった。
さらには、なぜだか俺から顔も背けている。
「どうしたんだ、シャーリー?」
「どうしたんです、シャーリーさん?」
「……」
「シャーリー?」
「シャーリーさん?」
急に一言も発しなくなったシャーリーを心配する俺とアイセル。
特に俺はまた気付かないうちに
「――なり――たら……」
「え、なんだって?」
口を開いたものの、あまりに小声過ぎて聞き取れなかった俺が聞き返すと、
「いきなりそんなこと言われたら照れるでしょ!」
真っ赤にした顔を俺に向けたシャーリーが、突然ガーっと盛大にキレた。
「珍しく本音で語ったのに、なんでキレられるんだよ」
「はっ!? ケースケ様ケースケ様。これは照れ隠しというものです」
「照れ隠し? シャーリーが、俺にか?」
「間違いありません! ふふっ、普段は大人びたシャーリーさんも、ケースケ様に面と向かって愛を囁かれたら、こんな風に照れちゃうんですね~」
アイセルはこれ以上なく嬉しそうだった。
「……別に愛は囁いてなくないか?」
「いえいえ、囁いていましたよ? ラブ満載でしたよ? いいなぁ、シャーリーさん。ケースケ様に愛を囁いてもらって。羨ましいなぁ」
「そうよケースケ。アタシばっかりに言ってないで、ちゃんとアイセルにも言わないと不公平でしょ」
「あ! シャーリーさんはいいこと言いますね! というわけでケースケ様、よろしくお願いしますね」
「なんでそうなる」
「2人を同時に愛するなら、不公平は絶対にダメよ。ね、アイセル」
「そうですよ! 不公平の『不』は不幸の『不』なんですから」
「ああもう、分かったよ――」
その後、俺はアイセルとシャーリーにラブっぽいことを何度も言わされてしまった。
アイセルに言えば、今度はシャーリーがアタシにもと要求し、逆もまた然り。
2人が満足するまで、俺は愛の言葉をささやき続けた。
この様子を見ている限り、どうやら2人は、俺が思っている以上に仲良しになっているようだ。
いや、いいんだけどな?
むしろ俺を巡ってケンカになったりするよりは、2人仲良く俺を好きでいてくれる方が、はるかに平和でいいんだけども。
シャーリーがいじけたように呟いた。
シャーリーは割と自己肯定感が高く、イケイケの自信家なので、こんな弱気な姿を見るのはかなり珍しい。
でもシャーリーも女の子なんだし、年齢とか結婚とかがどうしても気になっちゃうんだろうな。
「そんなことありませんってば。シャーリーさんの肌はすごく綺麗ですから。それにスタイルも抜群じゃないですか。ボン、キュッ、ボンですごく羨ましいんですよ? ね、ケースケ様だってそう思いますよね?」
「シャーリーはとても魅力的な女の子だよ。美人だしスタイルもいいし、はっきりした性格で何でも素直に言い合えるから、すごく自然体でいられる。ストレートに好意を伝えてくれるのも嬉しい。だから自信を持ってくれ」
俺はシャーリーを元気づけたい一心で、柄にもなく歯の浮くようなセリフを言った。
普段はあまり言わないでいるが、これが俺の、シャーリーに対する嘘偽りのない本心である。
「ですって、シャーリーさん。でもいいなぁ、ケースケ様にこんなにはっきり気持ちを伝えてもらって」
アイセルが嬉しそうに――だけどちょっとだけ羨ましそうに――言ったのだが、
「……」
シャーリーは急に下を向いて沈黙してしまった。
さらには、なぜだか俺から顔も背けている。
「どうしたんだ、シャーリー?」
「どうしたんです、シャーリーさん?」
「……」
「シャーリー?」
「シャーリーさん?」
急に一言も発しなくなったシャーリーを心配する俺とアイセル。
特に俺はまた気付かないうちに
「――なり――たら……」
「え、なんだって?」
口を開いたものの、あまりに小声過ぎて聞き取れなかった俺が聞き返すと、
「いきなりそんなこと言われたら照れるでしょ!」
真っ赤にした顔を俺に向けたシャーリーが、突然ガーっと盛大にキレた。
「珍しく本音で語ったのに、なんでキレられるんだよ」
「はっ!? ケースケ様ケースケ様。これは照れ隠しというものです」
「照れ隠し? シャーリーが、俺にか?」
「間違いありません! ふふっ、普段は大人びたシャーリーさんも、ケースケ様に面と向かって愛を囁かれたら、こんな風に照れちゃうんですね~」
アイセルはこれ以上なく嬉しそうだった。
「……別に愛は囁いてなくないか?」
「いえいえ、囁いていましたよ? ラブ満載でしたよ? いいなぁ、シャーリーさん。ケースケ様に愛を囁いてもらって。羨ましいなぁ」
「そうよケースケ。アタシばっかりに言ってないで、ちゃんとアイセルにも言わないと不公平でしょ」
「あ! シャーリーさんはいいこと言いますね! というわけでケースケ様、よろしくお願いしますね」
「なんでそうなる」
「2人を同時に愛するなら、不公平は絶対にダメよ。ね、アイセル」
「そうですよ! 不公平の『不』は不幸の『不』なんですから」
「ああもう、分かったよ――」
その後、俺はアイセルとシャーリーにラブっぽいことを何度も言わされてしまった。
アイセルに言えば、今度はシャーリーがアタシにもと要求し、逆もまた然り。
2人が満足するまで、俺は愛の言葉をささやき続けた。
この様子を見ている限り、どうやら2人は、俺が思っている以上に仲良しになっているようだ。
いや、いいんだけどな?
むしろ俺を巡ってケンカになったりするよりは、2人仲良く俺を好きでいてくれる方が、はるかに平和でいいんだけども。
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