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俺の大切な人
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会社に着き自分のデスクに向かう
雪「あ、あの!」
「ん?橋本さん……どうかした?」
雪「これ!」
橋本さんは水玉のふろしきに包まれた弁当を
俺に差し出した
「あ、ありがとう」
雪「い、いえ!それでは!」
橋本さんはどうして俺に優しくするんだろうか
死神「それはお前が好きだからだよ」
「は……?」
俺のことが好き?
いやいやいや、橋本さんみたいな人が俺を?
あり得ない、あり得るわけがない
「お前、勝手なこと言うなよ」
死神「本当のことだ」
「はぁ?また馬鹿にしてるんだろ」
死神「してないって」
「トイレ行ってくる」
死神「いってら~」
俺は立ち上がってトイレに向かった
「はぁ」
橋本さんが俺のことを好き?
いや、好意をもってくれていることは嬉しい
だけどあの橋本さんが?
「俺……馬鹿か」
死神「馬鹿だねぇ」
「うわっ」
死神がトイレの扉の上から覗いていた
死神「自分の気持ちに気付かないなんてな」
「俺の……気持ち?」
死神「お前の大切な人は誰だ?」
俺の……大切な人は…………
「橋本さん……?」
死神「そうだ、今頃かよ……」
「お、俺……」
俺は橋本さんを大切だと思ってるのか?
つまり俺は橋本さんの事が好き?
「はぁぁあぁ」
死神「それはため息か?」
「あぁ、そうだ」
俺はトイレから出た
部署に戻ると課長が俺と橋本さんに向かってくる
課長「橋本君と原村君、外回り頼めるかな?」
「はい」
雪「はい!」
橋本さんが俺に駆け寄ってくる
雪「行きましょうっ」
「そうだね」
橋本さんが俺のことを好き……
嘘かもしれないけど
でも少しだけでも期待していいのかな?
「橋本さん」
雪「はい?」
「俺さ」
勇気だして告白してみようかな
「きゃあっ」
その時、女の人の悲鳴が聞こえた
俺は振り向く
女の人がこけて橋本さんに倒れかかる
突然の事で踏ん張りがきかず橋本さんは
「橋本さん!」
電車に…………跳ねられた
雪「あ、あの!」
「ん?橋本さん……どうかした?」
雪「これ!」
橋本さんは水玉のふろしきに包まれた弁当を
俺に差し出した
「あ、ありがとう」
雪「い、いえ!それでは!」
橋本さんはどうして俺に優しくするんだろうか
死神「それはお前が好きだからだよ」
「は……?」
俺のことが好き?
いやいやいや、橋本さんみたいな人が俺を?
あり得ない、あり得るわけがない
「お前、勝手なこと言うなよ」
死神「本当のことだ」
「はぁ?また馬鹿にしてるんだろ」
死神「してないって」
「トイレ行ってくる」
死神「いってら~」
俺は立ち上がってトイレに向かった
「はぁ」
橋本さんが俺のことを好き?
いや、好意をもってくれていることは嬉しい
だけどあの橋本さんが?
「俺……馬鹿か」
死神「馬鹿だねぇ」
「うわっ」
死神がトイレの扉の上から覗いていた
死神「自分の気持ちに気付かないなんてな」
「俺の……気持ち?」
死神「お前の大切な人は誰だ?」
俺の……大切な人は…………
「橋本さん……?」
死神「そうだ、今頃かよ……」
「お、俺……」
俺は橋本さんを大切だと思ってるのか?
つまり俺は橋本さんの事が好き?
「はぁぁあぁ」
死神「それはため息か?」
「あぁ、そうだ」
俺はトイレから出た
部署に戻ると課長が俺と橋本さんに向かってくる
課長「橋本君と原村君、外回り頼めるかな?」
「はい」
雪「はい!」
橋本さんが俺に駆け寄ってくる
雪「行きましょうっ」
「そうだね」
橋本さんが俺のことを好き……
嘘かもしれないけど
でも少しだけでも期待していいのかな?
「橋本さん」
雪「はい?」
「俺さ」
勇気だして告白してみようかな
「きゃあっ」
その時、女の人の悲鳴が聞こえた
俺は振り向く
女の人がこけて橋本さんに倒れかかる
突然の事で踏ん張りがきかず橋本さんは
「橋本さん!」
電車に…………跳ねられた
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