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RESTART──先輩と後輩──
終焉の始まり(その十五)
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「教えてください」
まるで乞うかのように訊ねるクラハの、すぐ傍に。周囲の景色に紛れるように、溶け込むようにして立つ、一人の女性────真白の髪と右瞳、薄い灰色の左瞳を持つ、その女性。まだ十代半ばの若年にも見える一方で、四十を越す妙齢にも見える女性。
「貴女は何がしたいんですか。僕に何をさせたいんですか」
そんな白と灰に彩られた、其処に実在するのかも不確かであやふやな女性に。危うさが垣間見える、不安定に揺れている声で、そうクラハは訊ねるが。しかし、彼女は何も言わない。その口を閉ざし、薄らとした笑みを浮かべ、無言のままそこに立っているだけだ。
「僕はあと何回殺せばいいんですか。僕はあと何人殺せばいいんですか。あの子を、僕は」
だがそれでも構わずに、一方的にクラハは訊き続ける。
「僕はどうしたら赦されますか。僕はどうしたら赦してくれますか」
けれど、やはり。クラハの傍に立つその女性は何も答えない。彼に対して、何の答えも与えることはない。
「僕はどうしたらこの苦しみから抜け出せますか。僕は一体どうしたら、この悪夢から贖罪されるんですか」
そこで初めて、クラハは口を止め。数秒、黙り込み。そして再び、彼は言った。
「僕は、どうすればいいんですか」
今までと比べて、ずっと短いその一言。しかしそこに込められた、何処までも深々と、鬱屈としている感情は。今までの言葉とは比にならなかった。
それを最後に、クラハは口を閉ざした。女性もまた、依然としてその口を閉ざしたままで。二人の間で沈黙が漂い、その場が静寂に包まれる。
一体どれだけの時間が過ぎたのかは、定かではない。ほんの数分だったかもしれないし、或いは一時間という長い間だったのかもしれない。そんな酷く曖昧な空白を経て、ようやっと────
「自分がしたいことを」
────白と灰の女性が、その口を開かせた。
「自分がしたいままに」
と、何処か優しげで、妖しさが滲み出す声音でそう言って。女性はクラハの傍から離れ、歩きながら。徐に腕を振り上げ、伸ばしたその手で。俯くクラハの顎をそっと、撫でやり。そして、持ち上げて。
「すればいい」
と、言いながら。真っ直ぐに、クラハの顔を上向かせた。
「……自分が、したいことを……」
呆然と呟くクラハの視線の先に映り込んでいたのは、無数に生え立つ、この森の木々の内の一本──────────その前に立つ、その少女。
燃え盛る炎をそのまま流し入れたかのような、紅蓮の赤髪。燦々とした煌めきを灯す、紅玉の双眸。
肌理細かな肌。僅かに朱が差す、弾力のある頬。手で触れずとも目で見てわかる、柔く仄かに赤い唇。
それら全ての要素から成り立っているのは、まるで一流を超えた最高峰の人形作家の手による人形のような。或いは現世の存在とは思えない、人間から隔絶されているような。可憐にして流麗なる、絶世の美貌を持つ、その少女。
「……自分が、したいままに……」
依然として呆然とした様子と声でそう呟きながら、クラハは徐に歩き出す。ふらふらと、宛ら眩い灯りに誘われる虫のように。
しかし、クラハは灯りに誘われている訳ではない。彼を誘っているのは、彼をそうして歩かせ進ませているのは────殺意。
それは堪え難い飢え。或いは抗い難い渇き。理性を跳ね除け、本能を剥き出しにさせる、至極野生的で原始的な欲求。
それはこれまで、今という今、この時に至るまで。一日と絶やさず、一分一秒延々、永遠と。クラハ=ウインドアという一人の青年を苛み、蝕み。冒して、侵してきた。
常軌を逸した、凄まじいまでに激しく、あまりにも悍ましいその殺意は。人間一人を容易く、大いに。どうしようもない程に、手の施しようがない程に、致命的に狂わせるには十二分過ぎるものだった。
無論常人は言うまでもないが、クラハであっても平気ではいられず。時折身と心を襲う、途轍もない衝動に悶え苦しみ、狂いそうになりながら。彼は目についた魔物を片っ端から、手当たり次第に鏖殺し。そうしてどうにか、頭と胸を埋め尽くすその殺意から意識を逸らし、気を紛らわせ、誤魔化し続けていた。
けれど、いい加減それにも────
「自分がしたいことを、自分がしたいままに……すれば、いい……」
────限度があった。どうすることもできない、限界があった。
「自分がしたいことを自分がしたいままに、自分がしたいことを自分がしたいままに…………自分がしたいことを自分がしたいままに自分がしたいことを自分がしたいままに自分がしたいことを自分がしたいままに自分がしたいことを自分がしたいままに。すればいい。すればいい。すればいい」
その譫言を何度も呟きながら、クラハは徐に腰に下げた長剣の柄に手を伸ばし、掴み、握り締め────そしてゆっくりと、抜剣した。
「すればいいすればいいすればいいすればいいすればいい」
当人たるクラハはわかっていた。この殺意の矛先が一体誰に向けられているのかを。あの悪夢の最中で幾ら贖罪を願い、どれだけ殺そうと。己が決して逃れられないということを。
当人たるクラハはわかっていた────最初から、とっくのとうにわかり切っていた。悪夢の最中ではなく、この確かな現実でなければ意味などないと。彼はもう、諦観していたのだ。
故に今、クラハ=ウインドアはそうする。自分がしたいことを自分がしたいままに、すればいい────もはや、それしか手立てがないのだから。
──大丈夫。たぶん、痛みはないから。君相手なら、もう慣れたから。ああ、慣れてるんだ。そう、だいぶ慣れてる。君の死体はこれまでに、何百人も見てきた。だから、僕は嫌でも慣れた。
あの夜。短くはない日数が過ぎたというに、まるで昨日のことのように、つい先程のことのように、今し方の出来事のように。そう思えてしまって仕方がないあの夜に。
──僕は疲れたんだ。僕は辛いんだ。そしてそれは全部、偏に君の所為だ。
今視線の先に立つ、視界の最中に佇む、その少女へと。
──だから君を殺す。同じように、日常のように。僕は君を……殺す。
呟きかけた数々の言葉を今一度、心の中で呟くクラハ。ただ違うとすれば、あの時のような表情は一切浮かべず。無感情がそのまま露出しているような表情を浮かべていることだろう。
「……………」
気がつけば、クラハは口を閉ざしていた。そして彼は、少女の目の前に辿り着いていた。
クラハと少女。二人は互いに口を閉ざしたまま、互いのことを見つめ合い────────────
「クラハ」
────────────そうして先に口を開いたのは少女の方で。そして彼女に名前を呼ばれるや否や、クラハは長剣を振り上げ。
「さようなら」
その言葉と共に、少女の細い首めがけて、長剣を振り下ろした。
「……………僕は、もう」
長剣の刃に斬り断たれた、木がゆっくりと静かに後ろへ倒れていく、その様を視界に収めながら。
「殺したくない……君を、あなたを……………ラグナ先輩を……ッ」
目から溢れて流れて止まらない涙と共に、情けなく震える声で、みっともなく息を詰まらせながらも。だがはっきりと、僕はそう言い切った。
まるで乞うかのように訊ねるクラハの、すぐ傍に。周囲の景色に紛れるように、溶け込むようにして立つ、一人の女性────真白の髪と右瞳、薄い灰色の左瞳を持つ、その女性。まだ十代半ばの若年にも見える一方で、四十を越す妙齢にも見える女性。
「貴女は何がしたいんですか。僕に何をさせたいんですか」
そんな白と灰に彩られた、其処に実在するのかも不確かであやふやな女性に。危うさが垣間見える、不安定に揺れている声で、そうクラハは訊ねるが。しかし、彼女は何も言わない。その口を閉ざし、薄らとした笑みを浮かべ、無言のままそこに立っているだけだ。
「僕はあと何回殺せばいいんですか。僕はあと何人殺せばいいんですか。あの子を、僕は」
だがそれでも構わずに、一方的にクラハは訊き続ける。
「僕はどうしたら赦されますか。僕はどうしたら赦してくれますか」
けれど、やはり。クラハの傍に立つその女性は何も答えない。彼に対して、何の答えも与えることはない。
「僕はどうしたらこの苦しみから抜け出せますか。僕は一体どうしたら、この悪夢から贖罪されるんですか」
そこで初めて、クラハは口を止め。数秒、黙り込み。そして再び、彼は言った。
「僕は、どうすればいいんですか」
今までと比べて、ずっと短いその一言。しかしそこに込められた、何処までも深々と、鬱屈としている感情は。今までの言葉とは比にならなかった。
それを最後に、クラハは口を閉ざした。女性もまた、依然としてその口を閉ざしたままで。二人の間で沈黙が漂い、その場が静寂に包まれる。
一体どれだけの時間が過ぎたのかは、定かではない。ほんの数分だったかもしれないし、或いは一時間という長い間だったのかもしれない。そんな酷く曖昧な空白を経て、ようやっと────
「自分がしたいことを」
────白と灰の女性が、その口を開かせた。
「自分がしたいままに」
と、何処か優しげで、妖しさが滲み出す声音でそう言って。女性はクラハの傍から離れ、歩きながら。徐に腕を振り上げ、伸ばしたその手で。俯くクラハの顎をそっと、撫でやり。そして、持ち上げて。
「すればいい」
と、言いながら。真っ直ぐに、クラハの顔を上向かせた。
「……自分が、したいことを……」
呆然と呟くクラハの視線の先に映り込んでいたのは、無数に生え立つ、この森の木々の内の一本──────────その前に立つ、その少女。
燃え盛る炎をそのまま流し入れたかのような、紅蓮の赤髪。燦々とした煌めきを灯す、紅玉の双眸。
肌理細かな肌。僅かに朱が差す、弾力のある頬。手で触れずとも目で見てわかる、柔く仄かに赤い唇。
それら全ての要素から成り立っているのは、まるで一流を超えた最高峰の人形作家の手による人形のような。或いは現世の存在とは思えない、人間から隔絶されているような。可憐にして流麗なる、絶世の美貌を持つ、その少女。
「……自分が、したいままに……」
依然として呆然とした様子と声でそう呟きながら、クラハは徐に歩き出す。ふらふらと、宛ら眩い灯りに誘われる虫のように。
しかし、クラハは灯りに誘われている訳ではない。彼を誘っているのは、彼をそうして歩かせ進ませているのは────殺意。
それは堪え難い飢え。或いは抗い難い渇き。理性を跳ね除け、本能を剥き出しにさせる、至極野生的で原始的な欲求。
それはこれまで、今という今、この時に至るまで。一日と絶やさず、一分一秒延々、永遠と。クラハ=ウインドアという一人の青年を苛み、蝕み。冒して、侵してきた。
常軌を逸した、凄まじいまでに激しく、あまりにも悍ましいその殺意は。人間一人を容易く、大いに。どうしようもない程に、手の施しようがない程に、致命的に狂わせるには十二分過ぎるものだった。
無論常人は言うまでもないが、クラハであっても平気ではいられず。時折身と心を襲う、途轍もない衝動に悶え苦しみ、狂いそうになりながら。彼は目についた魔物を片っ端から、手当たり次第に鏖殺し。そうしてどうにか、頭と胸を埋め尽くすその殺意から意識を逸らし、気を紛らわせ、誤魔化し続けていた。
けれど、いい加減それにも────
「自分がしたいことを、自分がしたいままに……すれば、いい……」
────限度があった。どうすることもできない、限界があった。
「自分がしたいことを自分がしたいままに、自分がしたいことを自分がしたいままに…………自分がしたいことを自分がしたいままに自分がしたいことを自分がしたいままに自分がしたいことを自分がしたいままに自分がしたいことを自分がしたいままに。すればいい。すればいい。すればいい」
その譫言を何度も呟きながら、クラハは徐に腰に下げた長剣の柄に手を伸ばし、掴み、握り締め────そしてゆっくりと、抜剣した。
「すればいいすればいいすればいいすればいいすればいい」
当人たるクラハはわかっていた。この殺意の矛先が一体誰に向けられているのかを。あの悪夢の最中で幾ら贖罪を願い、どれだけ殺そうと。己が決して逃れられないということを。
当人たるクラハはわかっていた────最初から、とっくのとうにわかり切っていた。悪夢の最中ではなく、この確かな現実でなければ意味などないと。彼はもう、諦観していたのだ。
故に今、クラハ=ウインドアはそうする。自分がしたいことを自分がしたいままに、すればいい────もはや、それしか手立てがないのだから。
──大丈夫。たぶん、痛みはないから。君相手なら、もう慣れたから。ああ、慣れてるんだ。そう、だいぶ慣れてる。君の死体はこれまでに、何百人も見てきた。だから、僕は嫌でも慣れた。
あの夜。短くはない日数が過ぎたというに、まるで昨日のことのように、つい先程のことのように、今し方の出来事のように。そう思えてしまって仕方がないあの夜に。
──僕は疲れたんだ。僕は辛いんだ。そしてそれは全部、偏に君の所為だ。
今視線の先に立つ、視界の最中に佇む、その少女へと。
──だから君を殺す。同じように、日常のように。僕は君を……殺す。
呟きかけた数々の言葉を今一度、心の中で呟くクラハ。ただ違うとすれば、あの時のような表情は一切浮かべず。無感情がそのまま露出しているような表情を浮かべていることだろう。
「……………」
気がつけば、クラハは口を閉ざしていた。そして彼は、少女の目の前に辿り着いていた。
クラハと少女。二人は互いに口を閉ざしたまま、互いのことを見つめ合い────────────
「クラハ」
────────────そうして先に口を開いたのは少女の方で。そして彼女に名前を呼ばれるや否や、クラハは長剣を振り上げ。
「さようなら」
その言葉と共に、少女の細い首めがけて、長剣を振り下ろした。
「……………僕は、もう」
長剣の刃に斬り断たれた、木がゆっくりと静かに後ろへ倒れていく、その様を視界に収めながら。
「殺したくない……君を、あなたを……………ラグナ先輩を……ッ」
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