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ARKADIA──それが人であるということ──
ARKADIA────エピローグ(その二)
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「…………」
静寂に満ちる廊下に、コツコツと一つの足音が響く。その歩幅は小さく、そしてゆっくりである。
ここはこの世界に存在する全ての冒険者組合を統括、管理する組織────『世界冒険者組合』。四大陸の内最も文化と文明が開花された大陸、セトニ大陸中央国に居を構える本部である。
その本部の廊下を独り歩いていたのは、世界最強と謳われる三人の《SS》冒険者──『天魔王』の異名で呼ばれる存在。その名はフィーリア。フィーリア=レリウ=クロミア。
フィーリアは無言のまま、この長い長い廊下を歩き進む。……その首に首輪を着け、その両手に手枷をかけたまま。
一見何の変哲もない拘束道具なのだが、素材に特殊な魔石を使用しており、拘束した者の魔力を完全に封じる効果がある。この道具の前では、流石の『天魔王』も無力な常人と化してしまうのだ。
とはいえ、こういったことに対しての対策をしないフィーリアではない。いくつかの対策を予め身体に仕込んでいる。が、今の彼女にそれを行使する気は全くなかった。
──三週間と少し。気がつけ、あっという間だったかな。
そう、歩きながらフィーリアは独り振り返り、思い返す。今日から三週間と少し前の出来事を────己が犯した罪のことを。
『天魔王』フィーリア=レリウ=クロミア────否、『厄災の予言』の記されし五つの滅び。その内の一柱──第四の滅び、『理遠悠神』アルカディアの過ちを。
三週間と少し前。世界は滅びに直面した。そしてそれを行おうとしたのは──他の誰でもない、フィーリアであり、そしてアルカディアである。
結果としてある存在の介入により世界は滅ぼされずに済み、救われたのだが……当然の帰結としてフィーリアは責任を背負うこととなった。世界を手にかけようとしたその罰を受けることとなった。
が、罰──処分と言ってもそう簡単な話ではなく、それを定める為の場としてこの『世界冒険者組合』本部が選ばれ、協議されることになったのだ。
そして三週間と少しの月日が過ぎた今日────フィーリア=レリウ=クロミア改め『厄災』アルカディアの処分の内容が、とうとう決まった。それを聞く為に、今彼女は廊下を歩いている。
「……ここ、ですね」
廊下を歩き進んでしばらく。フィーリアはその終点──扉の前に辿り着く。その扉の先こそ、彼女の目的地。
限られた人物しか入ることを許されない場所────『世界冒険者組合』統括、GDMオルテシア=ヴィムヘクシスの私室である。
「『天魔王』フィーリア=レリウ=クロミア。……改め、私たち人類の絶対敵。『厄災』第四の滅び、『理遠悠神』アルカディア。もう話に聞いているとは思うが、先日お前の処分が正式に決議され、今日はその内容を伝える為にここまで赴いてもらった。……何か、言いたいことはあるか?」
私室に入ったフィーリアに対し、オルテシアは淡々と事務的に、起伏のない無感情な声音で彼女に告げ、そして問うた。が、その問いに関してフィーリアは何も答えず、ただの沈黙を彼女に返す。
果たしてそれをどう受け取ったのか、それはオルテシア本人しかわからないこと────彼女は数秒の沈黙の後、大量の書類を散らばせた机に置かれた陶器のカップを手に取り、そしてその縁を口に含む。カップがやや傾けられて、それに遅れて彼女の喉がコクリと上下した。
カップの縁が口から離れ、音もなく静かに再度机上に置かれる。そしてすぐに、オルテシアは言った。
「私、GDMオルテシア=ヴィムヘクシスが告げる。『天魔王』フィーリア=レリウ=クロミア改め『理遠悠神』アルカディア。本日よりお前を人域隔絶領域『外なる淵』へ一時封印。第五の『厄災』である『真世偽神』ニュー顕現の際解放、討滅に協力しろ。無事討滅に成功した後、即刻処刑とする。……以上だ」
冷酷、残酷──そんなありきたりな言葉にするには足りない、あまりにも救いようがない宣告。口にする者の精神すら磨耗させるだろうそれを、オルテシアは至って平然と、何の誤魔化しも濁しもなく、無表情無感情に言い切った。
そしてその宣告をフィーリアはあっさりと、泣き喚くことも取り乱すこともなく、受け入れた。
──……最後の最期まで、私は道具。道具として使われ、使い潰される。
それが相応しい己の末路なのだと、フィーリアは思う。思って、そして。
フィーリアの脳裏に、己が過ごした日々の記憶が輝き弾けて溢れた。
──……あ、れ……?
フィーリアは鮮明に思い出す。自分をここまで育ててくれた者の顔を。周囲から拒絶されていた自分に初めて手を差し伸べてくれた者の顔を。
自分を常に敬い慕ってくれた者の顔を。嫌だと口では言いながらも嬉々として自分と接してくれた者の顔を。
そんな者たちをまとめて滅ぼそうとした自分を救ってくれた者の顔を。
──おか、しい……な。
惜しくはないと思った。当然だと思っていた。こうなって当たり前なのだと、疑問も反感も何もなかった。
己が確と受けるべき報い────なのに。
──どうしよう。
この四週間と少しの間で、決してそうは思わなかったというのに。そう思ってはならない身なのだと、言い聞かせていたのに。だというのに。
──私、やっぱり。
ここにきて。今になって。最後の最後になって。
──死にたく、ないなあ。
フィーリアはそう思ってしまった。そんな希望を抱いてしまった。そんな願望を求めてしまった。
だが、フィーリアはそれら全てを丸ごと飲み込んで。決して表に出すことなく彼女は了承の意を示そうと口を開く────寸前。
バァンッ──突如として、この部屋の扉が勢いよく思い切り開け放たれた。
「取り込み中、失礼する」
凛としたその声に、口を開きかけていたフィーリアがビクッと肩を跳ねさせてしまう。
──……嘘、でしょ……?
そう心の中で呟きつつも、フィーリアはゆっくりと背後を振り返る。その胸に、淡い期待を抱きながら。そして彼女の期待は────
「……サクラ、さん」
────無事、見事に応えられた。呆然と呟くフィーリアに続いて、オルテシアが机上に肘を突き手を組み、そこに顎を乗せ眉を微かに顰めさせて言う。
「『極剣聖』……何故、ここに」
予定外の突然過ぎる来訪。それもこの私室に直接──オルテシアの声音には僅かばかりの、だが確実な不快感が滲んでいた。が、それに対してサクラは特に悪びれることもなく、前に進みながら彼女に言う。
「ここに来た理由はただ、一つ」
そしてフィーリアのすぐ隣にまで来て、サクラは止まった。ひたすらに困惑に揉まれるフィーリアを他所に、彼女は続けた。
「GDMオルテシア=ヴィムヘクシス。先の一件に対しての見返り──報酬を貴女に要求しに来た次第だ」
「……何だと?」
サクラの言葉を聞き、オルテシアは意味不明そうに呟く。そして透かさず彼女は言った。
「『理遠悠神事変』に関しての謝礼ならば既に
ダンッ──オルテシアの言葉を遮るかのように、そんな音がこの部屋に響き渡る。オルテシアが音の発生源──机の上に目をやれば、そこには一枚の小切手が突き刺さっていた。
…………」
口を噤んだオルテシアに対し、サクラがはっきりと告げる。
「いらん」
オルテシアの私室を、重苦しい沈黙が満たす。明らかに険悪となり始めている雰囲気の最中に突如立たされ、一体自分はどうすればいいのかとオルテシアとサクラの二人を何度も交互に見やるルミナと、もはやこの状況にただただ困惑するしかないでいるフィーリア。
そんな二人の心理心情など露知らずと、無言になってオルテシアとサクラは互いを見合う。そんな状態が十数秒続き、そして。
「いいだろう。では訊こうか『極剣聖』サクラ=アザミヤ……お前が私に望む見返り、報酬とは一体何だ」
そう、鬱屈に塗れた声音でオルテシアが先に口を開き、サクラに訊ねた。
「……私が欲する報酬は」
オルテシアに訊ねられ、サクラは一拍の間を置き、彼女を真っ直ぐ見据え、当然のように言いのけた。
「『天魔王』フィーリア=レリウ=クロミアに対する処分取り消しと、彼女への私刑執行だ」
静寂に満ちる廊下に、コツコツと一つの足音が響く。その歩幅は小さく、そしてゆっくりである。
ここはこの世界に存在する全ての冒険者組合を統括、管理する組織────『世界冒険者組合』。四大陸の内最も文化と文明が開花された大陸、セトニ大陸中央国に居を構える本部である。
その本部の廊下を独り歩いていたのは、世界最強と謳われる三人の《SS》冒険者──『天魔王』の異名で呼ばれる存在。その名はフィーリア。フィーリア=レリウ=クロミア。
フィーリアは無言のまま、この長い長い廊下を歩き進む。……その首に首輪を着け、その両手に手枷をかけたまま。
一見何の変哲もない拘束道具なのだが、素材に特殊な魔石を使用しており、拘束した者の魔力を完全に封じる効果がある。この道具の前では、流石の『天魔王』も無力な常人と化してしまうのだ。
とはいえ、こういったことに対しての対策をしないフィーリアではない。いくつかの対策を予め身体に仕込んでいる。が、今の彼女にそれを行使する気は全くなかった。
──三週間と少し。気がつけ、あっという間だったかな。
そう、歩きながらフィーリアは独り振り返り、思い返す。今日から三週間と少し前の出来事を────己が犯した罪のことを。
『天魔王』フィーリア=レリウ=クロミア────否、『厄災の予言』の記されし五つの滅び。その内の一柱──第四の滅び、『理遠悠神』アルカディアの過ちを。
三週間と少し前。世界は滅びに直面した。そしてそれを行おうとしたのは──他の誰でもない、フィーリアであり、そしてアルカディアである。
結果としてある存在の介入により世界は滅ぼされずに済み、救われたのだが……当然の帰結としてフィーリアは責任を背負うこととなった。世界を手にかけようとしたその罰を受けることとなった。
が、罰──処分と言ってもそう簡単な話ではなく、それを定める為の場としてこの『世界冒険者組合』本部が選ばれ、協議されることになったのだ。
そして三週間と少しの月日が過ぎた今日────フィーリア=レリウ=クロミア改め『厄災』アルカディアの処分の内容が、とうとう決まった。それを聞く為に、今彼女は廊下を歩いている。
「……ここ、ですね」
廊下を歩き進んでしばらく。フィーリアはその終点──扉の前に辿り着く。その扉の先こそ、彼女の目的地。
限られた人物しか入ることを許されない場所────『世界冒険者組合』統括、GDMオルテシア=ヴィムヘクシスの私室である。
「『天魔王』フィーリア=レリウ=クロミア。……改め、私たち人類の絶対敵。『厄災』第四の滅び、『理遠悠神』アルカディア。もう話に聞いているとは思うが、先日お前の処分が正式に決議され、今日はその内容を伝える為にここまで赴いてもらった。……何か、言いたいことはあるか?」
私室に入ったフィーリアに対し、オルテシアは淡々と事務的に、起伏のない無感情な声音で彼女に告げ、そして問うた。が、その問いに関してフィーリアは何も答えず、ただの沈黙を彼女に返す。
果たしてそれをどう受け取ったのか、それはオルテシア本人しかわからないこと────彼女は数秒の沈黙の後、大量の書類を散らばせた机に置かれた陶器のカップを手に取り、そしてその縁を口に含む。カップがやや傾けられて、それに遅れて彼女の喉がコクリと上下した。
カップの縁が口から離れ、音もなく静かに再度机上に置かれる。そしてすぐに、オルテシアは言った。
「私、GDMオルテシア=ヴィムヘクシスが告げる。『天魔王』フィーリア=レリウ=クロミア改め『理遠悠神』アルカディア。本日よりお前を人域隔絶領域『外なる淵』へ一時封印。第五の『厄災』である『真世偽神』ニュー顕現の際解放、討滅に協力しろ。無事討滅に成功した後、即刻処刑とする。……以上だ」
冷酷、残酷──そんなありきたりな言葉にするには足りない、あまりにも救いようがない宣告。口にする者の精神すら磨耗させるだろうそれを、オルテシアは至って平然と、何の誤魔化しも濁しもなく、無表情無感情に言い切った。
そしてその宣告をフィーリアはあっさりと、泣き喚くことも取り乱すこともなく、受け入れた。
──……最後の最期まで、私は道具。道具として使われ、使い潰される。
それが相応しい己の末路なのだと、フィーリアは思う。思って、そして。
フィーリアの脳裏に、己が過ごした日々の記憶が輝き弾けて溢れた。
──……あ、れ……?
フィーリアは鮮明に思い出す。自分をここまで育ててくれた者の顔を。周囲から拒絶されていた自分に初めて手を差し伸べてくれた者の顔を。
自分を常に敬い慕ってくれた者の顔を。嫌だと口では言いながらも嬉々として自分と接してくれた者の顔を。
そんな者たちをまとめて滅ぼそうとした自分を救ってくれた者の顔を。
──おか、しい……な。
惜しくはないと思った。当然だと思っていた。こうなって当たり前なのだと、疑問も反感も何もなかった。
己が確と受けるべき報い────なのに。
──どうしよう。
この四週間と少しの間で、決してそうは思わなかったというのに。そう思ってはならない身なのだと、言い聞かせていたのに。だというのに。
──私、やっぱり。
ここにきて。今になって。最後の最後になって。
──死にたく、ないなあ。
フィーリアはそう思ってしまった。そんな希望を抱いてしまった。そんな願望を求めてしまった。
だが、フィーリアはそれら全てを丸ごと飲み込んで。決して表に出すことなく彼女は了承の意を示そうと口を開く────寸前。
バァンッ──突如として、この部屋の扉が勢いよく思い切り開け放たれた。
「取り込み中、失礼する」
凛としたその声に、口を開きかけていたフィーリアがビクッと肩を跳ねさせてしまう。
──……嘘、でしょ……?
そう心の中で呟きつつも、フィーリアはゆっくりと背後を振り返る。その胸に、淡い期待を抱きながら。そして彼女の期待は────
「……サクラ、さん」
────無事、見事に応えられた。呆然と呟くフィーリアに続いて、オルテシアが机上に肘を突き手を組み、そこに顎を乗せ眉を微かに顰めさせて言う。
「『極剣聖』……何故、ここに」
予定外の突然過ぎる来訪。それもこの私室に直接──オルテシアの声音には僅かばかりの、だが確実な不快感が滲んでいた。が、それに対してサクラは特に悪びれることもなく、前に進みながら彼女に言う。
「ここに来た理由はただ、一つ」
そしてフィーリアのすぐ隣にまで来て、サクラは止まった。ひたすらに困惑に揉まれるフィーリアを他所に、彼女は続けた。
「GDMオルテシア=ヴィムヘクシス。先の一件に対しての見返り──報酬を貴女に要求しに来た次第だ」
「……何だと?」
サクラの言葉を聞き、オルテシアは意味不明そうに呟く。そして透かさず彼女は言った。
「『理遠悠神事変』に関しての謝礼ならば既に
ダンッ──オルテシアの言葉を遮るかのように、そんな音がこの部屋に響き渡る。オルテシアが音の発生源──机の上に目をやれば、そこには一枚の小切手が突き刺さっていた。
…………」
口を噤んだオルテシアに対し、サクラがはっきりと告げる。
「いらん」
オルテシアの私室を、重苦しい沈黙が満たす。明らかに険悪となり始めている雰囲気の最中に突如立たされ、一体自分はどうすればいいのかとオルテシアとサクラの二人を何度も交互に見やるルミナと、もはやこの状況にただただ困惑するしかないでいるフィーリア。
そんな二人の心理心情など露知らずと、無言になってオルテシアとサクラは互いを見合う。そんな状態が十数秒続き、そして。
「いいだろう。では訊こうか『極剣聖』サクラ=アザミヤ……お前が私に望む見返り、報酬とは一体何だ」
そう、鬱屈に塗れた声音でオルテシアが先に口を開き、サクラに訊ねた。
「……私が欲する報酬は」
オルテシアに訊ねられ、サクラは一拍の間を置き、彼女を真っ直ぐ見据え、当然のように言いのけた。
「『天魔王』フィーリア=レリウ=クロミアに対する処分取り消しと、彼女への私刑執行だ」
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