414 / 444
ARKADIA──それが人であるということ──
ARKADIA────その数は
しおりを挟む
「さて、じゃあまずは被害状況と各々の戦力確認としようか」
『輝牙の獅子』の中へ戻り、そして執務室に再び戻ったアルヴァさんの第一声はそれだった。椅子に座る彼女の言葉を受けて、最初にガラウさんが答える。
「大まかな話と、そんで下手すると死ぬかもしれねえって伝えた上で『鋼の巨人』から用意できたのは……五十人。全員、《A》冒険者ですぜ」
「……『虹の妖精』からは三十人です。人員が少なく、すみません」
そう申し訳なさそうに言うリザさんの言葉も受けて、アルヴァさんは少し考え込んでから口を開く。
「そっちで八十。『輝牙の獅子』で六十。合わせて百四十、か」
アルヴァさんの声は、僅かばかりの苦々しさが滲んでいる。……正直に言えば、僕もそうだった。
──お世辞にも、多いとは言えない。
今や数ヶ月以上も前となる、『厄災』最初の襲来──『魔焉崩神』エンディニグル。その討滅に集められた冒険者の数は、僕が覚えている限りでは三百を優に越していたはず。まあエンディニグルの襲来はあの日と予め予期されていたことであり、今マジリカに集められた戦力よりもずっと多かったのは当然ではあるのだが。
……しかし、だ。あの日あの時、エンディニグルと直接対峙していたからこそ、より強い不安と恐怖に僕は駆られる。
『理遠悠神』アルカディア────かの第四の『厄災』の威容は、エンディニグルを遥かに凌駕している。あのエンディニグルが今や可愛いとさえ思えてくる程だ。
──アルカディアは明らかに……他の『厄災』とは違う。別格、だ。
そしてそれは第二、第三の──『剣戟極神』テンゲンアシュラと『輝闇堕神』フォールンダウンにも言えることなのだろう。何故ならこの二つの『厄災』も、その魔力反応だけならエンディニグルを超えていたのだから。
とはいえ、これはあくまでも僕の憶測にしかならない。エンディニグルとは違い、僕は二つの滅びと直接対峙していない。する前に、二つの滅びは二人の冒険者によって討たれたのだから。
『剣戟極神』は『極剣聖』サクラさんに。『輝闇堕神』は『天魔王』フィーリアさんに。二つの『厄災』は、二人の《SS》冒険者によって見事討たれたのだ。
……だが、今回は違う。二人から一人に。味方から敵に────『天魔王』と呼ばれる少女は、『理遠悠神』となって人類の前に立ちはだかっている。それが今の現状であり、覆しようのない現実だ。
『理遠悠神』アルカディア。現時点では詳しい情報は明らかとなっていないが、それでもわかっていることがある。それは、人間にとってこの上ない、圧倒的脅威ということだ。
──……。
そう間違いなく思う側で、しかしどうしても僕が彷彿とさせてしまう。アルカディアの姿を思い出す度に──フィーリアさんの姿をそこに重ねてしまう。
──討つしか、ないのか?僕たちにはアルカディアを……フィーリアさんを倒す道しか、残されていないのか?
その時、僕は運命というものの理不尽さを痛感させられると同時に、疑問を抱いていた。この世界の創造主たる神────『創造主神』に対して。
現在残る伝承によれば、『創造主神』は文字通り全てを創造した最高神。それもあってか、予言書に記される五つの『厄災』は、謂わば『創造主神』が人類に与えた試練だと見解されている。もし仮にそうなのだとすれば、何故『創造主神』はこのような試練にしたのだろう。
そもそもの話、何故フィーリアさんには自身が『理遠悠神』アルカディアという自覚も、その意識もなかったのだろうか。
もし最初から自覚していれば、意識があれば────この世界をとっくの昔に、エンディニグルが出現するよりも己らの存在が記された予言書が発見されるよりも前に、滅ぼしていたはずだ。だってその時にはまだサクラさんや以前の先輩たち《SS》冒険者の存在も確認されていなかったのだから。
他の『厄災』など必要もなかった。だというのに、『創造主神』はそうしなかったのか。何故わざわざ『理遠悠神』に、『天魔王』としての半生を歩ませたのか。僕はそれが疑問で疑問で、とにかく仕方がない。
──まさにこれが神のみぞ知る、か……。
コンコン──僕が己の思考に若干投げやりに近い結論を出すのと、不意に執務室の扉がやや遠慮がちに叩かれるのはほぼ同時のことであった。遅れて、アルヴァさんが言う。
「入りな」
彼女の言葉に従うように、執務室の扉はゆっくりと開かれる。やはりというか、そこに立っていたのは先程の受付嬢。ただ違うのはその手にちょっとした荷物を抱えているということだ。
「し、失礼します」
若干震える声で受付嬢は執務室の中にその足を踏み入れ、アルヴァさんの前にまで進むと、お互いの間を遮る執務机の上に荷物──何個かの魔石と数枚の書類──を並べた。
「現在の状況の全てをまとめた資料です」
「説明しな」
やや食い気味にアルヴァさんに言われ、受付嬢はまず魔石にそっと指先を近づけ、触れる。彼女の魔力に当てられた魔石は仄かに輝き出したかと思うと、宙に一枚の写真が浮かび上がる。……だが、その一枚はあまりにも衝撃的なものだった。
──な……?
写真はかなりの高度の上空から撮られており、その被写体は今や魔石そのものと表せる魔石塔と周囲──マジリカ旧市街地。つい数時間前までいたその場所は、もはや見知らぬ場所へと変わり果てていた。
言うなれば────魔石の街。既に廃墟となった店や家などの建造物、街道──その全てが薄青い魔石に覆われており、中には丸ごと包み込まれているものもある。柱のように突き立つ無数の魔石も、鋭利に尖った結晶のような形となった巨大な塊も見られる。
およそこの世のものとは思えない、神秘的で幻想的な、だが生命の気配がこれでもかと感じられないその街の光景に、僕は気圧され絶句する他ないでいた。
「こちらが今現在の旧市街地の状況です。ほぼ全ての範囲が魔石によって侵蝕されており、その上少しずつ拡大しています。空気中に含まれる魔素も非常に不安定になっていて、突入するには大変危険な状況かと。……一体何が起こるのか全く予想できませんから」
この状況も相まってか、先程とは打って変わって受付嬢は執務室にいる全員に対して、冷静沈着にそう告げる。それから受付嬢はまた別の魔石に触れた。
さっきと同じように、魔石が薄く輝いて宙に写真が浮かぶ────瞬間、執務室全体に戦慄が駆け抜けた。
今度の写真に写っているのは、旧市街地と現市街を隔てる境界線。その境目の向こうに、魔石が突き立っていた。……否、突っ立っていた。
言うなれば、それは人形だった。人間大の、人間の形を大雑把に模した、表情のない人形。薄青い魔石で作られた、人形である。
その人形が────百体。ざっと軽く見ても、それだけの数はいた。それらが一体何なのか、僕が呆気に取られる中、受付嬢が説明を始める。
「恐らく岩人形の一種と思われる、未知の魔物です。それも、〝殲滅級〟最上位クラス……かと」
──〝殲滅級〟最上位だって……!?
あまりの情報に、僕の意識がほぼ強制的にそっちへ引っ張られる。もしそれが確かならば、とんでもない事態だ。この魔石の魔物一体一体が〝殲滅級〟最上位だというのなら、最悪の一言に尽きる状況だ。
〝殲滅級〟の魔物は街や都市一つを滅ぼせる程の脅威であり、その最上位ともなれば生ける天災──〝絶滅級〟にも迫る。しかもそれが百体だ、もはやその脅威度は〝絶滅級〟とほぼ同じで、大差ないだろう。
そう僕が思う最中、受付嬢が今まで以上に険しい顔つきで、さらに続ける。
「……それと、その。あまり申し難いのですが、写真に写っているのは一部です」
……その情報は、あまりにも現実離れした────
「現在確認されているだけで、その数千体です」
────もはや最悪の一言では片付けられないものであった。
『輝牙の獅子』の中へ戻り、そして執務室に再び戻ったアルヴァさんの第一声はそれだった。椅子に座る彼女の言葉を受けて、最初にガラウさんが答える。
「大まかな話と、そんで下手すると死ぬかもしれねえって伝えた上で『鋼の巨人』から用意できたのは……五十人。全員、《A》冒険者ですぜ」
「……『虹の妖精』からは三十人です。人員が少なく、すみません」
そう申し訳なさそうに言うリザさんの言葉も受けて、アルヴァさんは少し考え込んでから口を開く。
「そっちで八十。『輝牙の獅子』で六十。合わせて百四十、か」
アルヴァさんの声は、僅かばかりの苦々しさが滲んでいる。……正直に言えば、僕もそうだった。
──お世辞にも、多いとは言えない。
今や数ヶ月以上も前となる、『厄災』最初の襲来──『魔焉崩神』エンディニグル。その討滅に集められた冒険者の数は、僕が覚えている限りでは三百を優に越していたはず。まあエンディニグルの襲来はあの日と予め予期されていたことであり、今マジリカに集められた戦力よりもずっと多かったのは当然ではあるのだが。
……しかし、だ。あの日あの時、エンディニグルと直接対峙していたからこそ、より強い不安と恐怖に僕は駆られる。
『理遠悠神』アルカディア────かの第四の『厄災』の威容は、エンディニグルを遥かに凌駕している。あのエンディニグルが今や可愛いとさえ思えてくる程だ。
──アルカディアは明らかに……他の『厄災』とは違う。別格、だ。
そしてそれは第二、第三の──『剣戟極神』テンゲンアシュラと『輝闇堕神』フォールンダウンにも言えることなのだろう。何故ならこの二つの『厄災』も、その魔力反応だけならエンディニグルを超えていたのだから。
とはいえ、これはあくまでも僕の憶測にしかならない。エンディニグルとは違い、僕は二つの滅びと直接対峙していない。する前に、二つの滅びは二人の冒険者によって討たれたのだから。
『剣戟極神』は『極剣聖』サクラさんに。『輝闇堕神』は『天魔王』フィーリアさんに。二つの『厄災』は、二人の《SS》冒険者によって見事討たれたのだ。
……だが、今回は違う。二人から一人に。味方から敵に────『天魔王』と呼ばれる少女は、『理遠悠神』となって人類の前に立ちはだかっている。それが今の現状であり、覆しようのない現実だ。
『理遠悠神』アルカディア。現時点では詳しい情報は明らかとなっていないが、それでもわかっていることがある。それは、人間にとってこの上ない、圧倒的脅威ということだ。
──……。
そう間違いなく思う側で、しかしどうしても僕が彷彿とさせてしまう。アルカディアの姿を思い出す度に──フィーリアさんの姿をそこに重ねてしまう。
──討つしか、ないのか?僕たちにはアルカディアを……フィーリアさんを倒す道しか、残されていないのか?
その時、僕は運命というものの理不尽さを痛感させられると同時に、疑問を抱いていた。この世界の創造主たる神────『創造主神』に対して。
現在残る伝承によれば、『創造主神』は文字通り全てを創造した最高神。それもあってか、予言書に記される五つの『厄災』は、謂わば『創造主神』が人類に与えた試練だと見解されている。もし仮にそうなのだとすれば、何故『創造主神』はこのような試練にしたのだろう。
そもそもの話、何故フィーリアさんには自身が『理遠悠神』アルカディアという自覚も、その意識もなかったのだろうか。
もし最初から自覚していれば、意識があれば────この世界をとっくの昔に、エンディニグルが出現するよりも己らの存在が記された予言書が発見されるよりも前に、滅ぼしていたはずだ。だってその時にはまだサクラさんや以前の先輩たち《SS》冒険者の存在も確認されていなかったのだから。
他の『厄災』など必要もなかった。だというのに、『創造主神』はそうしなかったのか。何故わざわざ『理遠悠神』に、『天魔王』としての半生を歩ませたのか。僕はそれが疑問で疑問で、とにかく仕方がない。
──まさにこれが神のみぞ知る、か……。
コンコン──僕が己の思考に若干投げやりに近い結論を出すのと、不意に執務室の扉がやや遠慮がちに叩かれるのはほぼ同時のことであった。遅れて、アルヴァさんが言う。
「入りな」
彼女の言葉に従うように、執務室の扉はゆっくりと開かれる。やはりというか、そこに立っていたのは先程の受付嬢。ただ違うのはその手にちょっとした荷物を抱えているということだ。
「し、失礼します」
若干震える声で受付嬢は執務室の中にその足を踏み入れ、アルヴァさんの前にまで進むと、お互いの間を遮る執務机の上に荷物──何個かの魔石と数枚の書類──を並べた。
「現在の状況の全てをまとめた資料です」
「説明しな」
やや食い気味にアルヴァさんに言われ、受付嬢はまず魔石にそっと指先を近づけ、触れる。彼女の魔力に当てられた魔石は仄かに輝き出したかと思うと、宙に一枚の写真が浮かび上がる。……だが、その一枚はあまりにも衝撃的なものだった。
──な……?
写真はかなりの高度の上空から撮られており、その被写体は今や魔石そのものと表せる魔石塔と周囲──マジリカ旧市街地。つい数時間前までいたその場所は、もはや見知らぬ場所へと変わり果てていた。
言うなれば────魔石の街。既に廃墟となった店や家などの建造物、街道──その全てが薄青い魔石に覆われており、中には丸ごと包み込まれているものもある。柱のように突き立つ無数の魔石も、鋭利に尖った結晶のような形となった巨大な塊も見られる。
およそこの世のものとは思えない、神秘的で幻想的な、だが生命の気配がこれでもかと感じられないその街の光景に、僕は気圧され絶句する他ないでいた。
「こちらが今現在の旧市街地の状況です。ほぼ全ての範囲が魔石によって侵蝕されており、その上少しずつ拡大しています。空気中に含まれる魔素も非常に不安定になっていて、突入するには大変危険な状況かと。……一体何が起こるのか全く予想できませんから」
この状況も相まってか、先程とは打って変わって受付嬢は執務室にいる全員に対して、冷静沈着にそう告げる。それから受付嬢はまた別の魔石に触れた。
さっきと同じように、魔石が薄く輝いて宙に写真が浮かぶ────瞬間、執務室全体に戦慄が駆け抜けた。
今度の写真に写っているのは、旧市街地と現市街を隔てる境界線。その境目の向こうに、魔石が突き立っていた。……否、突っ立っていた。
言うなれば、それは人形だった。人間大の、人間の形を大雑把に模した、表情のない人形。薄青い魔石で作られた、人形である。
その人形が────百体。ざっと軽く見ても、それだけの数はいた。それらが一体何なのか、僕が呆気に取られる中、受付嬢が説明を始める。
「恐らく岩人形の一種と思われる、未知の魔物です。それも、〝殲滅級〟最上位クラス……かと」
──〝殲滅級〟最上位だって……!?
あまりの情報に、僕の意識がほぼ強制的にそっちへ引っ張られる。もしそれが確かならば、とんでもない事態だ。この魔石の魔物一体一体が〝殲滅級〟最上位だというのなら、最悪の一言に尽きる状況だ。
〝殲滅級〟の魔物は街や都市一つを滅ぼせる程の脅威であり、その最上位ともなれば生ける天災──〝絶滅級〟にも迫る。しかもそれが百体だ、もはやその脅威度は〝絶滅級〟とほぼ同じで、大差ないだろう。
そう僕が思う最中、受付嬢が今まで以上に険しい顔つきで、さらに続ける。
「……それと、その。あまり申し難いのですが、写真に写っているのは一部です」
……その情報は、あまりにも現実離れした────
「現在確認されているだけで、その数千体です」
────もはや最悪の一言では片付けられないものであった。
0
お気に入りに追加
85
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
一般トレジャーハンターの俺が最強の魔王を仲間に入れたら世界が敵になったんだけど……どうしよ?
大好き丸
ファンタジー
天上魔界「イイルクオン」
世界は大きく分けて二つの勢力が存在する。
”人類”と”魔族”
生存圏を争って日夜争いを続けている。
しかしそんな中、戦争に背を向け、ただひたすらに宝を追い求める男がいた。
トレジャーハンターその名はラルフ。
夢とロマンを求め、日夜、洞窟や遺跡に潜る。
そこで出会った未知との遭遇はラルフの人生の大きな転換期となり世界が動く
欺瞞、裏切り、秩序の崩壊、
世界の均衡が崩れた時、終焉を迎える。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
D○ZNとY○UTUBEとウ○イレでしかサッカーを知らない俺が女子エルフ代表の監督に就任した訳だが
米俵猫太朗
ファンタジー
ただのサッカーマニアである青年ショーキチはひょんな事から異世界へ転移してしまう。
その世界では女性だけが行うサッカーに似た球技「サッカードウ」が普及しており、折りしもエルフ女子がミノタウロス女子に蹂躙されようとしているところであった。
更衣室に乱入してしまった縁からエルフ女子代表を率いる事になった青年は、秘策「Tバック」と「トップレス」戦術を授け戦いに挑む。
果たしてエルフチームはミノタウロスチームに打ち勝ち、敗者に課される謎の儀式「センシャ」を回避できるのか!?
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
異世界災派 ~1514億4000万円を失った自衛隊、海外に災害派遣す~
ス々月帶爲
ファンタジー
元号が令和となり一年。自衛隊に数々の災難が、襲い掛かっていた。
対戦闘機訓練の為、東北沖を飛行していた航空自衛隊のF-35A戦闘機が何の前触れもなく消失。そのF-35Aを捜索していた海上自衛隊護衛艦のありあけも、同じく捜索活動を行っていた、いずも型護衛艦2番艦かがの目の前で消えた。約一週間後、厄災は東北沖だけにとどまらなかった事を知らされた。陸上自衛隊の車両を積載しアメリカ合衆国に向かっていたC-2が津軽海峡上空で消失したのだ。
これまでの損失を計ると、1514億4000万円。過去に類をみない、恐ろしい損害を負った防衛省・自衛隊。
防衛省は、対策本部を設置し陸上自衛隊の東部方面隊、陸上総隊より選抜された部隊で混成団を編成。
損失を取り返すため、何より一緒に消えてしまった自衛官を見つけ出す為、混成団を災害派遣する決定を下したのだった。
派遣を任されたのは、陸上自衛隊のプロフェッショナル集団、陸上総隊の隷下に入る中央即応連隊。彼等は、国際平和協力活動等に尽力する為、先遣部隊等として主力部隊到着迄活動基盤を準備する事等を主任務とし、日々訓練に励んでいる。
其の第一中隊長を任されているのは、暗い過去を持つ新渡戸愛桜。彼女は、この派遣に於て、指揮官としての特殊な苦悩を味い、高みを目指す。
海上自衛隊版、出しました
→https://ncode.syosetu.com/n3744fn/
※作中で、F-35A ライトニングⅡが墜落したことを示唆する表現がございます。ですが、実際に墜落した時より前に書かれた表現ということをご理解いただければ幸いです。捜索が打ち切りとなったことにつきまして、本心から残念に思います。搭乗員の方、戦闘機にご冥福をお祈り申し上げます。
「小説家になろう」に於ても投稿させて頂いております。
→https://ncode.syosetu.com/n3570fj/
「カクヨム」に於ても投稿させて頂いております。
→https://kakuyomu.jp/works/1177354054889229369
シスターヴレイヴ!~上司に捨て駒にされ会社をクビになり無職ニートになった俺が妹と異世界に飛ばされ妹が勇者になったけど何とか生きてます~
尾山塩之進
ファンタジー
鳴鐘 慧河(なるがね けいが)25歳は上司に捨て駒にされ会社をクビになってしまい世の中に絶望し無職ニートの引き籠りになっていたが、二人の妹、優羽花(ゆうか)と静里菜(せりな)に元気づけられて再起を誓った。
だがその瞬間、妹たち共々『魔力満ちる世界エゾン・レイギス』に異世界召喚されてしまう。
全ての人間を滅ぼそうとうごめく魔族の長、大魔王を倒す星剣の勇者として、セカイを護る精霊に召喚されたのは妹だった。
勇者である妹を討つべく襲い来る魔族たち。
そして慧河より先に異世界召喚されていた慧河の元上司はこの異世界の覇権を狙い暗躍していた。
エゾン・レイギスの人間も一枚岩ではなく、様々な思惑で持って動いている。
これは戦乱渦巻く異世界で、妹たちを護ると一念発起した、勇者ではない只の一人の兄の戦いの物語である。
…その果てに妹ハーレムが作られることになろうとは当人には知るよしも無かった。
妹とは血の繋がりであろうか?
妹とは魂の繋がりである。
兄とは何か?
妹を護る存在である。
かけがいの無い大切な妹たちとのセカイを護る為に戦え!鳴鐘 慧河!戦わなければ護れない!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる