【第1部完結】魔力無し令嬢ルルティーナの幸せ辺境生活【第2部連載開始】

花房いちご

文字の大きさ
上 下
14 / 82
第1部

*13話ぐらいまでの登場人物紹介(今後、加筆修正する可能性があります)

しおりを挟む
ルルティーナ・アンブローズ
主人公。十六歳の少女。白髪、薄紅色の瞳。ポーション職人。小柄で華奢(初登場時はほぼ枯れ木)
アンブローズ侯爵家の次女として産まれるが、魔力を持たない【魔力無し】として蔑まれて育った。
【魔力無し】のクズでも出来るからと、ポーション職人になることを強要された。強制的に辺境へと送られたことで人生が変わる。
性格は真面目でおっとりしている。ポーションを作る時は、必ず薬の女神様に祈りを捧げる。

アドリアン・ベルダール
二十三歳。濃い金髪、鮮やかな青い瞳。長身で逞しい身体。雄々しく凛々しい美形。
辺境騎士団団長。ベルダール伯爵。元はブルーエ男爵家三男で、武功で成り上がった。
魔境の討伐と浄化に邁進している。莫大な魔力を持ち、氷属性魔法が得意。
中央貴族からは【惨殺伯爵】などと言われて蔑まれている。騎士団団員からは信頼され敬われつつも恐れられているらしい。
ルルティーナの前でだけ表情豊かで朗らか。
ルルティーナ強火担その1。ルルティーナの思い出の【お茶会のお兄様】に似ているが……?

シアン
十七歳(ということになっている)水色の髪と瞳の少女。
料理以外はなんでもできるハイパー侍女。
アドリアン個人に仕えている。アドリアンの命令でアンブローズ侯爵家に潜入し、ルルティーナと出会った。
ルルティーナと再会後は、ルルティーナの専属侍女として仕えている。
ルルティーナ強火担その2
アドリアンとの仲を応援している。多分。


カルメ・エナン
七十歳。白髪に茶色い瞳の老婆。国家治癒魔法師(治癒魔法に特化した魔法使いのうち、国が定める資格試験を合格した者だけに与えられる称号)
ルルティーナの治療を担当した。虐待され常識を知らないルルティーナに、優しく教えてくれる。孫が増えた気分らしい。

シェルシェ・エナン
十三歳の少年。肩までの波打つ紫色の髪、明るい茶色の瞳。国家治癒魔法師。実は最年少での資格保持者。
朗らかな男の子。ルルティーナのポーションに興味津々。
ルルティーナ強火担その3

ジュリアーノ・ナルシス
二十歳。オレンジ色の長い髪と瞳。ナルシス伯爵家令息。騎士。辺境騎士団団員。
ルルティーナに暴行を加えて侮辱したので、アドリアンに全身を斬り裂かれた。生きてはいる。ララベーラを心酔しているらしい。

ララベーラ・アンブローズ
十八歳。薔薇色の髪と瞳の美女。
アンブローズ侯爵家の長女。魔力量が豊かで治癒魔法が使える。美貌と治癒魔法が使えることから、取り巻きに【癒しの聖女】と呼ばれている。
ルルティーナを長年に渡って虐待した。王太子との婚約を理由に、ルルティーナに野蛮な辺境行きを押し付けたのだが……。
狂暴で底意地が悪く、自分の欲望にのみ正直。世界は自分のためにあると本気で思っている。

レリック・アンブローズ
四十三歳。赤い髪と瞳の男性。背は高め。
アンブローズ侯爵。魔力量は豊か。
ルルティーナを長年に渡って虐待し、辺境行きを押し付けた。
傲慢で短気で思い込みが激しい。ルルティーナを蔑みララベーラを溺愛している。

リリアーヌ・アンブローズ
四十歳。赤い髪と瞳の女性。
アンブローズ侯爵夫人。魔力量は豊か。
ルルティーナを長年に渡って虐待し、辺境行きを押し付けた。レリックとララベーラほどは手を上げていない。どちらかというと、視界に入れないようにしていた。ララベーラを溺愛している。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【完結】私はいてもいなくても同じなのですね ~三人姉妹の中でハズレの私~

紺青
恋愛
マルティナはスコールズ伯爵家の三姉妹の中でハズレの存在だ。才媛で美人な姉と愛嬌があり可愛い妹に挟まれた地味で不器用な次女として、家族の世話やフォローに振り回される生活を送っている。そんな自分を諦めて受け入れているマルティナの前に、マルティナの思い込みや常識を覆す存在が現れて―――家族にめぐまれなかったマルティナが、強引だけど優しいブラッドリーと出会って、少しずつ成長し、別離を経て、再生していく物語。 ※三章まで上げて落とされる鬱展開続きます。 ※因果応報はありますが、痛快爽快なざまぁはありません。 ※なろうにも掲載しています。

魅了の魔法を使っているのは義妹のほうでした・完

瀬名 翠
恋愛
”魅了の魔法”を使っている悪女として国外追放されるアンネリーゼ。実際は義妹・ビアンカのしわざであり、アンネリーゼは潔白であった。断罪後、親しくしていた、隣国・魔法王国出身の後輩に、声をかけられ、連れ去られ。 夢も叶えて恋も叶える、絶世の美女の話。 *五話でさくっと読めます。

(完結)「君を愛することはない」と言われて……

青空一夏
恋愛
ずっと憧れていた方に嫁げることになった私は、夫となった男性から「君を愛することはない」と言われてしまった。それでも、彼に尽くして温かい家庭をつくるように心がければ、きっと愛してくださるはずだろうと思っていたのよ。ところが、彼には好きな方がいて忘れることができないようだったわ。私は彼を諦めて実家に帰ったほうが良いのかしら? この物語は憧れていた男性の妻になったけれど冷たくされたお嬢様を守る戦闘侍女たちの活躍と、お嬢様の恋を描いた作品です。 主人公はお嬢様と3人の侍女かも。ヒーローの存在感増すようにがんばります! という感じで、それぞれの視点もあります。 以前書いたもののリメイク版です。多分、かなりストーリーが変わっていくと思うので、新しい作品としてお読みください。 ※カクヨム。なろうにも時差投稿します。 ※作者独自の世界です。

家出したとある辺境夫人の話

あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
『突然ではございますが、私はあなたと離縁し、このお屋敷を去ることにいたしました』 これは、一通の置き手紙からはじまった一組の心通わぬ夫婦のお語。 ※ちゃんとハッピーエンドです。ただし、主人公にとっては。 ※他サイトでも掲載します。

結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?

おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました! 皆様ありがとうございます。 「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」 眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。 「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」 ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。 ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視 上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。

【完結】妹に全部奪われたので、公爵令息は私がもらってもいいですよね。

曽根原ツタ
恋愛
 ルサレテには完璧な妹ペトロニラがいた。彼女は勉強ができて刺繍も上手。美しくて、優しい、皆からの人気者だった。  ある日、ルサレテが公爵令息と話しただけで彼女の嫉妬を買い、階段から突き落とされる。咄嗟にペトロニラの腕を掴んだため、ふたり一緒に転落した。  その後ペトロニラは、階段から突き落とそうとしたのはルサレテだと嘘をつき、婚約者と家族を奪い、意地悪な姉に仕立てた。  ルサレテは、妹に全てを奪われたが、妹が慕う公爵令息を味方にすることを決意して……?  

姉の婚約者であるはずの第一王子に「お前はとても優秀だそうだから、婚約者にしてやってもいい」と言われました。

ふまさ
恋愛
「お前はとても優秀だそうだから、婚約者にしてやってもいい」  ある日の休日。家族に疎まれ、蔑まれながら育ったマイラに、第一王子であり、姉の婚約者であるはずのヘイデンがそう告げた。その隣で、姉のパメラが偉そうにふんぞりかえる。 「ぞんぶんに感謝してよ、マイラ。あたしがヘイデン殿下に口添えしたんだから!」  一方的に条件を押し付けられ、望まぬまま、第一王子の婚約者となったマイラは、それでもつかの間の安らぎを手に入れ、歓喜する。  だって。  ──これ以上の幸せがあるなんて、知らなかったから。

婚約破棄の甘さ〜一晩の過ちを見逃さない王子様〜

岡暁舟
恋愛
それはちょっとした遊びでした

処理中です...