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二人の求愛と初夜③*
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頭の中が真っ白になって、僕は射精した。白濁で腹が汚れただろうに、ダンは嬉しそうな唸り声を上げて僕の顔を見つめた。
しかも白濁を指ですくって僕に見せつけてる。
「ぐるるっ……ふふっ……ルーク……とろけて、かわいいかおだなぁ。……きもちよかったか?」
ダンの熱い息が顔にかかる。興奮しているからか、獣臭いような雄臭いような独特の匂いが強くなっていく。
そんなことにまで僕の身体は興奮して、さらに熱く蕩けていく。
理性も、羞恥心も、何もかもが欲望に濡れてしまった。
「うん……きもちよくて、いっぱいでたぁ」
僕は素直に話しながら、ダンの舌に自分の舌を絡めた。
「んっ……くふっ……あぁっ……!」
ダンの舌が僕の舌を絡め取る。舌を引っ張っられたり牙で甘噛みされたりして、お互いの唾液があふれていく。固い指が尻の割れ目を撫でて、肛門をすりすりと撫でた。
尻の割れ目は、たぶんダンの先走りで濡れている。にちゃにちゃいやらしい音がする。今にも指が入りそうだ。
舌が解放されて囁かれる。
「指を入れていいか?……お、おい?」
当たり前じゃないか。僕は返事の代わりに手を伸ばして、ダンの指を僕の肛門に入れた。
「あっ……かたっ……いぃっ!」
ぬぷ、にゅぷ……。思った以上に抵抗なく入る。
固い爪、薄い肉球、短い毛、ダンの太くて長い指の感触に腰が揺れる。僕の腰が、またみっともなく揺れる。自慰を見られているような背徳感も加わって、甘く媚びた声が出た。
「いいのっ!ダンの、ゆび、きもちい……っ!ひあぁっ!」
ずぷん!深く指で貫かれる。ここで感じることを知っている僕の肉壁が悦びでわなないた。
「ガゥッ!ルーク、色っぽ……ウゥっ!すぎだろ!」
「んあああっ!いいっ!ぐりぐり気持ちいいぃ!」
ダンが、肉壁をぐりぐり抉りながら指を出し入れする。腰も動かしだした。振動で悲鳴じみた嬌声を上げてしまう。にちゃにちゃぐちゃぐちゃと、いやらしい音が立つ。
「あぁっ!あーっ!ひろがる!かたちもどらなくなる!ダンのゆびのかたちになっ……!ああぁっ!」
一本だけだった指が二本になり、僕の指では届かない場所まで届いた。僕は小さな絶頂を繰り返し、快楽を貪り腰を揺らす。
「きもちいぃっ!またイッ……!ひあっ!?」
唐突に指を抜かれ、身体が反転する。あっという間に、腰を高く突き上げた四つん這いになって……熱くて固い感触が尻に当たった。
(あ。これ、みえないけどわかる。ダンのおちんちんだ。ほしい)
おちんちんが欲しい。僕は無意識のうちに尻を振って誘っていた。
「グルウゥッ!ルーク!ルーク!」
ダンが覆い被さるようにして僕を抱きしめる。黒い毛と体温にいよいよだと期待した。ダンはガクガクと腰を振り、おちんちんの切先が僕の肛門を突いたり擦ったりする。
(こすれて、きもちいい。けど、このままじゃはいらない)
「ウウゥーッ!グルルッ!グウゥッ!」
「んんっ……はぁ、はあ……。だ、ダン、おちついて。おちんちん、いれていいから、ね?」
僕は身体をひねって手を伸ばし、ダンのおちんちんが入るよう誘導した。やがてダンの息と唸り声が落ち着いていく。
「ウゥッ……!わるい、こうふん、した。ゆっくり……いれる、から……つがわせてくれ」
ペロペロと頬を舐めながら、ダンが耳を垂らしながら言う。何その仔犬みたいな不安そうな瞳!
ああもう!可愛い!
「うふふ。いいっていってるのに。だん、いれて。はげしくていいから」
ダンの腕の力が強まり、切先がにゅぷにゅぷと僕の中に入ってきた。
(ダンのが入ってきた……!)
切先は細いから入りやすいけど、すぐに太さに圧迫されていく。僕の肉壁が、受け入れたことのない太さと長さに広がっていく。
「あっ……ふぁ……!んんっ!あうぅ……!」
凄い。張型なんかとは比べ物にならない。ダンの指も凄かったけど、それよりも……。
「あひっ……!ひうぅ……!しゅご……いいぃっ!」
すごい。熱くて固くてヌルヌルしてて長くて太くて大きくて……。
「ひいぃんっ!そこっ!」
ゴリッと、僕の良いところを抉られ腰が跳ねる。
「あー!きもちいぃっ!いくっ!いくうぅっ!」
まだ全部入ってないだろうに、もう後ろで深い絶頂を迎えていた。ゆるく勃ちつつあった僕のおちんちんから、だらだらと先走りがにじむ。
ああ、こうして比べるとダンと僕は全然違う。自分のおちんちんと睾丸が小さめなのはしってたけど、貧相とは思っていなかった。なのにダンに抱かれている今はもう情けなく思えて……。僕だって男なのに。
でもそんな卑屈な想いも、ダンのおちんちんから与えられる快楽に溶けていく。
「しゅご……!きもひぃ……!だんのおちんちんきもちいぃっ!きもちいいのおお!」
僕は腰を揺らし、へっへっと荒く息を吐きながら喘いだ。
身体が熱くて気持ちよくてたまらない。こんな気持ちいいおちんちんを知ってしまったら、知らなかったころに戻れなくなる。
確信する。僕はもう、おちんちん触るだけじゃ絶頂出来ない。ダンの大きいおちんちんを入れてもらわないと、無理だ。
「ひああぁっ!きもちぃっ……!すごいぃっ!」
(だんのおちんちん、すき。きもちちいい。おかしくなる。これすき。なかで、ごりごりこすれていいの。きもちいい。しあわせ。だんも、きもちいいかな?)
「ルーク、おれも、おれもきもちいい。ルーク、すきだ。しあわせだ」
まるで心が読めているかのように、ダンは僕の頬を舐めながら囁いてくれた。僕も舌を出して応える。
◆◆◆◆◆
ここまでお読みいただきありがとうございます。
閲覧、お気に入り登録、ハート、エールなどの反応ありがとうございます。大変励みになっております。引き続きよろしくお願いいたします。
しかも白濁を指ですくって僕に見せつけてる。
「ぐるるっ……ふふっ……ルーク……とろけて、かわいいかおだなぁ。……きもちよかったか?」
ダンの熱い息が顔にかかる。興奮しているからか、獣臭いような雄臭いような独特の匂いが強くなっていく。
そんなことにまで僕の身体は興奮して、さらに熱く蕩けていく。
理性も、羞恥心も、何もかもが欲望に濡れてしまった。
「うん……きもちよくて、いっぱいでたぁ」
僕は素直に話しながら、ダンの舌に自分の舌を絡めた。
「んっ……くふっ……あぁっ……!」
ダンの舌が僕の舌を絡め取る。舌を引っ張っられたり牙で甘噛みされたりして、お互いの唾液があふれていく。固い指が尻の割れ目を撫でて、肛門をすりすりと撫でた。
尻の割れ目は、たぶんダンの先走りで濡れている。にちゃにちゃいやらしい音がする。今にも指が入りそうだ。
舌が解放されて囁かれる。
「指を入れていいか?……お、おい?」
当たり前じゃないか。僕は返事の代わりに手を伸ばして、ダンの指を僕の肛門に入れた。
「あっ……かたっ……いぃっ!」
ぬぷ、にゅぷ……。思った以上に抵抗なく入る。
固い爪、薄い肉球、短い毛、ダンの太くて長い指の感触に腰が揺れる。僕の腰が、またみっともなく揺れる。自慰を見られているような背徳感も加わって、甘く媚びた声が出た。
「いいのっ!ダンの、ゆび、きもちい……っ!ひあぁっ!」
ずぷん!深く指で貫かれる。ここで感じることを知っている僕の肉壁が悦びでわなないた。
「ガゥッ!ルーク、色っぽ……ウゥっ!すぎだろ!」
「んあああっ!いいっ!ぐりぐり気持ちいいぃ!」
ダンが、肉壁をぐりぐり抉りながら指を出し入れする。腰も動かしだした。振動で悲鳴じみた嬌声を上げてしまう。にちゃにちゃぐちゃぐちゃと、いやらしい音が立つ。
「あぁっ!あーっ!ひろがる!かたちもどらなくなる!ダンのゆびのかたちになっ……!ああぁっ!」
一本だけだった指が二本になり、僕の指では届かない場所まで届いた。僕は小さな絶頂を繰り返し、快楽を貪り腰を揺らす。
「きもちいぃっ!またイッ……!ひあっ!?」
唐突に指を抜かれ、身体が反転する。あっという間に、腰を高く突き上げた四つん這いになって……熱くて固い感触が尻に当たった。
(あ。これ、みえないけどわかる。ダンのおちんちんだ。ほしい)
おちんちんが欲しい。僕は無意識のうちに尻を振って誘っていた。
「グルウゥッ!ルーク!ルーク!」
ダンが覆い被さるようにして僕を抱きしめる。黒い毛と体温にいよいよだと期待した。ダンはガクガクと腰を振り、おちんちんの切先が僕の肛門を突いたり擦ったりする。
(こすれて、きもちいい。けど、このままじゃはいらない)
「ウウゥーッ!グルルッ!グウゥッ!」
「んんっ……はぁ、はあ……。だ、ダン、おちついて。おちんちん、いれていいから、ね?」
僕は身体をひねって手を伸ばし、ダンのおちんちんが入るよう誘導した。やがてダンの息と唸り声が落ち着いていく。
「ウゥッ……!わるい、こうふん、した。ゆっくり……いれる、から……つがわせてくれ」
ペロペロと頬を舐めながら、ダンが耳を垂らしながら言う。何その仔犬みたいな不安そうな瞳!
ああもう!可愛い!
「うふふ。いいっていってるのに。だん、いれて。はげしくていいから」
ダンの腕の力が強まり、切先がにゅぷにゅぷと僕の中に入ってきた。
(ダンのが入ってきた……!)
切先は細いから入りやすいけど、すぐに太さに圧迫されていく。僕の肉壁が、受け入れたことのない太さと長さに広がっていく。
「あっ……ふぁ……!んんっ!あうぅ……!」
凄い。張型なんかとは比べ物にならない。ダンの指も凄かったけど、それよりも……。
「あひっ……!ひうぅ……!しゅご……いいぃっ!」
すごい。熱くて固くてヌルヌルしてて長くて太くて大きくて……。
「ひいぃんっ!そこっ!」
ゴリッと、僕の良いところを抉られ腰が跳ねる。
「あー!きもちいぃっ!いくっ!いくうぅっ!」
まだ全部入ってないだろうに、もう後ろで深い絶頂を迎えていた。ゆるく勃ちつつあった僕のおちんちんから、だらだらと先走りがにじむ。
ああ、こうして比べるとダンと僕は全然違う。自分のおちんちんと睾丸が小さめなのはしってたけど、貧相とは思っていなかった。なのにダンに抱かれている今はもう情けなく思えて……。僕だって男なのに。
でもそんな卑屈な想いも、ダンのおちんちんから与えられる快楽に溶けていく。
「しゅご……!きもひぃ……!だんのおちんちんきもちいぃっ!きもちいいのおお!」
僕は腰を揺らし、へっへっと荒く息を吐きながら喘いだ。
身体が熱くて気持ちよくてたまらない。こんな気持ちいいおちんちんを知ってしまったら、知らなかったころに戻れなくなる。
確信する。僕はもう、おちんちん触るだけじゃ絶頂出来ない。ダンの大きいおちんちんを入れてもらわないと、無理だ。
「ひああぁっ!きもちぃっ……!すごいぃっ!」
(だんのおちんちん、すき。きもちちいい。おかしくなる。これすき。なかで、ごりごりこすれていいの。きもちいい。しあわせ。だんも、きもちいいかな?)
「ルーク、おれも、おれもきもちいい。ルーク、すきだ。しあわせだ」
まるで心が読めているかのように、ダンは僕の頬を舐めながら囁いてくれた。僕も舌を出して応える。
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