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ファルロと戦の季節【4】*
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ラズワートがアンジュールに別れを告げてから半月後、混成軍はルフランゼ王国王都に戻っていた。王城に入る前、ファルロはラズワートに告げた。
「ラズワート、ここからは面倒な仕事ばかりになります。憂鬱ですが、完全に終わるまで油断は禁物ですよ」
ゴルハバル帝国皇帝アリュシアンが派遣した大臣たちと共に、ルフランゼ王国の滅亡を宣言し戦後処理に取り掛からなければならない。
戦いが好きなファルロにとっては、はっきり言って苦痛な作業だ。ラズワートも似たようなものだろう。加えて仇敵を叩き潰した安堵から、油断するのではと心配だった。
ラズワートは素直に頷き、少しだけ皮肉な笑みを浮かべた。
「わかっている。本当にルフランゼ王国は滅ぶのだな」
「ええ。そうですよ。これからは、ルフランゼの全てを過去にするための作業です」
まずは王都の民に対し、ルフランゼ王国の滅亡とゴルハバル帝国の支配下になったことを宣言した。次に、捕えていた王侯貴族を処刑、あるいはゴルハバル帝国に移送した。
国王をはじめとする主な重鎮は、見せしめに嬲り殺され晒し首となった。無惨な死体は夏の陽射しに炙られ腐り、王家と王国の滅亡を印象付けた。
目立った瑕疵のない王侯貴族たちは移送された。まだ幼い第七王女などが含まれる。最早、かつての身分も財産もない。彼らが今後どのような人生を歩むかは、彼らの能力と皇帝アリュシアンの思惑しだいだろう。
捕虜となっていた騎士と兵士たちは、ゴルハバル帝国に恭順すれば無罪放免、でなければ処刑した。殆どが恭順した。
ある程度が終わる頃には、夏も終わりにさしかかっていた。
◆◆◆◆◆
夏も終わりに差し掛かった夜。ファルロとラズワートは久しぶりに触れ合っていた。
ここは王城の、王侯貴族が使っていた寝室の一つだ。豪奢で清潔な寝台の上に横になり、裸体を触れ合わせながら口づけ合っていた。
ラズワートの甘い吐息が夜に溶ける。
「んっ……ふぅ……あぅ……んんっ……」
灯りを消しているので暗いが、どちらも夜目が効く。ファルロはラズワートをじっくり眺めながら舌を動かした。
ラズワートの頬は火照り、金混じりの青い目は夢見るように潤んでいる。鍛え上げられた身体は見事な隆起を持ち、汗に濡れて艶めかしい。
「はぁっ……ファルロ……!」
ラズワートの手がファルロの身体にすがり、腰がいやらしく揺れる。互いの逸物が擦れ合ってゆっくりと育っていく。
ファルロも腰を動かして答える。先走りをこぼしながらラズワートは喘ぎ身悶えた。
「あうっ……!ファルロ……!もっと……!」
唇が離れた。互いの間に唾液の橋がかかる。ファルロは舌舐めずりしながら囁く。
「もっと、なんですか?」
余裕を持って囁いたファルロだったが、情欲に濡れた金混じりの青い目と言葉に固まった。
「……お前のを咥えたいし、咥えてもらいたい」
ファルロはしばらく固まった後、速やかに体勢を変えた。互いの口が互いの逸物を咥えられるように。ファルロは、ラズワートの逞しく滑らかな太腿を掴み、すっかりそそり立った逸物を見つめた。ラズワートもまた同じように対面しているのだろう。生唾を飲む音がする。
「はあ……お前の、もうこんなに硬い……」
「貴方こそもうこんなに濡らして硬くしている」
「それは、久しぶりだか……あうっ!ひぁっ……!」
先走りを舐めて亀頭をしゃぶるとラズワートの腰が跳ねた。ラズワートもファルロの逸物を舐め回してしゃぶる。感じすぎて余裕がないのだろう。いつもと違いたどたどしい。舌の動きも鈍い。
(ふふっ。やはりまだまだ若いですね)
「んあぁっ!あっ!……でるっ……!」
ラズワートは呆気なく射精した。青臭く苦い味がファルロの口内に広がった。わざと音を立てて飲んで舐めてやる。
「はっ……はぁっ……!ふぁる……ぁっ……」
「はぁ……たまらない媚態だ。貴方は本当に素晴らしい番ですよ……」
ファルロはラズワートを四つん這いにさせ、腿をしっかり閉じさせた。用意していた香油の瓶を開ける。
「あっ……!……ファルロ……いれないのか?準備し……ひうぅっ!い、いきなっ……あぁっ!」
ファルロは己の人差し指に香油を塗り、ラズワートの尻穴を貫いた。ラズワートの肉壁もまたあらかじめ香油を塗って解していたのだろう。貪欲にファルロの指を食い締め、快感に震えた。
「いけない子だラズワート。帰還するまでは最後までしないと約束したでしょう?」
「ああぁっ!ひあぁっ!」
「そのかわり、指でしっかり愛して差し上げますよ」
どこをどう触れば良いか知り尽くしている。ファルロはラズワートのうなじを甘噛みし、肉壁の感じる場所を優しく押した。
「ーーーっ!」
ラズワートの身体が激しく震え、声にならない嬌声を上げた。逸物からだらだらと精液が垂れる。
その有様だけでファルロも射精しそうだったが、腹に力を入れて耐えた。ラズワートの尻穴から指を抜き、己の逸物に香油を塗る。
「私も貴方に挿れたい。ですが、まだ駄目です。帰還したら貴方の腹にたっぷり注ぎますからね」
ラズワートの身体を覆い被さるように抱きしめ、当初の予定通り腿と腿の間で逸物を抽送する。
「あぅ……はあぁ……うぅっ……」
絶頂の余韻に蕩けるラズワートの声を聞きながら腰を動かし、やがて大量に射精した。
◆◆◆◆◆
事後、ファルロは互いの身体を清め敷布を交換した。甲斐甲斐しく世話をされるラズワートは、しかし少しだけ不満そうだ。
「ラズワート、どこか痛みますか?」
「いや……今夜も最後までは出来なかったと思ってな」
ラズワートは不満そうだったが、これは譲れなかった。春の終わりの発情期も、薬と根性と忍耐で無理矢理乗り切ったのだ。
「貴方の望みでも叶えられません。戦は終わりましたが、まだ戦後処理は完了していません。ここはまだ敵地で戦場です」
最も、頭に『一応は』がつくが。
つい先日のことだ。ゴルハバル帝国皇帝アリュシアンは、旧ルフランゼ王国を打倒しその国土の八割近くをゴルハバル帝国領とすること、これ以上の侵攻はしないことを国内外に宣言した。
残り二割、南部一帯はすでにカスティラ王国が支配している。ゴルハバル帝国側からは何もしない。あちらも、南部全域を支配した段階で侵略をやめた。初めから、そういう契約だった。
「全く。皇帝陛下は末恐ろしいな」
本気で恐れているらしいラズワートに、ファルロは苦笑いを返した。
「ええ。私はあの方より恐ろしい方を知りません。一体、何年前から仕組んでいたのか……」
まず、秘密裏に同盟を結んだカスティラ王国にルフランゼ王国南西部を侵略させ、アンジュール領反発による混乱と影響を助長した。
そしてゴルハバル帝国は、ルフランゼ王国側の失態と契約違反という、誰が見ても正当な理由を掲げて南部以外の全域を手に入れたのだった。
「カスティラ王国も、王族と重臣の何名かを調略済みだそうです。さらに陛下の妹姫が輿入れしています。まだ時がかかるでしょうが、いずれ我が国に編入されるでしょう」
「そこまでするか……」
声を震わすラズワートに微笑む。
「貴方がたも中々の物ですよ。百年で国中の王侯貴族を堕落させたのですから」
「ははっ!確かに。我らもまた恐るべき策略家で、裏切り者だ」
ラズワートは笑った。自分と、かつての自分の家と、その策略を笑い飛ばした。
そうしなければ耐えられないほどの、罪の意識がある。ファルロは知っているので好きにさせた。
「なあファルロ。ルフランゼ王家も王国も滅んだ。先祖の悲願も、俺の復讐も叶った。だが、本当にこれで良かったのだろうか」
ファルロはラズワートの目をしっかり見て言った。
「だからこそ、私と貴方は結ばれたのです。良かったに決まっているでしょう」
ラズワートは呆然として固まったが、やがて泣き笑いの表情になった。
「そうだな。良かった。これで良かったんだ」
◆◆◆◆◆
折り返し地点となります。明日からしばらくの間、一日2回更新します。
「ラズワート、ここからは面倒な仕事ばかりになります。憂鬱ですが、完全に終わるまで油断は禁物ですよ」
ゴルハバル帝国皇帝アリュシアンが派遣した大臣たちと共に、ルフランゼ王国の滅亡を宣言し戦後処理に取り掛からなければならない。
戦いが好きなファルロにとっては、はっきり言って苦痛な作業だ。ラズワートも似たようなものだろう。加えて仇敵を叩き潰した安堵から、油断するのではと心配だった。
ラズワートは素直に頷き、少しだけ皮肉な笑みを浮かべた。
「わかっている。本当にルフランゼ王国は滅ぶのだな」
「ええ。そうですよ。これからは、ルフランゼの全てを過去にするための作業です」
まずは王都の民に対し、ルフランゼ王国の滅亡とゴルハバル帝国の支配下になったことを宣言した。次に、捕えていた王侯貴族を処刑、あるいはゴルハバル帝国に移送した。
国王をはじめとする主な重鎮は、見せしめに嬲り殺され晒し首となった。無惨な死体は夏の陽射しに炙られ腐り、王家と王国の滅亡を印象付けた。
目立った瑕疵のない王侯貴族たちは移送された。まだ幼い第七王女などが含まれる。最早、かつての身分も財産もない。彼らが今後どのような人生を歩むかは、彼らの能力と皇帝アリュシアンの思惑しだいだろう。
捕虜となっていた騎士と兵士たちは、ゴルハバル帝国に恭順すれば無罪放免、でなければ処刑した。殆どが恭順した。
ある程度が終わる頃には、夏も終わりにさしかかっていた。
◆◆◆◆◆
夏も終わりに差し掛かった夜。ファルロとラズワートは久しぶりに触れ合っていた。
ここは王城の、王侯貴族が使っていた寝室の一つだ。豪奢で清潔な寝台の上に横になり、裸体を触れ合わせながら口づけ合っていた。
ラズワートの甘い吐息が夜に溶ける。
「んっ……ふぅ……あぅ……んんっ……」
灯りを消しているので暗いが、どちらも夜目が効く。ファルロはラズワートをじっくり眺めながら舌を動かした。
ラズワートの頬は火照り、金混じりの青い目は夢見るように潤んでいる。鍛え上げられた身体は見事な隆起を持ち、汗に濡れて艶めかしい。
「はぁっ……ファルロ……!」
ラズワートの手がファルロの身体にすがり、腰がいやらしく揺れる。互いの逸物が擦れ合ってゆっくりと育っていく。
ファルロも腰を動かして答える。先走りをこぼしながらラズワートは喘ぎ身悶えた。
「あうっ……!ファルロ……!もっと……!」
唇が離れた。互いの間に唾液の橋がかかる。ファルロは舌舐めずりしながら囁く。
「もっと、なんですか?」
余裕を持って囁いたファルロだったが、情欲に濡れた金混じりの青い目と言葉に固まった。
「……お前のを咥えたいし、咥えてもらいたい」
ファルロはしばらく固まった後、速やかに体勢を変えた。互いの口が互いの逸物を咥えられるように。ファルロは、ラズワートの逞しく滑らかな太腿を掴み、すっかりそそり立った逸物を見つめた。ラズワートもまた同じように対面しているのだろう。生唾を飲む音がする。
「はあ……お前の、もうこんなに硬い……」
「貴方こそもうこんなに濡らして硬くしている」
「それは、久しぶりだか……あうっ!ひぁっ……!」
先走りを舐めて亀頭をしゃぶるとラズワートの腰が跳ねた。ラズワートもファルロの逸物を舐め回してしゃぶる。感じすぎて余裕がないのだろう。いつもと違いたどたどしい。舌の動きも鈍い。
(ふふっ。やはりまだまだ若いですね)
「んあぁっ!あっ!……でるっ……!」
ラズワートは呆気なく射精した。青臭く苦い味がファルロの口内に広がった。わざと音を立てて飲んで舐めてやる。
「はっ……はぁっ……!ふぁる……ぁっ……」
「はぁ……たまらない媚態だ。貴方は本当に素晴らしい番ですよ……」
ファルロはラズワートを四つん這いにさせ、腿をしっかり閉じさせた。用意していた香油の瓶を開ける。
「あっ……!……ファルロ……いれないのか?準備し……ひうぅっ!い、いきなっ……あぁっ!」
ファルロは己の人差し指に香油を塗り、ラズワートの尻穴を貫いた。ラズワートの肉壁もまたあらかじめ香油を塗って解していたのだろう。貪欲にファルロの指を食い締め、快感に震えた。
「いけない子だラズワート。帰還するまでは最後までしないと約束したでしょう?」
「ああぁっ!ひあぁっ!」
「そのかわり、指でしっかり愛して差し上げますよ」
どこをどう触れば良いか知り尽くしている。ファルロはラズワートのうなじを甘噛みし、肉壁の感じる場所を優しく押した。
「ーーーっ!」
ラズワートの身体が激しく震え、声にならない嬌声を上げた。逸物からだらだらと精液が垂れる。
その有様だけでファルロも射精しそうだったが、腹に力を入れて耐えた。ラズワートの尻穴から指を抜き、己の逸物に香油を塗る。
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ラズワートの身体を覆い被さるように抱きしめ、当初の予定通り腿と腿の間で逸物を抽送する。
「あぅ……はあぁ……うぅっ……」
絶頂の余韻に蕩けるラズワートの声を聞きながら腰を動かし、やがて大量に射精した。
◆◆◆◆◆
事後、ファルロは互いの身体を清め敷布を交換した。甲斐甲斐しく世話をされるラズワートは、しかし少しだけ不満そうだ。
「ラズワート、どこか痛みますか?」
「いや……今夜も最後までは出来なかったと思ってな」
ラズワートは不満そうだったが、これは譲れなかった。春の終わりの発情期も、薬と根性と忍耐で無理矢理乗り切ったのだ。
「貴方の望みでも叶えられません。戦は終わりましたが、まだ戦後処理は完了していません。ここはまだ敵地で戦場です」
最も、頭に『一応は』がつくが。
つい先日のことだ。ゴルハバル帝国皇帝アリュシアンは、旧ルフランゼ王国を打倒しその国土の八割近くをゴルハバル帝国領とすること、これ以上の侵攻はしないことを国内外に宣言した。
残り二割、南部一帯はすでにカスティラ王国が支配している。ゴルハバル帝国側からは何もしない。あちらも、南部全域を支配した段階で侵略をやめた。初めから、そういう契約だった。
「全く。皇帝陛下は末恐ろしいな」
本気で恐れているらしいラズワートに、ファルロは苦笑いを返した。
「ええ。私はあの方より恐ろしい方を知りません。一体、何年前から仕組んでいたのか……」
まず、秘密裏に同盟を結んだカスティラ王国にルフランゼ王国南西部を侵略させ、アンジュール領反発による混乱と影響を助長した。
そしてゴルハバル帝国は、ルフランゼ王国側の失態と契約違反という、誰が見ても正当な理由を掲げて南部以外の全域を手に入れたのだった。
「カスティラ王国も、王族と重臣の何名かを調略済みだそうです。さらに陛下の妹姫が輿入れしています。まだ時がかかるでしょうが、いずれ我が国に編入されるでしょう」
「そこまでするか……」
声を震わすラズワートに微笑む。
「貴方がたも中々の物ですよ。百年で国中の王侯貴族を堕落させたのですから」
「ははっ!確かに。我らもまた恐るべき策略家で、裏切り者だ」
ラズワートは笑った。自分と、かつての自分の家と、その策略を笑い飛ばした。
そうしなければ耐えられないほどの、罪の意識がある。ファルロは知っているので好きにさせた。
「なあファルロ。ルフランゼ王家も王国も滅んだ。先祖の悲願も、俺の復讐も叶った。だが、本当にこれで良かったのだろうか」
ファルロはラズワートの目をしっかり見て言った。
「だからこそ、私と貴方は結ばれたのです。良かったに決まっているでしょう」
ラズワートは呆然として固まったが、やがて泣き笑いの表情になった。
「そうだな。良かった。これで良かったんだ」
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