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第四章ガードマン、オークの花嫁になる

ガードマン、オークの花嫁になる【11】*

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 今年もHappyいいオークの日(11月09日)!
 ここからしばらくザック視点です。

 ◆◆◆◆◆


 ミツバをベッドに押し倒し、互いの服を剥いでいった。まるで性に目覚めたばかりの子供のように焦りながら手を動かす。

 ミツバは華奢で美しい身体をしている。いや、人間基準では背が高く逞しい方だろうから失礼かもしれないが。
 俺の何もかも無骨な緑色の身体とは、全く違う。
 筋肉がバランスよく付いていて、贅肉が無くしなやかだ。汗に濡れる肌は若々しく張りがあり、オレンジ色がかった白薔薇のよう。散らばる噛み跡と吸い痕がよく映える色味だ。

 こんな魅力的な人が自分に抱かれてくれる。好きだと言ってくれた。愛おしくて仕方ない。

 もっと気持ち良くなって欲しい。反応をうかがいながら、顔中に軽くついばむような口付けをした。

「ザック、ザック、もっとキスして」

 ミツバは俺を見上げ、舌を出しながらねだった。まるで餌を求める雛鳥のよう。無理もない。
 ……流石に雛の年頃ではないだろうし、雌との経験もあるだろうが……雄とまぐわうのは昨夜が初めてだったはずだ。
 昨夜の反応と慎ましい身体からそれは明らかだった。
 雄に抱かれて種付けられる快楽に目覚めたばかり。気が急いて仕方ないのだろう。
 俺ももう三十八歳だ。人間の年齢はわかりにくいが、どう考えてもミツバより年長だろう。
 先ほどは興奮したが、昨夜より優しくしてやらなければ。

 ミツバの唇の隙間に舌を差し込む。唇は素直に開いて俺を受け入れ、小さな舌が俺の愛撫に応えた。

「んっ!ふぁ……くちゅっ……んんっ……」

 ギシギシとベッドがきしむ。
 互いの裸体をまさぐりながら抱きしめ合い、深い口付けをする。
 うっとりと身を任せるミツバの反応を見ながら手管を尽くした。
 舌を絡めて唾液を吸ったり、上顎や歯列を舐め回したり、唇で唇を食み、その唾液を啜った。
 ミツバの唾液はサラッとしていて、微かに甘くて美味い。
 ミツバも俺の唾液を飲もうと必死に舌を伸ばし喉を震わせる。
 涙で潤んだ茶色い瞳が『もっと唾液を飲ませて』と乞うている。

 淫らで可愛い。俺の花嫁。

「んんんっ!~~~っ!~~~っ!」

 俺は先ほどの自戒を忘れてミツバを貪った。口内だけでなく喉の途中まで舐めながら唾液を注ぎ、両手でまだ反応の鈍い胸を揉んでこねって乳首をつまむ。
 ミツバの身体が跳ねて唇が離れた。

「んぉっ!はあはぁっ……!まってぇ!……ちくび、へん……んんんっ!」

 涙目で俺指から逃れようとするミツバ。可哀想だ。止めようかと思ったが、ミツバの腰は揺れている。俺の腹に一物を擦り付け、表情には恍惚が混じっている。

「あ……」

 試しに乳首から手を離すと物足りなそうな顔になった。また摘むと、トロンとした顔になる。

「んっ!ちくびっ!らめっ……!」

「もう乳首で感じるようになったんだな。嬉しい」

「へ?あ、ち、ちが……んんんっ!んーーー!」

 俺は容赦なく唇を奪い、乳首を可愛がった。
 抓ったり擦ったりする内に、慎ましく淡い色だった乳首が立っていく。
 ミツバの腰の動きも激しくなり、一物は固く先走りがにじむ。
 俺は片手をミツバの一物に伸ばした。小さくて愛らしいそれが射精しようとビクビクと動く。
 軽く握って扱きながら、強く乳首をつねった。

「~~~っ!!!」

 ミツバの身体が大きく跳ね、射精した。

「~っ!……はぁっ!はぁっ!はっ……!」

 舌を抜いて手を離す。ミツバは余韻に震えながら荒い息を吐く。
 精液を手に絡めて見ると、かなり量が少ないし薄い。昨日の精液も薄くて少なかったが、それ以上だ。
 その代わり……ミツバの雄子宮が疼いているのが、愛液が分泌されているのが匂いでわかる。ベッドがミツバの尻穴から垂れた愛液でびっしょり濡れている。

「いじっていないのに尻でも絶頂したんだな。濡れている」

「へっ?あ、こ、こんなに?も、もらしたみたい……ちくびでも、あんな……」

 カァッと、涙目で赤面するミツバが愛しい。これまで大胆な言動を繰り返していたミツバだが、どうやら羞恥心が復活したらしい。
 しかし、俺からすれば不思議だ。

「恥じることは無い。感じてくれた証拠だろう?俺はミツバを気持ちよく出来て嬉しい」

「う……うん……。身体じゅう気持ちよかった……」

 ミツバは消え入りそうな声で応える。ぷうんと、雄を誘う香りが強くなる。
 俺はミツバの身体がどこまで熟したか見たくてたまらなくなった。

「ミツバ、君の身体をもっとよく見せてくれ。身体をこうやって……」

「え。い、いいけど……」

 ミツバは少し恥じらいながら体勢を変えてくれた。いわゆる四つん這いの体勢だ。

「……綺麗だ。一度のまぐわいで、もうこんなに熟れている」

 自分の生唾を飲む音がやけに大きく聞こえる。
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