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第四章ガードマン、オークの花嫁になる
ガードマン、オークの花嫁になる【8】
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どこからか聞こえる鳥の声と、さわやかな光で目が覚める。
「ん……朝?」
久しぶりに信じられないくらいスッキリとした目覚めだった。意識もすぐハッキリする。
ぽっと、顔が熱くなった。
「良い夢……だったな。気持ちよかった……はぁ……」
僕は熱い息を吐きながら余韻に浸る。大きな手と熱い舌で散々とろかされて、自分の倍以上はある逞しいモノで貫かれた夢の記憶に。
夢の中。オークのザックは少し強引で、でもとびきり優しくて。僕を未知の快楽でいっぱいにしてくれた。SEXって、あんなに凄いんだ。
いや、夢の中の出来事だけど……。
ちょっと悲しくなって、思い出すのをやめる。それにしても、あんな夢をみるということは『たくましいオークにドロドロに抱かれたい願望』が僕にあるということだろうか?
「たぶん、そうだよね。我ながら意外だけど」
昔から女の子にも男の子にも興味はなかった。というか、性欲自体が薄かった。だから、SEXなんて一生しないししたいとも思わないと思っていたけど。
深層心理って奴だろうか?調べてみても面白いかもしれない。たまには図書館にでも行こうかな?
そんな風に、久しぶりに活動的な行動をしよう。とにかくベッドから起きようとして、気づいた。
「あれ?こんな服持ってたっけ?」
白っぽい色のチュニックみたいな服だ。サイズもかなり大きい。
「ん?なんか布団も壁も天井もいつもと違う……えっ?」
身を起こして周囲をみると、夢で見たオークが土下座していた。何故か全裸で。
「……えっ?まだ夢を見てる?」
オークことザックが、ビクッと肩を揺らして顔を上げた。
「……いや、現実だ。すまない。ミツバ」
「え……?現実……えええええ!?」
僕の絶叫が辺りに響いた。
◆◆◆◆
あの後。ザックには服を着てもらって、とにかく話すために移動した。
……SEXした記憶のある部屋だけど、思い出しては身体がうずくけど、仕方ない。
ローテーブルをはさんで向かい合って話し合う。ザックは僕より早く目覚めて、僕の身体を綺麗にして服を着せてくれた上に、ベッドに運んでくれたのだという。
アフターケア完璧!スマートでカッコいい!
「あ、ありがとう。部屋の片付けもあるし大変だったよね」
「いや、礼を言われるようなことではない。無理をさせたのだから当然だ」
と、不思議そうな顔をされた。ううっ!男前!僕はドキドキしつつ、話を戻した。
そう、お互いの勘違いについて確かめなければならない。
「ここは俺が住む世界だ。そして、あそこにあるドアを通じてミツバの世界と繋がってしまった。ドアの向こうは物置だったはずだが、開けると君の部屋だ」
「うん。昨日も行き来できてたもんね。一応、家の様子を確認して来ていい?」
「……あ、ああ。魔道具で調べたが、おかしな魔法はかかってない。ドアを開けて通っても大丈夫だろう」
僕は立ち上がって物置のドアを開けた。確かに見慣れた自室に通じている。
「ザックも来ない?お茶くらいいれるよ?」
「……ああ、いや……ここで君を待ってるよ」
ザックは少し不安そうな顔だ。どうしたんだろう?
気にはなったけど、家がどうなっているか確かめないといけない。
それに、綺麗にしてもらったけどお風呂にも入りたい。なんだかお尻がむずむずするし……。ここは特にしっかり洗おう。もしかしたら今日も……だし。
「たぶん2時間くらいで済むと思う。待っててね」
手早く済ませて戻って来よう。そう決めて、僕はドアを開けて自室に戻った。
「ん……朝?」
久しぶりに信じられないくらいスッキリとした目覚めだった。意識もすぐハッキリする。
ぽっと、顔が熱くなった。
「良い夢……だったな。気持ちよかった……はぁ……」
僕は熱い息を吐きながら余韻に浸る。大きな手と熱い舌で散々とろかされて、自分の倍以上はある逞しいモノで貫かれた夢の記憶に。
夢の中。オークのザックは少し強引で、でもとびきり優しくて。僕を未知の快楽でいっぱいにしてくれた。SEXって、あんなに凄いんだ。
いや、夢の中の出来事だけど……。
ちょっと悲しくなって、思い出すのをやめる。それにしても、あんな夢をみるということは『たくましいオークにドロドロに抱かれたい願望』が僕にあるということだろうか?
「たぶん、そうだよね。我ながら意外だけど」
昔から女の子にも男の子にも興味はなかった。というか、性欲自体が薄かった。だから、SEXなんて一生しないししたいとも思わないと思っていたけど。
深層心理って奴だろうか?調べてみても面白いかもしれない。たまには図書館にでも行こうかな?
そんな風に、久しぶりに活動的な行動をしよう。とにかくベッドから起きようとして、気づいた。
「あれ?こんな服持ってたっけ?」
白っぽい色のチュニックみたいな服だ。サイズもかなり大きい。
「ん?なんか布団も壁も天井もいつもと違う……えっ?」
身を起こして周囲をみると、夢で見たオークが土下座していた。何故か全裸で。
「……えっ?まだ夢を見てる?」
オークことザックが、ビクッと肩を揺らして顔を上げた。
「……いや、現実だ。すまない。ミツバ」
「え……?現実……えええええ!?」
僕の絶叫が辺りに響いた。
◆◆◆◆
あの後。ザックには服を着てもらって、とにかく話すために移動した。
……SEXした記憶のある部屋だけど、思い出しては身体がうずくけど、仕方ない。
ローテーブルをはさんで向かい合って話し合う。ザックは僕より早く目覚めて、僕の身体を綺麗にして服を着せてくれた上に、ベッドに運んでくれたのだという。
アフターケア完璧!スマートでカッコいい!
「あ、ありがとう。部屋の片付けもあるし大変だったよね」
「いや、礼を言われるようなことではない。無理をさせたのだから当然だ」
と、不思議そうな顔をされた。ううっ!男前!僕はドキドキしつつ、話を戻した。
そう、お互いの勘違いについて確かめなければならない。
「ここは俺が住む世界だ。そして、あそこにあるドアを通じてミツバの世界と繋がってしまった。ドアの向こうは物置だったはずだが、開けると君の部屋だ」
「うん。昨日も行き来できてたもんね。一応、家の様子を確認して来ていい?」
「……あ、ああ。魔道具で調べたが、おかしな魔法はかかってない。ドアを開けて通っても大丈夫だろう」
僕は立ち上がって物置のドアを開けた。確かに見慣れた自室に通じている。
「ザックも来ない?お茶くらいいれるよ?」
「……ああ、いや……ここで君を待ってるよ」
ザックは少し不安そうな顔だ。どうしたんだろう?
気にはなったけど、家がどうなっているか確かめないといけない。
それに、綺麗にしてもらったけどお風呂にも入りたい。なんだかお尻がむずむずするし……。ここは特にしっかり洗おう。もしかしたら今日も……だし。
「たぶん2時間くらいで済むと思う。待っててね」
手早く済ませて戻って来よう。そう決めて、僕はドアを開けて自室に戻った。
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