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第三章エルフ、オークの花嫁になる

エルフ、オークの花嫁になる【21】*

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 グイドはとろりと甘い表情で、射精したばかりの私の性器を見つめる。

「綺麗な薄ピンク色のチンコだなあ。ここもたっぷり、可愛がってやるからな」

「えっ?……ひゃん!ぐ、グイド?な、なに……ひああんっ!」

 グイドの分厚くて熱い舌が私の性器を舐めた。想像もしてなかった刺激に腰が浮く。気持ちよくて、でも怖くて、甘ったれた声しかでない。

「ど、どうして……っ!ひあっ!あっ……!お、おちんちんなめっ……やぁっ……きたない、から、だめ……やあぁっ!」

 舌が離れて、グイドの優しい声がした。

「レグレースはどこもかしこも綺麗だから大丈夫だ。本当に駄目か?俺はレグレースのチンコを舐めたい。舐めて気持ちよくなって欲しい。もう少しだけ……なあ?」

 少しだけしょんぼりした声。グイドは大きな舌をベロリと出した。

「レグレースの全部を舐めてしゃぶりたい。頼むよ。レグレース」

 唾液が垂れて、私のおちんちんに落ちる。
 おねだりに胸と下腹がキュンとなって、抵抗する気が無くなる。
 それに、確かに……物凄く、気持ちよかった。

「うん……ちょっとだけなら、いい……ひああん!おちんちんとけちゃうう!」

 グイドはなんと私の性器を口内に招き、舌で舐め回したり吸い付いたりした。

「ああぁっ!またでる!でちゃうぅ……!」

 ビクビクと身体を痙攣させながら、私は先ほどよりかなり勢いのない射精をした。出す前に逃げようとしたが、グイドはガッチリと太腿を掴んでいて逃げれなかった。

「ふう……美味かった。流石にくったりしてるな」

「ぐぃど……ひいんっ!い、いじらにゃいれ!おちんちんつらいのおっ!」

「あっ!ごめんな!痛かったか?もう止めておくか?」

 グイドはすぐ手を離して謝り、慰撫するように私の脚を撫でた。私は安心すると同時に焦った。もう止めてやらないからなと言った癖に、結局グイドは優しくて我慢強過ぎる。

「んっ、いたくは、ない……から、だいじょうぶ。きもちいいし……だから、やめないで」

「……わかった。お詫びにここも気持ちよくなるよう頑張るな」

「えっ?まっ……ひゃああっ!?おしっおしりいいっ!りゃめええ!」

 ヌプヌプ、ねちょねちょと、グイドの舌が肛門から入る。肉壁をこねくり回される。唾液が肉壁に染みていく。先ほどから薄々勘づいていたが……私の身体が変わっていく。グイドに抱かれるための身体に

「ああああぁ!ひろがりゅううっ!おかしくなりゅううっ!しゅごいのおお!」

 私は下品に喘いで絶頂してしまう。ただし今回は、射精を伴わない絶頂だった。身体中を痙攣させて、長い長い快楽の波にさらわれる。肛門と肉壁で快楽を感じるようにはなっていたが、ここまで深く絶頂したのは初めだった。
 下腹が熱い。キュンキュンする。奥に何か出来てる。自分の体の変化に思いを巡らせていると、いきなり舌を抜かれた。

「ふう……まだまだ狭いけど、柔らかくて熱くて最高だ。レグレースのここ……」

「んあぁっ……!はあっ……!はぁ……んっ」

 中が寂しい。物欲しげに開閉する肛門を太い指で撫でられ背中がしなる。指先がほんの少し沈み、くちゅくちゅと動かされる。

「さっき、尻でイけたな。もっとイけるよう頑張る」

「んあっ!きもちぃ……!ゆび、おっきい……」

 グイドが生唾を飲む音が響く。

「まだ指一本、しかも先っちょだけだぞ。凄いなレグレース」

「あんっごめんなさ……!」

「責めてない。最高だ。俺の花嫁」

「はあっ!ああぁっ!」

 指が私の肉壁をかき分けて入っていく。私の肉壁が悦んでしゃぶる。
 グイドは指を抜き差ししたり、引っかくように動かし、私の反応をじっと観察した。

「指、増やしてもいいか?」

 指が増える?もっと肉壁を触って、拡げてもらえる?私は浅ましい期待をしながら頷いた。

「いいっ!いれてぇ!ひゃあああん!すごっ!また!またいくうぅっ!」

 指が二本、三本と増える。強弱をつけて私の肉壁をかき回す。私は何度も絶頂して喘ぐ。

「きもひぃっ……!あっ!ぐいどぉっもっとぉ……!」

 気持ちいいのに、下腹の奥が切ない。もっと欲しいと腰を揺する。

「よかった。気持ちいいんだな?俺は初めてだから不安だったけど……」

「はぁっ……ふぅ……ぇ?は、はじめて?」

「……おう」

 グイドは急に、照れたような拗ねたような表情となった。

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