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第二章王太子、オークの花嫁になる
王太子、オークの花嫁になる【13】*
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腰の揺れは悩ましさを増し、肉壁がオグルの逸物を貪欲にしゃぶり出した。オグルは歯を食いしばり、腰を動かしたいのを抑えた。しかし、シスルは快楽に呑まれていく。
「はぁ……あうぅ……ひっ……!あっ!」
シスルの腰が大きく揺れ、オグルの逸物の隆起がある場所を強く擦った。
「あひっ!きもひぃっ!ああぁっ!」
涙をこぼしながらシスルは絶頂する。逸物はくったりとしたままだ。肉壁はオグルの逸物を強く締め付け、射精を誘った。
「ぐっ……落ち着け、いい子だから……じっとしていろ」
「ひぅ……うぅ……」
息も絶え絶えなシスルを抱きながら、オグルは静かに戦慄していた。やはりシスルは、オークと身体の相性が良すぎる。このままさらにオグルの精液を受け入れれば、正気を失うかもしれない。
過去、そうなった他種族を見た事がある。まぐわいの事しか考えられなくなり、正気に返すのにかなり苦労したはずだ。それに気高いシスルの場合、正気に返れたとしてもまた殺せと騒ぐかもしれない。
それぐらい心が傷つくかもしれない。
精液を掻き出さなくては。オグルは腰を引いて抜いた。しかし、シスルの悲鳴のような声に固まる。
「いや……だ。はなれないで。……やだ!こわい!ひとりはやだ!もうやだあ!」
「シスル……」
シスルの先ほどの言葉が浮かぶ。シスルにはもう、頼れる相手は自分しかいないのだ。
「おぐる、はなさないで……」
オグルは腹をくくった。
正気に返っても返らなくても面倒を見る。死にたがるなら、そんな気を起こさなくなるまで説得する。
シスルの中に挿れなおす。限界まで腰を進めた。
「ひぎぃっ!……ぎっ……あ、あぁ……ふふ、きもひ……」
シスルは深くつらぬかれ、一瞬身体を強張らせたが、すぐに力を抜いて身を任せた。いじましさに込み上げるものを堪えられれなくなる。また激しいキスをした。緑色の目はどろりと欲で濁り、舌がオグルの愛撫と唾液を求めて激しく動く。
「んくっ……んぁあ……ひぁっ……んんっ……」
舌同士を絡めて唾液を与えながら、オグルはゆっくりと腰をゆすった。
初めはゆっくり、短く抽送した。時々、シスルが特に感じる場所を亀頭で押してやる。
「ああぁっ!そこすごぃっ!おかしくなるうぅっ!」
シスルは涙を流して善がった。オグルもまた快楽に溺れてゆき、動きが速く、抽送は長くなっていく。
「あぁっ!……ひぅっ!きもちぃ……!また、でるっ!」
「出るじゃなくて、イくだ。気持ちよくてイくって言うんだ」
「いっ……!いぐっ!きもちぃっ!いくぅっ!」
シスルはへこへこと腰を振りながら絶頂し、快楽に溺れ夢中になった。そのせいか、王太子であったことが信じられないほど甘えた幼い口調になっていった。
「いいっきもちいぃっ!おしり!おちんちんにこすられてきもちいい!おしりきもちいいよう!いくっ!いくうう!もっとしてえ!」
オグルは求めに応じて激しく腰を動かした。最初の優しさのない動きだ。激しすぎて尻穴の縁がめくれ、中に出した精液がぼたぼた溢れている。それでもやはり、シスルは善がるばかりだった。オグルは深く感じ入り、腰の動きを止めた。シスルの目を見ながら、万感の思いを込めて告げる。
「シスル……素敵だ。こんなにも綺麗な男を俺は知らない。シスルを抱けて花嫁にできるなんて、俺は幸せものだ」
「ほんと?わたし、きれい?」
オグルは微笑み、頬と頭を撫でた。
「ああ、綺麗だよ。この赤い髪も緑色の目も鍛えられた身体も……誰よりも綺麗でかわいい。俺の王子、俺の花嫁」
触れるだけのキスをすると、シスルはそれだけでまた気をやった。
「あっ!んんっ……ふぁ……きす、きもちい」
「好きか?」
「うん、すき……あたまも……もっとなでて……おぐる……すき」
シスルが舌を伸ばす。オグルの舌と絡まりあうと、幸福そのものの顔になった。
これなら、まだまだ抱けるだろう。オグルは凶悪な欲望のまま動いた。
◆◆◆◆◆
翌朝、幸いにもシスルは正気を失っておらず、後悔もしていない様子だった。ベッドの上で半身を起こしてオグルと話す。表情は、今まで見た中で一番晴れやかだった。
それでも心配するオグルに、シスルは照れくさそうに笑った。
「ふふ、お前、そんな必死な顔で……ははっ!ああもう落ち着け!緑鉄国のオグル将軍が形無しだぞ!」
「はぁ……あうぅ……ひっ……!あっ!」
シスルの腰が大きく揺れ、オグルの逸物の隆起がある場所を強く擦った。
「あひっ!きもひぃっ!ああぁっ!」
涙をこぼしながらシスルは絶頂する。逸物はくったりとしたままだ。肉壁はオグルの逸物を強く締め付け、射精を誘った。
「ぐっ……落ち着け、いい子だから……じっとしていろ」
「ひぅ……うぅ……」
息も絶え絶えなシスルを抱きながら、オグルは静かに戦慄していた。やはりシスルは、オークと身体の相性が良すぎる。このままさらにオグルの精液を受け入れれば、正気を失うかもしれない。
過去、そうなった他種族を見た事がある。まぐわいの事しか考えられなくなり、正気に返すのにかなり苦労したはずだ。それに気高いシスルの場合、正気に返れたとしてもまた殺せと騒ぐかもしれない。
それぐらい心が傷つくかもしれない。
精液を掻き出さなくては。オグルは腰を引いて抜いた。しかし、シスルの悲鳴のような声に固まる。
「いや……だ。はなれないで。……やだ!こわい!ひとりはやだ!もうやだあ!」
「シスル……」
シスルの先ほどの言葉が浮かぶ。シスルにはもう、頼れる相手は自分しかいないのだ。
「おぐる、はなさないで……」
オグルは腹をくくった。
正気に返っても返らなくても面倒を見る。死にたがるなら、そんな気を起こさなくなるまで説得する。
シスルの中に挿れなおす。限界まで腰を進めた。
「ひぎぃっ!……ぎっ……あ、あぁ……ふふ、きもひ……」
シスルは深くつらぬかれ、一瞬身体を強張らせたが、すぐに力を抜いて身を任せた。いじましさに込み上げるものを堪えられれなくなる。また激しいキスをした。緑色の目はどろりと欲で濁り、舌がオグルの愛撫と唾液を求めて激しく動く。
「んくっ……んぁあ……ひぁっ……んんっ……」
舌同士を絡めて唾液を与えながら、オグルはゆっくりと腰をゆすった。
初めはゆっくり、短く抽送した。時々、シスルが特に感じる場所を亀頭で押してやる。
「ああぁっ!そこすごぃっ!おかしくなるうぅっ!」
シスルは涙を流して善がった。オグルもまた快楽に溺れてゆき、動きが速く、抽送は長くなっていく。
「あぁっ!……ひぅっ!きもちぃ……!また、でるっ!」
「出るじゃなくて、イくだ。気持ちよくてイくって言うんだ」
「いっ……!いぐっ!きもちぃっ!いくぅっ!」
シスルはへこへこと腰を振りながら絶頂し、快楽に溺れ夢中になった。そのせいか、王太子であったことが信じられないほど甘えた幼い口調になっていった。
「いいっきもちいぃっ!おしり!おちんちんにこすられてきもちいい!おしりきもちいいよう!いくっ!いくうう!もっとしてえ!」
オグルは求めに応じて激しく腰を動かした。最初の優しさのない動きだ。激しすぎて尻穴の縁がめくれ、中に出した精液がぼたぼた溢れている。それでもやはり、シスルは善がるばかりだった。オグルは深く感じ入り、腰の動きを止めた。シスルの目を見ながら、万感の思いを込めて告げる。
「シスル……素敵だ。こんなにも綺麗な男を俺は知らない。シスルを抱けて花嫁にできるなんて、俺は幸せものだ」
「ほんと?わたし、きれい?」
オグルは微笑み、頬と頭を撫でた。
「ああ、綺麗だよ。この赤い髪も緑色の目も鍛えられた身体も……誰よりも綺麗でかわいい。俺の王子、俺の花嫁」
触れるだけのキスをすると、シスルはそれだけでまた気をやった。
「あっ!んんっ……ふぁ……きす、きもちい」
「好きか?」
「うん、すき……あたまも……もっとなでて……おぐる……すき」
シスルが舌を伸ばす。オグルの舌と絡まりあうと、幸福そのものの顔になった。
これなら、まだまだ抱けるだろう。オグルは凶悪な欲望のまま動いた。
◆◆◆◆◆
翌朝、幸いにもシスルは正気を失っておらず、後悔もしていない様子だった。ベッドの上で半身を起こしてオグルと話す。表情は、今まで見た中で一番晴れやかだった。
それでも心配するオグルに、シスルは照れくさそうに笑った。
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