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第二章王太子、オークの花嫁になる

王太子、オークの花嫁になる【11】*

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 すっかり発情したシスルを抱きしめ、顔中に触れるだけのキスをした。オグルはさっきから、いや、捕虜にしていた時からずっと。気の強さと無垢さが表れている顔を、こうして愛でてやりたかった。
 シスルはうっとりと浸りながら、オグルの服を引っ掻いた。

「……貴さ……お……オグルも脱げ……」

 可愛いおねだり。しかも名前を初めて呼ばれた。オグルは歓喜と欲情に生唾を飲みつつ、どうか怯えてくれるなよと願う。シスルから離れて膝立ちになり、意を決して脱いでいった。
 シスルよりも上背も厚みもある、筋骨隆々とした緑色の身体が露わになる。もちろん、先ほどから爆発しそうな逸物もだ。人間より大きな逸物を見れば流石に怖気づくかと思ったが。

「……で、でか……い……。あれが……はいる……」

 逸物を凝視するシスル。その目は、欲情と興奮と期待で輝いている。強く欲情しているからか、恐怖心が薄い様子だ。ホッとしつつ、ゆっくりベッドに押し倒した。指先で優しく、胸元から下腹まで筋肉の隆起をなぞるように撫でると、感じるのかピクリと揺れた。

「いい身体だ。……そそられて仕方ない」

「あ……んんっ……」

 深いキスをしながら、片手で胸筋の発達した胸を揉み、もう片手で下腹や脇腹を撫でる。シスルは快楽にとろけてゆき、もどかしそうに脚を動かした。
 オグルの唇がシスルの唇から離れる。首筋を啄んだり、舌で舐めたり、牙で優しく甘噛みする。反応を楽しみつつ、さらに下に向かう。

「くぅ……あっ!……んんっ……あっ!そんな……!ところ……!」

 ねっとりと鎖骨の窪みを確かめるように舐め、弾力を楽しみながら胸を甘噛みし、少しだけ固くなった乳首を軽く吸う。シスルはどこをどう触っても甘く鳴いたが、特に胸を舐められたり揉まれるのが好きらしい。
 オグルは己の身体をずらし、唇と舌で腹の割れ目を味わった。今からここに己の逸物を挿れるのだと思うと、愛しくてならない。
 そしてさらに下、すっかり反り返った逸物も愛しい。ここも舐めてしゃぶってやりたかったが、もっと愛してやらなければならない場所がある。あまりにもシスルが可愛くてじっくり堪能してしまったが、人間はオークほど体力がない。早く花嫁の身体にしてやらねば、シスルが苦しむ。

「脚を曲げてくれないか?……そうだ。上手だ。次は手で支えて腰を上げて……」

 シスルを誘導しつつ、その腰の下にクッションを入れる。逸物と睾丸から尻穴まで、股間が丸見えの姿勢だ。シスルの顔がまた真っ赤に染まるが、抵抗は無い。

「気持ち悪かったり痛くなったら、我慢せずに言ってくれ」

「わ、かった……あっ!ひぁっ!」

 オグルの舌が睾丸から尻穴まで、いわゆる蟻の戸渡を舐める。身悶えするシスルの足腰を掴み、逃げられないようにした。シスルの汗や肌や先程出した精液の味を感じながら舐め、唾液で濡らしていく。さっきまで淫具の入っていた尻穴が物欲しそうに開閉し、舌先を招くまであっという間だった。

「ひっ!まさか、きたない、だめ……んあああああっ!ひあああああっ!」

 じゅぼじゅぼと、いやらしい音を立てながら肉壁を舐める。肉壁はすでに熟れていて、貪欲に舌を受け入れてわななく。オグルの唾液を染み込ませ、肉壁をこねて緩めるためだったが、もういつでも挿れられそうなほど解れている。

「んあああああっ!ひぎいぃっ!」

 舌からシスルの身体の歓喜が伝わってくる。気持ちよくてたまらない。もっとして欲しいと求めている。
 舌を抜き、指を挿れてもシスルの尻穴はあっさり受け入れ、口からはよがり声ばかりが出た。一応、確認する。

「シスル、痛くないか?ちゃんと気持ちよく……」

「きもちいい!いいっ!お、おかひくなっ!あああっ!」

 シスルの逸物が射精し、下腹を濡らした。オグルは芳しい香りに誘われ、下腹と逸物にたれた精液を舐めとった。
 ついでにしぼんだ睾丸も、空いてる指で優しく揉んでやる。

「あひっ!あつっ……!あぁんっ!」

「……気持ちいいんだな。良かった。……もっと良くしてやる」

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