【四章完結】サラリーマン、オークの花嫁になる

花房いちご

文字の大きさ
上 下
10 / 96
第二章王太子、オークの花嫁になる

元サラリーマン、どすけべウェディングドレスを着る【4】*

しおりを挟む
「あっ!……はぁっ……!はいっ……て……!」

 腹一杯に御ちんぽ様が入ってくる。ケツまんこが喜んで広がっていく。圧迫感と快感を同時に味わいながら、俺はクオーンの身体にすがりついて喘いだ。バサリと花嫁のベールが落ちる。

「んあぁっ!すご……ひぃああっ……ぁあっ!……んぎいぃっ!あたっ!あたってるうぅ!」

 ずっぷり咥え込んで、これ以上入らない場所。いわゆるS字結腸まで至る。ただでさえ感じる場所だが、俺の場合は雄子宮の入り口があるので気が狂いそうになる。普段は閉じられている入り口は、俺の発情によって開く。そして雄子宮全体がキュンキュンうごめいて愛液を垂らして御ちんぽ様を招くのだ。
 けど御ちんぽ様は、入り口の少し前に戻って止まった。

「あっ!あぁあ……ひうっ……!ひっ!……っ!……はぁっ……!」

「凄い締め付けだ……君の中は気持ちいいよ。ツカサ」

 クオーンは、俺の息が整って御ちんぽ様が馴染むまで待ってくれる。労りに涙が出そうだ。もっと乱暴にしてくれてもいいのに。
 ゴリゴリに固くて太くて熱いクオーンの御ちんぽ様になら、何をされてもいいのに。
 俺は腰を動かした。ケツまんこ全体で御ちんぽ様を擦って愛撫するために。クオーンが息を飲む。

「いいよ……うごぃて……ね?くぉーん……」

「……痛みや苦しみは?」

「ないよ。きもちよくて、あつくて……しあわせ……んああっ!ひあっ!ああぁっ!」

 クオーンがゆっくり揺さぶるように抽送し出した。ケツまんこが擦られて喜ぶ。俺も腰を揺らし、締め付けを強めたり緩めたりしてクオーンの御ちんぽ様を愛撫した。

「はぁっ……!ツカサ……!ツカサ……!」

 クオーンの息が荒く、赤い目がギラギラ輝いて来た。抽送も早まっている。もうすぐだ。

「でるっ……!うけとめてくれっ!」

 ズンっと、あの一番奥の入り口に御ちんぽ様の先端が突き刺さる。

「ひぎぃっ!ああぁっ!はあぁっ!……だ、だしてぇ!あかちゃんのへやっ!せーしちょうだいぃ!」

 クオーンの指が腰に食い込む。さっきよりも濃くて熱くて大量の精液が雄子宮に向かってぶちまけられた。

「んあああー!いぐっ!いくうぅ!」

 大量の精液の感触と媚薬効果に陶酔しながら、早く子供を孕みたいと強く願った。雄子宮は完全に成熟してるからいつでも産める。二人で話し合ってしばらくは産まないと決めたけれど、揺らいでいる。

「くおー……ん、だいすき……」

 だって早く、この最高の夫の子に会いたい。

「わたしも、すきだ。つかさ……あいしている」

 クオーンはギュッと俺を抱きしめてくれた。そうすると、精液でいっぱいの腹が、もっといっぱいになる。身も心も満たされている。俺は軽く腰をゆする。

「おっ……!うぅん……はっ……あんっ……!」

 まだ子供を産まないのだから、精液が一滴残らず俺の身体に染み込むように。すると、クオーンは大きく息を吸って吐いた。中に入ったままの御ちんぽ様も、また大きく固くなっていく。

「あぁ……気持ちいいよ。ツカサ……君の中が私に吸い付いて、甘やかして離さない」

 感極まった声に、全身がゾクゾクする。クオーンの赤い目が、剣呑にすら見える光を放つ。

「私も君を気持ちよくして甘やかしたい」

 今夜のクオーンは、ごってり種付けした後も俺を愛してくれるらしい。
 口の端が自然と上がった。

◆◆◆◆◆

「はああっ……あぁっ……あんっ!……だめっ!……ひあぁっ!」
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

俺は触手の巣でママをしている!〜卵をいっぱい産んじゃうよ!〜

ミクリ21
BL
触手の巣で、触手達の卵を産卵する青年の話。

実はαだった俺、逃げることにした。

るるらら
BL
 俺はアルディウス。とある貴族の生まれだが今は冒険者として悠々自適に暮らす26歳!  実は俺には秘密があって、前世の記憶があるんだ。日本という島国で暮らす一般人(サラリーマン)だったよな。事故で死んでしまったけど、今は転生して自由気ままに生きている。  一人で生きるようになって数十年。過去の人間達とはすっかり縁も切れてこのまま独身を貫いて生きていくんだろうなと思っていた矢先、事件が起きたんだ!  前世持ち特級Sランク冒険者(α)とヤンデレストーカー化した幼馴染(α→Ω)の追いかけっ子ラブ?ストーリー。 !注意! 初のオメガバース作品。 ゆるゆる設定です。運命の番はおとぎ話のようなもので主人公が暮らす時代には存在しないとされています。 バースが突然変異した設定ですので、無理だと思われたらスッとページを閉じましょう。 !ごめんなさい! 幼馴染だった王子様の嘆き3 の前に 復活した俺に不穏な影1 を更新してしまいました!申し訳ありません。新たに更新しましたので確認してみてください!

触手生物に溺愛されていたら、氷の騎士様(天然)の心を掴んでしまいました?

雪 いつき
BL
 仕事帰りにマンホールに落ちた森川 碧葉(もりかわ あおば)は、気付けばヌメヌメの触手生物に宙吊りにされていた。 「ちょっとそこのお兄さん! 助けて!」  通りすがりの銀髪美青年に助けを求めたことから、回らなくてもいい運命の歯車が回り始めてしまう。  異世界からきた聖女……ではなく聖者として、神聖力を目覚めさせるためにドラゴン討伐へと向かうことに。王様は胡散臭い。討伐仲間の騎士様たちはいい奴。そして触手生物には、愛されすぎて喘がされる日々。  どうしてこんなに触手生物に愛されるのか。ピィピィ鳴いて懐く触手が、ちょっと可愛い……?  更には国家的に深刻な問題まで起こってしまって……。異世界に来たなら悠々自適に過ごしたかったのに!  異色の触手と氷の(天然)騎士様に溺愛されすぎる生活が、今、始まる――― ※昔書いていたものを加筆修正して、小説家になろうサイト様にも上げているお話です。

すべてを奪われた英雄は、

さいはて旅行社
BL
アスア王国の英雄ザット・ノーレンは仲間たちにすべてを奪われた。 隣国の神聖国グルシアの魔物大量発生でダンジョンに潜りラスボスの魔物も討伐できたが、そこで仲間に裏切られ黒い短剣で刺されてしまう。 それでも生き延びてダンジョンから生還したザット・ノーレンは神聖国グルシアで、王子と呼ばれる少年とその世話役のヴィンセントに出会う。 すべてを奪われた英雄が、自分や仲間だった者、これから出会う人々に向き合っていく物語。

いつかコントローラーを投げ出して

せんぷう
BL
 オメガバース。世界で男女以外に、アルファ・ベータ・オメガと性別が枝分かれした世界で新たにもう一つの性が発見された。  世界的にはレアなオメガ、アルファ以上の神に選別されたと言われる特異種。  バランサー。  アルファ、ベータ、オメガになるかを自らの意思で選択でき、バランサーの状態ならどのようなフェロモンですら影響を受けない、むしろ自身のフェロモンにより周囲を調伏できる最強の性別。  これは、バランサーであることを隠した少年の少し不運で不思議な出会いの物語。  裏社会のトップにして最強のアルファ攻め  ×  最強種バランサーであることをそれとなく隠して生活する兄弟想いな受け ※オメガバース特殊設定、追加性別有り .

イケメン幼馴染に執着されるSub

ひな
BL
normalだと思ってた俺がまさかの… 支配されたくない 俺がSubなんかじゃない 逃げたい 愛されたくない  こんなの俺じゃない。 (作品名が長いのでイケしゅーって略していただいてOKです。)

その捕虜は牢屋から離れたくない

さいはて旅行社
BL
敵国の牢獄看守や軍人たちが大好きなのは、鍛え上げられた筋肉だった。 というわけで、剣や体術の訓練なんか大嫌いな魔導士で細身の主人公は、同僚の脳筋騎士たちとは違い、敵国の捕虜となっても平穏無事な牢屋生活を満喫するのであった。

大絶滅 2億年後 -原付でエルフの村にやって来た勇者たち-

半道海豚
SF
200万年後の姉妹編です。2億年後への移住は、誰もが思いもよらない結果になってしまいました。推定2億人の移住者は、1年2カ月の間に2億年後へと旅立ちました。移住者2億人は11万6666年という長い期間にばらまかれてしまいます。結果、移住者個々が独自に生き残りを目指さなくてはならなくなります。本稿は、移住最終期に2億年後へと旅だった5人の少年少女の奮闘を描きます。彼らはなんと、2億年後の移動手段に原付を選びます。

処理中です...