【四章完結】サラリーマン、オークの花嫁になる

第二章王太子、オークの花嫁になる

元サラリーマン、どすけべウェディングドレスを着る【2】＊

「はあぁ……おいし……いいにおい……」

　ああ、熱くて苦しょっぱい。雄の味と匂いが濃い。早くこのぶっとくて逞しいモノでケツまんこをほじって擦って精液を注いで欲しい。それに、クオーンにいっぱい気持ちよくなって欲しい。
　俺は指で亀頭と根元の方を扱きつつ、舌で裏筋を舐めていく。血管が浮いてゴツゴツしてる。舌でその生臭い味と匂いと感触を味わいつつ、丁寧に舐めた。先走りと汗がどんどん流れてくる。生臭く雄臭い味に舌も口の中も気持ちいい。うっとりする。
　クオーンも、イイかな？

「旦那様ぁ……んっ……んちゅっ……きもひ、いいですかぁ？」

　見上げると、赤い目が欲情でギラギラ光っていた。

「うぅ……いいっ……ツカサ……」

「ふふっ。よかったぁ」

　嬉しくて笑うと、御ちんぽ様の鈴口からプシュッと先走りが溢れた。もうすぐだ。

「ああっ……！ツカサッ……飲んでくれ！」

「うん。いっぱいのませてぇ。……んぶっ……」

　俺は大口を開けて亀頭を頬張った。御ちんぽ様はあまりにも大きいので、亀頭だけで口の中がいっぱいだ。

「んっ……！ぐ……んぶっ……！……っ！」

　口を窄めて吸い付き、喉奥に当たるまで咥え込む。口から喉までクオーンでいっぱいで嬉しい。

「ぐっ！出るっ！」

　固くて弾力のある熱い御ちんぽ様から大量の精液が出る。ほとんど毎日、何回も出しているのにドロドロに濃ゆくて熱い。俺は一滴も残さないよう気をつけて受け止める。
　この行為も、初めはえずいたり上手く飲み込めなかったりしたが、今では慣れたものだ。大半は喉に流れ、一部が逆流して口の中に溢れる。俺は御ちんぽ様をゆっくり抜いていく。

「んぶ……ぁあ……ちゅぷっ……じゅるっ……くぅ……ぁ……おぃひぃ……」

　苦くて臭くて美味しい精液が喉に流れる感触を楽しみ、口内に流れ込んだ分をじっくり味わいながら飲み込む。御ちんぽ様は、精液と唾液でドロドロだ。しっかりそれも舐め取っていく。

（はあぁっ……何度も飲んで舐めてるのに頭飛びそうだ……もうケツまんこもぐちゃぐちゃ……）

　精液の媚薬成分に恍惚としていると、クオーンが頭や頬を撫でてくれた。クオーンもまた、恍惚としている。赤い目が潤んでいる。

「ああ……こんな小さな口で私を受け入れてくれる……私の花嫁は本当に素晴らしい」

「へへ。うれし……」

　あたたかい手に包まれる安心感と、口淫を褒められた喜びに胸が熱くなる。クオーンは、どんなに欲に突き動かされていても俺を思いやってくれるし、好意を伝えてくれる。そんなところも大好きだ。

「んちゅ……んっ……ちゅっ……きれいに、なったぁ……」

　俺はしっかり舌で亀頭を掃除して口を離した。ちょっとだけ小さくなった御ちんぽ様に頬擦りする。今日も挿れて下さいと懇願する気持ちと、いつも気持ちよくしてくれる感謝を込めて。でも、それよりも伝えたい言葉がある。
　息が整ってきた。頬擦りしながら、にっこり笑って口を開く。

「俺の旦那様も、どんな時も優しくて素敵だ。大好きだよクオーン」

　クオーンはまた真っ赤になった。御ちんぽ様もバッキバキに復活していく。クオーンは俺をヒョイっと膝の上に抱き上げて抱きしめた。頭につけたままのベールが広がって二人を包む。

「そんな風に私に言ってくれるのも、恐れず触れてくれるのも君だけだ。愛している」

「みんな見る目ないよな。こんなに優しくてカッコいいのに。でも、お陰で俺がクオーンを独占出来る……嬉しい」

「ツカサ……」

　クオーンは分厚い舌を出しながら俺に口付けた。俺も舌を絡めて応える。固い唇やツルツルした牙の感触。俺を傷つけないようにしているのが伝わる動き。

「んっ……あぁんっ……ふぁっ……」

　唾液も媚薬効果があるからくらくらする。でも、それ以上にクオーンとキスしていることがたまらなくてドキドキする。抱かれる度に、初恋よりときめいてしまう。

「ツカサ……いいだろうか？」