10 / 36
私たち結婚しました
私たち結婚しました【10】*
しおりを挟む
「俺もお前が好きだ。愛してる。……なし崩しだったが、結婚出来てよかった」
「……うん。私も嬉しい」
ルナルシオンは泣きながらダガンに抱きついた。
「あのね、私、ダガンに好きになってもらいたかった。愛して欲しかった。ずっと側にいさせて欲しい」
ダガンは感動で胸がいっぱいになった。ダガンの役目柄、常に側に居続けるのは難しいだろう。だが、ずっと愛し続けることは約束できる。
「ああ、俺はずっとルナルシオンを愛し続ける。側にいれない時もあるだろうが、この思いだけは変わらないと誓う。……それでも、いいか?」
「うん。嬉しい……」
二人はしばらくしっとりと抱き合っていたが、やがてルナルシオンが動き出した。
「私も君を気持ちよくしたい……」
ルナルシオンは身体を滑らせてダガンの股間に顔を埋めた。ダガンが止める間も無く口を開き、手を添えて尖った先端を招いた。
「……っ!ルナルシオン……!」
ちゅ、ちゅと、拙く唇と舌で愛撫する。興奮しているのか艶かしく腰を揺らしながら。
(あのルナルシオンが!俺のモノに!)
若く美しいルナルシオンが必死に奉仕し、奉仕していることに興奮する。
ルナルシオンは夢中で亀頭を舐めたり、幹に口付けたり、指でしごいていった。ますます、ダガンの剛直は固さと重さを増していく。ルナルシオンは、ぶるんと膨らんだ睾丸もまたやわやわと撫でた。
「どこで……!こんな手管を……!」
ルナルシオンは剛直から口を離し笑った。色気と無垢が混ざった艶やかな笑みに目を奪われる。
「んっ……。本で、学んだんだ。ねえ、気持ちいい?ダガン。さっきからすごく熱くて固くて……それにダガンの味……すごい、濃いね……すごい……」
ルナルシオンはぽわんと蕩けた目で剛直を見つめ、とうとう口の中深くへと招いていった。
ダガンはたまらず、精を吐き出しそうになった。
「待て!……ぐっ……!」
あわてて口から引き抜き、ベッドの上にぶちまけた。かなり久しぶりだったので量が多く濃い。これがルナルシオンの口に入っていたらと思うとゾッとした。
「……な、なんで?……私、よかったのに」
先走りや唾液で口元を濡らしたルナルシオンが、どろりと熱のこもった眼差しを精液に送る。先走りだけでも相当な効果があったのだろう。先ほど出したばかりの陰茎はすっかり勃ち上がっていた。
ダガンもまた媚態にもよおしたが、気合いで抑えた。ルナルシオンの顔を拭ってやりながら説明する。
「悪い。言っておくべきだった。俺の精液は人間のとは違うんだ」
半魔であるダガンの精液は、催淫作用と相手の身体を抱きやすく作り変える力を持つ。ある程度は自分で力の濃さを変えれるが、興奮すると制御が難しい。だからダガンは、魔族や半魔の相手に慣れた玄人か、遊び慣れた色狂いしか抱いた事はない。
説明が終わるとルナルシオンは目を瞬かせ、はにかんだ。
「……知ってた。君を好きだと自覚してから色々調べたから……覚悟してるよ。……受け入れる準備もしてる」
ぐらっと、既に満身創痍の理性が傾いた。ルナルシオンはさらに続ける。
「それより嬉しい。恋人や伴侶がいなかったって事だよね。……私もだよ。私たち初めて同士なんだね」
他の誰かが言えばあざと過ぎて引く言葉も、ルナルシオンが言えば別だ。理性が音を立てて崩れていく。今すぐ白い尻を割り開き、弄って突き刺してやりたかった。たとえそうしても、ルナルシオンは受け入れてくれる。精液は大いに助けになり、ダガンなしでは生きられない身体にするだろう。
が、ダガンの理性はかろうじて持った。
「わかった。ただ、あまり初めから飛ばし過ぎるとどんな悪影響があるかわからない。ゆっくり進めよう」
「うん……ダガンに任せるよ」
ルナルシオンはダガンが導くに任せて姿勢を変えた。胸の下にクッションを入れ、四つん這いで尻を突き出す形だ。ダガンは汗と精液でぐちゃぐちゃに濡れた薄絹を取り外し、あらわになった尻たぶを撫でて揉んだ。尻は薄いが形が良く、何よりダガンの愛撫にひくひくと動く窄まりが、情欲をさらに掻き立てた。
「ダガン……来て」
「……うん。私も嬉しい」
ルナルシオンは泣きながらダガンに抱きついた。
「あのね、私、ダガンに好きになってもらいたかった。愛して欲しかった。ずっと側にいさせて欲しい」
ダガンは感動で胸がいっぱいになった。ダガンの役目柄、常に側に居続けるのは難しいだろう。だが、ずっと愛し続けることは約束できる。
「ああ、俺はずっとルナルシオンを愛し続ける。側にいれない時もあるだろうが、この思いだけは変わらないと誓う。……それでも、いいか?」
「うん。嬉しい……」
二人はしばらくしっとりと抱き合っていたが、やがてルナルシオンが動き出した。
「私も君を気持ちよくしたい……」
ルナルシオンは身体を滑らせてダガンの股間に顔を埋めた。ダガンが止める間も無く口を開き、手を添えて尖った先端を招いた。
「……っ!ルナルシオン……!」
ちゅ、ちゅと、拙く唇と舌で愛撫する。興奮しているのか艶かしく腰を揺らしながら。
(あのルナルシオンが!俺のモノに!)
若く美しいルナルシオンが必死に奉仕し、奉仕していることに興奮する。
ルナルシオンは夢中で亀頭を舐めたり、幹に口付けたり、指でしごいていった。ますます、ダガンの剛直は固さと重さを増していく。ルナルシオンは、ぶるんと膨らんだ睾丸もまたやわやわと撫でた。
「どこで……!こんな手管を……!」
ルナルシオンは剛直から口を離し笑った。色気と無垢が混ざった艶やかな笑みに目を奪われる。
「んっ……。本で、学んだんだ。ねえ、気持ちいい?ダガン。さっきからすごく熱くて固くて……それにダガンの味……すごい、濃いね……すごい……」
ルナルシオンはぽわんと蕩けた目で剛直を見つめ、とうとう口の中深くへと招いていった。
ダガンはたまらず、精を吐き出しそうになった。
「待て!……ぐっ……!」
あわてて口から引き抜き、ベッドの上にぶちまけた。かなり久しぶりだったので量が多く濃い。これがルナルシオンの口に入っていたらと思うとゾッとした。
「……な、なんで?……私、よかったのに」
先走りや唾液で口元を濡らしたルナルシオンが、どろりと熱のこもった眼差しを精液に送る。先走りだけでも相当な効果があったのだろう。先ほど出したばかりの陰茎はすっかり勃ち上がっていた。
ダガンもまた媚態にもよおしたが、気合いで抑えた。ルナルシオンの顔を拭ってやりながら説明する。
「悪い。言っておくべきだった。俺の精液は人間のとは違うんだ」
半魔であるダガンの精液は、催淫作用と相手の身体を抱きやすく作り変える力を持つ。ある程度は自分で力の濃さを変えれるが、興奮すると制御が難しい。だからダガンは、魔族や半魔の相手に慣れた玄人か、遊び慣れた色狂いしか抱いた事はない。
説明が終わるとルナルシオンは目を瞬かせ、はにかんだ。
「……知ってた。君を好きだと自覚してから色々調べたから……覚悟してるよ。……受け入れる準備もしてる」
ぐらっと、既に満身創痍の理性が傾いた。ルナルシオンはさらに続ける。
「それより嬉しい。恋人や伴侶がいなかったって事だよね。……私もだよ。私たち初めて同士なんだね」
他の誰かが言えばあざと過ぎて引く言葉も、ルナルシオンが言えば別だ。理性が音を立てて崩れていく。今すぐ白い尻を割り開き、弄って突き刺してやりたかった。たとえそうしても、ルナルシオンは受け入れてくれる。精液は大いに助けになり、ダガンなしでは生きられない身体にするだろう。
が、ダガンの理性はかろうじて持った。
「わかった。ただ、あまり初めから飛ばし過ぎるとどんな悪影響があるかわからない。ゆっくり進めよう」
「うん……ダガンに任せるよ」
ルナルシオンはダガンが導くに任せて姿勢を変えた。胸の下にクッションを入れ、四つん這いで尻を突き出す形だ。ダガンは汗と精液でぐちゃぐちゃに濡れた薄絹を取り外し、あらわになった尻たぶを撫でて揉んだ。尻は薄いが形が良く、何よりダガンの愛撫にひくひくと動く窄まりが、情欲をさらに掻き立てた。
「ダガン……来て」
11
お気に入りに追加
130
あなたにおすすめの小説

飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?

完結·助けた犬は騎士団長でした
禅
BL
母を亡くしたクレムは王都を見下ろす丘の森に一人で暮らしていた。
ある日、森の中で傷を負った犬を見つけて介抱する。犬との生活は穏やかで温かく、クレムの孤独を癒していった。
しかし、犬は突然いなくなり、ふたたび孤独な日々に寂しさを覚えていると、城から迎えが現れた。
強引に連れて行かれた王城でクレムの出生の秘密が明かされ……
※完結まで毎日投稿します
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
精霊の港 飛ばされたリーマン、体格のいい男たちに囲まれる
風見鶏ーKazamidoriー
BL
秋津ミナトは、うだつのあがらないサラリーマン。これといった特徴もなく、体力の衰えを感じてスポーツジムへ通うお年ごろ。
ある日帰り道で奇妙な精霊と出会い、追いかけた先は見たこともない場所。湊(ミナト)の前へ現れたのは黄金色にかがやく瞳をした美しい男だった。ロマス帝国という古代ローマに似た巨大な国が支配する世界で妖精に出会い、帝国の片鱗に触れてさらにはドラゴンまで、サラリーマンだった湊の人生は激変し異なる世界の動乱へ巻きこまれてゆく物語。
※この物語に登場する人物、名、団体、場所はすべてフィクションです。
秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
めぐみ
BL
☆俺はお前を何度も抱き、俺なしではいられぬ淫らな身体にする。宿命という名の数奇な運命に翻弄される王子達☆
―俺はそなたを玩具だと思ったことはなかった。ただ、そなたの身体は俺のものだ。俺はそなたを何度でも抱き、俺なしではいられないような淫らな身体にする。抱き潰すくらいに抱けば、そなたもあの宦官のことなど思い出しもしなくなる。―
モンゴル大帝国の皇帝を祖父に持ちモンゴル帝国直系の皇女を生母として生まれた彼は、生まれながらの高麗の王太子だった。
だが、そんな王太子の運命を激変させる出来事が起こった。
そう、あの「秘密」が表に出るまでは。
【完結】第三王子は、自由に踊りたい。〜豹の獣人と、第一王子に言い寄られてますが、僕は一体どうすればいいでしょうか?〜
N2O
BL
気弱で不憫属性の第三王子が、二人の男から寵愛を受けるはなし。
表紙絵
⇨元素 様 X(@10loveeeyy)
※独自設定、ご都合主義です。
※ハーレム要素を予定しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる