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【9】偽り聖女の不安
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あまり長居をしてはいけないからと、アロイスはいつも決まって夕刻には帰ってしまう。入れ代わるようにエイダが現れて施錠すると、リエーベルは名残惜しさに窓から手を振り見送った。
静かに食事をとり、湯を浴びて肌の手入れを施される。一見いつも通りの工程ではあるが、エイダの口数が少ないことが気にかかった。彼女は自ら率先して話をしてくれるタイプなのだ。リエーベルの懸念は当たっていたようで、髪を乾かし終えると「あの……」と控えめに申告をされた。
「どうしても聖女様のお耳に入れておきたいことが……」
「何かあったのですか?」
「私は聖女様にお仕えして随分と立ちます。長くおそばにおりますから、ですから聖女様のおつらい立場も理解しているつもりです。それで私、聞いてしまったのです」
「聞いた?」
「こんなことを聖女様に申し上げていいものなのか、随分と悩みました。私が語らずにいれば聖女様は何も知らずにいられるのですから……」
未だ心に迷いがあるのか、エイダはなかなか本題を告げられずにいる。組んだ手をせわしなくいじったり、リエーベルの眼差しから逃れるように壁を見つめるばかりだ。リエーベルはそんな彼女の決意が固まるまで根気強く待っていた。
「やはり私には黙っていることはできません! 聖女様のっ、……お母様がご病気なのだそうです!」
聖女リエーベルは孤児だと教えられた。身寄りはなく、親切な人たちの善意によって生き抜くことができたのだと。だから彼女は聖女として、人々に恩を返すため立ち上がったのだと教えられた。つまり、聖女に母と呼ぶべき人はいない。
「エイダ? 私には、母はいません」
聖女としての回答をするとエイダはもどかしそうに続けた。
「聖女様は、聖女様をこちらへお連れした男たちのことを覚えていらっしゃいますか? そのうちの一人が私の父なのです」
リエーベルをこの運命に引きずり込んだ男。聖女の身代わりを引き受けると告げた瞬間の、安堵に浸る表情は忘れられないものだった。あれ以来顔を合わせたことはないけれど、言われてみれば髪色や目元など、どこか似ている気がした。
「私は父の紹介でこの仕事をしています。……もうおわかりですよね。私は最初から本当のことを知っていました」
表情を崩してはいけない。肯定も否定もできずにリエーベルはエイダの言葉を待っていた。まだ彼女の狙いがわからない以上、足元を救われる可能性もある。これは決して露見してはならない秘密なのだ。
「私は聖女様が正しく振る舞われているか、父に報告するようにと言いつけられていました。ですから父とは頻繁に文を交わしているのですが、先日久しぶりに直接会うことが叶いました。その時に教えられたのです。聖女様の、本当のお母様がご病気でいらっしゃると」
不安がじりじりと這い上がる。考えないようにしていた別れた家族のことを思い出してしまった。両親は変わらずにいるだろうか。妹は成長しただろうか。そろそろどこかの家に嫁いでいるかもしれない。
「聖女様のお父様が、父に連絡を求めたそうなのです。聖女様に取り次ぐことはできないものかと。ですが聖女様は塔から出ることは許されません。私も聖女様には黙っているようにと父から言われていたのですが……すみません。私の心が弱いばかりに、罪悪感に耐えられませんでした」
全てを告白したエイダは痛ましそうに目を伏せる。
「うそ……嘘よね?」
リエーベルは最後に目にした母の後ろ姿を思い出していた。もう会えないかもしれないという予感はあったけれど、突然の別れを覚悟できるほど心は定まっていない。エイダの言葉はこれまで抱えていたリエーベルの不安を爆発させた。
「聖女様は、お母様に会うことを望まれますか?」
残酷な質問だ。会えないことを知っているのにどうして聞くのだろう。
「私は……」
会いたいと、そう思うに決まっている。けれどそれを言葉にしては我慢が利かなくなる。またいつか会えるかもしれないと、根拠のない夢を見ていたのだ。死ぬまで会うことができないと、どうして別れ際に気づけなかったのだろう。聖女として生きる限り、もう娘として会うことは叶わない。母の危機を知って飛び出していきたくなるほど、希望を抱いていたことを自覚して絶望した。
「聖女様……。私は、聖女様の見方です。もし聖女様がお母様にお会いしたいと望むのなら、力を貸します」
「エイダ?」
「塔の鍵は厳重に管理されているため、私にも持ち出すことは許されていません。ですから私に扉を開けて差し上げることは出来ません。ですが、見張りを遠ざけておくことは出来ます」
塔には決まって鍵が施錠されているか、兵士が見回りに訪れる時間がある。エイダは備え付けられている窓を一瞥した。
「エイダ、まさか……」
そのまさかなのだろう。エイダは否定をしなかった。
「明日の世話役も私です。明後日も、しばらくは……」
とても褒められた行為ではない。それでもエイダはリエーベルの力になりたいと訴えてくれた。
「私は聖女様に後悔してほしくありません。お国のために、聖女様はもうたくさん尽くしてこられたではありませんか!」
「私は……」
「どうか今宵は悔いのない選択を。……それでは、私はこれで下がらせていただきます」
エイダは一礼をして去っていく。最後に彼女が「また明日」という明日の約束をすることはなかった。心のままに行動するようにと、最後までリエーベルの判断に身を委ねて部屋を出る。
誰もいなくなってから、リエーベルは母のことを思い出していた。
「お母さん……」
優しく触れた手の感触はもはや遠く、いくら思い返そうとしても記憶の中だけでは足りない。すでにあれから三年が経過している。父が知らせをくれたということは、少なくとも母は自分に会いたがっているのだろうか。
「私、会いたい。きちんとお別れもできなかった。お母さん、会いたい……」
やはり言葉にすると我慢が利かない。
エイダがくれたチャンスはおそらく最初で最後となるだろう。彼女だって危険な橋は渡りたくないはずだ。こんな機会、二度巡って来るかわからない。
アロイスに助けを求めることも考えた。彼なら自分を助けてくれるかもしれないと、甘い考えもあった。けれど、それは同時に偽物の聖女であると告げることになる。それだけはあってはならないのだと理解もしていた。けれど母の願いも見捨てられるものではない。
「お願い……」
リエーベルはこれを最初で最後の我儘にすると決めた。
エイダは鍵を手に入れることは出来ないと言っていた。念のため確認するもしっかりと施錠されている。ならば出口は一つ、塔の窓には幸いにも鉄格子ははめられていない。きっと彼らも聖女に夢を見ているのだろう。聖女は窓から逃げ出したりはしないと思っているはずだ。しかし幸か不幸か、リエーベルは偽りの聖女であった。
「昔はよく木登りをしていたわね」
遠い昔のことではあるけれど感覚は忘れていないはずだ。木も塔も同じだと思いたい。
リエーベルはシーツを裂いて繋ぎ合わせ、堅く結び目を作っていく。人の重さを支えられるように、しっかりと確認する。
下に人がいないこと、そして夜の闇に紛れられることを確認してから、リエーベルはまず靴を放り投げた。靴は落ちたはずみで茂みの中へと転がる。そうして窓からシーツ垂らし、窓枠に足をかけた。
長いドレスが風にはためく。申し訳ないと思いながらも首にはアロイスから贈られた首飾りを下げた。塔から持ち出せる物は決して多くはない。けれど隣国までの道のりは遠く、いざとなれば金銭が必要になるだろう。そのための宝石を身に着けた。
「私は最低ね。アロイス様が下さったものを売り払おうとしているのだから」
目指すべき大地は遠い。もしかすると罪の重さで地面深くに埋もれてしまうかもしれない。ここにいたのが本物の聖女であれば塔から脱走なんて真似、することはなかっただろう。エイダの父親は見る目がなかったのだ。
静かに食事をとり、湯を浴びて肌の手入れを施される。一見いつも通りの工程ではあるが、エイダの口数が少ないことが気にかかった。彼女は自ら率先して話をしてくれるタイプなのだ。リエーベルの懸念は当たっていたようで、髪を乾かし終えると「あの……」と控えめに申告をされた。
「どうしても聖女様のお耳に入れておきたいことが……」
「何かあったのですか?」
「私は聖女様にお仕えして随分と立ちます。長くおそばにおりますから、ですから聖女様のおつらい立場も理解しているつもりです。それで私、聞いてしまったのです」
「聞いた?」
「こんなことを聖女様に申し上げていいものなのか、随分と悩みました。私が語らずにいれば聖女様は何も知らずにいられるのですから……」
未だ心に迷いがあるのか、エイダはなかなか本題を告げられずにいる。組んだ手をせわしなくいじったり、リエーベルの眼差しから逃れるように壁を見つめるばかりだ。リエーベルはそんな彼女の決意が固まるまで根気強く待っていた。
「やはり私には黙っていることはできません! 聖女様のっ、……お母様がご病気なのだそうです!」
聖女リエーベルは孤児だと教えられた。身寄りはなく、親切な人たちの善意によって生き抜くことができたのだと。だから彼女は聖女として、人々に恩を返すため立ち上がったのだと教えられた。つまり、聖女に母と呼ぶべき人はいない。
「エイダ? 私には、母はいません」
聖女としての回答をするとエイダはもどかしそうに続けた。
「聖女様は、聖女様をこちらへお連れした男たちのことを覚えていらっしゃいますか? そのうちの一人が私の父なのです」
リエーベルをこの運命に引きずり込んだ男。聖女の身代わりを引き受けると告げた瞬間の、安堵に浸る表情は忘れられないものだった。あれ以来顔を合わせたことはないけれど、言われてみれば髪色や目元など、どこか似ている気がした。
「私は父の紹介でこの仕事をしています。……もうおわかりですよね。私は最初から本当のことを知っていました」
表情を崩してはいけない。肯定も否定もできずにリエーベルはエイダの言葉を待っていた。まだ彼女の狙いがわからない以上、足元を救われる可能性もある。これは決して露見してはならない秘密なのだ。
「私は聖女様が正しく振る舞われているか、父に報告するようにと言いつけられていました。ですから父とは頻繁に文を交わしているのですが、先日久しぶりに直接会うことが叶いました。その時に教えられたのです。聖女様の、本当のお母様がご病気でいらっしゃると」
不安がじりじりと這い上がる。考えないようにしていた別れた家族のことを思い出してしまった。両親は変わらずにいるだろうか。妹は成長しただろうか。そろそろどこかの家に嫁いでいるかもしれない。
「聖女様のお父様が、父に連絡を求めたそうなのです。聖女様に取り次ぐことはできないものかと。ですが聖女様は塔から出ることは許されません。私も聖女様には黙っているようにと父から言われていたのですが……すみません。私の心が弱いばかりに、罪悪感に耐えられませんでした」
全てを告白したエイダは痛ましそうに目を伏せる。
「うそ……嘘よね?」
リエーベルは最後に目にした母の後ろ姿を思い出していた。もう会えないかもしれないという予感はあったけれど、突然の別れを覚悟できるほど心は定まっていない。エイダの言葉はこれまで抱えていたリエーベルの不安を爆発させた。
「聖女様は、お母様に会うことを望まれますか?」
残酷な質問だ。会えないことを知っているのにどうして聞くのだろう。
「私は……」
会いたいと、そう思うに決まっている。けれどそれを言葉にしては我慢が利かなくなる。またいつか会えるかもしれないと、根拠のない夢を見ていたのだ。死ぬまで会うことができないと、どうして別れ際に気づけなかったのだろう。聖女として生きる限り、もう娘として会うことは叶わない。母の危機を知って飛び出していきたくなるほど、希望を抱いていたことを自覚して絶望した。
「聖女様……。私は、聖女様の見方です。もし聖女様がお母様にお会いしたいと望むのなら、力を貸します」
「エイダ?」
「塔の鍵は厳重に管理されているため、私にも持ち出すことは許されていません。ですから私に扉を開けて差し上げることは出来ません。ですが、見張りを遠ざけておくことは出来ます」
塔には決まって鍵が施錠されているか、兵士が見回りに訪れる時間がある。エイダは備え付けられている窓を一瞥した。
「エイダ、まさか……」
そのまさかなのだろう。エイダは否定をしなかった。
「明日の世話役も私です。明後日も、しばらくは……」
とても褒められた行為ではない。それでもエイダはリエーベルの力になりたいと訴えてくれた。
「私は聖女様に後悔してほしくありません。お国のために、聖女様はもうたくさん尽くしてこられたではありませんか!」
「私は……」
「どうか今宵は悔いのない選択を。……それでは、私はこれで下がらせていただきます」
エイダは一礼をして去っていく。最後に彼女が「また明日」という明日の約束をすることはなかった。心のままに行動するようにと、最後までリエーベルの判断に身を委ねて部屋を出る。
誰もいなくなってから、リエーベルは母のことを思い出していた。
「お母さん……」
優しく触れた手の感触はもはや遠く、いくら思い返そうとしても記憶の中だけでは足りない。すでにあれから三年が経過している。父が知らせをくれたということは、少なくとも母は自分に会いたがっているのだろうか。
「私、会いたい。きちんとお別れもできなかった。お母さん、会いたい……」
やはり言葉にすると我慢が利かない。
エイダがくれたチャンスはおそらく最初で最後となるだろう。彼女だって危険な橋は渡りたくないはずだ。こんな機会、二度巡って来るかわからない。
アロイスに助けを求めることも考えた。彼なら自分を助けてくれるかもしれないと、甘い考えもあった。けれど、それは同時に偽物の聖女であると告げることになる。それだけはあってはならないのだと理解もしていた。けれど母の願いも見捨てられるものではない。
「お願い……」
リエーベルはこれを最初で最後の我儘にすると決めた。
エイダは鍵を手に入れることは出来ないと言っていた。念のため確認するもしっかりと施錠されている。ならば出口は一つ、塔の窓には幸いにも鉄格子ははめられていない。きっと彼らも聖女に夢を見ているのだろう。聖女は窓から逃げ出したりはしないと思っているはずだ。しかし幸か不幸か、リエーベルは偽りの聖女であった。
「昔はよく木登りをしていたわね」
遠い昔のことではあるけれど感覚は忘れていないはずだ。木も塔も同じだと思いたい。
リエーベルはシーツを裂いて繋ぎ合わせ、堅く結び目を作っていく。人の重さを支えられるように、しっかりと確認する。
下に人がいないこと、そして夜の闇に紛れられることを確認してから、リエーベルはまず靴を放り投げた。靴は落ちたはずみで茂みの中へと転がる。そうして窓からシーツ垂らし、窓枠に足をかけた。
長いドレスが風にはためく。申し訳ないと思いながらも首にはアロイスから贈られた首飾りを下げた。塔から持ち出せる物は決して多くはない。けれど隣国までの道のりは遠く、いざとなれば金銭が必要になるだろう。そのための宝石を身に着けた。
「私は最低ね。アロイス様が下さったものを売り払おうとしているのだから」
目指すべき大地は遠い。もしかすると罪の重さで地面深くに埋もれてしまうかもしれない。ここにいたのが本物の聖女であれば塔から脱走なんて真似、することはなかっただろう。エイダの父親は見る目がなかったのだ。
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