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【7】偽り聖女の心
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エイダたちが頻繁に口にする言葉に『本日のアロイス様』というものがある。その日アロイスが何を手土産に訪問したかという意味なのだが、彼女たちの言葉を借りるのなら『本日のアロイス様』は茶色のカゴを手に現れた。
「これをきみに」
こうして物を手渡されるはもいつも通り。それなのにいつもの彼と違って見えるのはどうしてだろう。アロイスの表情が硬く、緊張しているように見えたからかもしれない。
長椅子に座るよう促されたリエーベルは指示された通りに動いた。そうしてカゴから取り出されたものは木苺を乗せた小さなケーキが二つ。前日にホールケーキを贈られていたせいか、随分と小さく感じてしまう大きさだ。飾りつけだって派手さに欠けている。
昨日のケーキは結局一人で食べきることができず、エイダたち世話役のみんな分けてもらった。捨てられるよりも美味しく食べられた方がケーキも幸せだ。
「あの、公爵様? これは……」
アロイスはこれまで二日続けて同じものを用意したことがなかった。手を変え品を変えリエーベルに迫っていたのだが。それも前日のホールケーキと比べて見劣りする品を用意してきたのである。そばにいたエイダなど特に驚いていた。
「木苺のケーキ。きみに食べて欲しくて」
「ありがとうございます。あとで、頂きます」
リエーベルはプレゼントの内容にはあまり興味がない。だからいつも当たり障りのない返答でやり過ごし、それでアロイスも満足していた。
ところが今日の彼はいつもと違うらしい。続いてアロイスがカゴから取り出したものは二人分の食器である。
「俺なりに今日までのこと、反省したんだ」
「反省、ですか?」
彼が己を責める理由など思いつかないのだが。アロイスの言動を振り返ったところで、やはり何も浮かびやしない。
アロイスから掌に乗せられるほどの陶器が差し出される。可愛らしい蓋をあけると、中には宝石のような色つやの木苺が詰まっていた。
「これ!」
仮に宝石であったなら、リエーベルはここまで驚きもしなかったし、喜びもしなかっただろう。
「好きだったよね。俺が摘んだから、あまり味には期待しないでほしいんだけど。初めてで、味の善し悪しはあまりわからなくてね」
照れくさそうに言うアロイスから、本当に彼の手で摘まれた木苺なのだと感じる。
「公爵様が摘まれたのですか!?」
どうしてとリエーベルは叫んでいたかもしれない。昨日まで木苺の存在など知らなかった人だ。
「木苺摘みは初めての経験だったけど、以外と難しいんだね。きみが望むなら、美味しい物をとれるよう目利きも勉強しておくよ。ああそれとも、きみがこつを教えてくれると嬉しいかな」
リエーベルは震える手で木苺の入った陶器を胸に抱く。
「どうして……」
「どうしたらきみが笑ってくれるかなって、考えたんだ。俺はいつも、女性が喜びそうなものを用意したし、たいていの女性は喜んでくれたよ。でもきみは違った。どうしていいのか、お手上げだった。昨日、木苺の話を聞かせてくれただろ? それで、きみは笑ってた。その時思い知ったんだ。きみのことを考えて贈ったものでないと意味がないって。好意を押し付けたって喜ぶはずないのにね」
「そんなこと!」
「あっただろ。きみはいつも警戒していた」
「あ……」
アロイスは最初から気付いていたのだ。
「ケーキ、食べない? それで、俺も一緒に食べていいかな」
一人では食べても美味しくないと思った。でもアロイスが一緒に食べてくれるのならと迷いが生まれている。
間には木苺を煮詰めたジャム。トッピングにも木苺。素朴な見た目は店に並んでいる品とはどこか違う気がした。
「これも人気のケーキなのですか?」
「いや。これは妹に頼んで作ってもらった」
「妹さんが……」
「そう。だから店で売っている品と同じ味は期待しないこと。なんて言ったらまた怒らせちゃうかな」
「また?」
「実はね。ケーキを作ってもらう時、さんざん怒られたんだよ」
アロイスはその時の様子を思い返しているのか苦笑する。
「ホールケーキを渡したことも話したんだけど、一人でホールを食べろなんて残酷、配慮に欠けると酷く怒られてしまってね」
だから今日は妹の指示もあり小さなケーキが二つなのだという。しかも強烈な命令付きだとも。
「一人で食べても美味しくありません。必ず兄さんも一緒に食べて帰ってくること、それが作る条件だってね」
アロイスが年下の女の子に怒られている姿が想像出来ず、ついにリエーベルは笑ってしまった。
アロイスが肩の力を抜くのを身近で感じたリエーベルはこれまで疑問に思っていたことを思いきって訊ねてみた。
「どうして公爵様は私にそうまでして下さるのですか?」
「きみを喜ばせたいから」
「王様のご命令だから、ですよね」
「確かにここへ訪れたことは義務からだ。けど、きみのために何かをしたいと思ったのはきみだから。きみの笑った顔が見たいからだよ。それじゃあ理由にならない? まだ何か疑問がある?」
アロイスはリエーベルにケーキを渡した。
「それで、よければ一緒に食べて妹に感想を伝えさせてくれないか。一緒に食べて帰らないと家に入れてあげないと脅されているんだ。ケーキの感想を伝えたら信じてもらえるよね?」
アロイスは真剣だ。よほど妹には頭が上がらないのだろうか。この人を振り回せるのはどんな人なのか、少しだけ興味がわいた。
「公爵様も大変なのですね」
「大変だよ。少しでも同情してくれるのなら同席させてほしい。それと、よければ名前で呼んでもらえると嬉しいかな」
片目を瞑られた瞬間、リエーベルの胸が大きな音を立てる。それは他人には聞こえることのない、不思議なものだった。
「私でよければ、喜んで……アロイス様」
誰かと一緒に食事をするのは何日ぶりだろう。忘れていたはずの喜びを思い出させてくれたのはアロイスだ。
その日から少しずつアロイスとの会話が増えていく。
嫌なことは嫌。
嬉しい時は嬉しい。
楽しい時は笑う。
失くしたはずの感情は、閉じ込めていただけで消えてはいなかった。アロイスの前でなら少しずつ本当の自分を見せることができるらしい。
いつしか同じ部屋で控えていたエイダは扉の外に。外にいたエイダは姿を消すように。距離が縮まるにつれて二人きりにしてくれるようになった。
それなりの広さがあるとはいえ、この部屋は客人を迎えることを想定されてはいない。同じ長椅子に並んでたわいのない会話をした。
彼との会話には『私』がいた。
言えないこともあるけれど、それ以外は『私』であることを許された。忘れそうになっていた自分の想いを彼は受け止めてくれたのだ。
ちゃんとわかっていた。
アロイスが優しいのは聖女だから。
勘違いをしてはいけないと、何度も言い聞かせた。
それなの……
アロイスに惹かれていく心を止められなかった。
それが罪だと知っていながら、抗えなかった。
気づいた時にはもう、リエーベルは恋に落ちていた。恋に落ちたのはどちらが先だろう。彼も同じ想いだと言ってくれた。アロイスから想いを告げられた日、リエーベルは甘い誘いに乗ってしまった。
偽りだらけの存在としてい生きる自分の、たった一つの真実の想い。アロイスへの想いだけは真実自分自信の心。『私』という存在を忘れずにいられた。それは偽りだらけの存在として生きる自分にとって何よりの救いだった。
アロイスを愛している限り、あの少女が消えることはない。
いつかこの罪が白日に晒される日まで、甘い嘘に身を委ねるように目を閉じた。
「これをきみに」
こうして物を手渡されるはもいつも通り。それなのにいつもの彼と違って見えるのはどうしてだろう。アロイスの表情が硬く、緊張しているように見えたからかもしれない。
長椅子に座るよう促されたリエーベルは指示された通りに動いた。そうしてカゴから取り出されたものは木苺を乗せた小さなケーキが二つ。前日にホールケーキを贈られていたせいか、随分と小さく感じてしまう大きさだ。飾りつけだって派手さに欠けている。
昨日のケーキは結局一人で食べきることができず、エイダたち世話役のみんな分けてもらった。捨てられるよりも美味しく食べられた方がケーキも幸せだ。
「あの、公爵様? これは……」
アロイスはこれまで二日続けて同じものを用意したことがなかった。手を変え品を変えリエーベルに迫っていたのだが。それも前日のホールケーキと比べて見劣りする品を用意してきたのである。そばにいたエイダなど特に驚いていた。
「木苺のケーキ。きみに食べて欲しくて」
「ありがとうございます。あとで、頂きます」
リエーベルはプレゼントの内容にはあまり興味がない。だからいつも当たり障りのない返答でやり過ごし、それでアロイスも満足していた。
ところが今日の彼はいつもと違うらしい。続いてアロイスがカゴから取り出したものは二人分の食器である。
「俺なりに今日までのこと、反省したんだ」
「反省、ですか?」
彼が己を責める理由など思いつかないのだが。アロイスの言動を振り返ったところで、やはり何も浮かびやしない。
アロイスから掌に乗せられるほどの陶器が差し出される。可愛らしい蓋をあけると、中には宝石のような色つやの木苺が詰まっていた。
「これ!」
仮に宝石であったなら、リエーベルはここまで驚きもしなかったし、喜びもしなかっただろう。
「好きだったよね。俺が摘んだから、あまり味には期待しないでほしいんだけど。初めてで、味の善し悪しはあまりわからなくてね」
照れくさそうに言うアロイスから、本当に彼の手で摘まれた木苺なのだと感じる。
「公爵様が摘まれたのですか!?」
どうしてとリエーベルは叫んでいたかもしれない。昨日まで木苺の存在など知らなかった人だ。
「木苺摘みは初めての経験だったけど、以外と難しいんだね。きみが望むなら、美味しい物をとれるよう目利きも勉強しておくよ。ああそれとも、きみがこつを教えてくれると嬉しいかな」
リエーベルは震える手で木苺の入った陶器を胸に抱く。
「どうして……」
「どうしたらきみが笑ってくれるかなって、考えたんだ。俺はいつも、女性が喜びそうなものを用意したし、たいていの女性は喜んでくれたよ。でもきみは違った。どうしていいのか、お手上げだった。昨日、木苺の話を聞かせてくれただろ? それで、きみは笑ってた。その時思い知ったんだ。きみのことを考えて贈ったものでないと意味がないって。好意を押し付けたって喜ぶはずないのにね」
「そんなこと!」
「あっただろ。きみはいつも警戒していた」
「あ……」
アロイスは最初から気付いていたのだ。
「ケーキ、食べない? それで、俺も一緒に食べていいかな」
一人では食べても美味しくないと思った。でもアロイスが一緒に食べてくれるのならと迷いが生まれている。
間には木苺を煮詰めたジャム。トッピングにも木苺。素朴な見た目は店に並んでいる品とはどこか違う気がした。
「これも人気のケーキなのですか?」
「いや。これは妹に頼んで作ってもらった」
「妹さんが……」
「そう。だから店で売っている品と同じ味は期待しないこと。なんて言ったらまた怒らせちゃうかな」
「また?」
「実はね。ケーキを作ってもらう時、さんざん怒られたんだよ」
アロイスはその時の様子を思い返しているのか苦笑する。
「ホールケーキを渡したことも話したんだけど、一人でホールを食べろなんて残酷、配慮に欠けると酷く怒られてしまってね」
だから今日は妹の指示もあり小さなケーキが二つなのだという。しかも強烈な命令付きだとも。
「一人で食べても美味しくありません。必ず兄さんも一緒に食べて帰ってくること、それが作る条件だってね」
アロイスが年下の女の子に怒られている姿が想像出来ず、ついにリエーベルは笑ってしまった。
アロイスが肩の力を抜くのを身近で感じたリエーベルはこれまで疑問に思っていたことを思いきって訊ねてみた。
「どうして公爵様は私にそうまでして下さるのですか?」
「きみを喜ばせたいから」
「王様のご命令だから、ですよね」
「確かにここへ訪れたことは義務からだ。けど、きみのために何かをしたいと思ったのはきみだから。きみの笑った顔が見たいからだよ。それじゃあ理由にならない? まだ何か疑問がある?」
アロイスはリエーベルにケーキを渡した。
「それで、よければ一緒に食べて妹に感想を伝えさせてくれないか。一緒に食べて帰らないと家に入れてあげないと脅されているんだ。ケーキの感想を伝えたら信じてもらえるよね?」
アロイスは真剣だ。よほど妹には頭が上がらないのだろうか。この人を振り回せるのはどんな人なのか、少しだけ興味がわいた。
「公爵様も大変なのですね」
「大変だよ。少しでも同情してくれるのなら同席させてほしい。それと、よければ名前で呼んでもらえると嬉しいかな」
片目を瞑られた瞬間、リエーベルの胸が大きな音を立てる。それは他人には聞こえることのない、不思議なものだった。
「私でよければ、喜んで……アロイス様」
誰かと一緒に食事をするのは何日ぶりだろう。忘れていたはずの喜びを思い出させてくれたのはアロイスだ。
その日から少しずつアロイスとの会話が増えていく。
嫌なことは嫌。
嬉しい時は嬉しい。
楽しい時は笑う。
失くしたはずの感情は、閉じ込めていただけで消えてはいなかった。アロイスの前でなら少しずつ本当の自分を見せることができるらしい。
いつしか同じ部屋で控えていたエイダは扉の外に。外にいたエイダは姿を消すように。距離が縮まるにつれて二人きりにしてくれるようになった。
それなりの広さがあるとはいえ、この部屋は客人を迎えることを想定されてはいない。同じ長椅子に並んでたわいのない会話をした。
彼との会話には『私』がいた。
言えないこともあるけれど、それ以外は『私』であることを許された。忘れそうになっていた自分の想いを彼は受け止めてくれたのだ。
ちゃんとわかっていた。
アロイスが優しいのは聖女だから。
勘違いをしてはいけないと、何度も言い聞かせた。
それなの……
アロイスに惹かれていく心を止められなかった。
それが罪だと知っていながら、抗えなかった。
気づいた時にはもう、リエーベルは恋に落ちていた。恋に落ちたのはどちらが先だろう。彼も同じ想いだと言ってくれた。アロイスから想いを告げられた日、リエーベルは甘い誘いに乗ってしまった。
偽りだらけの存在としてい生きる自分の、たった一つの真実の想い。アロイスへの想いだけは真実自分自信の心。『私』という存在を忘れずにいられた。それは偽りだらけの存在として生きる自分にとって何よりの救いだった。
アロイスを愛している限り、あの少女が消えることはない。
いつかこの罪が白日に晒される日まで、甘い嘘に身を委ねるように目を閉じた。
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