ヤンデレの妹がマジで俺に懐きすぎてだるい。

クロエ マトエ

文字の大きさ
上 下
20 / 91
アサとリアの過去編

姉妹の物語

しおりを挟む
俺は躊躇うことも無く、歌舞伎町の大通り
で叫んだ……。


「アサシンfamily俺はここだ!!!! 」

それを叫んだ途端、二人の男が俺の目の前
に現れた、そして、俺を気絶させた……。

「おーい  」

水を掛けられた、そして目覚めた俺

「アサか…… 久しぶりだな 」

「久しぶり!!元未来の旦那さん 」

平気そうな表情だな、だけどお前の心は
俺を殺したくて仕方ないはずだ

「今日は随分荒いな 」

「元未来の旦那さんって言うの言いづらい 
からさ、アユって呼ばさせてもらうわ 」

「ああ 」

そして、アサの目つきは変わり、俺に
銃を見せてきた

「アユお前のこと拷問してから、殺そうと
思ったけど…… お前の身体つきを見て拷問
しても意味がないって分かった 」

流石、色々な相手を見て来ただけあるな
俺の事もすぐ分かるなんてな

「だからさ、アユの妹ちゃんだっけ
拷問しちゃうわ 」

それを言った瞬間、アユの目の前に
椅子に縛り付けられ、猿轡をしている
妹が現れた

「アサ 妹は関係ない、やるなら俺にしろ 」

「関係無くはないよ、家族なんだもん
連帯責任って奴だよ 」

俺もまた椅子に縛り付けられている為、
身動きが出来ない、しかもここは地下
音は響くが、当然上には届かない……。

「クソッ…… どうすれば 」

アサはニヤケ、そして妹の足にナイフを
向けた

「んーんんん!!んん 」

妹は泣いていた、暴れようとはしているが
身体が動かない

「無駄な抵抗はしないの!! 」

「アサやめろ!!!! 」

「は? 」

「やめろ…… 」

その瞬間、アサはナイフを妹の足に刺した

「んんんっ あああああああああ 」

膝にナイフが刺さってしまい……。

「妹ちゃんの声聞く? 」

そして、妹の猿轡を外すアサ

「お兄様…… 助けて 」

「助ける、だから待ってろ 」

泣き喚く妹、それをただ黙って見ている
俺、もう耐えられない……。

「頼む…… 止血だけでも 」

「無理…… 」

その瞬間、リアが現れた、そしてリアは
すぐに止血する処置を妹にした

「リア…… 何でお前がここに…… 」

アサはリアを見つめ、そして感動の再会
かと思っていたが、アサはリアを睨んだ

「お姉ちゃん、シンが死んだのも
自業自得だよ 」

「リア 何しに来たの? 」

そして、リアは睨んだアサを見て、落ちついた表情をした

「ねぇ お姉ちゃん ちょっとだけ昔話を
しない? 」

そして、リアは口を開け、昔の話をし始めた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私達姉妹は、アメリカの貧困街で
生まれたんだよね、そして二人でずっと
生きて来たんだよね……。

「ねぇお姉ちゃん お腹すいたよ 」

「リア ちょっと待ってて 」

お姉ちゃんはいつも勇敢で、私の為に
いつも身体張ってくれた、私はいつも
頼ってばかりで

「これ食べな 」

お姉ちゃんは服の裏に詰めるだけ、詰めた
パンを妹に食べさせてくれた

「お姉ちゃんだいすきっ 」

私もまたそのパンを食べた、だって
そうしないと生きてなんていけなかった

「クソッあのガキどこいった 」

いつも、いつも、追われていたけど
惨めだなんて一回も思わなかった、普通の
暮らしに憧れたりもしなかった、だって
私達は普通の人なんかに負けない程の
楽しさサバイバルがあったんだから
毎日刺激的だったよね

「リア逃げるよ!! 」

いつもいつも走ってたけど。

「うん 」

ねぇお姉ちゃん ライさん覚えてる?
私達のお父さん。

「待てや、このガキ 」

「おい!見つけたぞ 」

私達が追い込まれて、行き止まりに
の方に行って、身動きが取れなかった


「これだから貧民街のガキは嫌いなんだ 」

「いつも迷惑ばかりかけやがって 」

そして、私達を殴ろうとした瞬間
ライさんが来てくれたんだよね

「フッ 大人が勢ぞろいで何をしている
のかと思えば…… ガキを追い込んで暴力か
本当汚い時代だよな 」

「ライは黙ってな 」

そして、その瞬間、ライと言う人物は
みんなにお金を配った

「欲をかいた 可哀想な人達に私は
お金をあげた、そして私はこう言う……
その金持って消えな 」

そう、ライが言うと、皆は消えた

「行くよ…… リア 」

「お姉ちゃんお礼言わないと 」

「ダメよ!私達を無償で助ける人なんて
居ないんだから 」

そして、ライの前から逃げ去ろうと
した瞬間

「おい!お前ら お礼も言えない程
零落してんのか? 」

「れいらく? 」

「あ、ごめん……  まぁ簡単に言うなら
お礼も出来ないぐらいのバカなのか? 」

そう言うと、お姉ちゃんはカチンと来て
そのままの勢いでお礼をしたよね

「ありがとうございました!! はい
これでいいんでしょ? 」

「お前なぁ…… 」

ライはお姉ちゃんを持ち、頭をグリグリ
した

「助けて貰ったら、お礼をするのが
当たり前なんだよ!! 」


出会いはいい感じでは無かったよね?






しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

アルファポリスとカクヨムってどっちが稼げるの?

無責任
エッセイ・ノンフィクション
基本的にはアルファポリスとカクヨムで執筆活動をしています。 どっちが稼げるのだろう? いろんな方の想いがあるのかと・・・。 2021年4月からカクヨムで、2021年5月からアルファポリスで執筆を開始しました。 あくまで、僕の場合ですが、実データを元に・・・。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

蕾の花

椿木るり
現代文学
幼少期から父に殴られて育ち、自分の意思をなくした黒崎流奈。 「愛」とは何かを探すために物語を貪る久保明日香。 誰よりも早く走り続けたい、陸上部の辰野満里奈。 幼い弟妹たちのために夢を諦め就職を目指す松阪希美。 それぞれが想いを抱えて過ごす高校生活最後の1年。たくさん遊んで、勉強して、悩んで。少女たちの葛藤を描いた青春群像劇。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

処理中です...