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アサとシン編
夕闇
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「その為に…… 」
俺は胸を熱く、心を燃やした、どこかの
少年漫画かよ……って思われてもいい
決意を固めるには仕方ない
「だから……俺は…… 」
絶対に壊したくない……絶対に壊したくない
大切なモノが出来たから……。
「失いたくない…… 」
いまより、もっと強くならないと
妹は帰って来ない……だからもっと強く
強くなる……ただそれだけでいい。
「もうあの頃みたいに笑えるか……わかん
ないけどさ……お兄ちゃん頑張るから
待っててよ 」
笑えるかなんていまはわかんないし
考えると俺はまた泣いてしまう、ハッピーな
方向に行くか、バットな方向に行くのかは
俺次第なんだ……。
「ねーシン この拷問ショーのケツモチ
どこの組だっけ? 」
「邪馬会だよ…… 」
「なら…… サツにバレると言うか……
面倒くさい事にはならないか 」
会場はまだ狂乱の最中、アサとシンは
静かに話していた
聞こえているのか否かはわからないが
二人ただ静かに話していたのだ
「サツにバレても……揉み消してくれん
のがアサお前の親やん 」
笑いながら言うシン、まさにその光景は
「イカレテル」と言う言葉しか出て来ない
雑な言葉にはなるけど……それしか出て
来ないのなら仕方ないのかも知れない
「まあ親というか…… 私のパパ的な~
存在と言うか、まぁただの私のお財布
だけどさ~権力はあるよ……だって警視庁
のNo.2だもん!警視副総監って奴 」
「それなら……犯罪とかの大半は
揉み消してくれるな アサ 」
狂気そのもの、警視副総監がただの知り合い
以上で以下の存在、アサの周りにはそんな
権力者がたくさんいる、もちろん表の権力者
が居るのなら、裏の権力者もいる……。
それがアサと言う名の怪物だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「妹の手掛かりは未だにない、と言うか
完全に消された 」
警察には行方不明届けを出したが、全く
捜査はしてくれない、だから俺はブチ切れ
交番の人に言いに行った
「なんで、捜査してくれないんですか?
警察管は市民の味方なんじゃあないん
ですか? 」
「捜査?なんのことですか? 」
「妹が行方不明で、捜査のお願いを
したじゃないですか!!! 」
俺は声を荒げてしまう、その様子を見た
警察管は……俺の肩に手をポンとおき
「おちついてください!! 」
「だって…… だって……!!! 」
「おちついてください!! 妹さんの
名前は何て言うんですか? 」
「高城柚子です!!年は16です!!
お願いします…… 妹を助けてください 」
頼る、もう俺にはそれしかない…… ウチの
親父は暴力団とは一切絡まなかった、普通
大手ともなればケツモチに暴力団が居ても
おかしくはないのだが……まあそう言う悪
とは絶対に絡まないと言う親父の心だった
のだろうか……。
「わかりました!! ではこちらに
行方不明願いの書類を記入してください 」
妹よ…… 妹よ……
お前はいまどこにいる?お兄様は寂しいぞ
早く帰って来い……もう他に要らないから
金だって、地位だって、名誉だって全部!!
神にでも他人にでもあげるから
だからお願いします…… 妹だけ返して下さい
アユはもう、精神崩壊寸前だった、そして
アユは警察管が出した書類には何も書かず
交番から消えた……。
「いまのなんだったんだ 」
「さぁ 」
「この行方不明届けの書類どうします? 」
「捨てとけ…… 」
そして、アユは当てもなく彷徨い歩き続けた
一体何処に向かえばいいのか?そんなのは
わかんないし、考えようともしなかった
疲れた……もう疲れたよ……。
「あいつ?金持ってそうじゃね? 」
「狩るか? 」
「いいね~ 」
その瞬間、アユの眼前に若いまだ見た感じ
中学生ぐらいのヤンキーが喧嘩を売って
きた……。
「おい!財布だせよ …… さもないと
お前殺すよ 」
お前殺すよ……
殺すよ……
すよ…… コロスヨ……。
頭の中で響いた、そしてアユの目つきは
中学生を睨んだ
「なに?その反抗的な態度は? 」
その瞬間、一人のヤンキーがアユに
ナイフを向けた
「お前人を殺す勇気ある? 」
「あるに決まってんじゃん!! 」
アユはその瞬間、そのナイフを向けてきた
中学生ヤンキーを大通りでボコボコに殴り
蹴り飛ばした、そして、大通りなのですぐに
通報がはいった
「で?次誰? 」
「ひぃぃ 」
「逃げられると思ってんの? 」
そして、残り中学生ヤンキーをアユは
骨が折れるまで蹴り続けた
「弱っ 」
アユは倒れている中学生ヤンキーの財布
を拾い、中身をみる
「二千円しかないじゃん 」
アユの目は完全に闇と化した
「おい ヤンキー君 親の財布持ってこいよ
早く!! さもないと殺すよ 」
立場は逆転した。
アユは完全に壊れてしまった。
俺は胸を熱く、心を燃やした、どこかの
少年漫画かよ……って思われてもいい
決意を固めるには仕方ない
「だから……俺は…… 」
絶対に壊したくない……絶対に壊したくない
大切なモノが出来たから……。
「失いたくない…… 」
いまより、もっと強くならないと
妹は帰って来ない……だからもっと強く
強くなる……ただそれだけでいい。
「もうあの頃みたいに笑えるか……わかん
ないけどさ……お兄ちゃん頑張るから
待っててよ 」
笑えるかなんていまはわかんないし
考えると俺はまた泣いてしまう、ハッピーな
方向に行くか、バットな方向に行くのかは
俺次第なんだ……。
「ねーシン この拷問ショーのケツモチ
どこの組だっけ? 」
「邪馬会だよ…… 」
「なら…… サツにバレると言うか……
面倒くさい事にはならないか 」
会場はまだ狂乱の最中、アサとシンは
静かに話していた
聞こえているのか否かはわからないが
二人ただ静かに話していたのだ
「サツにバレても……揉み消してくれん
のがアサお前の親やん 」
笑いながら言うシン、まさにその光景は
「イカレテル」と言う言葉しか出て来ない
雑な言葉にはなるけど……それしか出て
来ないのなら仕方ないのかも知れない
「まあ親というか…… 私のパパ的な~
存在と言うか、まぁただの私のお財布
だけどさ~権力はあるよ……だって警視庁
のNo.2だもん!警視副総監って奴 」
「それなら……犯罪とかの大半は
揉み消してくれるな アサ 」
狂気そのもの、警視副総監がただの知り合い
以上で以下の存在、アサの周りにはそんな
権力者がたくさんいる、もちろん表の権力者
が居るのなら、裏の権力者もいる……。
それがアサと言う名の怪物だ。
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「妹の手掛かりは未だにない、と言うか
完全に消された 」
警察には行方不明届けを出したが、全く
捜査はしてくれない、だから俺はブチ切れ
交番の人に言いに行った
「なんで、捜査してくれないんですか?
警察管は市民の味方なんじゃあないん
ですか? 」
「捜査?なんのことですか? 」
「妹が行方不明で、捜査のお願いを
したじゃないですか!!! 」
俺は声を荒げてしまう、その様子を見た
警察管は……俺の肩に手をポンとおき
「おちついてください!! 」
「だって…… だって……!!! 」
「おちついてください!! 妹さんの
名前は何て言うんですか? 」
「高城柚子です!!年は16です!!
お願いします…… 妹を助けてください 」
頼る、もう俺にはそれしかない…… ウチの
親父は暴力団とは一切絡まなかった、普通
大手ともなればケツモチに暴力団が居ても
おかしくはないのだが……まあそう言う悪
とは絶対に絡まないと言う親父の心だった
のだろうか……。
「わかりました!! ではこちらに
行方不明願いの書類を記入してください 」
妹よ…… 妹よ……
お前はいまどこにいる?お兄様は寂しいぞ
早く帰って来い……もう他に要らないから
金だって、地位だって、名誉だって全部!!
神にでも他人にでもあげるから
だからお願いします…… 妹だけ返して下さい
アユはもう、精神崩壊寸前だった、そして
アユは警察管が出した書類には何も書かず
交番から消えた……。
「いまのなんだったんだ 」
「さぁ 」
「この行方不明届けの書類どうします? 」
「捨てとけ…… 」
そして、アユは当てもなく彷徨い歩き続けた
一体何処に向かえばいいのか?そんなのは
わかんないし、考えようともしなかった
疲れた……もう疲れたよ……。
「あいつ?金持ってそうじゃね? 」
「狩るか? 」
「いいね~ 」
その瞬間、アユの眼前に若いまだ見た感じ
中学生ぐらいのヤンキーが喧嘩を売って
きた……。
「おい!財布だせよ …… さもないと
お前殺すよ 」
お前殺すよ……
殺すよ……
すよ…… コロスヨ……。
頭の中で響いた、そしてアユの目つきは
中学生を睨んだ
「なに?その反抗的な態度は? 」
その瞬間、一人のヤンキーがアユに
ナイフを向けた
「お前人を殺す勇気ある? 」
「あるに決まってんじゃん!! 」
アユはその瞬間、そのナイフを向けてきた
中学生ヤンキーを大通りでボコボコに殴り
蹴り飛ばした、そして、大通りなのですぐに
通報がはいった
「で?次誰? 」
「ひぃぃ 」
「逃げられると思ってんの? 」
そして、残り中学生ヤンキーをアユは
骨が折れるまで蹴り続けた
「弱っ 」
アユは倒れている中学生ヤンキーの財布
を拾い、中身をみる
「二千円しかないじゃん 」
アユの目は完全に闇と化した
「おい ヤンキー君 親の財布持ってこいよ
早く!! さもないと殺すよ 」
立場は逆転した。
アユは完全に壊れてしまった。
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