9 / 91
有望
しおりを挟む
「ねー名前は? 」
唐突だな…… てかいまの状況把握出来て
んの?
「ねーねー名前は? 」
「しつこい 」
「だって未来の旦那さんになるんだから
名前ぐらい教えなさいよ 」
おいおい…… 土下座をしている大事な仲間
とやらは放置かよ。
「てか、旦那になるとは俺一言も言って
ないぞ!! 」
アサと言うこの女子は一体何を考えている
俺には理解出来ない、と言うより理解しよ
うと思う事がおかしい…… 世の中には
いるんだ…… 絶対に開けてはいけない
女の子が……。
「私がなれって言ったモノは必ずなる 」
なんと言う圧力?嫌違うのか……人を従わせる事が出来る逸材なのか、それまた星の下
生まれたそういう天性的なモノなのか……。
「なんだそりゃ 」
「私には人を従わせる事の出来る財力
権力、そしてわたしが一番持っているモノ
それは絡みだ!! 」
「人ってことか? 」
「うん……そうだ 表の財力から~ 裏の人達
まで~全員知ってる!人を消す事も容易にこなせる 」
「それ半分は脅しじゃね? 」
そうこの「アサ」は恐ろしい、俺の上を
通る人間なんだ…… 上には上がいる、まさに
こういう事か。
そして、土下座していたヤンキー君達は
立ち上がり、何か恐ろしい物を見たかの
ように去って行った
「使えない駒か 」
いま、気づいた ……決して固い絆で結ばれ
ているとか、そんなんじゃない……この
アサと言う女子は、嫌女子なんて言っていい
代物なのか? これが事実ならこのアサは悪
に染まりし一輪の花の如く堂々した女だ。
あのヤンキー君達は「脅されてたんだ 」
「焼却場行きか 」
人を消す事も躊躇なく出来る女、
まるでサイコパスそのものじゃないか……。
「焼却場って……? 」
いちおう聞いてみた
「人を消す所に決まってるじゃん、しかも
国も認めてる場所よ 」
政財界すら脅かす存在って
なんなんだよ…… だから私のモノになる
つまり脅しにみんな屈していったのか……。
まず存在が許されないんだ、アサの告白を
断ったモノ、見捨てたモノの生命すらも
アサは許さない…… その存在事全てを消す。
「で?どうするの旦那さん?私のになる? 」
命が惜しい
「なる …… 」
「え?なに聞こえないな~ 」
聞こえてる癖に……。
「なります!! なりたいです!! 」
負けた、俺は命に負けた……
嫌違う自分自身に負けたんだ、自分に負ける
人間が他人に勝てる訳が無いんだ
「じゃあ!よろしくね!未来の旦那さん 」
そして、アサは俺に抱きついてきた
大変危険な女に懐かれました……誰か助けて
俺死んじゃう。
命が消えるその日までとか言っちゃったり
して……。
「和也俺どうしたらいい? 」
あいつなら、きっと……。
「なぁ?和也 俺さ アサって子と付き合う
事になった 」
「は??? ふざけんなよ、おまえ
まあ…… そうだな おまえみたいな恋愛初心者
にこの俺様教えてやるぜ!! 」
「おまえ彼女いたことないだろ 」
「うるせー!! 」
「ハッハッハッハッハッハ 」
戯れ合いをしていたあの日、でももう
そんな日が来ることはない…… 和也おまえは
死んだんだ…… 。
何でだよ!! 何でだよ!! 俺さ恋愛とか
わかんねーからまた教えてくれよ
早い…… 早すぎる…… お前言ってたよな
「アユ 俺さいつか大事な人見つけて
そいつと一緒に暮らしてえんだよ 」
お前俺にだけ打ち明かしてくれたじゃねえか
夢どうすんだ?お前の夢の果てを誰が見る?
もう見れないじゃないか……。
俺は泣きながら……
夜の星を見た。
「和也 本当楽しかった…… いままで
ぅぅ…… ありがどうぅぅ 」
「和也って 近衛? 」
俺はアサを見つめた
そう言うと、アサもまた俺を見つめて来た
「ん? 」
「和也を知っているのか? 」
「知ってるよ…… 」
アサも和也の友達なのか?なら良かった
おれと同じく和也の死を悲しんでくれる
者がいるんだから……。
本当に良かった……。
「仲良かったのか? 」
「うん…… 」
なんだよ……和也の奴 女とか居ないとか
言ってた癖に…… こんな綺麗な女の知り合い
がいるんじゃあねえか
「きっと…… きっと…… 和也の奴喜んでる
と思ってる 」
「なんでそんなことわかんの? 」
唐突な発言だった……
目が迷いそうになった、そっか和也は無念で
残虐で、惨たらしいそんな死に方
をしたのに…… 何でそう思ったんだよ俺
「死人の口を代弁出来る人なんていない
だから悔いとか、怨念とかそんな言葉が
生まれるんだよ…… 」
涙を流した……。
アサの目からでる涙は綺麗で、俺も見入って
しまう程に惚れてしまった。
「なんてね 」
「え? 」
満月の下、アサは不気味な笑みをこぼした
「な訳ねえじゃん…… 和也を殺したの
私だし アッハッハッハッハッハッハ 」
「え? 」
「だから~み~んなで和也を集団リンチに
して殺したんだよー! 」
涙など流せる訳が無かった
俺の人生は終わりの鐘を鳴らし、夜の世界
へと誘われた。
唐突だな…… てかいまの状況把握出来て
んの?
「ねーねー名前は? 」
「しつこい 」
「だって未来の旦那さんになるんだから
名前ぐらい教えなさいよ 」
おいおい…… 土下座をしている大事な仲間
とやらは放置かよ。
「てか、旦那になるとは俺一言も言って
ないぞ!! 」
アサと言うこの女子は一体何を考えている
俺には理解出来ない、と言うより理解しよ
うと思う事がおかしい…… 世の中には
いるんだ…… 絶対に開けてはいけない
女の子が……。
「私がなれって言ったモノは必ずなる 」
なんと言う圧力?嫌違うのか……人を従わせる事が出来る逸材なのか、それまた星の下
生まれたそういう天性的なモノなのか……。
「なんだそりゃ 」
「私には人を従わせる事の出来る財力
権力、そしてわたしが一番持っているモノ
それは絡みだ!! 」
「人ってことか? 」
「うん……そうだ 表の財力から~ 裏の人達
まで~全員知ってる!人を消す事も容易にこなせる 」
「それ半分は脅しじゃね? 」
そうこの「アサ」は恐ろしい、俺の上を
通る人間なんだ…… 上には上がいる、まさに
こういう事か。
そして、土下座していたヤンキー君達は
立ち上がり、何か恐ろしい物を見たかの
ように去って行った
「使えない駒か 」
いま、気づいた ……決して固い絆で結ばれ
ているとか、そんなんじゃない……この
アサと言う女子は、嫌女子なんて言っていい
代物なのか? これが事実ならこのアサは悪
に染まりし一輪の花の如く堂々した女だ。
あのヤンキー君達は「脅されてたんだ 」
「焼却場行きか 」
人を消す事も躊躇なく出来る女、
まるでサイコパスそのものじゃないか……。
「焼却場って……? 」
いちおう聞いてみた
「人を消す所に決まってるじゃん、しかも
国も認めてる場所よ 」
政財界すら脅かす存在って
なんなんだよ…… だから私のモノになる
つまり脅しにみんな屈していったのか……。
まず存在が許されないんだ、アサの告白を
断ったモノ、見捨てたモノの生命すらも
アサは許さない…… その存在事全てを消す。
「で?どうするの旦那さん?私のになる? 」
命が惜しい
「なる …… 」
「え?なに聞こえないな~ 」
聞こえてる癖に……。
「なります!! なりたいです!! 」
負けた、俺は命に負けた……
嫌違う自分自身に負けたんだ、自分に負ける
人間が他人に勝てる訳が無いんだ
「じゃあ!よろしくね!未来の旦那さん 」
そして、アサは俺に抱きついてきた
大変危険な女に懐かれました……誰か助けて
俺死んじゃう。
命が消えるその日までとか言っちゃったり
して……。
「和也俺どうしたらいい? 」
あいつなら、きっと……。
「なぁ?和也 俺さ アサって子と付き合う
事になった 」
「は??? ふざけんなよ、おまえ
まあ…… そうだな おまえみたいな恋愛初心者
にこの俺様教えてやるぜ!! 」
「おまえ彼女いたことないだろ 」
「うるせー!! 」
「ハッハッハッハッハッハ 」
戯れ合いをしていたあの日、でももう
そんな日が来ることはない…… 和也おまえは
死んだんだ…… 。
何でだよ!! 何でだよ!! 俺さ恋愛とか
わかんねーからまた教えてくれよ
早い…… 早すぎる…… お前言ってたよな
「アユ 俺さいつか大事な人見つけて
そいつと一緒に暮らしてえんだよ 」
お前俺にだけ打ち明かしてくれたじゃねえか
夢どうすんだ?お前の夢の果てを誰が見る?
もう見れないじゃないか……。
俺は泣きながら……
夜の星を見た。
「和也 本当楽しかった…… いままで
ぅぅ…… ありがどうぅぅ 」
「和也って 近衛? 」
俺はアサを見つめた
そう言うと、アサもまた俺を見つめて来た
「ん? 」
「和也を知っているのか? 」
「知ってるよ…… 」
アサも和也の友達なのか?なら良かった
おれと同じく和也の死を悲しんでくれる
者がいるんだから……。
本当に良かった……。
「仲良かったのか? 」
「うん…… 」
なんだよ……和也の奴 女とか居ないとか
言ってた癖に…… こんな綺麗な女の知り合い
がいるんじゃあねえか
「きっと…… きっと…… 和也の奴喜んでる
と思ってる 」
「なんでそんなことわかんの? 」
唐突な発言だった……
目が迷いそうになった、そっか和也は無念で
残虐で、惨たらしいそんな死に方
をしたのに…… 何でそう思ったんだよ俺
「死人の口を代弁出来る人なんていない
だから悔いとか、怨念とかそんな言葉が
生まれるんだよ…… 」
涙を流した……。
アサの目からでる涙は綺麗で、俺も見入って
しまう程に惚れてしまった。
「なんてね 」
「え? 」
満月の下、アサは不気味な笑みをこぼした
「な訳ねえじゃん…… 和也を殺したの
私だし アッハッハッハッハッハッハ 」
「え? 」
「だから~み~んなで和也を集団リンチに
して殺したんだよー! 」
涙など流せる訳が無かった
俺の人生は終わりの鐘を鳴らし、夜の世界
へと誘われた。
0
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
【R18完結】エリートビジネスマンの裏の顔
白波瀬 綾音
恋愛
御社のエース、危険人物すぎます───。
私、高瀬緋莉(27)は、思いを寄せていた業界最大手の同業他社勤務のエリート営業マン檜垣瑤太(30)に執着され、軟禁されてしまう。
同じチームの後輩、石橋蓮(25)が異変に気付くが……
この生活に果たして救いはあるのか。
※サムネにAI生成画像を使用しています
見知らぬ男に監禁されています
月鳴
恋愛
悪夢はある日突然訪れた。どこにでもいるような普通の女子大生だった私は、見知らぬ男に攫われ、その日から人生が一転する。
――どうしてこんなことになったのだろう。その問いに答えるものは誰もいない。
メリバ風味のバッドエンドです。
2023.3.31 ifストーリー追加
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
社長の奴隷
星野しずく
恋愛
セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる