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遠望

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遠くから君を思う、そんな君は綺麗その
ものだった……。

「何?見てんの? 」

俺は、口を開け

「お前が見たんだろ? 」

そう、言った、相手もまたその発言に
納得したのか…… その場で舌打ちをした
そして、その瞬間……。

コンビニの横からバットを持ったヤンキー
が三人現れた

「アサ 呼んだ? 」

「うん…… 」

白髪の女子の名前は 「アサ 」という名前
だった、だがそれが嘘か本当なのかは不明

「で?どうすんのコイツ 」

その、バットを持ったヤンキーは俺に
睨みをいれてきた、だがそんな威圧的な
態度を見せて来ようが全くって言っていい
程…… 怖くなかった

「こいつなんかムカつくな 」

俺は、その言葉を無視して、相手に後ろを
見せるようにしてコンビニの中に入ろうと
したその時、そのバットを持っていたヤンキーは俺の後頭部を目掛けて振り下ろした

そして、俺はそのバットを片手で掴み
力づくでヤンキーからバットを奪った


「…… 」

そして、その瞬間、他の二人が俺に
バットで襲いかかった、だが俺はそれを
軽く避け、俺はバットを腰辺りにかまえ
相手の腹に剣道の突きのように当てた

「うっ…… 」

もう一人の男は、そのまま俺がバットを
反対に持ち、普段野球選手がバットを掴む
方で腹に当てた、そしてその男は蹲った

時間にして約5秒程度。

「で?リーダーさんはどうすんの? 」

俺は、そのリーダーらしきと言うか最初に
挑発して来た男にバットを向けた

「へ? 」

唖然としていた。

その瞬間、白髪の女子は立ち上がり

「リーダーは私だが 」

「へー 殺んの? 」

それを言った瞬間、白髪の女子はニコニコ
と微笑み

「気に入った! お前私の旦那になれ 」

「は?」

唐突な発言、まるで世界が自分中心で
回ってかのような、そんな傲慢な発言

「だから!!旦那になれ!! 」

「いや、それは分かったよ…… てかアンタ
自己中だろ? 」

「だからなんだ?自己中そりゃあそうだ
と言うか皆んなそうだろ?世界は自分中心に
回ってる? 回ってるよ!!だって私がいない
とこの世界は見えないんだからな 」

何ともまた無茶苦茶な理論を、こんな馬鹿
相手にしたらこっちまで気が狂いそうだ。

そして、白髪の女子はニコニコと堂々と
真っ直ぐに俺を見つめた。

「アンタ名前は? 」

 伊藤朝いとうあさ 」

「変わった名前だね 」

「よく言われる 」

そして、俺は何故か面白く、その場を
感じてしまった。

「あっ……やべ 妹の起きる時間だ 」

すっかり、長話をしてしまった
現在朝の四時。

俺は一目散に家に走って行った。

「あっ…… 名前聞くの忘れた 」

そして、アサが後ろを向き、そうすると
先程アユが倒した三人が、コンビニの駐車場
にのびていた。

「お前ら起きろ!! 」

「は、はい !! 」

アサは、三人を連れ、何処か違う場所に
向かって行った、朝日が昇る街と共に。

「はぁ…… はぁ…… 妹の奴、まだ寝てるよな
頼む 」

そして、アユは静かに鍵を開けた、アユは
ドアノブを持ち静かに開けた。

だが、開けた瞬間、俺は後悔した
妹が玄関口に立っていた

「お兄様何処へ行っていたのですか? 」

「コンビニだよ …… 」

震えながら、俺は言っていた

「お兄様がコンビニに出掛けたのが午前二時
ご帰宅をなされたのが午前四時、2時間近く
コンビニで何をしていたのですか? 」

あれ?なんで出掛けた時間帯まで分かってん
の?この娘こわい…… 寝てたんじゃないの?
え?謎。

「別に…… なんだっていいだろ 」

「お兄様……ぅぅ私はお兄様の御親友の和也様にとんでもない無礼を働きました……それで、あの時お兄様は私をお叱りになりました
でも……それからお兄様の態度が急変した様に感じてしまい、そしていまのような時間帯
に出て行ったので、私を見捨てたのかと思い
ぅぅ…… お兄様私いい妹になります……だから
一人にしないでくだざいぅぅ…… 」

妹は泣きながら俺の身体を掴んできた

そして、俺は妹の頭を撫で

「大丈夫だよ 」

「本当ですか?」

「ああ」

妹には隠している…… 和也が死んだと言う
事を、妹にもしそれを言ったら、妹は酷く
自分を責めるかも知れない、だから言わない。

そして、妹が俺を抱き締めてる、その時
俺の服を嗅ぎ

「異性の臭いがします、一体どこの女の
処女を貰って来たんですか? 」

「えっ….… 」

「お兄様有罪ギルティ です 」

そして、その瞬間、妹は自分の下着を脱ぎ
下着を兄の頭に被らせた


「私の臭いが染み付くまで、そうしていて
ください、でないと殺菌が出来ませんので 」


「は…… はい 」
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