4 / 91
欲望
しおりを挟む
「和也が行方不明? 」
担任の突然な発言だった……
だが…… クラスメートは特に驚いた顔は
していない
「は?またかよ」
「先生いつものことですから 」
そう……和也は家庭環境がとてつもなく
悪いらしく、親と揉めるのは俺たちが朝
親におはようと言うくらい日常茶飯事なのだ
「そうなんですか…… でも親御さんから
連絡が来たんですよね、和也ウチに帰って
来てないって…… しかも泣きながら 」
「あーカタチだけですよ……ソレ 」
アユ自身も、和也の家庭事情になると
担任対しても冷たくなる
「先生…… 心配です 」
頭を手で、抑え心配する担任の先生
アユは「本当に大丈夫なのに 」と頭に
思いながら先生の様子を見る
そして、そんな暗い中、授業は始まり
でも、先生の様子はずっと暗いままだった
ついそんな事を思ってたら、いつの間にか
放課後になっていた
ふと、校舎の窓から夕日を眺めながら
「和也…… 結局来なかったな 」
その瞬間……
アユの頭に突如映像が映り出す
「お兄様の邪魔をする奴、私が執行しました これで安心ですね 」
そして、妹の横に倒れてあるのは、和也の
死体だった、しかも無残にもその和也の
死体はグチャグチャになっていた……。
ふと、映像は消え
いつもの風景に戻る
「いまのは…… なんだったんだ 」
消えない映像、意味のわからない妄想
停滞する思考
「は? え? 」
言葉は出て来ない……。
そして、アユはそんな不安の中、家に
帰宅する、そして玄関を開けると……
いつも迎えに来るはずの妹が居ない
「あれ?」
そして、俺は、また妹が何かドラマを見て
いるのではと思い、リビングに向かうが
そこには誰も居ない。
そして、辺りを見回すと、テーブルに
白い紙が置いてある
それは、置き手紙だった。
以下文にて
「お兄様へ、私は今から学校に行ってきます
食事の方は……冷蔵庫にカレーが入ってます
お兄様は先に食べて、就寝して明日、気持ち
よく学校へ行ってください。by柚子 」
柚子って名前だったのか……てかやっと
教えて貰った
そして、アユは冷蔵庫を開け、カレーを
電子レンジで温め、食べる
「うまっ 」
そして、アユは食べたカレーの皿を
洗い、そして二階にある自分の部屋に戻る。
チャイムの音
「では席に着いて下さい 」
公立井乃頭高等学校 夜間の部。
柚子は静かに席に座る、そして机を見ると
「しね 」「ブス 」 「学校に来んな 」
「かえれ 」 「消えろ 」などの文字が机には
記されていた、しかも彫刻刀の様なもので
彫った後、つまりマジックペンとかと違って
消えないと言う事だ。
「はぁ…… これで机何個目だろ 」
それを見て、笑うクラスメイト
柚子は分かっている、誰も助けてくれない
のだと…… 「世間の冷たさ 」と言うものを
この若い年ながら知っていると言う事だ。
「では…… 今日は 歴史の授業、本能寺の変
つまり、何故明智が織田を撃つはめになった
のかと言う所からでしたね 」
そして、歴史の授業は終わり
休憩時間にはいる
「柚子ちゃん! 遊びましょう! 」
仲良く振る舞う、目の前には先生が居るから
それが主な理由か。
「はぁ…… トイレでしょ? 」
柚子はため息をこぼしながら、トイレに
向かう、そして、トイレの中に入った途端
クラス内での中心人物の一人丸美愛梨彩に腹を蹴られてしまう
柚子、その痛さに耐えることは出来ず
柚子は崩れ落ちてしまう
「ねー柚子 金くんない? 」
「まえあげたじゃん…… 四万 」
「は?聞こえなかった? 金くんないって
言ってんの?四万何てもう使ったし 」
そして、愛梨彩は勝手に柚子の財布を取り
「12万?結構あるじゃん 」
「だめ! それ私とお兄様の食費だから 」
「知らねーよ、ってか何?お兄様って
気持ちわり お前死ねよ 」
そして、愛梨彩を囲う一人の女子が
バケツに溜めた、トイレの水を柚子に
ぶっかける。
「アッハッハ 」
「マジウケル 」
そして、愛梨彩と囲いの女共は満ち足りた様子で教室に戻って行った
「立たないと…… 」
柚子はフラフラになりながらも立ち上がり
教室に戻る
「…… 」
そして、まわりは愛梨彩を見つめる、そして
そこには楽園が完成してた
「楽園
私はそんな軽薄な場所には媚らない 」
柚子は愛梨彩の顔を見つめる、そこにある
のは、狩るか、狩られるかだけの世界
意味などない、ただ戦うだけ。
「何見てんの? 」
「…… 」
そして、柚子は無視をする
「やだっ…… 柚子ちゃんに無視されちゃった
かなしぃー 」
男子の前で、可愛っこぶりっ子する愛梨彩
それを見て柚子は……
低脳が……必ず後悔させてやる、あの
クサレビッチが……。
目は狂気すら感じる。
担任の突然な発言だった……
だが…… クラスメートは特に驚いた顔は
していない
「は?またかよ」
「先生いつものことですから 」
そう……和也は家庭環境がとてつもなく
悪いらしく、親と揉めるのは俺たちが朝
親におはようと言うくらい日常茶飯事なのだ
「そうなんですか…… でも親御さんから
連絡が来たんですよね、和也ウチに帰って
来てないって…… しかも泣きながら 」
「あーカタチだけですよ……ソレ 」
アユ自身も、和也の家庭事情になると
担任対しても冷たくなる
「先生…… 心配です 」
頭を手で、抑え心配する担任の先生
アユは「本当に大丈夫なのに 」と頭に
思いながら先生の様子を見る
そして、そんな暗い中、授業は始まり
でも、先生の様子はずっと暗いままだった
ついそんな事を思ってたら、いつの間にか
放課後になっていた
ふと、校舎の窓から夕日を眺めながら
「和也…… 結局来なかったな 」
その瞬間……
アユの頭に突如映像が映り出す
「お兄様の邪魔をする奴、私が執行しました これで安心ですね 」
そして、妹の横に倒れてあるのは、和也の
死体だった、しかも無残にもその和也の
死体はグチャグチャになっていた……。
ふと、映像は消え
いつもの風景に戻る
「いまのは…… なんだったんだ 」
消えない映像、意味のわからない妄想
停滞する思考
「は? え? 」
言葉は出て来ない……。
そして、アユはそんな不安の中、家に
帰宅する、そして玄関を開けると……
いつも迎えに来るはずの妹が居ない
「あれ?」
そして、俺は、また妹が何かドラマを見て
いるのではと思い、リビングに向かうが
そこには誰も居ない。
そして、辺りを見回すと、テーブルに
白い紙が置いてある
それは、置き手紙だった。
以下文にて
「お兄様へ、私は今から学校に行ってきます
食事の方は……冷蔵庫にカレーが入ってます
お兄様は先に食べて、就寝して明日、気持ち
よく学校へ行ってください。by柚子 」
柚子って名前だったのか……てかやっと
教えて貰った
そして、アユは冷蔵庫を開け、カレーを
電子レンジで温め、食べる
「うまっ 」
そして、アユは食べたカレーの皿を
洗い、そして二階にある自分の部屋に戻る。
チャイムの音
「では席に着いて下さい 」
公立井乃頭高等学校 夜間の部。
柚子は静かに席に座る、そして机を見ると
「しね 」「ブス 」 「学校に来んな 」
「かえれ 」 「消えろ 」などの文字が机には
記されていた、しかも彫刻刀の様なもので
彫った後、つまりマジックペンとかと違って
消えないと言う事だ。
「はぁ…… これで机何個目だろ 」
それを見て、笑うクラスメイト
柚子は分かっている、誰も助けてくれない
のだと…… 「世間の冷たさ 」と言うものを
この若い年ながら知っていると言う事だ。
「では…… 今日は 歴史の授業、本能寺の変
つまり、何故明智が織田を撃つはめになった
のかと言う所からでしたね 」
そして、歴史の授業は終わり
休憩時間にはいる
「柚子ちゃん! 遊びましょう! 」
仲良く振る舞う、目の前には先生が居るから
それが主な理由か。
「はぁ…… トイレでしょ? 」
柚子はため息をこぼしながら、トイレに
向かう、そして、トイレの中に入った途端
クラス内での中心人物の一人丸美愛梨彩に腹を蹴られてしまう
柚子、その痛さに耐えることは出来ず
柚子は崩れ落ちてしまう
「ねー柚子 金くんない? 」
「まえあげたじゃん…… 四万 」
「は?聞こえなかった? 金くんないって
言ってんの?四万何てもう使ったし 」
そして、愛梨彩は勝手に柚子の財布を取り
「12万?結構あるじゃん 」
「だめ! それ私とお兄様の食費だから 」
「知らねーよ、ってか何?お兄様って
気持ちわり お前死ねよ 」
そして、愛梨彩を囲う一人の女子が
バケツに溜めた、トイレの水を柚子に
ぶっかける。
「アッハッハ 」
「マジウケル 」
そして、愛梨彩と囲いの女共は満ち足りた様子で教室に戻って行った
「立たないと…… 」
柚子はフラフラになりながらも立ち上がり
教室に戻る
「…… 」
そして、まわりは愛梨彩を見つめる、そして
そこには楽園が完成してた
「楽園
私はそんな軽薄な場所には媚らない 」
柚子は愛梨彩の顔を見つめる、そこにある
のは、狩るか、狩られるかだけの世界
意味などない、ただ戦うだけ。
「何見てんの? 」
「…… 」
そして、柚子は無視をする
「やだっ…… 柚子ちゃんに無視されちゃった
かなしぃー 」
男子の前で、可愛っこぶりっ子する愛梨彩
それを見て柚子は……
低脳が……必ず後悔させてやる、あの
クサレビッチが……。
目は狂気すら感じる。
0
お気に入りに追加
67
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/youth.png?id=ad9871afe441980cc37c)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/youth.png?id=ad9871afe441980cc37c)
大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/youth.png?id=ad9871afe441980cc37c)
隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)
チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。
主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。
ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。
しかし、しばらくして宗時は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。
その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。
「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」
これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/horror.png?id=d742d2f035dd0b8efefe)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる