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G連合編

グラン

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勝てないと誰かが言った、そんなのは
最初から分かってる、武器も地位も名誉も
権力も何もかもを僕は捨てる。

それでも、助けるだけの価値は全部ある
愛衣待ってろ、必ず助けるから、そしたら
またいつもみたいに仲良く暮らして平和な
日々を2人で過ごそう。

さぁ__抗え__

高城と木山は無我夢中で敵を殴りに殴る、
自分達がボロボロになってもまだ何回でも
立ち上がる。

「グラン!!!!!」

そして、前に進み、グランのいる部屋まで
もう少しの瞬間、高城は後ろから来る
誰かに吹っ飛ばされ前の壁に激突する
寸前で受け身の体制に入り、なんとか一命を
取り止める。

「あれれ?ヘイワッサー??」

誰だこいつ、このドレッドヘア。

木山の眼前に居るのは、黒い濃いサングラス
を付け、肌は焼けており、髪はドレッドヘア
で、背はやや高い。

「グラン、こいつら殺せばいいんダヨ~
ね? 」

そして、グランの居る部屋の扉が開く。

グランが出てきた。

「来たか、ボブ 」

「グラン勘弁シテヨ~ 日焼けサロン
行っテたんだからさ~ 」

「お前日焼けサロン行かなくても焼けてる
じゃんかyo!!」

高城は這い蹲りながらグランに近づき
グランの足元辺りで体制を変え、中腰になり
グランの足を払おうとするが、グランも
先を読み、高城の振り払おうとした足を
ジャンプして高城の右足を踏み潰す。

「あがあああああああああああ」

「見てないかと思ったかyo??」

木山の目は血走っていた。

「やめろォォォォォォォ」

グランに殴りかかる勢いで、木山は走った。

「ア~グランの前にはイカセナイよ?」

そして、木山の拳はボブの頬に直撃した。

「どけって言ってんだろうがあああああ」

ボブは木山の拳を持ち、床に倒した。

「ハジメテ キイタヨ?」

木山はボブに投げられ床に直撃した勢いで
吐血してしまう。

「がはっ!!!!!」

グランは高城の足を足でグリグリしながら

「ガイアナは危険視しろって言ってたんだけ
どyo!! そんなに強くないじゃんかyo!!」

高城は痛みに悶えながら、グランを睨む。

「てかyo!! 今気付いたんだけどyo!!
お前アサの旦那か?yo??」

高城は、口を開いた。

「だったらなんだよ 」

「これは、同盟破りって事でいいんだyo!!
な?  絶縁だけじゃあ済まさないyo!!」

「そしたらどうするんだ??」

グランはニコニコしながら。

「死ねyo!!!!!」

グランは高城の顔を蹴ろうとした、その時、
高城も自分の右足を潰す勢いで立ち上がり
グランの蹴りを避け、パンチをグランに
食らわした。

「…… 簡単には死なないかyo!!」

「ここで死ぬ訳にはいかないんだよ!!」

木山も高城の熱い思いを見た。

高城さんは諦めていない1%も諦めていない
勝てる可能性は限りなく0に近いのに、いや
下手したらそれより下なのに、それでも
あの人は…… 高城さんは、まだこの戦いに
勝利を、勝利を…… 期待しているんだ。

なら、僕はどうする?
このまま、ここで死ぬのか?

__ 勝て、勝て__

誰だ?

__潰せ、殺せ__

この声は、僕だ。

まだ、心の中にいる僕は諦めていないんだ。

本当に諦めが悪いな、でもこれが僕の良い所
初めて自分を好きになれた気がするよ。

そして、僕は立ち上がった。

ボブはそれを見て。

「ジャパンは特攻ダマシイがあるね~
マケイクサ?だっけ?ソレナノニモ関わらず
に挑む?バトル? カッコイイ!!!!!」

木山はボブの顎を立ち上がった勢いのまま
蹴り上げた。

「日本人舐めんな!!!!!」

ボブは顎を蹴られた勢いで上を向いた
そして、急いで木山を視線で追おうとした
その時上から木山はボブの後頭部目掛けて
蹴り下ろした。

「あ、コレは コレは …… キクネ~ 」

高城はその様子を見ていた。

そしたら、グランが高城の腹を蹴り

「余所見してんなyo!!!」

「今日まだ飯食ってねぇんだよ!!」

「それがなんだyo!! あれ、足を離せyo!!」

高城をグランに蹴られた足を手で抑え、
そして、肘を使いグランの足を折る
肘で何発も何発も叩いた。

「あああああクソがyooooooo!!!」

グランは高城から足を抜き去ろうとした
その時、高城はグランの足を持ち上げ
おもいきり壁に投げた。

「死ねェェェェェェグラン!!!」

「やめるんだyo…… 」

グシャ。

グランは壁に叩きつけられ、前頭葉が砕け
死んだ。


そして、ボブがグランにフラフラになり
ながら近づこうとしたその瞬間、高城が
ボブの動きに気づき、一瞬で蹴り
ボブも倒れた。

「木山…… 大丈夫か?」

高城はある事に気が付いた。

「やばい、やっちまった…… 」

____

____

G連合 本部室にて。

「ソウイエバ、グランからの連絡がコナイ
ナンデダロウ?」

ガイアナは不審がっていた。

マルセスが口を開き。

「グランの事だ!ただ忘れてるだけです」

ガイアナは足を組み替え。

「マルセスオマエトハチガウンダ、テメェー
のモノサシで測るな」

ガイアナはスマホでグランの事務所に
電話をした。

____

____

ピピピピピッ  

固定電話の鳴る音。

「なんの電話だ?」

高城が電話に気づく。

「木山…… なんか情報が掴めるかもしれない
電話に出ろ 」

木山は固定電話に近づき、電話に出た。

「ハイ~ ガイアナデースー 」

ガイアナだと…… 。

「もしもし 」

「アレ~? ソノコエハ~ グランデハ
ナイミタイデスネ~ 」
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