ヤンデレの妹がマジで俺に懐きすぎてだるい。

クロエ マトエ

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G連合編

絶対に勝てない戦いの幕開け

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マルセスの狂った声、否定的な罵詈雑言
決して仲間に迎えたくないと言う意味の
現れだろう。

「お前をG連合にいれるだと?舐めた事
言ってんじゃあねーぞ?? 」

力は無残にも、私の身体を痛めつけた、
わかってたこうなる事も、でも今はまだ
死ぬ訳にはいかない。

__シロが…… __

「舐めた事なんて言ってないよ、私が
アンタらの傘下に入るって言ってん
じゃん、悪い話では無いと思うよ? 」

シロがそこに居る、私はあいつの相棒だから
裏切られたとしても、周りから蔑まれよう
とも、この矢を貫いてはいけない。

「ねぇ?シロ、あれがアンタの上司件
相棒だっけ? 」

姉さんと相棒?
そんな事、ある訳が無い、何を言ってる?
俺は、ただの部下だ。

「違うと思います…… 」

ん、頭が痛い、え、なんだこの
映像は……、シロの頭の中に突然にして
映り出した。

「シロお前は相棒だ…… 」

何だよこれは……。

__

__

「ったくよ、どうなってんだよ 」

警視庁内部 、G連合を潰す為だけに
出来た組織部隊 極悪犯罪課
ゴクハンだ。

「アメリカ、イタリア、イギリス、
東京全部駄目だ、ったくよ、本当に
どうなってやがるんだ 」

「ガイアナを捕まえろ一刻も早く、
もう、札は出来てんだよ、クソッあの
女狐必ず逮捕してやるからな 、ゴクハン
捜査一員、死んでも捕らえろ 」

そう言うと、極悪犯罪課の一員は
敬礼し、 「はい!」と大きな声で
叫んだ。


__

__


「木山、そろそろ行くか 」
と、出ようとした、その時
BARの扉が開き、そして木山蹴り飛ばされた。

「おい、邪魔だよ? オメェー舐めて
んのか? 」

狂いたい程の事実、そして、その拳を
頬に決めようとしたその瞬間、高城が
手のひらで止めた。

「オメェー俺様が誰だかわかってんのか?
あ? G連合様だぞ 」

名前を言えばビビると思っている
みたいだ。

高城さんはさっきのG連合相手に
一歩も下がらなかった、それがどれだけ
すごいことか、そして、高城は眼前にいる
G連合の半グレを殴り倒し、それは見事な
一撃だ。

「まぁ……この程度だろ 」

そう言うと、後ろの方に
もう一人居たらしく。

「おい、そこの半グレ、ガイアナに
伝えとけ、必ず地獄を見せてやるってな 」

そういうと、半グレはナイフを
チラつかせながら、逃げ出して行った。

「高城さん逃して良かったんですか? 」

「ここで、全員ぶっ殺したら、ガイアナに
伝わんないだろ? 」

「伝わって良い物なんですか? 」

「これは、宣戦布告なんだ、そう
あの女の鼻っ柱を折る為の行動だ、こうして
負けた方が数十倍も悔しいはずだ 」

絶対に勝てない戦いの幕が上がって
しまった。
もう、お得意の逃げ去る事も出来ないし
泣き出す事も当然出来ない、だけど
戦ってみせる、後悔しない選択を
選ぶ。


負けたと決まった戦いだとしても……
0の勝機だとしても、僕は、歩き、拳を
握り、前を殴って行かないと行けない。


無駄?
わかってるよ、そんなの最初に
出会った頃から。


「必ず、僕は…… 」


___

___

命は無駄にしたくはないから、玉城は
抗う事を決意した。

「従順な下僕にでもなってやるよ 」

「あ?」

マルセスがナイフで斬りかかろうとした
その時、ガイアナがマルセスのナイフを
持ってる方の手を蹴り上げ、ナイフは
手から離れた。

「姉さん何するんすか 」


「マルセスお前は本当に単細胞ダネー
あの、玉城が下僕になるってイッテヤガル
ンダカラ、得ジャーン 」

偽帰国子女発言。


「いいんですか、姉さん? 」

「大丈夫ダーロ?シロがコッチには
インダカラ 」

死を抗えるなら、何度だって
立ち上がる。

「イインダヨ!!」

ガイアナにとっても、私を従者にするのは
得だ。だから、私は自分を捧げ、そして
自分の価値をガイアナに売った。

これしか方法が無いから……。

__

__

戦わないといけない、それが絶対に
勝てない戦いと分かっていても。

それが、僕と高城さんはそれしか
方法が分からないから……。

「G連合の派生の組のgR連合を潰しに
行くぞ……!!」

倒す相手は分かった、
そして、一歩、一歩踏み締め。
高城さんは僕の先をゆっくりと歩いた。

「分かりました…… 」

緊張が脳を走る、
もう後戻りは出来ないんだ……
だから、決して中途半端な気持ちで
いたら駄目なんだ。

高城は止まり、3階くらいある事務所に
指を向け。

「ここだ…… 」

看板には確かに_gR連合_と記されている、
そして、ここが唯一のG連合に近づく為の
場所だから……。

「木山こっからはもう逃げれないぞ」

恐怖と緊張
意思とその反対、

僕はそんな弱い気持ちを必死に抑えて
昔よりは確かに強くなれた。

愛衣待ってろ……、僕がお前を絶対に
救ってみせる。

「高城さん分かってます…… 」
鋭い眼光、目には闇しか映って無い
下手な希望はもう捨てた。
闇に染まる花は二度と光を見ない、
僕もまた染まりやすい人間だから……
きっと同じなのだろう。


「グラン…… 」

高城さんは何か吐露した。
上手く聞き取れなかったのだが、
多分、誰かの名前だろう。

「始まる…… 」

絶対に勝てない戦いの幕開け。

僕は、僕の力で__

「行くか…… 」

高城と木山は、
gR連合の事務所の中へと入って行った、
その姿はまさに剣を忘れても立ち上がって
戦いを無我夢中でする勇者のようでも
あった。

「はい!!」
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