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玉城とシロの過去編
え……?
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駄目だ。このままだと、また同じ悲劇の
繰り返しになる。絶対にそれだけは阻止
しないと。
でも、意味が無かった、だって……
玉城さんは、狂気そのものへと変貌し、
俺は、弱者になってしまった。
まるで、性格が入れ替わってしまった
かのように。
繰り返される地獄を玉城は知ってしまった。
この世界の汚さ、そして理不尽なまでの
悪逆を。
「玉城死ぬなよ?お前は俺個人に対して
喧嘩を売った! 」
もう無理だ。悪魔になってもこの不条理は
変わらないってのに、でも悪に染まれるのは
絶対な悪だけだ。
玉城さんもうやめなよ。
もう、勝つ道が浮かんで来ない。
このまま、きっと僕等は拷問されて
糞尿垂れ流しで死んじゃうんだ。
「お前如きに死んでたまるかバーカー 」
そういうと、拷問している男は
名を名乗り出した。
「お前みたいな女初めてみたわ!!
一応玉城てめぇーの冥土の土産に名前くらいは教えてやる、俺の名前は、小清水だ 」
「誰もお前の名前なんか聞いてねーよ 」
駄目だ。もう無理。
虚勢と建前。
人間の限界を超えてる気がした。
自分の足は絶対に見ない、見てしまえば
きっと精神が抑えられないし、痛みが倍増
する。
「次はどうする? クスリでも打って
やろうか? 」
錆び付いた匂い、鼻が曲がる程の
血生臭さ、きっとこれは、私の渇いた
血液の匂い。
「クスリって……何を打つ気なの? 」
「お前には特別にジャックでも注射
してやろうか? 」
「ジャックって何? 」
そう言うと、小清水は笑った。
「ふふふっ、何だよお前この世界にいて
ジャックも知らねーのか? ヘロインだよ
ヘロイン!! 高価な代物だけど、お前に
特別にイれてやるよ 」
やばいな。。
どうしよう。。
__
__
顔を上げろ、今一番苦しんでるのは
ZARAさんだ。
俺が泣いてたら駄目だろうが!!!!
映像は終わった。
「シロこれがお前の選んだ結果であり!!
結末なんだよ!! 」
このクソ野郎、絶対に殺してやる。
「弱虫がよ!何シャシャッてんだ?
俺に直接喧嘩も売れねーゴミがよ!! 」
「あ? 」
「何だ?耳ツ○ボか? 」
その瞬間、背後から
アロハシャツを着た男が登場してきた。
「おー龍牙 久しぶりだな 」
韋駄天 龍牙
半端組 最高幹部No.持ち。
「鮫島さん駄目っすよ、ムキになったら
そいつ完全に自分の方に矢印を向けてる
だけですから…… 」
余計な事を言いやがって。
「シロ俺もな、お前の絶望していくザマを
見たいんだわ 」
「お前らだけは!!!! 」
そう、言おうとしたその時
韋駄天が指示をした。
「シロの口 ガムテープで止めとけ 」
そしたら、後ろにいる二人が
シロの口にガムテープをした。
「んんーっ! ! 」
シロ、お前に飛びっきりのパーティーを
披露してやるよ。
「さて、終わらない宴でも始めようか?
シロ♪ 」
やめろ、頼むから
やめてくれ。
ZARAさんを、俺の憧れを殺さないで。
__
__
「どうする玉城?? 」
ヘロイン。薬物の王様。
注射した後に感じるのは陶酔感、それが
ヘロインの特徴的な部分。
「やってみなよ 」
どうせ、嫌だって言っても無意味。
なら、虚勢でも貼らないと。
「いい根性だな玉城 」
そして、私は打たれてしまった。
その時の陶酔感と快感は今でも忘れられない
身体がそれを欲しがっている。
「アヘッ イーヒッヒッヒッヒッ!!!!
アッハッハッハッハ!!!!! 」
壊れてしまった完全に。
「ねぇ、この鎖外してよ、そして、もっと
気持ちいい事したいな 」
「いいぜ~ じゃあ、ホテルにでも
いこっか? 」
まぁ、殺すのは、ヤッた後でもいいでしょ
こんな上物滅多にいないしな……。
鎖を外したその瞬間、私は壊れてはいるが
感覚と心情だけは消えてはいない。
鎖を外し終えると、私は無我夢中に狂犬
のように小清水の首を咬みちぎった。
「あっああ血がああああ!!! 」
「馬鹿かお前?? 私がお前の汚い
チ○コとヤるわけないだろ 」
狂った犬。
その女凶暴につき。
扱い注意。
数々の異名を持つ理由は、鮫島の直属の
部下である小清水の首を咬みちぎり、その
上でマウントポジションをして、顔を何発
も、何発も、殴った。
「この女…… うっ 」
よし、逃げよう。
そして、その時、小清水のポケットには
銃が入っており、玉城はそれを奪った。
「逃げないと…… 」
鮫島さんは、きっと私が逃げた事に
気づいてない、私とシロの間には硬いトビラ
があって、しかも防音ときた。
シロ、助けなくていいの?
このまま、逃げていいの?
ほんとにそれが正解なの?
やめろ、語りかけるな!!。
__
__
「んんーんんッ 」
「見てろ、お前の大好きな人が目の前で
泣きながら死んでいくのをな!!! 」
その瞬間、ZARAさんと目が合った
そして、ニッコリと笑ってくれた。
俺が、大好きだった貴方に今会えた気がした。最後のお別れ。
包丁をグサリと腹を刺した。
「シロ、泣くなよ!! それとぅぅ、
ごめんね、電話もしないで 」
「ZARAさん大丈夫ですよ…… ぅぅ
自分、怒ってませんから …… 」
「ねぇシロ?私、シロの事、大好き
だったんだよ! ! 」
「どうせまた、俺の事からかってるん
でしょ ふふっ 」
涙と笑み。
「違うぞ。 私は、お前の事を…… 」
「うるせーな!!黙れよ 」
龍牙は更に深く、深く、ZARAさんの
腹を刺した。
そして、ZARAさんは……。
繰り返しになる。絶対にそれだけは阻止
しないと。
でも、意味が無かった、だって……
玉城さんは、狂気そのものへと変貌し、
俺は、弱者になってしまった。
まるで、性格が入れ替わってしまった
かのように。
繰り返される地獄を玉城は知ってしまった。
この世界の汚さ、そして理不尽なまでの
悪逆を。
「玉城死ぬなよ?お前は俺個人に対して
喧嘩を売った! 」
もう無理だ。悪魔になってもこの不条理は
変わらないってのに、でも悪に染まれるのは
絶対な悪だけだ。
玉城さんもうやめなよ。
もう、勝つ道が浮かんで来ない。
このまま、きっと僕等は拷問されて
糞尿垂れ流しで死んじゃうんだ。
「お前如きに死んでたまるかバーカー 」
そういうと、拷問している男は
名を名乗り出した。
「お前みたいな女初めてみたわ!!
一応玉城てめぇーの冥土の土産に名前くらいは教えてやる、俺の名前は、小清水だ 」
「誰もお前の名前なんか聞いてねーよ 」
駄目だ。もう無理。
虚勢と建前。
人間の限界を超えてる気がした。
自分の足は絶対に見ない、見てしまえば
きっと精神が抑えられないし、痛みが倍増
する。
「次はどうする? クスリでも打って
やろうか? 」
錆び付いた匂い、鼻が曲がる程の
血生臭さ、きっとこれは、私の渇いた
血液の匂い。
「クスリって……何を打つ気なの? 」
「お前には特別にジャックでも注射
してやろうか? 」
「ジャックって何? 」
そう言うと、小清水は笑った。
「ふふふっ、何だよお前この世界にいて
ジャックも知らねーのか? ヘロインだよ
ヘロイン!! 高価な代物だけど、お前に
特別にイれてやるよ 」
やばいな。。
どうしよう。。
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顔を上げろ、今一番苦しんでるのは
ZARAさんだ。
俺が泣いてたら駄目だろうが!!!!
映像は終わった。
「シロこれがお前の選んだ結果であり!!
結末なんだよ!! 」
このクソ野郎、絶対に殺してやる。
「弱虫がよ!何シャシャッてんだ?
俺に直接喧嘩も売れねーゴミがよ!! 」
「あ? 」
「何だ?耳ツ○ボか? 」
その瞬間、背後から
アロハシャツを着た男が登場してきた。
「おー龍牙 久しぶりだな 」
韋駄天 龍牙
半端組 最高幹部No.持ち。
「鮫島さん駄目っすよ、ムキになったら
そいつ完全に自分の方に矢印を向けてる
だけですから…… 」
余計な事を言いやがって。
「シロ俺もな、お前の絶望していくザマを
見たいんだわ 」
「お前らだけは!!!! 」
そう、言おうとしたその時
韋駄天が指示をした。
「シロの口 ガムテープで止めとけ 」
そしたら、後ろにいる二人が
シロの口にガムテープをした。
「んんーっ! ! 」
シロ、お前に飛びっきりのパーティーを
披露してやるよ。
「さて、終わらない宴でも始めようか?
シロ♪ 」
やめろ、頼むから
やめてくれ。
ZARAさんを、俺の憧れを殺さないで。
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「どうする玉城?? 」
ヘロイン。薬物の王様。
注射した後に感じるのは陶酔感、それが
ヘロインの特徴的な部分。
「やってみなよ 」
どうせ、嫌だって言っても無意味。
なら、虚勢でも貼らないと。
「いい根性だな玉城 」
そして、私は打たれてしまった。
その時の陶酔感と快感は今でも忘れられない
身体がそれを欲しがっている。
「アヘッ イーヒッヒッヒッヒッ!!!!
アッハッハッハッハ!!!!! 」
壊れてしまった完全に。
「ねぇ、この鎖外してよ、そして、もっと
気持ちいい事したいな 」
「いいぜ~ じゃあ、ホテルにでも
いこっか? 」
まぁ、殺すのは、ヤッた後でもいいでしょ
こんな上物滅多にいないしな……。
鎖を外したその瞬間、私は壊れてはいるが
感覚と心情だけは消えてはいない。
鎖を外し終えると、私は無我夢中に狂犬
のように小清水の首を咬みちぎった。
「あっああ血がああああ!!! 」
「馬鹿かお前?? 私がお前の汚い
チ○コとヤるわけないだろ 」
狂った犬。
その女凶暴につき。
扱い注意。
数々の異名を持つ理由は、鮫島の直属の
部下である小清水の首を咬みちぎり、その
上でマウントポジションをして、顔を何発
も、何発も、殴った。
「この女…… うっ 」
よし、逃げよう。
そして、その時、小清水のポケットには
銃が入っており、玉城はそれを奪った。
「逃げないと…… 」
鮫島さんは、きっと私が逃げた事に
気づいてない、私とシロの間には硬いトビラ
があって、しかも防音ときた。
シロ、助けなくていいの?
このまま、逃げていいの?
ほんとにそれが正解なの?
やめろ、語りかけるな!!。
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「んんーんんッ 」
「見てろ、お前の大好きな人が目の前で
泣きながら死んでいくのをな!!! 」
その瞬間、ZARAさんと目が合った
そして、ニッコリと笑ってくれた。
俺が、大好きだった貴方に今会えた気がした。最後のお別れ。
包丁をグサリと腹を刺した。
「シロ、泣くなよ!! それとぅぅ、
ごめんね、電話もしないで 」
「ZARAさん大丈夫ですよ…… ぅぅ
自分、怒ってませんから …… 」
「ねぇシロ?私、シロの事、大好き
だったんだよ! ! 」
「どうせまた、俺の事からかってるん
でしょ ふふっ 」
涙と笑み。
「違うぞ。 私は、お前の事を…… 」
「うるせーな!!黙れよ 」
龍牙は更に深く、深く、ZARAさんの
腹を刺した。
そして、ZARAさんは……。
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