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玉城とシロの過去編
終わらない地獄
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完全に我を忘れていた。
自分が今、誰かの為に泣いているんだと
しかも、大好きだった……貴方の為に。
__
__
鮫島が眼前に現れ、鮫島が指を差した。
そして、その指差す方向を見つめた。
「え、ZARAさん……? 」
数年間、俺から姿を消した、あのZARAさん
ずっと探していた。ZARAはシロと会っても
目線を合わせる事は無かった。
「シロ、お前は忘れたかも知れないが
俺は、この目にある傷がお前を思い出す
度に疼いてしまうんだよ 」
鮫島は何を言っている。
疼く? なんの話だ……、そして、俺は鮫島の
顔をよく見たら、ある真実に辿り着いた。
「二年前、お前が河川敷で、チンピラだった
頃の俺を半殺しにした挙句、俺はお前に
謝った…… だがお前は俺に対するその拳を
止める事は無かった…… 」
シロは軽く舌打ちをした。
「お前はさ、俺に喧嘩を売ったんだよな?
二年前って言ったら、俺は暴虐無人で
有名だったはずだ…… 」
そう、俺が言うと。
何も言え無くなったのか、鮫島はZARAの
ほうに視線を送った。
「シロ、お前は今から、俺をボコした
事を死ぬ程後悔する…… その後悔は
いずれ、お前を殺すだろう 」
「何言ってんだ? 」
「まぁ、見てれば分かるよ…… 」
その瞬間、鮫島とZARAさんの座っている
椅子の後ろにあるテレビが映像を出した。
俺は、急な事に驚いたが
すぐに視線はテレビへと入った。
「や…… やめてよ、アンタら絶対に
タダじゃあ済まないからね 」
その、映像に映ってるのは
ZARAさんだった、複数人に手、足を
縛られ、拘束され、目からは
恐怖なのか、涙を流していた。
「やめてよ…… いやっ! 」
服は破かれ、下着が露わになってしまった
そして、その汚い手はスカートにまで
伸びてしまった。
「うぉぉ、でかいな、この胸で
パイ○リして貰えたら最高! ! 」
聞こえてくるのは、汚い言葉ばかりだ……。
やめてくれ、やめてくれよ。
「シロ、お前は見ろ、このお前の憧れた
女の結末をな…… 」
見れない、視線を外したい。
「おい、お前ら、こいつの顔を抑えろ
1秒足りとも視線を外させるな 」
その、瞬間、俺の後ろから
二人来て、二人が手で、俺の顔が
抑えられ、無理矢理画面を見せられた。
もうその先は、皆さんもわかるだろう。
性行為に狂うZARAさんが居た、俺の目から
は、出し切れない程の涙が溢れていた。
絶望を知った。
「あ、あんっあ、ああ、やだよ、やだああ
ああああ 」
何でだよ、何でだよ。
俺は、助けられなかったのか?
ニヤリと笑う、鮫島を見た。
鮫島の下半身は、ZARAさんの下半身と
交じり合う。吐き気がする。そして。
「もっと、気持ち良くなろっか? 」
その瞬間、ZARAさんの肌に注射が
刺さった、何かを注入したのか。
「あっ、あっ!アッハッハッハッハッハッ
ハッハ!!!! 」
今、何をしたんだ?
「シロ今のは、シャブだ! 」
怒りより、殺意
殺す、殺す、殺す、殺す、殺す。
目は狂気染み、狂犬が如く
鮫島を見つめた。
「シロ、俺が見たかったのは、その顔だ
そのお前の中にある絶望感だ!!
楽しいな…… 」
このゴミ野郎、絶対に殺してやる。
そしたら、画面内から
俺の名を呼ぶ声が聞こえた。
「いやあああ、アッハッハッハッハッハッハ
ぅぅ、シロ助けて…… ああああああああ 」
今から助けるよ。
駄目だ、もう無理なのに。
神よ、お願いします、もう一度時間を
戻して。
___
___
「玉城、お前生きてる?鮫島から
拷問しろとは言われたけど 」
息を吐き、息を吸う。
痛みが消えない。
「次は、スタンガンかな、あれ違うからね
鮫島からの指示でしてんだから、俺には
罪無いからね、死んだとしても恨まない
でね 」
スタンガンを玉城に当てる。
玉城は、失禁してしまう、椅子からは
尿が溢れ出ていた。
この、拷問はいつまで続くの?
もう、無理……。
シロのせいだ、シロが鮫島さんに刃向かう
から、こうなった、こうなった。
あいつさえ死ねば、私は助かる。
「えっと、次は、何これ、穴棒
膝に穴を開ける為の物か…… 」
え?嘘でしょ。
「やめてよ、そんなの耐えられる訳が
無い、死んじゃうよ 」
膝にこの尖った先端を向けて、両手
棒を挟み、原始人が火を起こす容量で
棒を右に回し、穴を開ける。
「あ、ああああ熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い痛い痛いいやああああああ 」
終わらない地獄が始まった。
更に、更に強く。
「穴が開くああああああああああああ
いやああああああああ」
無理、殺して。
死にたい、誰か。
「あれ?喋らなく無った?死んだのか?
いや、まだ息がある 、続けよう 」
ん?上を向いたら、先程まで苦しんでいた
玉城なのか?
目が怒りすら通り越して、無関心のようにも
見える。
人間は怒りを超えてしまったなら
そのあとは、無になるか、更なる怒りが復讐
を呼び、激化する。
「どうした?拷問員? 」
5時間近く拷問した結末なのか?
玉城がニッコリと笑みを浮かべた。
「まだやらないのか? 」
あんなに、鮫島さんの前では
泣き喚いてたのに。
俺の前では調子に乗った態度を向ける
んだな。
「まだ、終わらないぞ 玉城 」
自分が今、誰かの為に泣いているんだと
しかも、大好きだった……貴方の為に。
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鮫島が眼前に現れ、鮫島が指を差した。
そして、その指差す方向を見つめた。
「え、ZARAさん……? 」
数年間、俺から姿を消した、あのZARAさん
ずっと探していた。ZARAはシロと会っても
目線を合わせる事は無かった。
「シロ、お前は忘れたかも知れないが
俺は、この目にある傷がお前を思い出す
度に疼いてしまうんだよ 」
鮫島は何を言っている。
疼く? なんの話だ……、そして、俺は鮫島の
顔をよく見たら、ある真実に辿り着いた。
「二年前、お前が河川敷で、チンピラだった
頃の俺を半殺しにした挙句、俺はお前に
謝った…… だがお前は俺に対するその拳を
止める事は無かった…… 」
シロは軽く舌打ちをした。
「お前はさ、俺に喧嘩を売ったんだよな?
二年前って言ったら、俺は暴虐無人で
有名だったはずだ…… 」
そう、俺が言うと。
何も言え無くなったのか、鮫島はZARAの
ほうに視線を送った。
「シロ、お前は今から、俺をボコした
事を死ぬ程後悔する…… その後悔は
いずれ、お前を殺すだろう 」
「何言ってんだ? 」
「まぁ、見てれば分かるよ…… 」
その瞬間、鮫島とZARAさんの座っている
椅子の後ろにあるテレビが映像を出した。
俺は、急な事に驚いたが
すぐに視線はテレビへと入った。
「や…… やめてよ、アンタら絶対に
タダじゃあ済まないからね 」
その、映像に映ってるのは
ZARAさんだった、複数人に手、足を
縛られ、拘束され、目からは
恐怖なのか、涙を流していた。
「やめてよ…… いやっ! 」
服は破かれ、下着が露わになってしまった
そして、その汚い手はスカートにまで
伸びてしまった。
「うぉぉ、でかいな、この胸で
パイ○リして貰えたら最高! ! 」
聞こえてくるのは、汚い言葉ばかりだ……。
やめてくれ、やめてくれよ。
「シロ、お前は見ろ、このお前の憧れた
女の結末をな…… 」
見れない、視線を外したい。
「おい、お前ら、こいつの顔を抑えろ
1秒足りとも視線を外させるな 」
その、瞬間、俺の後ろから
二人来て、二人が手で、俺の顔が
抑えられ、無理矢理画面を見せられた。
もうその先は、皆さんもわかるだろう。
性行為に狂うZARAさんが居た、俺の目から
は、出し切れない程の涙が溢れていた。
絶望を知った。
「あ、あんっあ、ああ、やだよ、やだああ
ああああ 」
何でだよ、何でだよ。
俺は、助けられなかったのか?
ニヤリと笑う、鮫島を見た。
鮫島の下半身は、ZARAさんの下半身と
交じり合う。吐き気がする。そして。
「もっと、気持ち良くなろっか? 」
その瞬間、ZARAさんの肌に注射が
刺さった、何かを注入したのか。
「あっ、あっ!アッハッハッハッハッハッ
ハッハ!!!! 」
今、何をしたんだ?
「シロ今のは、シャブだ! 」
怒りより、殺意
殺す、殺す、殺す、殺す、殺す。
目は狂気染み、狂犬が如く
鮫島を見つめた。
「シロ、俺が見たかったのは、その顔だ
そのお前の中にある絶望感だ!!
楽しいな…… 」
このゴミ野郎、絶対に殺してやる。
そしたら、画面内から
俺の名を呼ぶ声が聞こえた。
「いやあああ、アッハッハッハッハッハッハ
ぅぅ、シロ助けて…… ああああああああ 」
今から助けるよ。
駄目だ、もう無理なのに。
神よ、お願いします、もう一度時間を
戻して。
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「玉城、お前生きてる?鮫島から
拷問しろとは言われたけど 」
息を吐き、息を吸う。
痛みが消えない。
「次は、スタンガンかな、あれ違うからね
鮫島からの指示でしてんだから、俺には
罪無いからね、死んだとしても恨まない
でね 」
スタンガンを玉城に当てる。
玉城は、失禁してしまう、椅子からは
尿が溢れ出ていた。
この、拷問はいつまで続くの?
もう、無理……。
シロのせいだ、シロが鮫島さんに刃向かう
から、こうなった、こうなった。
あいつさえ死ねば、私は助かる。
「えっと、次は、何これ、穴棒
膝に穴を開ける為の物か…… 」
え?嘘でしょ。
「やめてよ、そんなの耐えられる訳が
無い、死んじゃうよ 」
膝にこの尖った先端を向けて、両手
棒を挟み、原始人が火を起こす容量で
棒を右に回し、穴を開ける。
「あ、ああああ熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い痛い痛いいやああああああ 」
終わらない地獄が始まった。
更に、更に強く。
「穴が開くああああああああああああ
いやああああああああ」
無理、殺して。
死にたい、誰か。
「あれ?喋らなく無った?死んだのか?
いや、まだ息がある 、続けよう 」
ん?上を向いたら、先程まで苦しんでいた
玉城なのか?
目が怒りすら通り越して、無関心のようにも
見える。
人間は怒りを超えてしまったなら
そのあとは、無になるか、更なる怒りが復讐
を呼び、激化する。
「どうした?拷問員? 」
5時間近く拷問した結末なのか?
玉城がニッコリと笑みを浮かべた。
「まだやらないのか? 」
あんなに、鮫島さんの前では
泣き喚いてたのに。
俺の前では調子に乗った態度を向ける
んだな。
「まだ、終わらないぞ 玉城 」
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