ヤンデレの妹がマジで俺に懐きすぎてだるい。

クロエ マトエ

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もう一つの物語編

歪み

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saa
グラビアアイドルの中でも異端児
胸はHカップ、そして、グラビア雑誌に
引っ張りだこ、そしてテレビでもよく見かける、そんな有名グラドルが妹と知り合い
って中々やばいな。

「愛衣よ!! お兄ちゃんからのお願いが
ある 」

「ん?なに?」

「saa様を紹介して下さい!!!! 」

「無理 」

必死にお願いをするけど、愛衣は無理の
一点張り。

「お兄ちゃん私、saa とは仲悪いの 」

「そうなの?」

「うん、ごめんね」

「まぁいいか」

そして、二人は会話をまとめ、一刻も
その場から立ち去ろうとした瞬間

「あっ!? ssszじゃん 」

sssz
簡単に言うと、超ド級モデル、
7千万人に一人の割合、当然ながら
まわりのモデル、アイドル、女優にも
有名である。

「おーい! 愛衣! 」

その声が聞こえた瞬間。

「バレちゃった…… 」

愛衣の影響力は凄く、雑誌とかテレビに
五年くらい出なくなっても愛衣の知名度は
未だにトップ10に入っている。

「やっぱり愛衣じゃん 」

眼前に来たsaa が、てか胸でかいな
妹の胸は極貧だ、なんか妹も見比べられた
のがわかったのか知らないが、僕の靴を
おもいっきり踏んだ。

「いたっ 」

「で?どうしたの?saaは? 」

「いやいや、こっちのセリフだわ!!
アンタを探すのに色々なモデル会社とか
アイドルの会社とか、女優の育成場とか
色々動き回ってるんだよ 」

「そうなんだ~ 私、いま、てか前から
イラストレーターやってるからそっち関係は
お断りかな 」

そういうと、saaさまは僕の方を見てきた。

「アンタ彼氏か?」

兄妹でベタベタしながら歩いてるって
バレると絶対に気持ち悪がられるし、てか
まてよ彼氏がいるって知られた方が
こいつらから逃げれるじゃん。

「そうだよ 」

そういうと、愛衣は照れた。

「アンタ 自分がどんな娘と付き合って
んのか 分かってんのか? 」

超ド級です。

「うん……多分 」

「ナヨナヨした彼氏だな 」

すごいボロクソ言われた、しかもsaa様に
なんか泣けてきた。

「ナヨナヨしてないもん! 」

それを言った瞬間、saaは愛衣の口を
手でつまみ

「うっさいわ!! あのな!! 愛衣お前は
才能のかたまり、神直々の顔、そんな
娘が急に消えて業界はパニックに陥ったわ
わかってるのか!! 」

すごいな愛衣、5年くらいずっと消えてた
のに、やっぱり知名度は変わらない。
街中のインタビューでも確か

「あなたの永遠の存在って? 」

「やっぱり愛衣ですね、すごいかわいくて
だけど、急に消えちゃいましたからね 」

「愛衣しかいません!!我々アイヲタの
永遠の存在です!!!!」

そんなインタビューが前にあったな。

「愛衣お前の事、全然諦めてないからな
みんな 」

「そうなんだ…… 」

普通なら忘れてもいい年数なのに
何故愛衣ここまで知名度が落ちなかった?

「なぁ saa 」

ある前の日。

「どうしたん?社長?」

「愛衣ってモデルを知っているか? 」

「一応仲は良かったからしってはいますよ」

「愛衣は絶対に手に入れる、一億だろうが
10億だろうともな 」

「愛衣って極貧、Aカップですよ
ウチの事務所って最低でもE以上じゃない
ですか、意味ないんじゃあないんですか?」

そういうと、社長は真剣な表情で。

「あの娘は特別だ、どれだけの権力者が
あの娘を応援してると思っている!!
私が知ってるなかでは一流企業は全部 」

「そうなんですか…… 」

愛衣も当然ながらかわいいのだが
スポンサーの企業がエグいのである。

「必ず愛衣を見つける 」

愛衣の可愛さは普通では無い。


「愛衣また モデルしよ 」

「私がいないほうが、だっていいでしょ?
みんなから私嫌われてるし 」

saaはふと、昔を思い出した。

私が、ラジオの収録の時にスポンサーの
企業の名前を読むことが出来なくて
失敗して、ラジオのプロデューサーは
酷く叱られ、私は今にでも泣きそうに
なってしまった。

「なんで落ち込んでんの?アンタ?」

私は、視線上げた
それは誰もが知っている有名人だった。

「ラジオの収録の時に、最後に
スポンサーの企業の名前読めなくて 」

「え?どれ?」

「これなんだけど 」

「あー 葬儀の会社で、ここはね
あむだらって読むんだよ 」

その瞬間、偉い感じのおじさんが
プロデューサーのいる部屋へと入ろうと
とした。

「あ、!社長! 」

「気安く呼ぶな」と見た瞬間
社長は苛々としていのか、まわりを見て
いなくて愛衣と目が合う葬儀会社の社長。

「愛衣ちゃん!! 」

「お孫さんに例のプレゼント気に入って
くれましたか?」

「あ、ありがとうな、本当に愛衣ちゃんには頭が上がらないよ 」

私とは違う世界の人、そして愛衣は

「ねぇ許してあげてよ、この娘さ
私の友達だからさ 」

まだ全然知名度とかなかった私に
愛衣は私を全力で庇ってくれた。

「いいよ 」

でも、もうそんな強い愛衣はいない。
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