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もう一つの物語編
雲行きが怪しい
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ただ、真っ直ぐに車を走らせた
車内トークは無く、車の中は沈黙のみが
残る。
「ナンバー 、か125△ 渋谷番です 」
ナンバーはどうやら、もう調べて来たらしい
早いと言うか、恐ろしいと言うか
行動はたしかにはやい。
「渋谷番か…… 厄介だな 」
少し弱音を吐く バラキ
「特定はできないのか? 」
「そういう番号の管理会社ってのは
インターネットのサイトの裏側に番号と
住所を一括で管理しているんだけど
渋谷番だけは、住所をネットに記載して
ない…… 」
「つまりは?どういうことだ? 」
「ハッカーとか、特定厨ってのは
インターネットの情報から更に更に
絞って明らかな情報アドレスから辿って
そこから見つける 、だから原点が無ければ
探すのは不可 」
そう言うと、G連合の奴は
バラキの胸ぐらを掴み
「このガキふざけんなよ!!ここまで
俺たち動かしてといて、無理じゃあ
通らないんだよ!! 」
「でも、ニッカプラスの住人達なら
僅かな情報でも特定はできる」
ニッカプラス
史上最強のハッカー集団、企業の裏金
某ゲリラ組織の壊滅など、色々と業績を
あげている。
「cxmgpwdtwa2892868050 」
「なんの番号だ? 」
「番号じゃないよ、ニッカプラスの
招待IDだよ 」
特定など、色々と依頼出来るサイトも
ある、携番など、メアドからも特定は
出来るらしい。
「長いな…… で!? お前がそいつら
頼んでくれんのか? 」
「頼まないよ…… ニッカプラスの
専用のソフトウェアを借りる 」
「出来んのか? 」
「専用のウェアとか、アプリケーション
とかあれば、赤ちゃんでもできるよ 」
部屋は暗く、淀んだ空気
そこに慣れてしまえば、普通の生活には
戻れない、てか、普通とは一体?。
「ついたぞ 愛衣 起きろ 」
車の中で寝てしまったらしい、起こそうと
したが、完全に熟睡してる為、全く
起きない。
僕は、愛衣をおんぶした、そして
家の扉を開けた
「到着 …… 」
いつ見ても愛衣の寝顔は綺麗だな
僕がウットリとしてしまう程にね
「んっ…… んん ついたの?
お兄ちゃん? 」
まぶたを手で擦りながら、愛衣は目覚めた
愛衣の息が首元にかかる。
「あぁ…… 」
愛衣は僕の背中に顔を当て、涙を流した
「ぅぅ…… 」
怖い思いをしたからな、その反動で
泣いてしまったのだろう、そして
愛衣の口から意外な言葉が出てきた
「ママ パパ 会いたいよ…… ぅぅ 」
医者が言うには、一時的な感情の麻痺
記憶の麻痺が治っただけだと言う、すぐまた
元に戻るらしい、その通りだった
2時間も経過すれば妹はまた甘えん坊な
姿に戻ってしまった。
「お兄ちゃん大好きだよっ//////」
また同じ日々の愛衣へと戻った、そして
自分もなんだか余計に分からなくなってきた
本当の愛衣はどっちなんだ?
僕を生理的に無理と言う愛衣か
それとも、大好きと言って甘えてくる
愛衣なのか……
「僕もだよ…… 」
そう言う事しか出来なかった、その瞬間
僕のスマホが鳴った、スマホの画面には
司と表示されている。
「どうしたんだろ…… 急に ? 」
僕はスマホをタッチし、通話に出た
そうすると、周りの音がうるさく、僕は
つい、スマホを床に投げてしまった
「うるさっ!! なにこれ? 」
そうすると、ドリルの音のような、
そんな音が聞こえてきた
「んっ?なんなんだよ…… 」
そして、再度スマホに耳を向けると
今度はまた違った音が流れた
「うっ…… う、うあああああああああああ
あああああ!!彼女だけは、彼女だけはああ
あああああああ見逃してくれ、うっ…… 」
「はーい ダメデース、残念だけど
彼女は我々がシャブ漬けにして殺しちゃい
ましたよ イヒヒ 」
金属音、声が反響している
場所は、嫌無理だ、これだけでは特定不可
一体なんなんだ?
「木山ちゃん??? 見てる 聞いてる?
耳にちゃんと当ててるかい?ねぇ???
ねぇ…… ねぇ!!!! 」
気持ち悪い、なんなんだよ。
そう言うと、妹はスマホの通話を切った
そして、電源を落とした。
「あれれ?切れちゃった、せっかく
身代金でも要求しようかなって思ってた
のにな~ 」
「そういうのは無しだと言っただろうが
あ? 」
「ただの小遣い稼ぎ程度ですよ
だから心配は結構です 」
そんな二人が見つめる先には、椅子で
縛られ、涙を流している男が居た
「てかよ、お前さ 使えないな!! 」
「バーカ !! 俺が親友を売るわけ
ねぇだろうが 」
「変な正義感もよ、程々にしとけよ
ゴミクズ 、あー役割り何も果たせなかった
ゴミクズを今から処刑します 」
「…… 」
「怖いかい?司ちゃん~ イヒヒ 」
車内トークは無く、車の中は沈黙のみが
残る。
「ナンバー 、か125△ 渋谷番です 」
ナンバーはどうやら、もう調べて来たらしい
早いと言うか、恐ろしいと言うか
行動はたしかにはやい。
「渋谷番か…… 厄介だな 」
少し弱音を吐く バラキ
「特定はできないのか? 」
「そういう番号の管理会社ってのは
インターネットのサイトの裏側に番号と
住所を一括で管理しているんだけど
渋谷番だけは、住所をネットに記載して
ない…… 」
「つまりは?どういうことだ? 」
「ハッカーとか、特定厨ってのは
インターネットの情報から更に更に
絞って明らかな情報アドレスから辿って
そこから見つける 、だから原点が無ければ
探すのは不可 」
そう言うと、G連合の奴は
バラキの胸ぐらを掴み
「このガキふざけんなよ!!ここまで
俺たち動かしてといて、無理じゃあ
通らないんだよ!! 」
「でも、ニッカプラスの住人達なら
僅かな情報でも特定はできる」
ニッカプラス
史上最強のハッカー集団、企業の裏金
某ゲリラ組織の壊滅など、色々と業績を
あげている。
「cxmgpwdtwa2892868050 」
「なんの番号だ? 」
「番号じゃないよ、ニッカプラスの
招待IDだよ 」
特定など、色々と依頼出来るサイトも
ある、携番など、メアドからも特定は
出来るらしい。
「長いな…… で!? お前がそいつら
頼んでくれんのか? 」
「頼まないよ…… ニッカプラスの
専用のソフトウェアを借りる 」
「出来んのか? 」
「専用のウェアとか、アプリケーション
とかあれば、赤ちゃんでもできるよ 」
部屋は暗く、淀んだ空気
そこに慣れてしまえば、普通の生活には
戻れない、てか、普通とは一体?。
「ついたぞ 愛衣 起きろ 」
車の中で寝てしまったらしい、起こそうと
したが、完全に熟睡してる為、全く
起きない。
僕は、愛衣をおんぶした、そして
家の扉を開けた
「到着 …… 」
いつ見ても愛衣の寝顔は綺麗だな
僕がウットリとしてしまう程にね
「んっ…… んん ついたの?
お兄ちゃん? 」
まぶたを手で擦りながら、愛衣は目覚めた
愛衣の息が首元にかかる。
「あぁ…… 」
愛衣は僕の背中に顔を当て、涙を流した
「ぅぅ…… 」
怖い思いをしたからな、その反動で
泣いてしまったのだろう、そして
愛衣の口から意外な言葉が出てきた
「ママ パパ 会いたいよ…… ぅぅ 」
医者が言うには、一時的な感情の麻痺
記憶の麻痺が治っただけだと言う、すぐまた
元に戻るらしい、その通りだった
2時間も経過すれば妹はまた甘えん坊な
姿に戻ってしまった。
「お兄ちゃん大好きだよっ//////」
また同じ日々の愛衣へと戻った、そして
自分もなんだか余計に分からなくなってきた
本当の愛衣はどっちなんだ?
僕を生理的に無理と言う愛衣か
それとも、大好きと言って甘えてくる
愛衣なのか……
「僕もだよ…… 」
そう言う事しか出来なかった、その瞬間
僕のスマホが鳴った、スマホの画面には
司と表示されている。
「どうしたんだろ…… 急に ? 」
僕はスマホをタッチし、通話に出た
そうすると、周りの音がうるさく、僕は
つい、スマホを床に投げてしまった
「うるさっ!! なにこれ? 」
そうすると、ドリルの音のような、
そんな音が聞こえてきた
「んっ?なんなんだよ…… 」
そして、再度スマホに耳を向けると
今度はまた違った音が流れた
「うっ…… う、うあああああああああああ
あああああ!!彼女だけは、彼女だけはああ
あああああああ見逃してくれ、うっ…… 」
「はーい ダメデース、残念だけど
彼女は我々がシャブ漬けにして殺しちゃい
ましたよ イヒヒ 」
金属音、声が反響している
場所は、嫌無理だ、これだけでは特定不可
一体なんなんだ?
「木山ちゃん??? 見てる 聞いてる?
耳にちゃんと当ててるかい?ねぇ???
ねぇ…… ねぇ!!!! 」
気持ち悪い、なんなんだよ。
そう言うと、妹はスマホの通話を切った
そして、電源を落とした。
「あれれ?切れちゃった、せっかく
身代金でも要求しようかなって思ってた
のにな~ 」
「そういうのは無しだと言っただろうが
あ? 」
「ただの小遣い稼ぎ程度ですよ
だから心配は結構です 」
そんな二人が見つめる先には、椅子で
縛られ、涙を流している男が居た
「てかよ、お前さ 使えないな!! 」
「バーカ !! 俺が親友を売るわけ
ねぇだろうが 」
「変な正義感もよ、程々にしとけよ
ゴミクズ 、あー役割り何も果たせなかった
ゴミクズを今から処刑します 」
「…… 」
「怖いかい?司ちゃん~ イヒヒ 」
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