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もう一つの物語編
弱さ故に……
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「うわっ!!危ねぇー! ! 」
刺されそうになった司、そしてその
攻撃を防いだ高城。
「で?なんでここにいんの?」
言い訳すら思い付かない、それを見て
司が察したのか
「すいません…… こいつ俺の古い
友人でして、久しぶりにバッタリ会って
しまったのものでして、それで俺が
誘っちゃったんです無理矢理に 」
そう話してると、G連合は撤退した
そして、リーダーっぽい人が僕を見て
一言。
「また会おうね お兄様~ 」
二度とごめんだ。
会いたくなんかない、だが僕は思った
僕は、弱いんだと。
そして、リーダーっぽい人も去った。
「あっそ。 てか、スマホなんか
すごい鳴ってない?木山 ? 」
緊急事態発生中で、中々スマホが
見れなかった、そして僕はスマホを開いた
Cメール99件、着信70件、と表示された
瞬間、またスマホが鳴り出す
メールにて
「お兄ちゃんごめんなさい ごめんなさい
ごめんなさいごめんなさい 帰ってきて
くださいごめんなさい」
どうやら、愛衣は僕が愛衣を見捨てたのか
と勘違いしている、そして僕はメールを
した、
今から帰ると。
その瞬間、妹から電話が掛かってくる
僕は通話ボタンを押した。
「もしもし 」
「お兄ちゃああああああああん!!!
いまなにしてるの? だれといるの?
どこにいるの? なんで電話出なかったの?
メールも返してくれないのうぅ うぅ……
お兄ちゃん早く帰ってきて うああああああ
あああああ!! 」
スピーカーにしてなくても、周りには
ダダ漏れ状態。
「わかったよ…… すぐに帰るから
ちょっと待ってて 」
「すぐっていつ? ねぇ!!!!
私、寂しくて手首切っちゃったよ……
ぅぅ 」
「馬鹿ッ!! なにしてんだよ……
今すぐティッシュで血抑えとけ
すぐに帰るから 」
「お兄ちゃんごめんなさいぅぅ
ああああああああ お兄ちゃんごめんなさい
ぅぅ 」
でも、今の僕に妹を責める資格なんてない
100%僕が悪いからだ。
「今から帰るから!! いいな!!
なにもするなよ、切るからな 」
スマホの通話を切った。
「すいません、帰ります 」
「木山!!! ! 」
怒りながら僕の名を呼ぶ高城
「すいません!! お叱りなら明日
いくらでも受けます!!今は帰らせて
下さい。 」
「妹ちゃん寂しがらせるな……
早く帰れ 」
「すいません!!すいません!!
本当に!! 」
僕は、無我夢中に走り、愛衣の待つ
お家に帰る。
「木山…… お前は俺みたいになるなよ 」
木山の残像を見ながら
一人言葉を吐いた。
そして、僕は鍵を開け、家の中に
入る。
「ただいま…… 」
部屋暗っ!! なんて思いながら
妹が待つリビングへと足を運ぼうと
した瞬間、お腹に何か重いものが当たった
「いてて…… なんなんだ? 」
明かりをつけた、そしたら、僕の
腰ら辺を抱き締めてる愛衣の姿があった
「愛衣…… ごめんな…… 」
そう言うと、愛衣の目には涙が浮かんだ。
「お兄ちゃあああああああん…… 」
こんなにも、小さいのか
そんな小さな命をも、僕は……。
弱さ故の過ち、妹よ、こんな愚かな
兄を許してくれ。
「仕事なんて行かなくてもいいから!!
私嫌だよ、こんな寂しくなるなら……
お兄ちゃん行かないでよ……ぅぅ 」
妹には嫌いな物が三つある。
長ネギ
虫
寂しさ
その三つが妹は大の嫌いだ。
「だけど、行かなかったら
飢え死にするぞ ふふっ 」
そう言うと、妹は真顔でこちらを見た
「いいよ…… お兄ちゃんが一緒なら
私、死ねるから 」
血がポタポタと床に流れる、先程
妹が言ってたリストカットの事だろう。
「血…… 抑えろ 」
「なんで?お兄ちゃん? 」
「私ね、お兄ちゃんと血が大好きなの
血を見てるとね、私の中のアドレナリン
が湧きだすの! 」
血と僕が妹にとっては同等な立場。
「いいから抑えろ!!」
「なんでそんな強く言うの?お兄ちゃん?
私の事嫌いなの? それとも、もしかして?
私以外に女がいるの?ねぇ? ねぇ!!?
お兄ちゃん? 何で黙ってんの?ねぇ!!?
殺すよ…… 」
幼い妹の性格にも難点があり、時より
医師が言うには狂気な性格もあると言う
一種の二重人格だと。
「落ち着け…… 僕は、ただ心配してる
だけなんだ 」
それは本当にそうだ、僕は妹以外に
家族は居ない、だからこそ僕は愛衣の
為なら鬼にでもなれる。
弱い鬼だかな……。
「本当に?? 私以外に女はいないの?
本当の本当の本当に?? 信じてもいいの?
信じて大丈夫なの?もしまた不安になったら
どうすればいい?私ねお兄ちゃんが仕事に
行ってる時寂しくていつもいつもリスカ
してるんだよ…… ほら見てよ お兄ちゃん 」
そこに在るのは、無数にある
リスカ痕だった、いつのまに、なんで
こんなに手が、腕がグチャグチャなんだ?
どうして、どうして
僕は気づかなかった……?
刺されそうになった司、そしてその
攻撃を防いだ高城。
「で?なんでここにいんの?」
言い訳すら思い付かない、それを見て
司が察したのか
「すいません…… こいつ俺の古い
友人でして、久しぶりにバッタリ会って
しまったのものでして、それで俺が
誘っちゃったんです無理矢理に 」
そう話してると、G連合は撤退した
そして、リーダーっぽい人が僕を見て
一言。
「また会おうね お兄様~ 」
二度とごめんだ。
会いたくなんかない、だが僕は思った
僕は、弱いんだと。
そして、リーダーっぽい人も去った。
「あっそ。 てか、スマホなんか
すごい鳴ってない?木山 ? 」
緊急事態発生中で、中々スマホが
見れなかった、そして僕はスマホを開いた
Cメール99件、着信70件、と表示された
瞬間、またスマホが鳴り出す
メールにて
「お兄ちゃんごめんなさい ごめんなさい
ごめんなさいごめんなさい 帰ってきて
くださいごめんなさい」
どうやら、愛衣は僕が愛衣を見捨てたのか
と勘違いしている、そして僕はメールを
した、
今から帰ると。
その瞬間、妹から電話が掛かってくる
僕は通話ボタンを押した。
「もしもし 」
「お兄ちゃああああああああん!!!
いまなにしてるの? だれといるの?
どこにいるの? なんで電話出なかったの?
メールも返してくれないのうぅ うぅ……
お兄ちゃん早く帰ってきて うああああああ
あああああ!! 」
スピーカーにしてなくても、周りには
ダダ漏れ状態。
「わかったよ…… すぐに帰るから
ちょっと待ってて 」
「すぐっていつ? ねぇ!!!!
私、寂しくて手首切っちゃったよ……
ぅぅ 」
「馬鹿ッ!! なにしてんだよ……
今すぐティッシュで血抑えとけ
すぐに帰るから 」
「お兄ちゃんごめんなさいぅぅ
ああああああああ お兄ちゃんごめんなさい
ぅぅ 」
でも、今の僕に妹を責める資格なんてない
100%僕が悪いからだ。
「今から帰るから!! いいな!!
なにもするなよ、切るからな 」
スマホの通話を切った。
「すいません、帰ります 」
「木山!!! ! 」
怒りながら僕の名を呼ぶ高城
「すいません!! お叱りなら明日
いくらでも受けます!!今は帰らせて
下さい。 」
「妹ちゃん寂しがらせるな……
早く帰れ 」
「すいません!!すいません!!
本当に!! 」
僕は、無我夢中に走り、愛衣の待つ
お家に帰る。
「木山…… お前は俺みたいになるなよ 」
木山の残像を見ながら
一人言葉を吐いた。
そして、僕は鍵を開け、家の中に
入る。
「ただいま…… 」
部屋暗っ!! なんて思いながら
妹が待つリビングへと足を運ぼうと
した瞬間、お腹に何か重いものが当たった
「いてて…… なんなんだ? 」
明かりをつけた、そしたら、僕の
腰ら辺を抱き締めてる愛衣の姿があった
「愛衣…… ごめんな…… 」
そう言うと、愛衣の目には涙が浮かんだ。
「お兄ちゃあああああああん…… 」
こんなにも、小さいのか
そんな小さな命をも、僕は……。
弱さ故の過ち、妹よ、こんな愚かな
兄を許してくれ。
「仕事なんて行かなくてもいいから!!
私嫌だよ、こんな寂しくなるなら……
お兄ちゃん行かないでよ……ぅぅ 」
妹には嫌いな物が三つある。
長ネギ
虫
寂しさ
その三つが妹は大の嫌いだ。
「だけど、行かなかったら
飢え死にするぞ ふふっ 」
そう言うと、妹は真顔でこちらを見た
「いいよ…… お兄ちゃんが一緒なら
私、死ねるから 」
血がポタポタと床に流れる、先程
妹が言ってたリストカットの事だろう。
「血…… 抑えろ 」
「なんで?お兄ちゃん? 」
「私ね、お兄ちゃんと血が大好きなの
血を見てるとね、私の中のアドレナリン
が湧きだすの! 」
血と僕が妹にとっては同等な立場。
「いいから抑えろ!!」
「なんでそんな強く言うの?お兄ちゃん?
私の事嫌いなの? それとも、もしかして?
私以外に女がいるの?ねぇ? ねぇ!!?
お兄ちゃん? 何で黙ってんの?ねぇ!!?
殺すよ…… 」
幼い妹の性格にも難点があり、時より
医師が言うには狂気な性格もあると言う
一種の二重人格だと。
「落ち着け…… 僕は、ただ心配してる
だけなんだ 」
それは本当にそうだ、僕は妹以外に
家族は居ない、だからこそ僕は愛衣の
為なら鬼にでもなれる。
弱い鬼だかな……。
「本当に?? 私以外に女はいないの?
本当の本当の本当に?? 信じてもいいの?
信じて大丈夫なの?もしまた不安になったら
どうすればいい?私ねお兄ちゃんが仕事に
行ってる時寂しくていつもいつもリスカ
してるんだよ…… ほら見てよ お兄ちゃん 」
そこに在るのは、無数にある
リスカ痕だった、いつのまに、なんで
こんなに手が、腕がグチャグチャなんだ?
どうして、どうして
僕は気づかなかった……?
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