上 下
2 / 8

第2話

しおりを挟む
今私達はとんでもない状況に巻き込まれている
愛莉はなんとか逃がさないと…愛莉が危ない……

そして美穂は美緒に近づき…

「ねえアンタ?お兄さんがシンジ様だからって
調子乗ってんじゃないの? 」

そうそれはただの妬みだった…くだらないと思う程
美緒には笑いを堪える事すら出来なかった

「アッハッハッハッwwww本当にくだらないわね
笑いすぎてお腹痛いwww 」

美緒はその美穂達の前で堂々と高笑いをする
これまで無いってくらい笑いまくる…
そして美穂はムカッとしたのか美緒の胸ぐらを
掴んだ…その瞬間…

「その手を離しやがれ…ウチの可愛いくて 可愛いくて
大 大 大 大好きな美緒からその汚らわしき手を
離せ !! 」

それを見るとあの戦隊モノシリーズリーダーらしき
お面を被っている…そして下は普通のジーパン
私はすぐに分かった…あのお面を装着している男が
誰なのか…

「お前誰だよ? バッカーじゃないの…そんなお面
装着してさ…ってか今美緒とかって言ってたけど
もしかして美緒の事が好きなストーカーとかw」

馬鹿で良かった…まあそりゃあそうだろ…
あんな成績優秀でスポーツだって天才
それに加えてイケメンなんだから…当然あんな
戦隊モノのお面を被りながら高笑いするような
男には見えないのだろう 

「うるさい…黙れ …えっとあれだ…なんだっけ?
こゆう時に言う言葉…… 」

何でそこで考える…もう見てらんない……
きっと兄は「強制執行 」と言いたいんだろう
そうあのお面はスレイヤーマンのレッドの
お面…そしてレッドのいつもの決め技は
強制執行……と言う言葉を使い怪人を倒す

私はお兄ちゃんの為に後ろの方で…白い紙に
マジックペンで強制執行と書いて

「ねえ?美緒 何書いてんの? 」

「ちょっと愛莉目を瞑ってて お願いだから 」

そう言うと愛莉は静かに目を閉じた……
そして私はお兄ちゃんに見える合図で
手を一回振り 白い紙を見せる……
そして兄は4階くらいのオフィスビルの上に
いる為…全く見えない白い紙に何で書いてあるのか

「ん?…みえない……  」

兄は今自分が何処にいるのかわからなくなり
歩き出す…そしたら間違えて一歩踏み出すと
床が消えていた…

「あれッ… うわああああああ 」

兄は4階のビルの上から落ちた…それを見てた
美穂は笑い…そして近づき…
兄はギリギリ捨ててあったマットの上に
落ちた…命に別状はなかった……

「あ、いたたたたた… 」

兄は頭を抑えながら立ち上がる…そして兄が
上を見た時には美穂が立って居た……

「お面…取りなさいよ ストーカー 」

兄は必死に抵抗する…
そして兄は立ち上がり…そして妹の白い紙が見え

「あっ…それか 」

「何が?そっかなのよ  」

美穂はそう言うと再度お面を取ろうとする…
そして美穂はお面を取ろうとした瞬間……
兄はそんな美穂の手を振り払い……

「触るな…汚らわしき邪悪な存在め 我が
その邪悪な魂を強制執行してくれる 」

「セリフ完コピしなくていいのに 後愛莉
もう目開けていいわよ 」

美緒は呆れて溜息をつき…すこし恥ずかしそうに
兄の方を見る…そして美穂の方を再度見ていると
完璧に俗に言う「ドン引き 」状態だ

「何?コイツ? マジで引くわ  」

そう言うと美穂達は逃げた…本当にドン引きしたんだな
って思うと…私は笑い「クスッ」と笑う

「これからは達者に暮らせ 」

そう言うと兄は立ち去り…逆の方向に走って行った
そして私達は真っ直ぐ家に向かった…
でも何故か今日は心が清々しいような感じだった

「後…お兄ちゃん 達者に暮らせじゃなくて
平和に暮らせだよw 」

私はあえて指摘をしなかった…細かい事は気にしない
主義なのだから…どうでもいい事にしといてあげる

「ねえ?愛莉? 今日楽しかったね 」

「楽しくないよ… 色々とアリすぎて混乱してるよ 」

二人は楽しそうに喋った…だけどすこしばかり
兄を好きになったのか?ならないのか?
まあ…好感度は上がったよね…

そして私は家に帰った 家に帰ると……
電気が着いていて…そして玄関を開けると
いきなり…

「美緒ちゃ~~~~~ん  」
   
いきなり抱きつきそして先程まであった気持ちは
一瞬に消え…鳥肌が立ち始める……

「いやぁ ぁ ぁ  ぁ   」と叫び声を出し
それでも抱き締め頬をなすりつけてくる兄に私は

「いい加減にしろ 」

と言い男の一番大事な急所を蹴り上げた……
そうすると兄は先程まで掴んでいた手は離れ
下に落ちて行く……

「美緒…俺はそんなお前が大好きだッ…… うっ  」

兄は倒れる……それを見ていた私は兄の倒れた姿
を見て 頭を足で踏みつけ…

「馬鹿兄…ご飯食べるよ  」

「うん…  」

兄は立ち上がると 手を頭の後ろに回し……
やれやれと言う顔をしていた
それは私のセリフなのにね……

「ねえ?馬鹿兄 今日はありがとうね///// 」

妹は照れ臭そうに兄に向かって言った……
そして兄は何も知らないようなフリをして

「さて?何のことかな? 」

「もう…馬鹿ッ…///// 」

美緒は頬を膨らました……
 それは兄から見たら可愛いく見えるのかな?
  まあ当然見えるでしょ!!
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

憧れの先輩とイケナイ状況に!?

暗黒神ゼブラ
恋愛
今日私は憧れの先輩とご飯を食べに行くことになっちゃった!?

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

処理中です...