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邑の人達にライラからの依頼を説明して早速儀式に取り掛かる事にした。
必要なものはヒイラギの枝に少しのワイン、ナツヅタにお香。マグダラスの神殿で使ってた物は白檀だったけど、この邑では採れないみたいなので代わりに沈香を使う事にした。
私は何とか思い出せた一説に恐らくこういう意味だっただろうという言葉を付け足して、祈りを捧げる。
手順はこうだったと思う。
香を炊いてヒイラギの枝を手に持ってナツヅタの葉をワインに一葉落として皆んな一口飲む。
私はお父様のやってた様にヒイラギを水平に捧げて頭を下げて祈りの言葉を捧げた。
愛し子達よ健やかにふりたまへ
我は彼と愛し子達を繋ぐ蔦
愛し子達よ 我希う
朝露の一雫よりなる今日
星屑の瞬きよりなる今日
我祈りをやる者
我祈り希ふ者
愛し子達が彼の者との契りを見届く
一人一人、捧げたワインに一葉のナツヅタを入れて渡していく。
そのワインを口にする時に自分の魂に名前をつける。それは巫女に伝える必要はなくて、自分の胸の中だけで思えばいいだけだ。
皆んな感激で涙を浮かべてながらワインを受け取り、口にしている。
受けたくても受けられなかった祈りの儀式だ。きっと感激もひとしおなのだろう。
祈りの儀式はあっさりと終わる。
不思議な力が働いて発光したりする様なこともない。
ただ、早い人なら3日程で、遅い人でも1ヶ月ほどで、魔法が使える様になる人もいる。
ある日突然、本当に魔法が使えるという実感が湧いて発現する感じだ。
頭の中に突然魔法が書き加えられる様な感じだろうか?
でも純血の人皆んなが魔法を使えるわけじゃない。
純血の中でも3割位の人しか使える様にならない。
しかも強大な魔力を擁する人はその中でも更に1割にも満たない。
昔は魔法使いはこの大陸では最も尊ばれる職の一つだった。
もう一つは巫女。
その二つを兼ね備えてる人は珍しかったらしい。
まさか自分がその珍しい人に入るとは思ってなかった。
私には巫女の才能なんてないと思ってたから。
自分がお父様の様に祈りを捧げる事が出来るなんて思ってもみなかった。血が重要なら巫女の血を引く者なら誰でも儀式が出来るのかしら?
弟のテオフィルも出来なきゃ困る訳だから、きっと出来るんだろうな。
でもこれから生まれるかもしれない私の子供はこの儀式を行えない筈だ。グリムヒルトでは私の代で終わりになると思う。
だって、きっと陛下との子供だろうから。
邑の人達は全部で100人位だろうか?ワインを渡す時、一人一人声をかけていく。
「神獣のお恵みが貴方に訪れます様に」
「巫女様……っ! ありがとうございます!」
「神獣の御加護があります様に」
「ありがとうございます……っ!」
跪いた邑の人達は瞳に涙を溜めて私を振り仰いで、お礼の言葉を返してくれて、更に深く頭を下げてワインを受け取る。
本当は頭なんか下げなくて良くて、ただ受け取ってくれてワインを一口飲んでくれればいいだけなんだけど……。
結局空が白む頃にようやく儀式は終わった。
そしてライラの依頼、邑の人達に神獣に祈りを捧げて貰うというのを皆んなにお願いする。
神殿で毎日お祈りの時に皆んなで祈っていた時の祝詞を思い出して邑の人達に伝える。
マグダラスの民はそんなに畏まったりせずに右手を胸に当てる位の儀礼で気楽に祝詞を唱えて「はいお仕舞い!」って感じだったのだけど、初めての事に皆んなとても畏まって祈っていた。
正直言ってマグダラスの民よりずっと敬虔な感じでなんだか申し訳ない。
我らは君と共にあり
柊の仔
楓の仔
枹の仔
橅の仔
我らは君の仔
幸福の星霜も
厄難の宿世も
我らは君の恵みに感謝す
すっかり辺りは明るくなってしまって、夜明けだ。
朝日が寝不足の目には滲みる様に眩しい。
オレリアがピクンと頭を上げて少し邑の外れにある、ライラのヒイラギの方を振り返った。
「どうしたの?」
『……なにか、へん』
「何が?」
『ライラ……おかしい』
「! ライラは今確か身籠ってるって言ってたわね! 何かあったのかもしれない! 行こう!」
私達はライラの元に急ぎ走った。
息を弾ませてヒイラギの前に着くと、ライラの隣に小さな小さな蒼白銀色の獅子がいる。
「……その仔は?」
『新たに産まれた産母種の幻獣です。私の種子を継ぐ仔です』
「そう、無事に産まれたのね、良かった!」
オレリアはきゅうんと一声上げて、ライラに鼻を寄せる。
『ライラ、よわっていってる……。このままじゃしんじゃう』
私はその言葉を聞いてオレリアを振り返った。
「⁈ どういう事⁈」
ライラは立派な鬣をゆらりと揺らして首を上げた。
『私はもう寿命なのです。この仔を産んで、私の霊は神獣の元へ還ります』
「最初からそれを知っていて、私を呼んだの⁈」
『……次代の産母種を産み出せば、神獣の元へ還るのは定められた理です』
「……そんな……」
『嘆く事はありません、マグダラスの巫女アナティアリアス。貴女は貴女の役割を果たし、私は私の務めを果たした。そして源へと還る。人も幻獣も同じ道理を辿るのです』
私はライラの鬣を優しく撫でた。
「……この仔の事は心配しないで。必ず手厚く保護するから」
蒼白銀色の小さな獅子の幻獣はライラのゆらゆらと揺れる尻尾に無邪気に戯れついている。
『頼みますね、アナティアリアス。そろそろ別れの時です』
ライラの姿がぼんやりと霞んで、そしてサラサラと砂が風に吹かれて流れる様にその形は崩れていく。
ライラだったものは塵になって風に吹かれて朝陽の光彩に照らされてキラキラと彼方へと消えていった。
必要なものはヒイラギの枝に少しのワイン、ナツヅタにお香。マグダラスの神殿で使ってた物は白檀だったけど、この邑では採れないみたいなので代わりに沈香を使う事にした。
私は何とか思い出せた一説に恐らくこういう意味だっただろうという言葉を付け足して、祈りを捧げる。
手順はこうだったと思う。
香を炊いてヒイラギの枝を手に持ってナツヅタの葉をワインに一葉落として皆んな一口飲む。
私はお父様のやってた様にヒイラギを水平に捧げて頭を下げて祈りの言葉を捧げた。
愛し子達よ健やかにふりたまへ
我は彼と愛し子達を繋ぐ蔦
愛し子達よ 我希う
朝露の一雫よりなる今日
星屑の瞬きよりなる今日
我祈りをやる者
我祈り希ふ者
愛し子達が彼の者との契りを見届く
一人一人、捧げたワインに一葉のナツヅタを入れて渡していく。
そのワインを口にする時に自分の魂に名前をつける。それは巫女に伝える必要はなくて、自分の胸の中だけで思えばいいだけだ。
皆んな感激で涙を浮かべてながらワインを受け取り、口にしている。
受けたくても受けられなかった祈りの儀式だ。きっと感激もひとしおなのだろう。
祈りの儀式はあっさりと終わる。
不思議な力が働いて発光したりする様なこともない。
ただ、早い人なら3日程で、遅い人でも1ヶ月ほどで、魔法が使える様になる人もいる。
ある日突然、本当に魔法が使えるという実感が湧いて発現する感じだ。
頭の中に突然魔法が書き加えられる様な感じだろうか?
でも純血の人皆んなが魔法を使えるわけじゃない。
純血の中でも3割位の人しか使える様にならない。
しかも強大な魔力を擁する人はその中でも更に1割にも満たない。
昔は魔法使いはこの大陸では最も尊ばれる職の一つだった。
もう一つは巫女。
その二つを兼ね備えてる人は珍しかったらしい。
まさか自分がその珍しい人に入るとは思ってなかった。
私には巫女の才能なんてないと思ってたから。
自分がお父様の様に祈りを捧げる事が出来るなんて思ってもみなかった。血が重要なら巫女の血を引く者なら誰でも儀式が出来るのかしら?
弟のテオフィルも出来なきゃ困る訳だから、きっと出来るんだろうな。
でもこれから生まれるかもしれない私の子供はこの儀式を行えない筈だ。グリムヒルトでは私の代で終わりになると思う。
だって、きっと陛下との子供だろうから。
邑の人達は全部で100人位だろうか?ワインを渡す時、一人一人声をかけていく。
「神獣のお恵みが貴方に訪れます様に」
「巫女様……っ! ありがとうございます!」
「神獣の御加護があります様に」
「ありがとうございます……っ!」
跪いた邑の人達は瞳に涙を溜めて私を振り仰いで、お礼の言葉を返してくれて、更に深く頭を下げてワインを受け取る。
本当は頭なんか下げなくて良くて、ただ受け取ってくれてワインを一口飲んでくれればいいだけなんだけど……。
結局空が白む頃にようやく儀式は終わった。
そしてライラの依頼、邑の人達に神獣に祈りを捧げて貰うというのを皆んなにお願いする。
神殿で毎日お祈りの時に皆んなで祈っていた時の祝詞を思い出して邑の人達に伝える。
マグダラスの民はそんなに畏まったりせずに右手を胸に当てる位の儀礼で気楽に祝詞を唱えて「はいお仕舞い!」って感じだったのだけど、初めての事に皆んなとても畏まって祈っていた。
正直言ってマグダラスの民よりずっと敬虔な感じでなんだか申し訳ない。
我らは君と共にあり
柊の仔
楓の仔
枹の仔
橅の仔
我らは君の仔
幸福の星霜も
厄難の宿世も
我らは君の恵みに感謝す
すっかり辺りは明るくなってしまって、夜明けだ。
朝日が寝不足の目には滲みる様に眩しい。
オレリアがピクンと頭を上げて少し邑の外れにある、ライラのヒイラギの方を振り返った。
「どうしたの?」
『……なにか、へん』
「何が?」
『ライラ……おかしい』
「! ライラは今確か身籠ってるって言ってたわね! 何かあったのかもしれない! 行こう!」
私達はライラの元に急ぎ走った。
息を弾ませてヒイラギの前に着くと、ライラの隣に小さな小さな蒼白銀色の獅子がいる。
「……その仔は?」
『新たに産まれた産母種の幻獣です。私の種子を継ぐ仔です』
「そう、無事に産まれたのね、良かった!」
オレリアはきゅうんと一声上げて、ライラに鼻を寄せる。
『ライラ、よわっていってる……。このままじゃしんじゃう』
私はその言葉を聞いてオレリアを振り返った。
「⁈ どういう事⁈」
ライラは立派な鬣をゆらりと揺らして首を上げた。
『私はもう寿命なのです。この仔を産んで、私の霊は神獣の元へ還ります』
「最初からそれを知っていて、私を呼んだの⁈」
『……次代の産母種を産み出せば、神獣の元へ還るのは定められた理です』
「……そんな……」
『嘆く事はありません、マグダラスの巫女アナティアリアス。貴女は貴女の役割を果たし、私は私の務めを果たした。そして源へと還る。人も幻獣も同じ道理を辿るのです』
私はライラの鬣を優しく撫でた。
「……この仔の事は心配しないで。必ず手厚く保護するから」
蒼白銀色の小さな獅子の幻獣はライラのゆらゆらと揺れる尻尾に無邪気に戯れついている。
『頼みますね、アナティアリアス。そろそろ別れの時です』
ライラの姿がぼんやりと霞んで、そしてサラサラと砂が風に吹かれて流れる様にその形は崩れていく。
ライラだったものは塵になって風に吹かれて朝陽の光彩に照らされてキラキラと彼方へと消えていった。
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