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95、閑話 -序章2-
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マグダラスでは一番大きな港に、グリムヒルトの軍船は少し手狭そうに着港していた。
レイティア姫はそれを瞳を輝かせて遠くから見つめている。
グリムヒルトの軍人と関わってしまうときっと後で父親に怒られるとわかっていたレイティア姫は、話しかけたいのをグッと堪えて軍船の様子を伺っていた。
レイティア姫はこの様な質である為、普段からシビディアやオルシロンの交易船の乗組員に声をかけて、色々な質問をしては顔見知りになり、他国の情報を色々と得ていた。
嵐に備え、グリムヒルトの軍人達は忙しそうに働いている。
様子を窺っていると軍船から背の高いカトラスを二振り帯刀した女性が降りてきた。
軍服は着ておらず、簡素なチェニックにブリーチズの男物の服装の精悍な印象の女性だった。
何よりそのワインレッドの髪の隙間から覗く獣の様な黄色い瞳は彼女の印象をより精悍なものにしていた。
彼女は軍人ではなさそうだ。
そう思ったレイティア姫は彼女に話しかける。
「あの……、グリムヒルトの軍船から降りていらっしゃいましたけど……、軍人さんではないのですか?」
声をかけられた彼女はレイティア姫を振り返り落ち着いた様子で答える。
「私は軍人ではない。ただの帯同者だ」
「そうですか! 私、グリムヒルトに興味があるんです。でも父に軍人さんのお邪魔をしてはいけないと言い含められていたので、お声がけするのを躊躇っていたんです」
レイティア王女は屈託なく笑いかける。
「もしお暇でしたら、王都ラフィオをご案内しましょうか?……そのついでにグリムヒルトのお話を聞かせて貰えたら嬉しいです」
彼女は軽く微笑む。
「では、お願いしよう」
「……と言ってもラフィオでご案内出来る物なんて、神殿ぐらいしかないのですけど」
レイティア姫は困り顔で笑う。
「神殿か」
「はい、少し歩きますが大丈夫ですか?」
「ああ。船旅で身体が固まっていたので、歩く方がいい」
「そうでしたか、ならちょうどいいですね。こちらです! 参りましょう」
港から街を横切る。
マグダラスの王都ラフィオはマグダラスの中では栄えている方だが、実態は他国の田舎程の規模しかないといっていい。
街は常に穏やかな空気が流れている。
王城から離れると、すぐに小麦畑が広がる長閑な風景が広がっている。
王城に隣接する神殿は、地の神獣を祀る。
王城と同じ規模で造られるその神殿はマグダラスの民の信仰心を表してるようだった。
神殿の入り口には
『我らは地と共に』との言葉と地の神獣を模した像が彫られたレリーフが掲げられている。
「こちらです」
「……私の様な他国の者がこの様な敬虔な場所に入ってもいいのか?」
「特に禁止されてる事はないですし、大丈夫ですよ!」
手慣れた様子で神殿のドアを開けるレイティア姫を彼女はじっと見つめる。
「この神殿にはよく来られるのか?」
「はい、月に一度はここに集まりますから」
神殿の内部は作り付けのベンチが並び、中央の通路の最奥には10段ほどの階段があり、その上にある祭壇には地の神獣を模した像が飾られていた。
香が炊かれていた様で、伽羅の香りが漂っていた。
「ここで神獣を祀っていますよ。グリムヒルトは海の神様を祀っているとお聞きしましたけど、どの様に祀ってらっしゃるのですか?」
「海の神は各地に廟があるな。そこで航海の安全を各々祈る」
「へぇ。講堂みたいなものかしら?」
「講堂?」
「神殿の出張所みたいなものですよ! 地域ごとにあるんです。神殿まで来られない人達が祈りを捧げられる様に。まぁ殆ど寄り合い所みたいになってますけど」
レイティア姫は笑いながら言った。
「グリムヒルトは廟だけなんですね」
「グリムヒルトの民はそう信心深くないのだろう。よくも悪くも実力主義だから」
「そうなのですか?……そういえば、グリムヒルトには女性の軍人さんも多いとお聞きしました。それは実力主義だからですか?」
「そうだ。実力のある者は女でも登用されるな」
「グリムヒルトは凄い国ですね!」
「……そうだろうか?」
「はい! 女性でも多く登用されるなんて凄い事です。だって女性にも多くの道が開かれてるのでしょう? 嫁に行って子を成す事も大事な事だけど、それだけが生き方じゃないもの」
「マグダラスでは難しいのか?」
「大体の女性が嫁いで誰かの妻になって、母親になって……ですね。……マグダラスは職自体が少ないというのもあるんですけどね」
「そうか……」
「神殿でご紹介出来るのはこの位です。後は街の方に戻りながらご案内します」
街への道すがら、街の者達がレイティア姫に話しかける。
「レイティア様! おはようございます今日はどちらまで?」
「女将さん! おはよう! 今日はね、お客様にラフィオのご案内をしてるのよ」
「まぁ。王都とは言え何もないのに」
笑いめかして女将は言う。
それに応える様にレイティア姫も笑う。
「ホントそうよね、小麦畑ばっかりよね。……所で今日は何かお手伝いある?」
「私の店は特には。ギーの店が今日は盛況の様ですよ」
「わかった! 後で行ってみる。ありがとう」
レイティア姫は彼女を振り返る。
「きっと今日はグリムヒルト軍の方々がお店でお食事してくれているので、繁盛してるみたいですね。ありがたいです」
「グリムヒルトにもマグダラス料理の店が少しある。いつも盛況の様だ」
「そうなんですか?グリムヒルトの方は他国の料理をたくさん食べているでしょうから、もっと美味しいものもご存じでしょう?」
「マグダラス料理は素朴な味わいで人気がある」
「へぇ、そうなのね。グリムヒルトの様な大国でマグダラスのものが通用するなんて、とても嬉しいです」
レイティア王女は自国が認められている事が心底嬉しく思う。
他国との交流を出来る限り断つ事で安寧を得ている自国は他国から見て閉塞的だと思われているのではないかと憂いているので、こういう話を聞けるのはレイティア姫にとってとても喜ばしい。
「レイティア様! 今日は山菜取り行かないのか?」
子供達が押し寄せてくる。
「今日はギーおじさんのお店を手伝うわ。グリムヒルトからのお客さんで忙しいんですって」
「ギーおじさんに頼まれたんだよ、山菜取り」
「そうなの? 私が行く頃にはもう仕事はなさそう?」
「いや、皿洗いも出来ないって言ってた」
「そう! じゃあやっぱり今日はギーおじさんのお店に行く」
「山菜取り終わったら遊んでよ」
「仕事が終わったらね」
子供達は山の方に走っていく。
「……街の者と親しいのだな」
彼女は軽く微笑む。
「ええ、皆んなとても仲良くしてくれるの。
街と言っても特に見て面白いものはないのですけど。でも、こんな風に皆んなが優しい事が自慢なんです」
「……マグダラスは良い国だな」
「他国の方にそう言って頂けるのは本当に嬉しいです」
二人は穏やかに話をしながら街を横切り、港に向かう。
「……あの……」
「なんだ?」
「……剣を帯刀なさっていますけど、あなたはお強いのですか?」
「いや、まだまだ研磨の余地のあるひよっこだ」
「……軍人さんではないのでしょう?」
「うちの宿六が軍人なんだ。その帯同で客分として船に乗った」
「軍人の奥さんだから、剣を持つのですか?」
「いや、そういう訳ではない」
「グリムヒルトではやはり女性の皆さんも剣を持つのですか?」
「扱える者は他国に比べれば多いかもしれない」
「そうなのですね! やはり私ももっと剣を練習しよう」
「……剣を持つには、あなたでは少し体格が足らないかもしれない」
「……細剣ならなんとかならないかしら?」
「細剣を持つなら短剣を持つ方がいい」
「そうなのですか……短剣術は習った事がないんです」
「きっと剣士なら護身用に一通り身につけている技術だろうから、聞いてみるといい」
「そうなんですね……ありがとうございます。私が剣を持ちたいと言って、キチンと相談に乗ってくれたのはあなただけです。
……もう港ですね。あの、よろしければお名前を伺っても?」
「へリュ」
「私はレイティアと申します」
レイティア姫の背後から声がかかる。
「レイティア姫様!」
レイティア姫は振り返って声の主に返事をする。
「ロジェ? なぁに?」
「陛下がお呼びですよ!」
「わかったわ!」
レイティア姫はへリュの方に向き直る。
「へリュ様、色々とお付き合い下さってありがとうございました!」
「……ああ……」
レイティア姫は王城の方角へと走っていく。
へリュはその様子を呆然と見送った。
グリムヒルトの軍船から声がかかる。
「へリュ、お前があんなに穏やかに誰かと話しているのは初めて見たぞ」
声の主はへリュの夫でグリムヒルトの軍師、ヴィルヘルム・ラリ・ヴィルッキラだ。
「……」
へリュは軍船に乗り込む。
「……あれは誰だ?」
「……どうやら、この国の王女の様だ」
「ほう……?……で、どんな話をした?」
へリュは珍しく根掘り葉掘り話した内容を聞いてくる夫に訝しみながらも、レイティア姫とのやり取りを話して聞かせた。
レイティア姫はそれを瞳を輝かせて遠くから見つめている。
グリムヒルトの軍人と関わってしまうときっと後で父親に怒られるとわかっていたレイティア姫は、話しかけたいのをグッと堪えて軍船の様子を伺っていた。
レイティア姫はこの様な質である為、普段からシビディアやオルシロンの交易船の乗組員に声をかけて、色々な質問をしては顔見知りになり、他国の情報を色々と得ていた。
嵐に備え、グリムヒルトの軍人達は忙しそうに働いている。
様子を窺っていると軍船から背の高いカトラスを二振り帯刀した女性が降りてきた。
軍服は着ておらず、簡素なチェニックにブリーチズの男物の服装の精悍な印象の女性だった。
何よりそのワインレッドの髪の隙間から覗く獣の様な黄色い瞳は彼女の印象をより精悍なものにしていた。
彼女は軍人ではなさそうだ。
そう思ったレイティア姫は彼女に話しかける。
「あの……、グリムヒルトの軍船から降りていらっしゃいましたけど……、軍人さんではないのですか?」
声をかけられた彼女はレイティア姫を振り返り落ち着いた様子で答える。
「私は軍人ではない。ただの帯同者だ」
「そうですか! 私、グリムヒルトに興味があるんです。でも父に軍人さんのお邪魔をしてはいけないと言い含められていたので、お声がけするのを躊躇っていたんです」
レイティア王女は屈託なく笑いかける。
「もしお暇でしたら、王都ラフィオをご案内しましょうか?……そのついでにグリムヒルトのお話を聞かせて貰えたら嬉しいです」
彼女は軽く微笑む。
「では、お願いしよう」
「……と言ってもラフィオでご案内出来る物なんて、神殿ぐらいしかないのですけど」
レイティア姫は困り顔で笑う。
「神殿か」
「はい、少し歩きますが大丈夫ですか?」
「ああ。船旅で身体が固まっていたので、歩く方がいい」
「そうでしたか、ならちょうどいいですね。こちらです! 参りましょう」
港から街を横切る。
マグダラスの王都ラフィオはマグダラスの中では栄えている方だが、実態は他国の田舎程の規模しかないといっていい。
街は常に穏やかな空気が流れている。
王城から離れると、すぐに小麦畑が広がる長閑な風景が広がっている。
王城に隣接する神殿は、地の神獣を祀る。
王城と同じ規模で造られるその神殿はマグダラスの民の信仰心を表してるようだった。
神殿の入り口には
『我らは地と共に』との言葉と地の神獣を模した像が彫られたレリーフが掲げられている。
「こちらです」
「……私の様な他国の者がこの様な敬虔な場所に入ってもいいのか?」
「特に禁止されてる事はないですし、大丈夫ですよ!」
手慣れた様子で神殿のドアを開けるレイティア姫を彼女はじっと見つめる。
「この神殿にはよく来られるのか?」
「はい、月に一度はここに集まりますから」
神殿の内部は作り付けのベンチが並び、中央の通路の最奥には10段ほどの階段があり、その上にある祭壇には地の神獣を模した像が飾られていた。
香が炊かれていた様で、伽羅の香りが漂っていた。
「ここで神獣を祀っていますよ。グリムヒルトは海の神様を祀っているとお聞きしましたけど、どの様に祀ってらっしゃるのですか?」
「海の神は各地に廟があるな。そこで航海の安全を各々祈る」
「へぇ。講堂みたいなものかしら?」
「講堂?」
「神殿の出張所みたいなものですよ! 地域ごとにあるんです。神殿まで来られない人達が祈りを捧げられる様に。まぁ殆ど寄り合い所みたいになってますけど」
レイティア姫は笑いながら言った。
「グリムヒルトは廟だけなんですね」
「グリムヒルトの民はそう信心深くないのだろう。よくも悪くも実力主義だから」
「そうなのですか?……そういえば、グリムヒルトには女性の軍人さんも多いとお聞きしました。それは実力主義だからですか?」
「そうだ。実力のある者は女でも登用されるな」
「グリムヒルトは凄い国ですね!」
「……そうだろうか?」
「はい! 女性でも多く登用されるなんて凄い事です。だって女性にも多くの道が開かれてるのでしょう? 嫁に行って子を成す事も大事な事だけど、それだけが生き方じゃないもの」
「マグダラスでは難しいのか?」
「大体の女性が嫁いで誰かの妻になって、母親になって……ですね。……マグダラスは職自体が少ないというのもあるんですけどね」
「そうか……」
「神殿でご紹介出来るのはこの位です。後は街の方に戻りながらご案内します」
街への道すがら、街の者達がレイティア姫に話しかける。
「レイティア様! おはようございます今日はどちらまで?」
「女将さん! おはよう! 今日はね、お客様にラフィオのご案内をしてるのよ」
「まぁ。王都とは言え何もないのに」
笑いめかして女将は言う。
それに応える様にレイティア姫も笑う。
「ホントそうよね、小麦畑ばっかりよね。……所で今日は何かお手伝いある?」
「私の店は特には。ギーの店が今日は盛況の様ですよ」
「わかった! 後で行ってみる。ありがとう」
レイティア姫は彼女を振り返る。
「きっと今日はグリムヒルト軍の方々がお店でお食事してくれているので、繁盛してるみたいですね。ありがたいです」
「グリムヒルトにもマグダラス料理の店が少しある。いつも盛況の様だ」
「そうなんですか?グリムヒルトの方は他国の料理をたくさん食べているでしょうから、もっと美味しいものもご存じでしょう?」
「マグダラス料理は素朴な味わいで人気がある」
「へぇ、そうなのね。グリムヒルトの様な大国でマグダラスのものが通用するなんて、とても嬉しいです」
レイティア王女は自国が認められている事が心底嬉しく思う。
他国との交流を出来る限り断つ事で安寧を得ている自国は他国から見て閉塞的だと思われているのではないかと憂いているので、こういう話を聞けるのはレイティア姫にとってとても喜ばしい。
「レイティア様! 今日は山菜取り行かないのか?」
子供達が押し寄せてくる。
「今日はギーおじさんのお店を手伝うわ。グリムヒルトからのお客さんで忙しいんですって」
「ギーおじさんに頼まれたんだよ、山菜取り」
「そうなの? 私が行く頃にはもう仕事はなさそう?」
「いや、皿洗いも出来ないって言ってた」
「そう! じゃあやっぱり今日はギーおじさんのお店に行く」
「山菜取り終わったら遊んでよ」
「仕事が終わったらね」
子供達は山の方に走っていく。
「……街の者と親しいのだな」
彼女は軽く微笑む。
「ええ、皆んなとても仲良くしてくれるの。
街と言っても特に見て面白いものはないのですけど。でも、こんな風に皆んなが優しい事が自慢なんです」
「……マグダラスは良い国だな」
「他国の方にそう言って頂けるのは本当に嬉しいです」
二人は穏やかに話をしながら街を横切り、港に向かう。
「……あの……」
「なんだ?」
「……剣を帯刀なさっていますけど、あなたはお強いのですか?」
「いや、まだまだ研磨の余地のあるひよっこだ」
「……軍人さんではないのでしょう?」
「うちの宿六が軍人なんだ。その帯同で客分として船に乗った」
「軍人の奥さんだから、剣を持つのですか?」
「いや、そういう訳ではない」
「グリムヒルトではやはり女性の皆さんも剣を持つのですか?」
「扱える者は他国に比べれば多いかもしれない」
「そうなのですね! やはり私ももっと剣を練習しよう」
「……剣を持つには、あなたでは少し体格が足らないかもしれない」
「……細剣ならなんとかならないかしら?」
「細剣を持つなら短剣を持つ方がいい」
「そうなのですか……短剣術は習った事がないんです」
「きっと剣士なら護身用に一通り身につけている技術だろうから、聞いてみるといい」
「そうなんですね……ありがとうございます。私が剣を持ちたいと言って、キチンと相談に乗ってくれたのはあなただけです。
……もう港ですね。あの、よろしければお名前を伺っても?」
「へリュ」
「私はレイティアと申します」
レイティア姫の背後から声がかかる。
「レイティア姫様!」
レイティア姫は振り返って声の主に返事をする。
「ロジェ? なぁに?」
「陛下がお呼びですよ!」
「わかったわ!」
レイティア姫はへリュの方に向き直る。
「へリュ様、色々とお付き合い下さってありがとうございました!」
「……ああ……」
レイティア姫は王城の方角へと走っていく。
へリュはその様子を呆然と見送った。
グリムヒルトの軍船から声がかかる。
「へリュ、お前があんなに穏やかに誰かと話しているのは初めて見たぞ」
声の主はへリュの夫でグリムヒルトの軍師、ヴィルヘルム・ラリ・ヴィルッキラだ。
「……」
へリュは軍船に乗り込む。
「……あれは誰だ?」
「……どうやら、この国の王女の様だ」
「ほう……?……で、どんな話をした?」
へリュは珍しく根掘り葉掘り話した内容を聞いてくる夫に訝しみながらも、レイティア姫とのやり取りを話して聞かせた。
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