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婚姻の儀が始まった。
銀糸で鷹の紋の刺繍を施されたドレスに長いベールを被った姫がヒメユズリのブーケを手に儂の隣で儂を見つめる。
儂は全身白の軍服に勲章をつけ、白の同じく鷹の紋の銀糸の刺繍の入ったマントを羽織り姫の手を取る。
海の女神を祀る廟に2人で入る。
参列者は各国の賓客と主要な役職の官吏と諸侯達だ。
女神像の前まで2人で歩む。
女神像の前には司祭が立っている。
2人で香を三本捧げ、介添が女神に捧げる宝珠を儂と姫に渡し、司祭の長い祝詞を聞く。
その中途、宝珠を捧げる。ワインの入った銀杯を一口ずつ飲み、また長い祝詞を聞く。
最後、姫だけが女神に跪いて婚姻の許可を乞う。
司祭が婚姻の許可が得られた事を宣言すると、姫の手を取り立ち上がらせる。
二人で女神像に一礼して、廟を去る。
これで儀式自体は終わりだ。
その後はバルコニーに出て、国民にお披露目をする。二人で歓声の中手を振る。
その後は観兵式だ。
姫は赤い花の柄のスリットから深紅のスカートが見えるドレスだ。それにエメラルドとダイヤの装飾品を纏う。
儂は黒の軍服に深紅のマントを羽織る。
軍人達が整列し見事な隊列を為している。
それが終われば夜会だ。
これもまた着替える。
今度も揃いの色で次は青。
姫は濃紺のスリットからベージュのレースのスカートの覗くドレスを身にまとい、パライバトルマリンとダイヤの装飾品を身につけている。
儂は濃紺の軍服にやはり鷹の紋の刺繍の入った真紅のマントを羽織る。
ここまで着替えが3回。これだけでもげんなりする。
先ずは賓客からの挨拶を受ける。
最初はジャハランカ民族連合国のニヨルダ代表の子息だ。名をコニー・アンブロシウス・ヘーグルンド。黒髪に青い瞳、ニヨルダ独特の衣装を纏い小さなメガネをかけている。この男は歴史学者という顔を持つ。
「この度はグリムヒルト国王陛下、王妃陛下のご成婚お祝い申し上げます。とても良いお式でした」
「ありがとうございます、コニー・アンブロシウス・ヘーグルンド公。式の成功は過去ニヨルダから派遣頂いた司祭様からの教えの賜物です。これからもどうぞご助力願います」
太公から聞いた昔話に出て来たのだろう。確かニヨルダからの司祭の派遣は相当交渉したと聞いた事がある。姫はその詳細を知っているのだろう。
「勿体ないお言葉です。こちらこそ今後とも宜しく申し上げます。」
「今宵は楽しんで参られよ」
「ありがとう存じます」
次はなかなかの食わせ者だ。
「この度はグリムヒルト国王陛下、王妃陛下のご成婚お祝い申し上げます」
プトレド王国の第二王子、ヴィンセント・ヴィダル・ストレムブラードだ。
金髪碧眼の眉目秀麗、品行方正、文武両道、他国にもその名を轟かせる絵に描いたよう様な王子様……という事になっている。
「ありがとうございます。ヴィンセント・ヴィダル・ストレムブラード殿下。長い船旅を経てご足労頂き、感謝致します」
姫は柔かに王子の言祝ぎを受ける。
「王妃陛下はこの大陸のマグダラスという国から嫁いでいらしたとか」
「はい。そうですよ。今後はグリムヒルト王国の為粉骨砕身、働く所存でございます。プトレド王国とも手を取り合って参りましょう」
姫が屈託のない笑顔を王子に向ける。
「……是非。グリムヒルト国王陛下、後程王妃陛下をダンスにお誘いして宜しいでしょうか?」
「……よろしかろう。今宵は楽しんで参られよ」
「ありがとう存じます」
どうやら、この似非王子は姫に興味を持った様だな。
次にボラオルーシ王国の王弟、リシャルト・レンブラント・スメールデルス。
紺青に赤い瞳の背の高い男で、その評判は剛毅直諒、騎士として実直に生きる男だと聞く。
「グリムヒルト国王陛下、並びに王妃陛下、此度のご成婚言祝ぎ申し上げます」
姫はふわりと笑んでリシャルトを見る。
「ありがとうございます。リシャルト・レンブラント・スメールデルス王弟殿下。ボラオルーシ王国の長きの友好に感謝致します」
グリムヒルトとの国交で一番古いのはこのボラオルーシ王国だ。いち早くグリムヒルトを国として認め、交易相手になった。
「こちらこそ、グリムヒルト王国からもたらされる工芸や航海技術は我が国の発展に大きく寄与しており感謝しております」
「互いにこれからも手を携えて国の発展に貢献して参りましょう」
「グリムヒルト王国は良き友です。今後ともよしなによろしくお願い申し上げます」
次はビアニア王国の第七王子、シーグヴァルド・クリストファー・ヴィーカンデル。
この男は今回初の外交と聞く。随分と歳若い王子だ。歳の頃は姫と変わらないだろう。
茶色い髪色に紫の瞳の持ち主で、その顔には若干の緊張が乗っている
「此度のグリムヒルト国王陛下と王妃陛下のご成婚、おめでとうございます。ビアニア王国を上げて祝詞を申し上げます」
「ありがとう存じます、シーグヴァルド・クリストファー・ヴィーカンデル王子殿下。船旅でお越し頂いてお疲れではないでしょうか?」
「初めての長期の船旅でしたが、大変充実したものになりました。グリムヒルトでの見聞も随分と勉強させて頂きました」
「それはよろしゅうございました。ご滞在の間、ご不自由が有れば仰って下さいませね?」
「ありがとうございます。……グリムヒルト国王陛下、ご不快でなければ、この後王妃陛下をダンスにお誘いしても宜しいですか?」
「よしなに。今宵は楽しんで参られよ」
賓客の挨拶の後は諸侯達、官吏達の挨拶が続く。
延々と同じ祝賀を受け続けて、欠伸を噛み殺す。
姫と一瞬目が合う。
儂の様子に苦笑いで返してくる。
姫も同じ気持ちらしい。
銀糸で鷹の紋の刺繍を施されたドレスに長いベールを被った姫がヒメユズリのブーケを手に儂の隣で儂を見つめる。
儂は全身白の軍服に勲章をつけ、白の同じく鷹の紋の銀糸の刺繍の入ったマントを羽織り姫の手を取る。
海の女神を祀る廟に2人で入る。
参列者は各国の賓客と主要な役職の官吏と諸侯達だ。
女神像の前まで2人で歩む。
女神像の前には司祭が立っている。
2人で香を三本捧げ、介添が女神に捧げる宝珠を儂と姫に渡し、司祭の長い祝詞を聞く。
その中途、宝珠を捧げる。ワインの入った銀杯を一口ずつ飲み、また長い祝詞を聞く。
最後、姫だけが女神に跪いて婚姻の許可を乞う。
司祭が婚姻の許可が得られた事を宣言すると、姫の手を取り立ち上がらせる。
二人で女神像に一礼して、廟を去る。
これで儀式自体は終わりだ。
その後はバルコニーに出て、国民にお披露目をする。二人で歓声の中手を振る。
その後は観兵式だ。
姫は赤い花の柄のスリットから深紅のスカートが見えるドレスだ。それにエメラルドとダイヤの装飾品を纏う。
儂は黒の軍服に深紅のマントを羽織る。
軍人達が整列し見事な隊列を為している。
それが終われば夜会だ。
これもまた着替える。
今度も揃いの色で次は青。
姫は濃紺のスリットからベージュのレースのスカートの覗くドレスを身にまとい、パライバトルマリンとダイヤの装飾品を身につけている。
儂は濃紺の軍服にやはり鷹の紋の刺繍の入った真紅のマントを羽織る。
ここまで着替えが3回。これだけでもげんなりする。
先ずは賓客からの挨拶を受ける。
最初はジャハランカ民族連合国のニヨルダ代表の子息だ。名をコニー・アンブロシウス・ヘーグルンド。黒髪に青い瞳、ニヨルダ独特の衣装を纏い小さなメガネをかけている。この男は歴史学者という顔を持つ。
「この度はグリムヒルト国王陛下、王妃陛下のご成婚お祝い申し上げます。とても良いお式でした」
「ありがとうございます、コニー・アンブロシウス・ヘーグルンド公。式の成功は過去ニヨルダから派遣頂いた司祭様からの教えの賜物です。これからもどうぞご助力願います」
太公から聞いた昔話に出て来たのだろう。確かニヨルダからの司祭の派遣は相当交渉したと聞いた事がある。姫はその詳細を知っているのだろう。
「勿体ないお言葉です。こちらこそ今後とも宜しく申し上げます。」
「今宵は楽しんで参られよ」
「ありがとう存じます」
次はなかなかの食わせ者だ。
「この度はグリムヒルト国王陛下、王妃陛下のご成婚お祝い申し上げます」
プトレド王国の第二王子、ヴィンセント・ヴィダル・ストレムブラードだ。
金髪碧眼の眉目秀麗、品行方正、文武両道、他国にもその名を轟かせる絵に描いたよう様な王子様……という事になっている。
「ありがとうございます。ヴィンセント・ヴィダル・ストレムブラード殿下。長い船旅を経てご足労頂き、感謝致します」
姫は柔かに王子の言祝ぎを受ける。
「王妃陛下はこの大陸のマグダラスという国から嫁いでいらしたとか」
「はい。そうですよ。今後はグリムヒルト王国の為粉骨砕身、働く所存でございます。プトレド王国とも手を取り合って参りましょう」
姫が屈託のない笑顔を王子に向ける。
「……是非。グリムヒルト国王陛下、後程王妃陛下をダンスにお誘いして宜しいでしょうか?」
「……よろしかろう。今宵は楽しんで参られよ」
「ありがとう存じます」
どうやら、この似非王子は姫に興味を持った様だな。
次にボラオルーシ王国の王弟、リシャルト・レンブラント・スメールデルス。
紺青に赤い瞳の背の高い男で、その評判は剛毅直諒、騎士として実直に生きる男だと聞く。
「グリムヒルト国王陛下、並びに王妃陛下、此度のご成婚言祝ぎ申し上げます」
姫はふわりと笑んでリシャルトを見る。
「ありがとうございます。リシャルト・レンブラント・スメールデルス王弟殿下。ボラオルーシ王国の長きの友好に感謝致します」
グリムヒルトとの国交で一番古いのはこのボラオルーシ王国だ。いち早くグリムヒルトを国として認め、交易相手になった。
「こちらこそ、グリムヒルト王国からもたらされる工芸や航海技術は我が国の発展に大きく寄与しており感謝しております」
「互いにこれからも手を携えて国の発展に貢献して参りましょう」
「グリムヒルト王国は良き友です。今後ともよしなによろしくお願い申し上げます」
次はビアニア王国の第七王子、シーグヴァルド・クリストファー・ヴィーカンデル。
この男は今回初の外交と聞く。随分と歳若い王子だ。歳の頃は姫と変わらないだろう。
茶色い髪色に紫の瞳の持ち主で、その顔には若干の緊張が乗っている
「此度のグリムヒルト国王陛下と王妃陛下のご成婚、おめでとうございます。ビアニア王国を上げて祝詞を申し上げます」
「ありがとう存じます、シーグヴァルド・クリストファー・ヴィーカンデル王子殿下。船旅でお越し頂いてお疲れではないでしょうか?」
「初めての長期の船旅でしたが、大変充実したものになりました。グリムヒルトでの見聞も随分と勉強させて頂きました」
「それはよろしゅうございました。ご滞在の間、ご不自由が有れば仰って下さいませね?」
「ありがとうございます。……グリムヒルト国王陛下、ご不快でなければ、この後王妃陛下をダンスにお誘いしても宜しいですか?」
「よしなに。今宵は楽しんで参られよ」
賓客の挨拶の後は諸侯達、官吏達の挨拶が続く。
延々と同じ祝賀を受け続けて、欠伸を噛み殺す。
姫と一瞬目が合う。
儂の様子に苦笑いで返してくる。
姫も同じ気持ちらしい。
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