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初めてのデート
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※ただデートに行きます
「真白の行きたい所に連れてってよ」
山瀬にそう言われて俺は水族館を選んで誘った。キスとセックスだけする関係だと思っていたからビックリしたけど、これはデートでいいのか?
「お、おまたせっ」
「おはよう。今日はよろしく」
山瀬はすんなりOKしてくれて来てくれた。
「……あのオレンジの腕輪のペンギンがミカンちゃん」
「おー、可愛い」
「ヒトデ触れるけどどうだ?」
「遠慮しとこう」
俺の好きな動物を山瀬は一緒に見てくれる。ヒトデは触らなかったけど。
「イルカショーとか小学生の時以来だな」
山瀬はあんまりこういう所には行かないみたいだ。
「わっ!」
「おわっ!」
イルカの飛ばした水しぶきを浴びて一緒に笑う。山瀬、楽しんでるよな……?
「はふっ」
「そのハンバーガーも美味そうだな」
売店のハンバーガー食ってる時の俺を見て笑う。俺が食ってるの見て何が面白いんだ?
「このペンギンの雛のぬいぐるみ、ちょっと真白に似てるな。これにしよう」
「どこがだよ。このカワウソが山瀬に似てるぞ」
ぬいぐるみ選んでる時も楽しそうだ。
コイツと勢いだけでセックスしてそのまま付き合うようになったけど、俺の事好きだって言ったけどそれがまだ本気なのかもわからない……
コイツがキスやセックスしたいだけ、俺の事性玩具だと思ってるんでは?と考え出したら、胸がズキズキと痛いのは何でだ?
「……お前、今日ヒトデ触る以外、嫌って言わなかっただろ? つまんなくないか?」
俺にとってはお気に入りの水族館だけど山瀬は滅多に行かない場所で、子供っぽいと思ったかもしれない。
「全然。真白と一緒ならどこでも楽しいよ」
気を遣った言い方ではないのはすぐ分かった。
「俺達まだお互いをよく知らないだろ? 真白の好きなもの知りたいんだよ」
「……」
俺の事エロいだとか可愛いとか言ってからかってるようにも見えるのに、なんで俺……嫌じゃないんだ?
「今日のこれデートだと思っていいか?」
「うん。ちゃんとデートだよ」
俺はまだコイツをよく知らない。
「今度はお前がどっか連れて行けよ」
※
二人の解説
戸田真白
カントボーイ。女性器以外の部分は男性と変わらない(骨格や筋肉量等)
人見知り多くて警戒心が強い。エッチな話題には積極的だが普通じゃない自分に欲情する奴なんていないだろと思ってる
19歳。お弁当屋勤務
山瀬秀人
普通の男性。20歳。大学二年生
ファッションと容姿がアヤシイだけで中身は真面目。ムッツリ。真白の可愛さを知ってからはドップリになってる
自分の名前をシワシワネームだと思っているので周囲には苗字を呼ばせてる
次回くらいに出会い編やります、多分
「真白の行きたい所に連れてってよ」
山瀬にそう言われて俺は水族館を選んで誘った。キスとセックスだけする関係だと思っていたからビックリしたけど、これはデートでいいのか?
「お、おまたせっ」
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山瀬はすんなりOKしてくれて来てくれた。
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「おー、可愛い」
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「遠慮しとこう」
俺の好きな動物を山瀬は一緒に見てくれる。ヒトデは触らなかったけど。
「イルカショーとか小学生の時以来だな」
山瀬はあんまりこういう所には行かないみたいだ。
「わっ!」
「おわっ!」
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「はふっ」
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売店のハンバーガー食ってる時の俺を見て笑う。俺が食ってるの見て何が面白いんだ?
「このペンギンの雛のぬいぐるみ、ちょっと真白に似てるな。これにしよう」
「どこがだよ。このカワウソが山瀬に似てるぞ」
ぬいぐるみ選んでる時も楽しそうだ。
コイツと勢いだけでセックスしてそのまま付き合うようになったけど、俺の事好きだって言ったけどそれがまだ本気なのかもわからない……
コイツがキスやセックスしたいだけ、俺の事性玩具だと思ってるんでは?と考え出したら、胸がズキズキと痛いのは何でだ?
「……お前、今日ヒトデ触る以外、嫌って言わなかっただろ? つまんなくないか?」
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「全然。真白と一緒ならどこでも楽しいよ」
気を遣った言い方ではないのはすぐ分かった。
「俺達まだお互いをよく知らないだろ? 真白の好きなもの知りたいんだよ」
「……」
俺の事エロいだとか可愛いとか言ってからかってるようにも見えるのに、なんで俺……嫌じゃないんだ?
「今日のこれデートだと思っていいか?」
「うん。ちゃんとデートだよ」
俺はまだコイツをよく知らない。
「今度はお前がどっか連れて行けよ」
※
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人見知り多くて警戒心が強い。エッチな話題には積極的だが普通じゃない自分に欲情する奴なんていないだろと思ってる
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ファッションと容姿がアヤシイだけで中身は真面目。ムッツリ。真白の可愛さを知ってからはドップリになってる
自分の名前をシワシワネームだと思っているので周囲には苗字を呼ばせてる
次回くらいに出会い編やります、多分
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