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小話

キスの意味

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 リュウジはよくシホにキスをする。もちろん二人きりの時に。それにいつもシホは戸惑ってしまう。
「んっ」
特に脈絡も無くされる事が多いのでシホは驚く。
「……お前、キスされると毎回びっくりしてないか?」
「当たり前だろ。そんな雰囲気じゃねえとかさすがに思うよ」
「キス自体は嫌か?」
「そんなことない……」
シホは赤面になる。
「抜けるわけでもないのに、なんでリュウジはキスしてくるんだよ?」
キスの意味をシホはまだ知らない。
「言わない。そういうのは自分で見つけるんだよ」
「なんでだよ」
シホは答えを保留される。教えてくれないもどかしさで心臓がチクンと痛むのだった。
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