錬KING 〜目指せ!魔道具製造してガッポリ生活〜

ぽっちゃりおっさん

文字の大きさ
上 下
76 / 85
新たなスタート

50

しおりを挟む
 「凄いな!効率的なシステムを構築してるんだね。感心したよ。」

 「そうだろ!もっと俺を褒めても良いぜ!」

 「何よ!面倒くさい調整や指導法の確立はアチェがやってたんでしょ!確かにリョウは人望あるけどね!」

 「その人望が大事なんだよ!」

 話しているところに、髪をぴっちりと分けた男が近付いてきた。

 「ケイタ、噂をしてたらそのアチェよ。」

 「アチェ、あのポーション屋の経営者のケイタだ。」

 「おお!あの!初めまして。私は【エイジス】のサブリーダーを任されていますアチェと申します。以後お見知り置き下さい。」

 「丁寧な挨拶感謝します。僕はナカムラケイタと申します。ケイタとお呼び下さい。」

 「ほら、アチェ堅いんだよ。ケイタもノリは良いから大丈夫だよ。お互いケイタとアチェでオーケーな!」

 アチェにも、僕の身の回りの話、僕にエイジスの話を教えていた事を伝えた。

 「それはリョウの言う通り是非ケイタにも【エイジス】に参加して貰いたいですね。ケイタのポーションや武器や防具はエイジス所属の冒険者ならみんな知ってるし、かなりの者が使ってると思います。冒険者の本音の声を聞けるとケイタの道具作りにもプラスになるかと。我々も使い易い武器防具や道具があれば冒険の危険が減るし、お互い有益な情報交換が出来るのでは?」

 アチェの言葉はいちいち納得出来た。

 「って言うことを俺も言いたかったんだ。」とリョウが雰囲気を明るくする。

 「確かにアチェの言う通りだと思います。でも僕は冒険には行かないつもりだし、僕のクランは今日初めて登録したばかりなんで少し実績を積んでからにさせて下さい。ズブの素人が高名な【エイジス】に入ったとなったら要らない注目を受けそうで……」

 「ケイタの言う事も一理あるな。でもケイタ、冒険に出ないのかい?冒険は危険もあるけど楽しいぜ?ケイタのレベルも相当なもんだろ?」

 僕は錬金術師なので、錬金術を使用した際のみに経験値が貯まりレベルアップしていた。がレベルアップした恩恵は、移動の時の足が早くなり疲れにくくなったぐらいしか実感がなかった。

 「僕は錬金術師なんで、戦闘はした事ないんです。あ!1回ゴブリンを倒した事があったな。ゴブリンの頭上に大きな岩を出して、重力で押し潰した事が!」

 「何だそりゃ!そんなゴブリンの倒し方見た事も聞いた事もないぜ!」

 「それは貴重なお話ですね(笑)ゴブリンを岩でペチャンコにする倒し方と……」

 「凄いというか、凄い発想というか。ケイタしか出来ないわね。」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

第3次パワフル転生野球大戦ACE

青空顎門
ファンタジー
宇宙の崩壊と共に、別宇宙の神々によって魂の選別(ドラフト)が行われた。 野球ゲームの育成モードで遊ぶことしか趣味がなかった底辺労働者の男は、野球によって世界の覇権が決定される宇宙へと記憶を保ったまま転生させられる。 その宇宙の神は、自分の趣味を優先して伝説的大リーガーの魂をかき集めた後で、国家間のバランスが完全崩壊する未来しかないことに気づいて焦っていた。野球狂いのその神は、世界の均衡を保つため、ステータスのマニュアル操作などの特典を主人公に与えて送り出したのだが……。 果たして運動不足の野球ゲーマーは、マニュアル育成の力で世界最強のベースボールチームに打ち勝つことができるのか!? ※小説家になろう様、カクヨム様、ノベルアップ+様、ノベルバ様にも掲載しております。

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)

葵セナ
ファンタジー
 主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?  管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…  不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。   曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!  ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。  初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)  ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。

アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記

ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
 ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。  そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。  【魔物】を倒すと魔石を落とす。  魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。  世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。

平民として生まれた男、努力でスキルと魔法が使える様になる。〜イージーな世界に生まれ変わった。

モンド
ファンタジー
1人の男が異世界に転生した。 日本に住んでいた頃の記憶を持ったまま、男は前世でサラリーマンとして長年働いてきた経験から。 今度生まれ変われるなら、自由に旅をしながら生きてみたいと思い描いていたのだ。 そんな彼が、15歳の成人の儀式の際に過去の記憶を思い出して旅立つことにした。 特に使命や野心のない男は、好きなように生きることにした。

魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました

紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。 国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です 更新は1週間に1度くらいのペースになります。 何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。 自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m

知識スキルで異世界らいふ

チョッキリ
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。

大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった! でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、 他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう! 主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!? はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!? いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。 色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。 *** 作品について *** この作品は、真面目なチート物ではありません。 コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております 重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、 この作品をスルーして下さい。 *カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。

とあるおっさんのVRMMO活動記

椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。 念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。 戦闘は生々しい表現も含みます。 のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。 また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり 一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。 また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や 無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという 事もございません。 また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。

処理中です...