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店は従業員に任せて僕は家具や調度品の作製に励む事にした。面倒だった叙勲パーティーだったが、せっかく開くなら、招待客をあっと驚かす様なパーティーにしたい。
屋敷の建設や魔道具や家具の作製で、僕のレベルのどんどんレベルアップしていった。
熱中していると時間はあっという間に過ぎていくもので、早くも日が暮れはじめていた。
「ケイタ様、集計が出来ました。確認をして頂きたいのですが、よろしいでしょうか?」
夕暮れに来ると言っていた商業者ギルドから派遣されているアレクさんだ。
「名刺交換した貴族の方がちょうど100名でございました。これ以上招待する方はおられませんか?」
「あ!!僕に土地を貸してくれているお婆さんが招待しろと言っていたので地主さんも追加して下さい。あとは商業者ギルドのギルドマスターのランドルフさんも招待した方がいいですよね?」
「そうですね。当ギルドマスターのランドルフは招待した方がいいでしょう。招待しないと後からずっとグチグチ言われますよ?あと地主さんって、大地主のカスミ婆ですね。サカイの立地の良い土地はほとんどカスミ婆の息が掛かった土地ですからね。了解致しました。お二人を招待名簿に追加しておきます。」
ランドルフさんを招待する気で良かった……お婆さんはやはり有名人のようだ。
「それでは訂正しまして、招待客が102名、配偶者が居られる方は配偶者を同伴すると思われます。独身の方も高齢なら長男など跡継ぎを同伴すると思われます。招待状に何名で来訪するか記入して返信しますので、返信が来ればはっきりした人数が分かりますが、やはり招待客と同伴者合わせて、200~300名は来る事を考えておく必要があると思います。」
うん、大丈夫だ。以前聞いていたのでそのつもりで準備している。
「あとは御者など、供回りの者達です。彼等はパーティーには参加しませんが、留め置く場所があれば好印象だと思います。」
供回りの者達には、従業員用の住居の食堂やロビーでいいだろう。軽食や飲み物を置いていたらいいのかな?
「屋敷も広くなったし、大丈夫そうですね!」
「はい、立派な叙勲パーティーが出来そうです。あとは家具や調度品を揃え、当日の料理や飲み物、それに使用する食器類ですね。それに印象に残る引き出物。当日に給仕をする人員も必要です。馬車の交通整理や案内もですね。」
当日はマリさん一家と従業員達に手伝って貰おうと思ったが、手が足りないかもしれない。
屋敷の建設や魔道具や家具の作製で、僕のレベルのどんどんレベルアップしていった。
熱中していると時間はあっという間に過ぎていくもので、早くも日が暮れはじめていた。
「ケイタ様、集計が出来ました。確認をして頂きたいのですが、よろしいでしょうか?」
夕暮れに来ると言っていた商業者ギルドから派遣されているアレクさんだ。
「名刺交換した貴族の方がちょうど100名でございました。これ以上招待する方はおられませんか?」
「あ!!僕に土地を貸してくれているお婆さんが招待しろと言っていたので地主さんも追加して下さい。あとは商業者ギルドのギルドマスターのランドルフさんも招待した方がいいですよね?」
「そうですね。当ギルドマスターのランドルフは招待した方がいいでしょう。招待しないと後からずっとグチグチ言われますよ?あと地主さんって、大地主のカスミ婆ですね。サカイの立地の良い土地はほとんどカスミ婆の息が掛かった土地ですからね。了解致しました。お二人を招待名簿に追加しておきます。」
ランドルフさんを招待する気で良かった……お婆さんはやはり有名人のようだ。
「それでは訂正しまして、招待客が102名、配偶者が居られる方は配偶者を同伴すると思われます。独身の方も高齢なら長男など跡継ぎを同伴すると思われます。招待状に何名で来訪するか記入して返信しますので、返信が来ればはっきりした人数が分かりますが、やはり招待客と同伴者合わせて、200~300名は来る事を考えておく必要があると思います。」
うん、大丈夫だ。以前聞いていたのでそのつもりで準備している。
「あとは御者など、供回りの者達です。彼等はパーティーには参加しませんが、留め置く場所があれば好印象だと思います。」
供回りの者達には、従業員用の住居の食堂やロビーでいいだろう。軽食や飲み物を置いていたらいいのかな?
「屋敷も広くなったし、大丈夫そうですね!」
「はい、立派な叙勲パーティーが出来そうです。あとは家具や調度品を揃え、当日の料理や飲み物、それに使用する食器類ですね。それに印象に残る引き出物。当日に給仕をする人員も必要です。馬車の交通整理や案内もですね。」
当日はマリさん一家と従業員達に手伝って貰おうと思ったが、手が足りないかもしれない。
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